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第九章 《植物型》攻略編
第169話 セキュリティの穴
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パラスWHO協会の会長の遺体が発見されたのは、《植物型》騒動が起きた特殊学会が終わった、翌朝の事だった。
パラスを縦断するかのように流れる大きな川、そこに架けられた大橋の下で、首がない状態で見付かったのだ。DNA鑑定によって本人と断定でき、状態からして他殺と判断されたものの、それ以上の詳細はわからなかった。
《植物型》の感染者を会議場に持ち込んだ、バイオテロの首謀者。という疑惑をかけられていた会長。
彼が亡くなっていた以上、この事件は被疑者死亡のまま書類送検される運びとなった。
どうやって秘密裏に感染者をコンベンションセンターに持ち込んだのか。どうやってバイオテロのタイミングを操作したのか。どうしてバイオテロを起こしたのか。どうして学会時に『フルグライト』という偽名を名乗ったのか。
様々な疑問が解消されないままの、幕引きだった。
***
「はいとゆ~訳で~。僕とモーズは休暇を申請しま~す」
人工島アバトンの早朝。オフィウクス・ラボの共同研究室にて。
特殊学会を終えモーズと共に無事に戻ってきたパウルは、翌朝の始業時間、ユストゥス、フリッツ、フリーデンの前でそう宣言していた。
「朝イチに宣言する事がそれか?」
「後輩がいちいち口出ししないっ! ……悪いけど貧血が回復しきってなくてね。一日休ませて貰うよ、ユストゥス」
「それは構わんが、わざわざ伝える必要はないだろう」
クスシの勤務体系の規約は一応あるものの、それは形だけで研究するも休むも各々好きに過ごしている。
そもそも個別研究室にこもり、ろくに連絡を取り合わないクスシの方が多いのだ。勝手に判断し勝手に行動するのも全て自己責任の元、許される。
「これは僕の悪足掻きだよ。この後、好奇心野郎に連絡取るつもりだっただろう? 昨日連絡してきた、『モーズにアイギスを使いこなせる』って案を実行するにはそれが一番、有効だと僕も思う。けど……疲れているから日程延ばせ。以上」
パウルがわざわざ3人の前で、モーズを巻き込んで休暇宣言をしたのは、〈好奇心の塊〉たる先輩を呼び付けるのを遅らせて欲しかったからだ。
なんならパウルはできれば一生、〈彼〉には個別研究室にこもっていて欲しかったりする。
「その、パウルさん? いきなり休暇と言われましても、私は研究や訓練をしたくてですね……」
「学会終わったばっかで何言ってんの? 僕の為にもお前は休むんだよ! フリーデン、監視っ!」
「え、俺?」
「先輩の言うことは聞くっ!」
「無茶苦茶だなぁ」
パウルにモーズの監視を命じられてしまったフリーデンは、仕方なくモーズを連れて共同研究室を出ていった。
研究室に残ったのはユストゥス、フリッツ、パウルの3人。そこでパウルは丸椅子に座って、2人と向き合う。
「で、本題なんだけど」
そして昨日の特殊学会、正確には《植物型》による菌床騒動について話し出した。
「『フルグライト』って名乗っていたステージ6っぽい奴は、フリッツの報告にあった連中と類似点が多い。暫定的にだけど僕もステージ6の存在は認めるよ」
「貴方の見解を聞けたのは嬉しいけれど、わざわざモーズくんを追い出さなくてもよかったのでは?」
「あいつにも後で話そうとは思うけど、今は余計な情報を与えると混乱するだろうからね。1ヶ月の研修期間が終わったといっても新人は新人。学会の準備が挟まったのもあって、指導が半端になっている所もあるだろう? まだまだ覚える事は多い。何より今は、アイギスを使いこなすのが最優先だ。ゆっくり身体を休めて血を蓄えて貰わなくっちゃ」
「アイギスといえば、パウルのアイギスの挙動が昨日、おかしかっただろう? 心当たりはあるか?」
《植物型》の蔦状菌糸に抵抗もせず動きを封じられていた、パウルのアイギス。
フリッツとユストゥスよりも格段に扱いが上手い彼のアイギスが不可解な動きを取っていたのだ、疑問にも思う。
「それ。僕が一番話したかったこと」
パウルは右手をあげると、手首からにょきりとアイギスの口腕触手を出す。
今は何の問題もなく指示を出せて、使役できている。
「その前に。フリッツ、君がクスシになる直前、感染病棟の隔離病室のロックが強制的に解除されたんだよね? 原因って判明してる?」
「それが、ダニエル……僕の友人の持っていたカードキーで誤作動を起こしてロックが解除された、という報告は受けているのだけれど、彼が使ったカードキーは病棟の備品でも何でもない、事前チャージ式の、交通機関が発行しているICカードだった。それでどうしてロックが解除されたのか、警察も未だに掴めていないみたいだ」
「うん。ロベルト院長の感染病棟のロックが解除された件も、似たような感じだったね。モーズがロック解除の操作をした記録が残っているみたいたけど、実際に解除をした患者の母親が持っていたのは、病棟とは関係ないビジネスホテルのカードキーだった」
「パウル、何が言いたい?」
「急かさないで、ユストゥス。これが最後だ。……ネグラのロックを解除して侵入した国連警察がいたんだろう? そいつの持ち物は調べた?」
断りなくアバトンにやってきて、ウミヘビの居住区であるネグラに侵入してきた国連警察マイク。その後、意識を失ったのを良いことにユストゥス達は彼の持ち物検査をした。
記録機器の類を片端から没収し、データ消却後に返却。その際、ネグラのロックを解除しただろうフリーパスも探したのだが……。
「調べた、が、奴が持っていたカードはクレジットカードのみだった。ロックを解除してきた警察官本人にも話を聞いた所、なんとそのクレジットカードの内の1つでネグラの中に入ったと言うではないか。そしてそのカードは亡くなった部下から渡された、と言っていた」
その部下とは、ステージ6として処分されたネフェリンの事だ。
「上層部から支給されたと部下は話していたらしいが、虚偽だったと判明。今、警官本人に出所を探って貰って……」
「へぇ~。ふぅ~ん。なるほどねぇ~」
そこでパウルは背中を大きく仰け反り、後ろの実験台を背凭れがわりにする。
「僕、会議場で電波障害が起きたって話したよね?」
「うん。その報告は受けているよ」
「アイギスが途中で言うことを聞かなくなったって話もしているよね?」
「知っている。故にその原因に心当たりがないか、まさに今、訊いているのだが?」
「心当たり、あるね」
パウルは断言した。
「ステージ6、に限定されるかはわからないけど……。あいつら、電気信号で電気そのもののコントロールができるんだろう。菌糸を操るのと同じようにアイギスもある程度、操れる。けど宿主との距離が近ければ影響はほぼないみたい。
――厄介なのはここからだ。多分その電気のコントロールは、カードキーなどの媒体を通せば遠隔でも、できる」
電気系統の、支配。
それは石油、石炭、天然ガスなどのエネルギーがほぼ全て廃れ、車も家電もタバコも全て電気が主流となった24世紀現代に、致命傷を与えられる力。
「セキュリティ、筒抜けになるよ」
パラスを縦断するかのように流れる大きな川、そこに架けられた大橋の下で、首がない状態で見付かったのだ。DNA鑑定によって本人と断定でき、状態からして他殺と判断されたものの、それ以上の詳細はわからなかった。
《植物型》の感染者を会議場に持ち込んだ、バイオテロの首謀者。という疑惑をかけられていた会長。
彼が亡くなっていた以上、この事件は被疑者死亡のまま書類送検される運びとなった。
どうやって秘密裏に感染者をコンベンションセンターに持ち込んだのか。どうやってバイオテロのタイミングを操作したのか。どうしてバイオテロを起こしたのか。どうして学会時に『フルグライト』という偽名を名乗ったのか。
様々な疑問が解消されないままの、幕引きだった。
***
「はいとゆ~訳で~。僕とモーズは休暇を申請しま~す」
人工島アバトンの早朝。オフィウクス・ラボの共同研究室にて。
特殊学会を終えモーズと共に無事に戻ってきたパウルは、翌朝の始業時間、ユストゥス、フリッツ、フリーデンの前でそう宣言していた。
「朝イチに宣言する事がそれか?」
「後輩がいちいち口出ししないっ! ……悪いけど貧血が回復しきってなくてね。一日休ませて貰うよ、ユストゥス」
「それは構わんが、わざわざ伝える必要はないだろう」
クスシの勤務体系の規約は一応あるものの、それは形だけで研究するも休むも各々好きに過ごしている。
そもそも個別研究室にこもり、ろくに連絡を取り合わないクスシの方が多いのだ。勝手に判断し勝手に行動するのも全て自己責任の元、許される。
「これは僕の悪足掻きだよ。この後、好奇心野郎に連絡取るつもりだっただろう? 昨日連絡してきた、『モーズにアイギスを使いこなせる』って案を実行するにはそれが一番、有効だと僕も思う。けど……疲れているから日程延ばせ。以上」
パウルがわざわざ3人の前で、モーズを巻き込んで休暇宣言をしたのは、〈好奇心の塊〉たる先輩を呼び付けるのを遅らせて欲しかったからだ。
なんならパウルはできれば一生、〈彼〉には個別研究室にこもっていて欲しかったりする。
「その、パウルさん? いきなり休暇と言われましても、私は研究や訓練をしたくてですね……」
「学会終わったばっかで何言ってんの? 僕の為にもお前は休むんだよ! フリーデン、監視っ!」
「え、俺?」
「先輩の言うことは聞くっ!」
「無茶苦茶だなぁ」
パウルにモーズの監視を命じられてしまったフリーデンは、仕方なくモーズを連れて共同研究室を出ていった。
研究室に残ったのはユストゥス、フリッツ、パウルの3人。そこでパウルは丸椅子に座って、2人と向き合う。
「で、本題なんだけど」
そして昨日の特殊学会、正確には《植物型》による菌床騒動について話し出した。
「『フルグライト』って名乗っていたステージ6っぽい奴は、フリッツの報告にあった連中と類似点が多い。暫定的にだけど僕もステージ6の存在は認めるよ」
「貴方の見解を聞けたのは嬉しいけれど、わざわざモーズくんを追い出さなくてもよかったのでは?」
「あいつにも後で話そうとは思うけど、今は余計な情報を与えると混乱するだろうからね。1ヶ月の研修期間が終わったといっても新人は新人。学会の準備が挟まったのもあって、指導が半端になっている所もあるだろう? まだまだ覚える事は多い。何より今は、アイギスを使いこなすのが最優先だ。ゆっくり身体を休めて血を蓄えて貰わなくっちゃ」
「アイギスといえば、パウルのアイギスの挙動が昨日、おかしかっただろう? 心当たりはあるか?」
《植物型》の蔦状菌糸に抵抗もせず動きを封じられていた、パウルのアイギス。
フリッツとユストゥスよりも格段に扱いが上手い彼のアイギスが不可解な動きを取っていたのだ、疑問にも思う。
「それ。僕が一番話したかったこと」
パウルは右手をあげると、手首からにょきりとアイギスの口腕触手を出す。
今は何の問題もなく指示を出せて、使役できている。
「その前に。フリッツ、君がクスシになる直前、感染病棟の隔離病室のロックが強制的に解除されたんだよね? 原因って判明してる?」
「それが、ダニエル……僕の友人の持っていたカードキーで誤作動を起こしてロックが解除された、という報告は受けているのだけれど、彼が使ったカードキーは病棟の備品でも何でもない、事前チャージ式の、交通機関が発行しているICカードだった。それでどうしてロックが解除されたのか、警察も未だに掴めていないみたいだ」
「うん。ロベルト院長の感染病棟のロックが解除された件も、似たような感じだったね。モーズがロック解除の操作をした記録が残っているみたいたけど、実際に解除をした患者の母親が持っていたのは、病棟とは関係ないビジネスホテルのカードキーだった」
「パウル、何が言いたい?」
「急かさないで、ユストゥス。これが最後だ。……ネグラのロックを解除して侵入した国連警察がいたんだろう? そいつの持ち物は調べた?」
断りなくアバトンにやってきて、ウミヘビの居住区であるネグラに侵入してきた国連警察マイク。その後、意識を失ったのを良いことにユストゥス達は彼の持ち物検査をした。
記録機器の類を片端から没収し、データ消却後に返却。その際、ネグラのロックを解除しただろうフリーパスも探したのだが……。
「調べた、が、奴が持っていたカードはクレジットカードのみだった。ロックを解除してきた警察官本人にも話を聞いた所、なんとそのクレジットカードの内の1つでネグラの中に入ったと言うではないか。そしてそのカードは亡くなった部下から渡された、と言っていた」
その部下とは、ステージ6として処分されたネフェリンの事だ。
「上層部から支給されたと部下は話していたらしいが、虚偽だったと判明。今、警官本人に出所を探って貰って……」
「へぇ~。ふぅ~ん。なるほどねぇ~」
そこでパウルは背中を大きく仰け反り、後ろの実験台を背凭れがわりにする。
「僕、会議場で電波障害が起きたって話したよね?」
「うん。その報告は受けているよ」
「アイギスが途中で言うことを聞かなくなったって話もしているよね?」
「知っている。故にその原因に心当たりがないか、まさに今、訊いているのだが?」
「心当たり、あるね」
パウルは断言した。
「ステージ6、に限定されるかはわからないけど……。あいつら、電気信号で電気そのもののコントロールができるんだろう。菌糸を操るのと同じようにアイギスもある程度、操れる。けど宿主との距離が近ければ影響はほぼないみたい。
――厄介なのはここからだ。多分その電気のコントロールは、カードキーなどの媒体を通せば遠隔でも、できる」
電気系統の、支配。
それは石油、石炭、天然ガスなどのエネルギーがほぼ全て廃れ、車も家電もタバコも全て電気が主流となった24世紀現代に、致命傷を与えられる力。
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