最強のチー

クロクマ

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転移は森から

第十話 おっさんと一緒

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   俺は『看破』でムッキムキのおっさんを見た、失礼だと思うが状態を見て対処しようとした。


####


《ステータス》

   名前:ノイル ホーク   42歳

   職業:拳闘士 

   種族:人族

   Lv:205

   状態:疲労、餓死寸前

HP:2015/2015
MP:250

PA:1525
PD:1355
WA:250
WD:1355
C:405
S:1545

【ユニークスキル】

【マジックスキル】
   ・火術   Lv:3
   ・身体強化   Lv:MAX

【ノーマルスキル】
   ・剛力   LvMAX
   ・瞬足   Lv:MAX
   ・拳闘士   LvMAX
   ・斧術   Lv:MAX
   ・身術   Lv:MAX

称号
   『屈強な父親』
   『戦闘狂』
   『森の蹂躙者』
   『100を超えし者』
   『200を超えし者』


####


   「驚いた、めっちゃ強いじゃん。レベル1桁間違えてね?でも餓死寸前って、何かあったんだ」

   そう言いながら俺は『アイテムボックス』からストックして置いたホーンラビットの骨付き肉を取り出す、『アイテムボックス』の中は時間止めているので出来立てで暖かく香りも残っている。それをノイルと言うおっさんの前でフリフリしてみる。
   次の瞬間手に持っていた骨付き肉が無くなった。もちろんおっさんが行き良いよく食べていた。

「÷*<°!#$°%+\々#〆?」

   おっさんがなんか言ってる。意味がわからないが驚いてからの疑問形だったと思う。
   このままだと面倒臭いのでからスキルを作れる事にした。

   『スキル『ワールドランゲージ』を作成しました』

   仕事が早い!流石!でもダサい!

   『これはワタシもそう思います、ですがマスターの脳内から読み取ったものですのでダサいのはマスターです』

   仕方ないだろ、いいのが思いつかなかったんだから。でもちゃんと通じんのか?

「大丈夫ですか?」

   俺はオタクだが日本人として生きて来た、ちゃんと敬語も使えます!

「あんたは誰だい?あ、失礼、助けてくれてありがとう、俺はノイルだ」

   「俺はアキです、失礼ながら『看破』調べさせていただき餓死寸前と出たのでホーンラビットの肉を食べてもらいました、あ、もう少し食べます?」

「ありがたい、ところで、モグモグ、『看破』のスキルとはモグモグ、採取家の凄腕ががなぜ1人でこの森に?フゥー、パーティとはぐれたか?」

   んー、説明が面倒臭いな、でもここで採取家と名乗ったら職業が採取家になりそうだから、ここは面倒でも否定しとくか。

「いえ、採取家ではないです、この森にいるのは…察してくれると助かります」

   自分でも何を察するのか全くわからんが、どうかこれで凌ぎたい!でも流石に無理があったかな?

「なんだあんた、迷子になったんならそういいなよ!別に笑いやしないよ!ガッハハ!俺だって狩りで飯忘れちまったからな!ガッハッハ!」

「笑ってんじゃねーか!あ、声に出てた」

「ハハ、気にすんなよ!取り敢えずしっかりした礼をしてーから俺の村によってくれ!あんたレベルは?」

「29です」

「あ~?ホントか?その威圧感はなかなか出せるもんじゃないぜ?」

「称号のせいですね、これは」

「そんな凄い称号が貰えるなら、29でも只者じゃないなぁ」

「そんなことより俺は村に行ってみたいです」

「案内するぜ、走りなら3日、歩きでゆっくり行くなら1週間だがどっちがいい?」

「ゆっくり行きたいです、疲れるのは嫌ですから」

「了解したぜ、でも村に近づくほど魔物が強くなってくるから29なら、三日目くらいからは魔物に遭遇しても俺に任せろよ!称号のせいで森では魔物にたくさん遭遇するからな、ガッハッハ!」

「もしかして『森の蹂躙者』ですか?、面倒な称号ですよね」

「ほぅ、知ってんのか。話がはえーな。」

「気を付けてください?これからは魔物の遭遇率が今までの2倍ですから」

「あんたも持ってんのか!ほんとに何者だ?あんた、まぁ助け合って行こうぜ!」

   暑苦しすぎだろこのおっさん、1週間耐えれるかなぁ。あ、『精神強化』のスキルがレベルがMAXになった。どんだけ精神的ダメージ受けてんだよ、俺は。まぁ、MAXになったし進化しとこ。


####


『精神強化』が『精神硬化』に進化しました。


####


   いずれはもっとチートに育つんだろう。そう願おう。
   おっ、ゴブリンが3ゴブ出てきた。ここは実力関係を対等にしておきたいし守られるのも嫌だし、全力で行くか、

「おりゃ!」

   俺は『身術』を発動し、宣言通り全力でゴブリンをぶちのめした、それは原型を留めないほどに…なんかゴブリンが可哀想になってきたわ、ステータス平均10のゴブリンに平均2195が全力ってゴメン、ゴブリン。

「ハッハッ?!あんた『身術』のスキルも持ってんのか!もう絶対レベル29じゃーないだろ!1回ステータス見してくれ、頼む!」

「いいですよ、おっ…ノイルさんは悪い人に見えないですから、ステータス」

 危ねぇ、おっさんって言いかけた。

「ガッハ?!バケモノか?亜人族ってなんだ?!なんだこのスキル?スキルも多すぎだろ!でもほんとにレベル29だし、ありえねぇ…」

   おっさんが目を見開いてこっち見てくる。正直きもい、どうせなら美少女が良かったわ

「嘘はついてませんよ?」

「あ、ああ、疑ってすまねぇ、しかしあんたほんとに何者だ?可笑しすぎるぜこれは、しっかり説明してくれよ、1からな!」

「あ、あぁ~、察してください」

「わかったよ、ただ1つ確認させてくれ、俺の村で暴れたりしないでくれよ?」

「それはもちろんしませんよ、ちなみにその村に何日か滞在させてください、条件として村で何か働きます」

「ハッハッ、働いてくれるのはありがたい、魔物狩りを手伝ってもらおう。あと泊まるならうちの家に泊まりな、しっかりもてなしてやる!」

「はい、お世話になります」


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