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第五章 恋する乙女大作戦編
第80話 乙女の地獄耳!
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「お茶を用意しようと思うのですが、アレルギーはありますか?」
こそこそ話が終わったお二人は私をラボから連れ出して、寄宿舎のエントランスに案内してくれました。
ここにはソファがあるからと。……ラボにはないんです?
「アレルギーはありません。お気遣いありがとうございます」
「それはよかった。自動人形、紅茶でも持ってきてくれ」
モーズさんは自動人形に指示を出すと私をソファに座らせて、自分達は一人分の丸椅子をソファの前に持ってきて、そこに座りました。
「ええっと、国連の警官の方、でしたっけ? ご用件は一体……?」
フリーデンさんが私におずおずと訊ねてきます。本当に女性慣れしてないな、この人。
しかしどう答えましょうか。素直に視察と答えてもよいのですが、それを拒否して追い出されても困ります。私に命じられたのは足止めと情報収集! フリーデンさんガチガチに固まっていますし、まずはどうにか空気を和らげなくては!
ええと話しやすい話題、話題……。そうだ! モーズさんと言えば昨日からニュースでひっきりなしに取り上げられている、パラス国の英雄じゃないですか! マスクを付けているのでピンと来ていませんでしたが、彼はご本人です!
これは話題に出すしかないっ!
「私クリスは警察の一員として、パラスの英雄となったモーズさんから是非直接お話を聞きたく!」
ガシャン
何かが落ちる音がエントランスに響きます。モーズさんが自動人形が持ってきてくれた、3つのドリンクパックが乗ったトレイを手に取ったのですが、それを丸ごと大理石の床に落としてしまったのです。
「す、すまない……。用意し直して貰う……」
「あ、はい……」
モーズさんは私に深々と謝罪をすると自動人形に指示を入れ直し、そのまま「外の空気を吸ってくる」とエントランスから出て行ってしまいました。
ええーっ!? なんでなんで!?
「そのぉ、クリスさん。あいつ変に持ち上げられて今ナイーブになってるんで、その話題は出さない方向でお願いしたく……」
「そ、そうだったんですか。知らなくてごめんなさい」
「ニュースだと凄く誇張していますからねぇ」
「ではっ! 災害対処の話などを詳しく……っ」
「えーっと、その~、俺達新人で使えないでしょうから、上司が来るまでお茶飲んでいてくださいっ!」
「はいぃいっ!?」
フリーデンさんは私と二人きりになるのが嫌なのか、モーズさんの後を追うようにエントランスから出て行ってしまいました!
お客さんを一人にさせておくとか正気でしょうか!? 普通、待ちぼうけにさせますか!?
くっ。しかし私は諦めません。お二人はエントランスを出て直ぐの出入り口に居ますし、集音器で声が拾えます。内緒話から情報収集をしましょうっ!
「フリーデン、何をしている。彼女の相手をしなさい」
「無理無理無理! 女の子と二人きりとか俺には無理! モーズ助けてっ!」
「私は……あと5分くらい空を眺めていたい……」
「わ~。大分重症だ~」
モーズさんの声はとても哀愁漂っています。元気がなさすぎて心配です。
「は~。フリッツさんかユストゥスさん早く来ないかなぁ」
「電話が通じないな。メールに気付いてくれるといいのだが。そうだ、頭を切り替える為にもフリーデンの意見を訊きたいのだが、いいか?」
「お~。いいぞ~」
「珊瑚症感染者の治療法についてなのだが……」
おおっ! 未だ確立されていない珊瑚症の治療法!
もし実現まで持って来れたらノーベル賞ものの世紀の発見です! これは聞いておきたいですね!
「大規模脳移植についてどう思う?」
えっ、移植っ!? 脳みその!?
「現在、患者本人の細胞を培養して作ったクローンの脳を使い、一部分の小さな穴を埋める脳移植手術は数える程度とはいえ成功している。寄生菌を取り除いた後でも脳が生きていれば、移植対象の患者が生きていれば大規模だろうと脳移植は可能、というのが私の見解なのだが」
「あ~確かに、理論上はいけるかもな。技術面は置いておいて」
「そうか。となると課題は、技術力の確保と患者の負担か? 大規模な移植ほど手術は長時間になるからな」
「血管と神経をどう繋げていくのかってのがな~。あと幾ら自分と同じ細胞の脳みそくっ付けても、脳自体の免疫反応が弱くっても、身体ってのは敏感だから免疫細胞が過剰攻撃する可能性があるよな。大規模となると余計に」
「そうだな。HLA (※ヒト主要組織適合遺伝子)が完全に一致したとして拒絶反応を起こす可能性はゼロではない。マイナー抗原(※拒絶反応を引き起こす原因となり得る抗原)も不安要素だ」
えいちえる……。なんて?
「恐らく免疫抑制剤は必要になるだろう。しかし患者の身体が弱っている中での投薬となると、量の調整は……」
「人体のリンパ球頑張り過ぎだよな~。T細胞除去抗体の併用もせにゃだし、共刺激分子も抑えなきゃだし。けどそうなると今度はGVA(※移植片対白血病)やGVT (※移植片対腫瘍)の心配がなぁ」
「やはりその懸念は避けられないな。GVHA(※移植片対宿主病)の見解も深めなければ」
「それから今できるゲノム編集(※遺伝子操作)も目を通しておいた方が為になるだろうな」
り、リンパ球にてぃー細胞になんちゃら分子? あとじーぶいに、じーぶいに、じーぶいに、げのむ編集……。
……なんて???
「大規模脳移植といえば、300年前には既に人間の遺体同士で脳を丸ごと移植する実験が成功している。それ以上は倫理的な観点からなかなか研究が進んでいないが、海馬の⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎視神経の繋げ方、副神経は⬛︎⬛︎⬛︎の問題があってそれを中枢神経へ持っていくには⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎脊椎が機能するか⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
「血管も無視できないぞ。丸ごと脳みそ移すより、部分移植のが繊細な作業いるだろうし。血管が豊富な脈絡叢とか⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎赤血球に内頸動脈と椎骨動脈が⬛︎⬛︎でそれに頸動脈⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎側脳室を通る脳髄⬛︎⬛︎⬛︎前大脳動脈を⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
だ、駄目です! エリート警察な私ですが、医学的知識が追い付かずどんどん聞き取れなくなってゆく……っ!
そうでした! クスシ達は医療分野のスペシャリスト。ラボ入所の面接内容は秘匿されているものの、過去の筆記試験はネットに公開されているのですが、腕試しとして挑戦した現役医大生が「難易度頭おかしい。特に珊瑚症関連」と嘆いていると聞きます!
彼らはそんな高難易度テストを突破した、選りすぐりの天才達でした~っ!!
はわわっ! こ、こ、これは早く別の手立てを考えなくては~っ!
※脳移植トークは素人の付け焼き刃知識ですので深く考えず読み流してください※
こそこそ話が終わったお二人は私をラボから連れ出して、寄宿舎のエントランスに案内してくれました。
ここにはソファがあるからと。……ラボにはないんです?
「アレルギーはありません。お気遣いありがとうございます」
「それはよかった。自動人形、紅茶でも持ってきてくれ」
モーズさんは自動人形に指示を出すと私をソファに座らせて、自分達は一人分の丸椅子をソファの前に持ってきて、そこに座りました。
「ええっと、国連の警官の方、でしたっけ? ご用件は一体……?」
フリーデンさんが私におずおずと訊ねてきます。本当に女性慣れしてないな、この人。
しかしどう答えましょうか。素直に視察と答えてもよいのですが、それを拒否して追い出されても困ります。私に命じられたのは足止めと情報収集! フリーデンさんガチガチに固まっていますし、まずはどうにか空気を和らげなくては!
ええと話しやすい話題、話題……。そうだ! モーズさんと言えば昨日からニュースでひっきりなしに取り上げられている、パラス国の英雄じゃないですか! マスクを付けているのでピンと来ていませんでしたが、彼はご本人です!
これは話題に出すしかないっ!
「私クリスは警察の一員として、パラスの英雄となったモーズさんから是非直接お話を聞きたく!」
ガシャン
何かが落ちる音がエントランスに響きます。モーズさんが自動人形が持ってきてくれた、3つのドリンクパックが乗ったトレイを手に取ったのですが、それを丸ごと大理石の床に落としてしまったのです。
「す、すまない……。用意し直して貰う……」
「あ、はい……」
モーズさんは私に深々と謝罪をすると自動人形に指示を入れ直し、そのまま「外の空気を吸ってくる」とエントランスから出て行ってしまいました。
ええーっ!? なんでなんで!?
「そのぉ、クリスさん。あいつ変に持ち上げられて今ナイーブになってるんで、その話題は出さない方向でお願いしたく……」
「そ、そうだったんですか。知らなくてごめんなさい」
「ニュースだと凄く誇張していますからねぇ」
「ではっ! 災害対処の話などを詳しく……っ」
「えーっと、その~、俺達新人で使えないでしょうから、上司が来るまでお茶飲んでいてくださいっ!」
「はいぃいっ!?」
フリーデンさんは私と二人きりになるのが嫌なのか、モーズさんの後を追うようにエントランスから出て行ってしまいました!
お客さんを一人にさせておくとか正気でしょうか!? 普通、待ちぼうけにさせますか!?
くっ。しかし私は諦めません。お二人はエントランスを出て直ぐの出入り口に居ますし、集音器で声が拾えます。内緒話から情報収集をしましょうっ!
「フリーデン、何をしている。彼女の相手をしなさい」
「無理無理無理! 女の子と二人きりとか俺には無理! モーズ助けてっ!」
「私は……あと5分くらい空を眺めていたい……」
「わ~。大分重症だ~」
モーズさんの声はとても哀愁漂っています。元気がなさすぎて心配です。
「は~。フリッツさんかユストゥスさん早く来ないかなぁ」
「電話が通じないな。メールに気付いてくれるといいのだが。そうだ、頭を切り替える為にもフリーデンの意見を訊きたいのだが、いいか?」
「お~。いいぞ~」
「珊瑚症感染者の治療法についてなのだが……」
おおっ! 未だ確立されていない珊瑚症の治療法!
もし実現まで持って来れたらノーベル賞ものの世紀の発見です! これは聞いておきたいですね!
「大規模脳移植についてどう思う?」
えっ、移植っ!? 脳みその!?
「現在、患者本人の細胞を培養して作ったクローンの脳を使い、一部分の小さな穴を埋める脳移植手術は数える程度とはいえ成功している。寄生菌を取り除いた後でも脳が生きていれば、移植対象の患者が生きていれば大規模だろうと脳移植は可能、というのが私の見解なのだが」
「あ~確かに、理論上はいけるかもな。技術面は置いておいて」
「そうか。となると課題は、技術力の確保と患者の負担か? 大規模な移植ほど手術は長時間になるからな」
「血管と神経をどう繋げていくのかってのがな~。あと幾ら自分と同じ細胞の脳みそくっ付けても、脳自体の免疫反応が弱くっても、身体ってのは敏感だから免疫細胞が過剰攻撃する可能性があるよな。大規模となると余計に」
「そうだな。HLA (※ヒト主要組織適合遺伝子)が完全に一致したとして拒絶反応を起こす可能性はゼロではない。マイナー抗原(※拒絶反応を引き起こす原因となり得る抗原)も不安要素だ」
えいちえる……。なんて?
「恐らく免疫抑制剤は必要になるだろう。しかし患者の身体が弱っている中での投薬となると、量の調整は……」
「人体のリンパ球頑張り過ぎだよな~。T細胞除去抗体の併用もせにゃだし、共刺激分子も抑えなきゃだし。けどそうなると今度はGVA(※移植片対白血病)やGVT (※移植片対腫瘍)の心配がなぁ」
「やはりその懸念は避けられないな。GVHA(※移植片対宿主病)の見解も深めなければ」
「それから今できるゲノム編集(※遺伝子操作)も目を通しておいた方が為になるだろうな」
り、リンパ球にてぃー細胞になんちゃら分子? あとじーぶいに、じーぶいに、じーぶいに、げのむ編集……。
……なんて???
「大規模脳移植といえば、300年前には既に人間の遺体同士で脳を丸ごと移植する実験が成功している。それ以上は倫理的な観点からなかなか研究が進んでいないが、海馬の⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎視神経の繋げ方、副神経は⬛︎⬛︎⬛︎の問題があってそれを中枢神経へ持っていくには⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎脊椎が機能するか⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
「血管も無視できないぞ。丸ごと脳みそ移すより、部分移植のが繊細な作業いるだろうし。血管が豊富な脈絡叢とか⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎赤血球に内頸動脈と椎骨動脈が⬛︎⬛︎でそれに頸動脈⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎側脳室を通る脳髄⬛︎⬛︎⬛︎前大脳動脈を⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
だ、駄目です! エリート警察な私ですが、医学的知識が追い付かずどんどん聞き取れなくなってゆく……っ!
そうでした! クスシ達は医療分野のスペシャリスト。ラボ入所の面接内容は秘匿されているものの、過去の筆記試験はネットに公開されているのですが、腕試しとして挑戦した現役医大生が「難易度頭おかしい。特に珊瑚症関連」と嘆いていると聞きます!
彼らはそんな高難易度テストを突破した、選りすぐりの天才達でした~っ!!
はわわっ! こ、こ、これは早く別の手立てを考えなくては~っ!
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