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第1章 異世界と魔法学園へ!

第12話 洞窟へ!①

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~数日後~
 ランス達は授業でとある洞窟へと向かっていた。
「今日って何するんだ?」
 洞窟に行く最中に、聞いてみた。
「僕は分からない。」
「私も。」
 真ん中にランス、右にジーク、左にアリスの並びで歩いている。
「先生って肝心なこと教えてくれないよな。」
 走行言っている内に、到着した。
 先生が説明を開始する。
「今日の授業は、洞窟の魔物退治だ。」
 これまで魔物とは戦ったことが無かったから、いい体験になる。
「この授業では、結果次第では学院トーナメント戦の参加券を獲得できる可能性がある。」
 その瞬間、クラスのみんなのやる気が上がった。
 その前に聞いて起きたいことがあった。
「先生、俺たち3人はどうなるのですか?」
「君たち3人は既に参加されている為、この授業は君たちに任せるよ。つまり自由だ。」
 流石、推薦の力は偉大だ。
「では、この洞窟について話します。」
 皆、心して聞いた。
「この洞窟は、階層になっている。下に行けば行くほど、魔物の強さも上がっていく。ここは最大50まである。今の皆さんは最大10階までにしてください。」
 割と面白そうだ。
「あ、もう1つ忘れていました。くれぐれも死なないように。」
「では皆さん、入ってください。」
 クラスの皆は続々と入っていった。
 俺たち3人はこの後どうするか相談した。
「どうする?」
「洞窟には入りたい。」
 アリスがいち早くそう言った。
「極力皆の邪魔にならないようにしないとな。」
 洞窟に行く前に先生に聞いてみた。
「俺たち3人は何階まで行っていいのですか?」
 強さ的には、どこまで行けるか挑戦してみたい気持ちがあった。
「君たち3人だけは最大階層、50階まで行っていいよ。」
 まさかの答えに驚いた。
「これは生徒会長から、君たちならいいよって事らしい。あと、転移場所があるからそこから行ってもいいとの事だ。」
 生徒会長には感謝しないといけないと思った。
「じゃあどうする?」
「とりあえず、30まで行ってみる?」
「そうだね、行けそうだったら40までにしよう。」
 今はまだ50階層は行かないことにした。
 そして3人は洞窟に入っていった。
「魔物か―、楽しみだな―。」
「そうだな。」
「強いのいるかな?」
 3人ともワクワクしていた。
~30階層~
「30階は砂漠か。」
 辺り一面、砂漠が広がっていた。
「早く先に進みたいし、さっさとボス倒して行くぞ。」

 巨大サソリのボスと対面。
 ランスは暗黒剣ブラックソード
 ジークは雷撃剣ライトニングソード
 アリスは爆炎剣フレイムソード
 お互い魔法で作った剣のみで戦っている。
 3人のルールとして、剣以外の魔法は、超大物と戦うまて禁止にしている。
「ふん!」
「はぁ!」
 サソリの足を切って動きを止めた。
「アリス!頼む!!」
 アリスは上に飛んだ。
「はぁーー!!」
 サソリの体を両断した。
「連携もいい感じだね。」
「これなら40に行ってもいいんじゃない?」
「そうだな、早速行きますか。」
 ボスを倒した3人は次の階層へ向かった。

~40階層~
「森?」
 そこには、自然が広がっていた。
「洞窟でこんなに木があるものなのか?」
「まぁ洞窟というより、ダンジョンに近いからね。」
「行きましょ。」
 アリスの一言で、3人は歩き出した。
 しばらく歩いている時、アリスが違和感を感じた。
「ねぇ、魔物が見当たらないよ。」
「そういえば、一体も見てないな。」
 30階層は普通に歩いていれば、遭遇するレベルだった。
 それなのに40階層は一体も見ていない。
「みんな、剣を用意して。」
 3人とも剣を出し、構えた。
「恐らくだが、かなり強いボスがいるはずだ。」
 今まで魔物を見てないのを考えるとその答えになった。
「!?」
 ジークが何かに気付いた。
「みんなこの近くにいるぞ!」
ガサガサ
 茂みから音がきこえた。
「ジーク、アリス。悪いが少しの間、俺が指揮をとる!」
 この状況で単独は危険だと思った。
「分かった。」
「あなたを信じてる。」
「よし!行くぞ。」
 今の状況を瞬時に判断した。
「アリス!周りを燃やしてくれ。」
「やってみる。」
 アリスは剣に力を込めた。
火炎剣フレイムブレード
 周りが燃え、周りが見えやすくなった。
「ジーク!地面に強い雷を流してくれ。」
「そうしたら、お前たちにもダメージが来るぞ。」
 その対策は既にある。
「俺とアリスはジークが技を使った瞬間高く飛ぶ。だから遠慮なく打ってくれ。」
 ジークは納得した。
「分かった。じゃあ行くぞ。」
 俺とアリスは飛び、ジークは大量の電流を流した。
 その瞬間、隠れていた魔物が雄叫びをした。
「なるほどな、周りを見えやすくし、地面に電流を流すことで嫌でも姿を出させるって事か。」
 そして魔物が姿を現した。
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