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転移は森から
第十一話 村に到着
しおりを挟む==4日後==
俺は今、ムッキムキのおっさんと1週間サバイバルをしている。ちなみに今は5日目朝、朝食を食べている所でホーンラビットの上位種、サーベルラビットの肉を歩きながら食べてる。
「アキ!やっぱサーベルラビットの方がうまいな!ガッハッハ!!」
そんな中暑苦しいし無駄に元気なおっさんと5日間過ごすのはなかなか大変で『精神硬化』が3日目にしてレベルMAXになり、今は『精神超化』になっている。いっぱい戦ったのでほかのスキルも成長、進化している。
ちなみに1週間かかると言っていた到着が俺が戦えるためペースが早く今日の夕方には森の奥の村に着くそうだ。やべぇ、ソワソワしてきた。
「なぁ、アキもうちょいペースあげてもいいか、早く帰って家族を安心させてやりたいんだ」
「別にいいですよ」
「さすが、話がわかってたすかるぜ!」
俺達はここに来るまで多くの魔物と戦った、特にゴブリン系がとても多く森の奥へと進むほど数と質が上がっている。今ではオーガも出てきている。
そこで1つの疑問が浮上してくる、村に行くために森の奥へ進んで行くが森の奥へ進むほど魔物が強くなっていく、これはどう考えてもおかしいと思う。仮に何かの道具の力で魔物が寄って来ない様にしてても村の外は危険、となると完全に自給自足になる。ノイルのおっさんの半分のステータスがないとこの森からは生きては帰れないだろう。
そもそも、俺がどこに居るのか確認してなかった気がする。神様の情報だと『ポシブル』の世界は地球と同じ地形らしいが…『ワールドマップ』があるのにこれじゃ宝の持ち腐れでしかない。スキル使うとしよう。
「『ワールドマップ』俺のいる所にマーキングして大陸が分かるくらいの縮尺で具現化して」
さて、俺がいる所は…南アメリカだ。そうか!この森アマゾンだな!だからワニいたんだ。あ、アマゾン川もあるわ、まんまだな。
はぁ、また敵か…
「ノイルさん、オーガが4、ボブゴブリンメイジが5です」
「アキのスキルは便利だな、数が正確にわかるのありがたい、じゃ、言ってくるわ!」
「がんばってください~」
森での戦闘も慣れてだいぶレベルが上がったと思う。ステータスはノイルのおっさんと見たのが最後だからどうなっているか楽しみでもある。もちろんスキルも作っていない、ノイルのおっさんが戦っている今確認しよう。ついでに要望もしておこう。
「スキルを整理して、ステータス」
####
《ステータス》
名前:アキ ナツメ
職業:-
種族:亜人族
Lv:109
状態:健康
HP:22125/22125
MP:22125/22125
PA:22115
PD:22115
WA:22115
WD:22115
C:22115
S:22115
【ユニークスキル】
・スキルクリエーター
・アイテムボックス
・ワールドランゲージ
・ワールドマップ
・ノースリープ
・ノーペイン
【マジックスキル】
【ノーマルスキル】
・看破 Lv:MAX
・分解 Lv:MAX
・調理師 Lv:MAX
・暗殺者 Lv:MAX
・神体術 Lv:2
・神速思考 Lv:2
・危険回避 Lv:3
・超再生 Lv:4
・精神硬化 Lv:2
・恐怖吸収 Lv:1
・自動HP回復SP Lv:MAX
・自動MP回復SP Lv:MAX
・取得経験値増加SP Lv:MAX
・取得ステータス増加SP Lv:MAX
称号
『創造主の加護』
『神と対話した者』
『森の蹂躙者』
『亜人族』
『100を超えし者』
『ゴブリンキラー』
『自由な者』
####
「もう驚けないわ、しかもしれっと進化してるスキルが多いしマジックスキルも作らなきゃだし、称号もなんだ?『ゴブリンキラー』とか名前的に嫌な予感するわ」
と、言いつつ内容を確認する。
####
スキル
『解体』が『分解』に、
『料理』が『調理師』に、
『身術』が『神体術』に、
『光速思考』が『神速思考』に、
『恐怖無効』が『恐怖吸収』に進化しました。
称号
『100を超えし者』
この称号を持つ者は感覚的に同じ称号を持つ者が分かる。
『ゴブリンキラー』
この称号を持つ者はゴブリン系の魔物に出会いやすくなる。
『自由な者』
この称号を持つ者は運命からも自由になる。
####
「取り敢えず歩こう…」
==2時間後==
まだお昼を過ぎたばかりで学校だと昼休みの時間くらい、この時間帯が一番森が明るい。そんな事を考えていると…
「おいアキ!、ガッハハ、さっきからそんなアホみたいな顔してどうしたんだ?あ~ステータスを見てたのか!見せてくれ!」
「ひ、引かないで下さいよ・・・」
「大丈夫でだ!俺を誰だと思って・・・えっ……ハッ!アキのせいか!ゴブリンとめっちゃ遭遇するの!」
「マジすいません…」
「アキを村に連れて行って大丈夫かよ?!」
ノイルがそう言ってると森にいたはずが突然木のない大きな広場に出た。家も畑もあり、どうやら村に到着したみたいだ。
「もう見えたんですけど…」
「「・・・」」
「ようこそ、俺の村へ…」
「はい…」
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