131 / 355
第七章 死に損ないのフリードリヒ
第130話 汚れた両手
しおりを挟む
モーズがフランスの中学校に入学した年、11歳になった頃だったか。
フランチェスコとは孤児院の食堂の長机で、よくチェスの対戦をしていた。
『勝った!』
『……むぅ。もう一度』
そしてその日はフランチェスコのクイーンの駒にモーズのキングの駒が倒されて、チェックメイトされてしまった。
『駄目で~す。僕はこれからご飯当番だからもう行かないと』
『ぐぅ。じゃあご飯を食べた後に再戦を』
『いやご飯を食べたら勉強しなきゃでしょ、僕たち』
フランチェスコがチェス盤の横に積み上げられた教科書に視線を向ける。そもそも休日の勉強会を2人で開いていた所に、息抜きとしてチェスを一戦交えたのだ。本来の目的は勉強である。
将来、医大に入る為の勉強。
孤児で経済力のない2人だが、学費は国の援助で心配する必要はない。しかしお金がない以上、2人は塾に通う事も浪人する事もできない。だからストレートで入学できるように、今から懸命に勉強に打ち込んでいた。
『お薬を作るのってこんなに大変なんだねぇ。覚えること多くて頭がパンクしそう』
『普通に生活をしているうえでは、あまり縁のない知識だからね。けれどやることは料理を作るのと同じだよ。材料と道具と手順を一つ一つ覚えていけばいい』
『むぐぐっ! 簡単に言わないでよ~っ!』
フランチェスコは椅子から立ち上がって、両腕を大袈裟にぶんぶんと振り回す。
『でも本当のことだ。実際、お薬も作っていた昔の化学者……《錬金術師》っていうお仕事をしていた人は、作業手順や使う道具が似ているとかで、台所で作業をしていた人もいたんだって』
『えっ! それ本当の話なの!?』
『えっと確か、この本に挿絵が……』
『わぁ、一気に身近に感じてきた~っ!』
モーズは教科書と一緒に重ねていた医学の歴史書を引っ張り出して、錬金術師について書かれたページを開く。
そのページの挿絵には白い髭をたっぷり蓄えた老人が台所でフラスコを持っていて、それを見たフランチェスコは興奮してその場でぴょんと飛び跳ねた。
『ご飯当番も気合い入っちゃうかも! 晩ご飯、楽しみに待っていてねモーズ!』
『気合いを入れるのはいいけど、包丁で指を切らないようにね。キコ』
『気を付けま~す!』
ぱたぱと軽快な足取りで台所に向かうフランチェスコを見送って、モーズは歴史書を閉じるとチェスをやる前に読んでいた教科書の続きを読み始める。
『キコのためにも、ぼくも気合いを入れなくっちゃ』
勉強は大変で、チェスのように楽しくはないし、よくわからない単語の羅列を見ると頭が痛くなる。
それでも、兄弟のように育ったフランチェスコが喜ぶ姿が見たくって、モーズは必死に喰らい付いていった。
『……あれ?』
続きを読むのを再開してから少しして、ほんの一瞬、教科書の白いページが真っ赤に染まる。
血管が張り巡ったかのような、剥き出しの臓器を投影したかのような、赤。
『紅茶でも、こぼしちゃったっけ……?』
しかし瞬き一つした後にはは真っ白な物に戻っていて、先程の鮮やかな赤は幻覚か目の錯覚だったのだとわかる。
ずっと同じ姿勢をしていたから、疲れでも出てしまったのだろうか。そう思ったモーズは軽く伸びをしたり足をぶらぶらさせたりして、また勉強を再開した。
その後も、時折り視界の端に赤が映った気がしたが、きっと、気の所為だろう。
◆
アメリカを発った飛行機は夜遅くに人工島アバトンへ辿り着き、無事に着陸をこなしてくれた。
飛行機から降りたフリッツは帰還と遠征結果の報告をする為に、寄宿舎には行かずにラボの巨塔へと向かう。そして2階の共同研究室で帰りを待ってくれていたユストゥスの元へ駆け付けた。
「ただいま。怪我人なしで帰れたよ、ユストゥス」
「そうか」
「貧血も何とか回避できた。それに今回は大きな収穫を得られたんだ。水銀くん発案の実験がうまいこと成功してね。もう話は聞いたかな? あとモーズくんだけが聞こえる感染者の声、菌類ネットワークアクセスの裏付けがほぼ取れたのも大きい。この結果だけで感染者の意識レベルを断言する事は出来ないけれど、大きな指標の一つに」
「フリッツ」
捲し立てるように喋るフリッツの声を遮った上で、ユストゥスは喋る。
「もう今日は休め。傷が酷い」
「ユストゥス、僕は怪我なんて……」
「フリードリヒ」
そして彼は丸椅子から立ち上がると、フリッツの、フリードリヒの目の前まで歩を進め、彼の胸元にそっと手を置いた。
「ここを負傷しておいて、無傷とは言わせんぞ」
心。精神。感情。曖昧で形のないもの。目に見えないもの。
だと言うのにユストゥスはそのままフリードリヒのフェイスマスクのベルトを外してきて、素顔を晒させて、
「ここでは耐えなくて、いい」
心の仮面さえ、剥がしてきた。
ふと、フリードリヒの瞳から涙が零れ落ちる。一つ零れ落ちれば、そのままぼろぼろととめどなく涙は溢れてきて。
「う、あ……。うわぁああああ……!!」
彼はユストゥスの胸の中で、子供のように泣きじゃくってしまった。
ユストゥスは何も言わないまま涙を流す彼の背中に手を回すと、幼児をあやすようにずっとさすり続けたのだった。
「これは、入れねぇな……」
「あぁ、無理だな……」
その光景の一部始終を、共同研究室の扉の側で見ていたモーズとフリーデンは入室を断念した。
ちなみに何故フリーデンもいるのかというと、彼は港までモーズらを出迎えに行って一緒にラボに入ったからだ。
「まぁもう夜で就業時間過ぎている時間だし、長距離遠征でモーズも疲れまくっているだろ。ユストゥスさんに報告するのは明日にして寄宿舎で休もうぜ?」
「それもそうだな」
頭を切り替えた2人は踵を返し、さっさとエレベーターに乗ってエントランスへ向かう。
「クリスさんの事は残念だったなぁ。しかも意識レベルを保っている可能性が高い、っていう実験結果が出たのも辛いな。俺もう数え切れないぐらいの人を殺している事になるわ」
「現状、そうするしかないんだ。わかっていてもどうしようもない。私も処分作業で人を殺めている。クスシは皆、同じ事だろう」
「でも、モーズはまだ直接は殺していないじゃん? アイギスを使って処分した事もさ。些細な差かもしれないけど、これ結構大きいと思うんだよ。心情的には。あ、それとも感染病棟で患者を安楽死させた事あるとか?」
「……いや、ないな」
モーズが感染病棟に勤めた1年の間に担当したステージ4患者の人数は、片手で数えられるほど。
モーズはその患者本人や身内に、安楽死ではなくコールドスリープを選ぶよう、選んでくれるよう懇々と説得をし、納得のいくまで話し合った。
その結果か患者本人や身内は全員コールドスリープを望んでくれて、モーズは安楽死を行った事はなかった。
「手を汚した事のない私が物を語るのは烏滸がましい、か」
「んえっ!? いや、そういう事を伝えたかったんじゃなくて~っ! こんなの嫌な体験、経験しないに越した事はないだろ! だからモーズはこのままでいられたらいいな、って思ったんだよ。せめて後輩には、平和的に居て欲しいじゃん?」
「……有難う、フリーデン。よき先輩に恵まれて、私は幸せ者だな」
「うぐっ! 不意打ち先輩呼びは俺に効くっ!!」
「えっ」
フランチェスコとは孤児院の食堂の長机で、よくチェスの対戦をしていた。
『勝った!』
『……むぅ。もう一度』
そしてその日はフランチェスコのクイーンの駒にモーズのキングの駒が倒されて、チェックメイトされてしまった。
『駄目で~す。僕はこれからご飯当番だからもう行かないと』
『ぐぅ。じゃあご飯を食べた後に再戦を』
『いやご飯を食べたら勉強しなきゃでしょ、僕たち』
フランチェスコがチェス盤の横に積み上げられた教科書に視線を向ける。そもそも休日の勉強会を2人で開いていた所に、息抜きとしてチェスを一戦交えたのだ。本来の目的は勉強である。
将来、医大に入る為の勉強。
孤児で経済力のない2人だが、学費は国の援助で心配する必要はない。しかしお金がない以上、2人は塾に通う事も浪人する事もできない。だからストレートで入学できるように、今から懸命に勉強に打ち込んでいた。
『お薬を作るのってこんなに大変なんだねぇ。覚えること多くて頭がパンクしそう』
『普通に生活をしているうえでは、あまり縁のない知識だからね。けれどやることは料理を作るのと同じだよ。材料と道具と手順を一つ一つ覚えていけばいい』
『むぐぐっ! 簡単に言わないでよ~っ!』
フランチェスコは椅子から立ち上がって、両腕を大袈裟にぶんぶんと振り回す。
『でも本当のことだ。実際、お薬も作っていた昔の化学者……《錬金術師》っていうお仕事をしていた人は、作業手順や使う道具が似ているとかで、台所で作業をしていた人もいたんだって』
『えっ! それ本当の話なの!?』
『えっと確か、この本に挿絵が……』
『わぁ、一気に身近に感じてきた~っ!』
モーズは教科書と一緒に重ねていた医学の歴史書を引っ張り出して、錬金術師について書かれたページを開く。
そのページの挿絵には白い髭をたっぷり蓄えた老人が台所でフラスコを持っていて、それを見たフランチェスコは興奮してその場でぴょんと飛び跳ねた。
『ご飯当番も気合い入っちゃうかも! 晩ご飯、楽しみに待っていてねモーズ!』
『気合いを入れるのはいいけど、包丁で指を切らないようにね。キコ』
『気を付けま~す!』
ぱたぱと軽快な足取りで台所に向かうフランチェスコを見送って、モーズは歴史書を閉じるとチェスをやる前に読んでいた教科書の続きを読み始める。
『キコのためにも、ぼくも気合いを入れなくっちゃ』
勉強は大変で、チェスのように楽しくはないし、よくわからない単語の羅列を見ると頭が痛くなる。
それでも、兄弟のように育ったフランチェスコが喜ぶ姿が見たくって、モーズは必死に喰らい付いていった。
『……あれ?』
続きを読むのを再開してから少しして、ほんの一瞬、教科書の白いページが真っ赤に染まる。
血管が張り巡ったかのような、剥き出しの臓器を投影したかのような、赤。
『紅茶でも、こぼしちゃったっけ……?』
しかし瞬き一つした後にはは真っ白な物に戻っていて、先程の鮮やかな赤は幻覚か目の錯覚だったのだとわかる。
ずっと同じ姿勢をしていたから、疲れでも出てしまったのだろうか。そう思ったモーズは軽く伸びをしたり足をぶらぶらさせたりして、また勉強を再開した。
その後も、時折り視界の端に赤が映った気がしたが、きっと、気の所為だろう。
◆
アメリカを発った飛行機は夜遅くに人工島アバトンへ辿り着き、無事に着陸をこなしてくれた。
飛行機から降りたフリッツは帰還と遠征結果の報告をする為に、寄宿舎には行かずにラボの巨塔へと向かう。そして2階の共同研究室で帰りを待ってくれていたユストゥスの元へ駆け付けた。
「ただいま。怪我人なしで帰れたよ、ユストゥス」
「そうか」
「貧血も何とか回避できた。それに今回は大きな収穫を得られたんだ。水銀くん発案の実験がうまいこと成功してね。もう話は聞いたかな? あとモーズくんだけが聞こえる感染者の声、菌類ネットワークアクセスの裏付けがほぼ取れたのも大きい。この結果だけで感染者の意識レベルを断言する事は出来ないけれど、大きな指標の一つに」
「フリッツ」
捲し立てるように喋るフリッツの声を遮った上で、ユストゥスは喋る。
「もう今日は休め。傷が酷い」
「ユストゥス、僕は怪我なんて……」
「フリードリヒ」
そして彼は丸椅子から立ち上がると、フリッツの、フリードリヒの目の前まで歩を進め、彼の胸元にそっと手を置いた。
「ここを負傷しておいて、無傷とは言わせんぞ」
心。精神。感情。曖昧で形のないもの。目に見えないもの。
だと言うのにユストゥスはそのままフリードリヒのフェイスマスクのベルトを外してきて、素顔を晒させて、
「ここでは耐えなくて、いい」
心の仮面さえ、剥がしてきた。
ふと、フリードリヒの瞳から涙が零れ落ちる。一つ零れ落ちれば、そのままぼろぼろととめどなく涙は溢れてきて。
「う、あ……。うわぁああああ……!!」
彼はユストゥスの胸の中で、子供のように泣きじゃくってしまった。
ユストゥスは何も言わないまま涙を流す彼の背中に手を回すと、幼児をあやすようにずっとさすり続けたのだった。
「これは、入れねぇな……」
「あぁ、無理だな……」
その光景の一部始終を、共同研究室の扉の側で見ていたモーズとフリーデンは入室を断念した。
ちなみに何故フリーデンもいるのかというと、彼は港までモーズらを出迎えに行って一緒にラボに入ったからだ。
「まぁもう夜で就業時間過ぎている時間だし、長距離遠征でモーズも疲れまくっているだろ。ユストゥスさんに報告するのは明日にして寄宿舎で休もうぜ?」
「それもそうだな」
頭を切り替えた2人は踵を返し、さっさとエレベーターに乗ってエントランスへ向かう。
「クリスさんの事は残念だったなぁ。しかも意識レベルを保っている可能性が高い、っていう実験結果が出たのも辛いな。俺もう数え切れないぐらいの人を殺している事になるわ」
「現状、そうするしかないんだ。わかっていてもどうしようもない。私も処分作業で人を殺めている。クスシは皆、同じ事だろう」
「でも、モーズはまだ直接は殺していないじゃん? アイギスを使って処分した事もさ。些細な差かもしれないけど、これ結構大きいと思うんだよ。心情的には。あ、それとも感染病棟で患者を安楽死させた事あるとか?」
「……いや、ないな」
モーズが感染病棟に勤めた1年の間に担当したステージ4患者の人数は、片手で数えられるほど。
モーズはその患者本人や身内に、安楽死ではなくコールドスリープを選ぶよう、選んでくれるよう懇々と説得をし、納得のいくまで話し合った。
その結果か患者本人や身内は全員コールドスリープを望んでくれて、モーズは安楽死を行った事はなかった。
「手を汚した事のない私が物を語るのは烏滸がましい、か」
「んえっ!? いや、そういう事を伝えたかったんじゃなくて~っ! こんなの嫌な体験、経験しないに越した事はないだろ! だからモーズはこのままでいられたらいいな、って思ったんだよ。せめて後輩には、平和的に居て欲しいじゃん?」
「……有難う、フリーデン。よき先輩に恵まれて、私は幸せ者だな」
「うぐっ! 不意打ち先輩呼びは俺に効くっ!!」
「えっ」
10
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

「日本人」最後の花嫁 少女と富豪の二十二世紀
さんかく ひかる
SF
22世紀後半。人類は太陽系に散らばり、人口は90億人を超えた。
畜産は制限され、人々はもっぱら大豆ミートや昆虫からたんぱく質を摂取していた。
日本は前世紀からの課題だった少子化を克服し、人口1億3千万人を維持していた。
しかし日本語を話せる人間、つまり昔ながらの「日本人」は鈴木夫妻と娘のひみこ3人だけ。
鈴木一家以外の日本国民は外国からの移民。公用語は「国際共通語」。政府高官すら日本の文字は読めない。日本語が絶滅するのは時間の問題だった。
温暖化のため首都となった札幌へ、大富豪の息子アレックス・ダヤルが来日した。
彼の母は、この世界を造ったとされる天才技術者であり実業家、ラニカ・ダヤル。
一方、最後の「日本人」鈴木ひみこは、両親に捨てられてしまう。
アレックスは、捨てられた少女の保護者となった。二人は、温暖化のため首都となった札幌のホテルで暮らしはじめる。
ひみこは、自分を捨てた親を見返そうと決意した。
やがて彼女は、アレックスのサポートで国民のアイドルになっていく……。
両親はなぜ、娘を捨てたのか? 富豪と少女の関係は?
これは、最後の「日本人」少女が、天才技術者の息子と過ごした五年間の物語。
完結しています。エブリスタ・小説家になろうにも掲載してます。

【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる