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第1章 異世界と魔法学園へ!

第10話 新たなバトルへ!②

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 超爆裂火焔エクスプロージョンは、      圧倒的な破壊力を持つが、負担もかなり大きい。
「はぁ、はぁ、くっ。」
 アリスは膝から崩れ落ちだ。それと同時に不死鳥魂装フェニックスアーマーも解除された。
「これで…倒れてくれると…嬉しいの…だけど。」
 周り見渡した。すると、煙がはけていく。
 そこにいたのは…
「嘘…でしょ、なんで?」
 ランスが仁王立ちでいたからだ。
 しかも、ダメージを受けていなかった。
「どうして?直撃したはず…」
 有り得ない状況に混乱する。
「少し危なかったけど、ギリギリ間に合ったから、かな。」
 ランスが使ったのは単純に魔力外装マジックアーマーに使う魔力を高めただけだ。
 魔力を高め、鎧の厚を大きくしたのだ。
「なるほど、これは…勝つのは難しいね。」
 アリスは半ば、諦めていた。
 何故なら、ランスにダメージを与えられる自信が無かったからだ。だけど…
「だけど、まだ…負けた訳じゃない。」
 負けると分かっていても、勝負だけは終わる訳にはいかなかった。
「まだやる気か?身体が持たないぞ。」
 流石に心配になってくる。
「はぁ、はぁ、やるよ。だって…強くなるためつみには…強者と戦う必要がある。」
 己のプライドが勝る。
「…分かった。来い!」
「行くよ、全爆炎解除オーバーヒート!」
 全爆炎解除オーバーヒートは己の全ての炎を出し切る技、燃え尽きるまで戦い続ける。
 死んだりはしないが、しばらくは動けなくなる。
「それが、お前の全てを出した力か。」
 見てもわかる、さっきまでとは燃え上がる力がちがうことを。
 そして、技の構えをとった。
獄炎之豪炎ヘルグレイズ
 威力は超爆裂火焔エクスプロージョンと同格の威力を誇り、負担は少ない。しかし、全爆炎解除オーバーヒート状態でないと使えない。
「ここに来て、と同格か、楽しくなってきた。」
 そして、その攻撃を受けた。
 今1度力の差を見せるために…だが、その判断は間違いだ。
「!?魔力外装が、破壊されていく?」
 獄炎之豪炎ヘルグレイズには、隠された能力が存在する。それは、全てを破壊する力。
 どれほど強力な力で防いでも、確実に破壊する。
 それに気づいた時は、既に攻撃はくらっていた。
ズドーン
「まだだよ、獄炎之豪炎ヘルグレイズ!」
 続け様に2度目を打ってきた。
「その状態だと、ジーク同様か。」
 流石に2度喰らう訳にはいかないので、回避した。
「防御貫通で、何発も打てるか…」
 最強クラスの技だが、相手が悪かった。
「なら、その技。」
「?」
 一体どういうことなのか、その答えはすぐにきた。
闇獄炎之豪炎ダークヘルグレイズ_」
「!?」
 アリスが使った技と同じ技を使った。
 少し違うとこは、赤い炎ではなく、黒い炎ということ。
「くっ!獄炎之豪炎ヘルグレイズ!」
 互いの技がぶつかり合う。
 そして、もう1つ違う点がある。
「押されてる!?なぜ!?」
 これこそが闇の本来の力。
 相手の技を自分のものとして扱えられるれ、威力はオリジナルを超える。
 威力は魔力量によって変化する為、魔力無限のランスが使えば、相手の技を超えることなど容易いことだった。
「くっ!」
 押されていく一方のアリスは魔法を解除し、回避した。
「はぁ、流石にきつい…けど、コピーには弱点がある。」
「弱点?」
「コピーは初めての技はコピー出来ない。」
「…そんなことか。」
 俺の知らない弱点なのかと思ったのに。
「安心しろ、その弱点は克服済だ。」
 俺は1だけその弱点を打ち破る手段があった。
「だったら、その対策を使ってみろ。」
 しかし、あの技は危険すぎるため、には使うことはない。
「悪いが、使わない。」
「…私相手では、使う必要がないという訳か。」
 出来れば、このまま諦めてくれればいいのだが。
「…だったら、使わせるくらいの威力で打ち込む。」
 なんでそうなるか分からない。
「ふぅ―、行くぞ!」
 その瞬間、アリスから圧を感じた。
「はぁ―――!!」
 全爆炎解除オーバーヒート状態を更に上げてきた。
超爆炎解放オーバーバースト!!」
 超爆炎解放オーバーバーストは、全爆炎解除オーバーヒートよりも制限時間は更に短いが、威力は桁違いに上がる。
「全てを…かけてきたか!」
 アリスの燃え上がる力がよく分かる。
「…これでもまだ、使わないと言いますか。」
 アリスは覚悟の上で、あの技を使ったのだ。
 覚悟を決めた。
「……分かった。お前の覚悟に免じて使ってやる。ただし……」
 最後にアリスに忠告しておかないといけない。
。その場合、命は保証出来ない。」
 
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