6 / 18
エセ占い師と探し物
しおりを挟む
「ふあぁ……。随分と早い朝だな、マーシャ」
早朝。アタシはまだ寝ていたカイルを叩き起こして宿屋を後にしていた。
まだ町を歩く人はまばらで、広場で開かれている朝市の露店がちらほら営業を始めているくらいで、活気がない時間帯。
「いいから早く歩くっ! 昨日のおじさんにまた因縁つけられても面倒だし、今のうちに町を出るのっ!」
「あんな雑魚、何度でも返り討ちにしてやるぞ?」
「積極的に揉め事起こそうとしないでっ!?」
好戦的なカイルを連れて、アタシは朝ごはん代わりのりんごを朝市の露店で買うとさっさと町を後にする。
向かう先は隣町っ! といっても、歩いて6時間かかるんだけど……。馬車に乗せて貰うお金が勿体ないし、仕方ないっ。
幸い、道中モンスターに遭遇することもなく、お昼ぐらいには隣町に着いた。ギルドに続く街道にあったベーカリーでカイルと焼きたてパンを食べた後、アタシは目当ての商業ギルドの扉を開けたのだった。
「はぁ~。ここが話に聞いていたギルドか」
「そうだけど……。カイルはここじゃなくて隣の冒険者ギルドに行ったら? 登録したら身分証にもなるタグが貰えるし、剣闘士をやっていたんならモンスター退治の依頼もこなせるんじゃない?」
「それもいい案だな。が、登録料の持ち合わせがない」
カイルは腰に手を当てて堂々と言った。無一文なことをそんな自信満々に宣言しなくってもいいのに……。
「それから、……」
「それから?」
「……字が、読めないし、書けない」
今度は目を泳がせて、歯切れ悪くカイルはそう言った。登録するだけなら受付の人がやってくれるからいいけれど、依頼は基本的に掲示板に貼られた依頼書を見て自分に合ったものを選ぶ仕組みになっているから、文盲の人が一人で受注するのは難しい。
どんな依頼があるのか逐一、受付で聞く手もあるけど手間だし、それに受付の人だっていつも空いている訳じゃないから、確かに躊躇っちゃうか。
「もー。後で登録料貸してあげるから、タグだけでも貰っておいてね? 身分証がないと町の出入りもスムーズにいかなくなって、何かと不便なんだから」
「……、助かる」
冒険者ギルドは後で寄るとして、今はこの町の出店許可を貰わないと! 前回の反省を活かして、今回はただ安い場所じゃなくて治安が良さそうな所をお願いしよう。さっき寄ったベーカリー辺りとか人通りが多いし日当たりも良くてよさそうだったから、多少値が張ってもその辺りにしてみようかな。
占い師としてのアタシの知名度ってゼロだし、まずは色んな人に顔を覚えて貰うところから頑張ろう!
そう決意して、懐が寂しくなりつつもアタシはギルドの前の通り、ベーカリーの近くっていう好立地な場所に露店を構える許可を貰って、意気揚々と商業ギルドを後にした。
「よし、頑張るぞーっ! あ、カイルはどうするの? 冒険者ギルドの登録、先にすませちゃう?」
「いや、今から依頼を受けるには半端な時間だろうし、今日はお前のひっつき虫しとくよ」
「ふーん。いいけど、絶対に邪魔はしないでね!」
「わかってる、わかってる」
アタシは指定のスペースにレンタルした机と椅子を置いて、『占い屋』って大きく書いたテーブルクロスを敷いてから椅子に座った。これで勘違いおじさんは来ないはずっ。
後はお客さんが来るまで待てばいい。もう不良の相手は懲り懲りだし、優しそうなお姉さんとか来ないかなぁ。
「呼び込みもなしに人が来るのか?」
「静かにしてカイル。占い屋さんはミステリアスな雰囲気でいた方がお客さんが来るものなのっ!」
「そうか? テキトー言っているようにしか聞こえないが」
「アタシのやり方にいちいち口出ししないでよっ」
「あのぅ」
アタシの後ろに立つカイルと小声で言い合っていると、早速お客さんが話しかけてきた!
しかもおっとりとした上品そうなお姉さん!
「はい、何でしょうか!」
「ここで占っていただけるのですよね? いくらでしょうか?」
「初回ご利用ですと、今ならなんと10ガルです!」
リピーターができたり評判が上がるまではとにかく安くして、手軽にご利用してもらわないとね。
この値段設定で上品そうなお姉さんが依頼してくれるかドギマギしながら待っていると、お姉さんは可愛い花柄のお財布から10ガルコインをテーブルに置いてくれた。
「お支払いありがとうございます! それで、何を占いましょうか? 金運とか恋愛運とかの運勢? それともお仕事について?」
「なくし物を」
お姉さんは悲しげに話す。
「我がアトネ家に伝わる家宝《ドラゴンの涙》という魔石がどこにあるのか、占って欲しいのです」
しがない占い師には荷が重すぎる占いの依頼を。
姓名を持っているってことはお姉さんは貴族とか富豪とかいいところのお嬢さんってことになるし、そんな人が家宝なんて大事なものの行方を道端で露店やってる見ず知らずの小娘に訊く?
「ええっとぉ。探し物はお巡りさんや探偵にお願いした方がいいんじゃないですかね?」
「もう既にお願いしています。でも一向に見付からなくって……。ですので、今までと違う手段で探してみようと思ったのです」
藁にも縋る思いって感じで、お姉さんは切実な表情でアタシを見つめてくる。
うぅ、ここでテキトーに占ってやり過ごすことはできるけど、アタシの良心がチクチク痛んで苦しい。誰も見付けられていない物の行方をアタシが当てられる気はしないけど、少しでもそれっぽい場所を答えてあげた方がいいよね。
「家宝がなくなっちゃった、ってことは盗まれてしまったんですか?」
「いいえ、盗まれてはいないはずよ。町の外に持ち出して使用していたから」
「町の外?」
「ダンジョンの下層から出てきたモンスターを追い払うのに使ったの。《ドラゴンの涙》は魔法を強化してくれるから、町の為にもこうしてたまに持ち出すことがあるのよ。でも戦闘が終わった後、見当たらなくなってしまって……。指輪として肌身離さず身に付けていたのに、私、どこに落としてしまったのかしら」
はらはらと涙をこぼすお姉さんにアタシは胸を締めつけられる。アタシも昔雑用をしていた仕事場で備品を無くしちゃって、雇用主に沢山怒鳴られたことがあるから、自分事みたく感じちゃう。
お姉さんもアタシが見つけられるとは思っていないみたいで、瞳には希望も覇気もない。アタシが出来るのはちょっとでも慰めになる占いだと思って口を開こうとしたら、
「おい、その魔石を使用していたのはお前か?」
その前にカイルが話に入ってきた。
「ちょ、ちょっとカイル! お客さんをお前呼ばわりしないっ! それに邪魔しないでって言ったでしょ!?」
「いいから。……魔石を使用していたのは誰だ」
「ええと、私ですが」
「そうか。なら、見付けられるかもしれないぞ」
お姉さんの返答にカイルにっと口角を上げて、勝気な笑みを浮かべる。
ど、どう言うこと!?
早朝。アタシはまだ寝ていたカイルを叩き起こして宿屋を後にしていた。
まだ町を歩く人はまばらで、広場で開かれている朝市の露店がちらほら営業を始めているくらいで、活気がない時間帯。
「いいから早く歩くっ! 昨日のおじさんにまた因縁つけられても面倒だし、今のうちに町を出るのっ!」
「あんな雑魚、何度でも返り討ちにしてやるぞ?」
「積極的に揉め事起こそうとしないでっ!?」
好戦的なカイルを連れて、アタシは朝ごはん代わりのりんごを朝市の露店で買うとさっさと町を後にする。
向かう先は隣町っ! といっても、歩いて6時間かかるんだけど……。馬車に乗せて貰うお金が勿体ないし、仕方ないっ。
幸い、道中モンスターに遭遇することもなく、お昼ぐらいには隣町に着いた。ギルドに続く街道にあったベーカリーでカイルと焼きたてパンを食べた後、アタシは目当ての商業ギルドの扉を開けたのだった。
「はぁ~。ここが話に聞いていたギルドか」
「そうだけど……。カイルはここじゃなくて隣の冒険者ギルドに行ったら? 登録したら身分証にもなるタグが貰えるし、剣闘士をやっていたんならモンスター退治の依頼もこなせるんじゃない?」
「それもいい案だな。が、登録料の持ち合わせがない」
カイルは腰に手を当てて堂々と言った。無一文なことをそんな自信満々に宣言しなくってもいいのに……。
「それから、……」
「それから?」
「……字が、読めないし、書けない」
今度は目を泳がせて、歯切れ悪くカイルはそう言った。登録するだけなら受付の人がやってくれるからいいけれど、依頼は基本的に掲示板に貼られた依頼書を見て自分に合ったものを選ぶ仕組みになっているから、文盲の人が一人で受注するのは難しい。
どんな依頼があるのか逐一、受付で聞く手もあるけど手間だし、それに受付の人だっていつも空いている訳じゃないから、確かに躊躇っちゃうか。
「もー。後で登録料貸してあげるから、タグだけでも貰っておいてね? 身分証がないと町の出入りもスムーズにいかなくなって、何かと不便なんだから」
「……、助かる」
冒険者ギルドは後で寄るとして、今はこの町の出店許可を貰わないと! 前回の反省を活かして、今回はただ安い場所じゃなくて治安が良さそうな所をお願いしよう。さっき寄ったベーカリー辺りとか人通りが多いし日当たりも良くてよさそうだったから、多少値が張ってもその辺りにしてみようかな。
占い師としてのアタシの知名度ってゼロだし、まずは色んな人に顔を覚えて貰うところから頑張ろう!
そう決意して、懐が寂しくなりつつもアタシはギルドの前の通り、ベーカリーの近くっていう好立地な場所に露店を構える許可を貰って、意気揚々と商業ギルドを後にした。
「よし、頑張るぞーっ! あ、カイルはどうするの? 冒険者ギルドの登録、先にすませちゃう?」
「いや、今から依頼を受けるには半端な時間だろうし、今日はお前のひっつき虫しとくよ」
「ふーん。いいけど、絶対に邪魔はしないでね!」
「わかってる、わかってる」
アタシは指定のスペースにレンタルした机と椅子を置いて、『占い屋』って大きく書いたテーブルクロスを敷いてから椅子に座った。これで勘違いおじさんは来ないはずっ。
後はお客さんが来るまで待てばいい。もう不良の相手は懲り懲りだし、優しそうなお姉さんとか来ないかなぁ。
「呼び込みもなしに人が来るのか?」
「静かにしてカイル。占い屋さんはミステリアスな雰囲気でいた方がお客さんが来るものなのっ!」
「そうか? テキトー言っているようにしか聞こえないが」
「アタシのやり方にいちいち口出ししないでよっ」
「あのぅ」
アタシの後ろに立つカイルと小声で言い合っていると、早速お客さんが話しかけてきた!
しかもおっとりとした上品そうなお姉さん!
「はい、何でしょうか!」
「ここで占っていただけるのですよね? いくらでしょうか?」
「初回ご利用ですと、今ならなんと10ガルです!」
リピーターができたり評判が上がるまではとにかく安くして、手軽にご利用してもらわないとね。
この値段設定で上品そうなお姉さんが依頼してくれるかドギマギしながら待っていると、お姉さんは可愛い花柄のお財布から10ガルコインをテーブルに置いてくれた。
「お支払いありがとうございます! それで、何を占いましょうか? 金運とか恋愛運とかの運勢? それともお仕事について?」
「なくし物を」
お姉さんは悲しげに話す。
「我がアトネ家に伝わる家宝《ドラゴンの涙》という魔石がどこにあるのか、占って欲しいのです」
しがない占い師には荷が重すぎる占いの依頼を。
姓名を持っているってことはお姉さんは貴族とか富豪とかいいところのお嬢さんってことになるし、そんな人が家宝なんて大事なものの行方を道端で露店やってる見ず知らずの小娘に訊く?
「ええっとぉ。探し物はお巡りさんや探偵にお願いした方がいいんじゃないですかね?」
「もう既にお願いしています。でも一向に見付からなくって……。ですので、今までと違う手段で探してみようと思ったのです」
藁にも縋る思いって感じで、お姉さんは切実な表情でアタシを見つめてくる。
うぅ、ここでテキトーに占ってやり過ごすことはできるけど、アタシの良心がチクチク痛んで苦しい。誰も見付けられていない物の行方をアタシが当てられる気はしないけど、少しでもそれっぽい場所を答えてあげた方がいいよね。
「家宝がなくなっちゃった、ってことは盗まれてしまったんですか?」
「いいえ、盗まれてはいないはずよ。町の外に持ち出して使用していたから」
「町の外?」
「ダンジョンの下層から出てきたモンスターを追い払うのに使ったの。《ドラゴンの涙》は魔法を強化してくれるから、町の為にもこうしてたまに持ち出すことがあるのよ。でも戦闘が終わった後、見当たらなくなってしまって……。指輪として肌身離さず身に付けていたのに、私、どこに落としてしまったのかしら」
はらはらと涙をこぼすお姉さんにアタシは胸を締めつけられる。アタシも昔雑用をしていた仕事場で備品を無くしちゃって、雇用主に沢山怒鳴られたことがあるから、自分事みたく感じちゃう。
お姉さんもアタシが見つけられるとは思っていないみたいで、瞳には希望も覇気もない。アタシが出来るのはちょっとでも慰めになる占いだと思って口を開こうとしたら、
「おい、その魔石を使用していたのはお前か?」
その前にカイルが話に入ってきた。
「ちょ、ちょっとカイル! お客さんをお前呼ばわりしないっ! それに邪魔しないでって言ったでしょ!?」
「いいから。……魔石を使用していたのは誰だ」
「ええと、私ですが」
「そうか。なら、見付けられるかもしれないぞ」
お姉さんの返答にカイルにっと口角を上げて、勝気な笑みを浮かべる。
ど、どう言うこと!?
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
勇者パーティに裏切られた劣等騎士、精霊の姫に拾われ《最強》騎士に覚醒する
とんこつ毬藻
ファンタジー
勇者グラシャスとともに魔族討伐の旅を続けていた騎士の少年レイ。彼は実力不足を理由にグラシャスから劣等騎士と馬鹿にされていた。
そんなある日の夜、レイはグラシャスが闇組織と繋がっている現場を目撃してしまう。そしてこともあろうに、グラシャスだけでなく仲間の聖女や女弓使いまでもが闇組織と繋がっていた。
仲間の裏切りを受け、レイはその場で殺されてしまう。しかし、生と死の狭間の世界でレイに語りかけてくる者がいた。
その者は闇の精霊姫を名乗り、とある代償と引き換えに、レイに新たな力と命を与え、蘇らせてくれると言う。
彼女の提案を受け入れ、新たな命を手に入れたレイは、最強の精霊騎士として覚醒し、絶大な力を使い、世界を無双する。
「待っていろグラシャス、お前は僕……いや、俺がブッ潰す……ッッ!!」
※ 残酷な開幕から始まる追放系王道ファンタジーです。
※ 「小説家になろう」「ノベルアッププラス」にて先行公開の作品
(https://ncode.syosetu.com/n2923gh/)となります。
※ 本作はとんこつ毬藻・銀翼のぞみの合作となります。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【R18】異世界魔剣士のハーレム冒険譚~病弱青年は転生し、極上の冒険と性活を目指す~
泰雅
ファンタジー
病弱ひ弱な青年「青峰レオ」は、その悲惨な人生を女神に同情され、異世界に転生することに。
女神曰く、異世界で人生をしっかり楽しめということらしいが、何か裏がある予感も。
そんなことはお構いなしに才覚溢れる冒険者となり、女の子とお近づきになりまくる状況に。
冒険もエロも楽しみたい人向け、大人の異世界転生冒険活劇始まります。
・【♡(お相手の名前)】はとりあえずエロイことしています。悪しからず。
・【☆】は挿絵があります。AI生成なので細部などの再現は甘いですが、キャラクターのイメージをお楽しみください。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・思想・名称などとは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※この物語のえちちなシーンがある登場人物は全員18歳以上の設定です。
ピコーン!と技を閃く無双の旅!〜クラス転移したけど、システム的に俺だけハブられてます〜
あけちともあき
ファンタジー
俺、多摩川奥野はクラスでも浮いた存在でボッチである。
クソなクラスごと異世界へ召喚されて早々に、俺だけステータス制じゃないことが発覚。
どんどん強くなる俺は、ふわっとした正義感の命じるままに世界を旅し、なんか英雄っぽいことをしていくのだ!
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる