70 / 93
夫婦喧嘩
しおりを挟む
急な旅行をすれば何か裏があると思うものだ。
彼から放たれた言葉もある程度は予想できていた。
「どうして夫が危険な戦地に向かうのに、わたくしだけ安全な場所に居ないといけないのですか。足手まといだからですか?」
彼は私の言葉を受け止めて首をゆっくりと横に振った。
「そうではない。ただの俺の願いだ。何が起こるか分からない戦いに、愛する其方を連れて行けるわけないだろ」
「貴方が死ぬのに私だけ生きるつもりもありません」
彼の喉がゴクリと鳴る。その目は強く私を捉え、決して許さないといった感情を見せた。
だけどここで本当の気持ちを伝えなければ、彼は勝手に死地へ赴くだろう。
「もしクリスが負けたら私は近い未来に正気を失うでしょう。仮に相打ちで終わるのなら貴方の居ない世界に固執はしません。一緒にお供します」
「ソフィー、やめてくれ。そんな未来は来ない」
そんな暗い想像をしたくないと彼は首を横に振った。
「ガハリエがどんな手を打ってくるか分からない現状では、ここが一番安全なのだ。聞き分けてくれ」
駄々っ子を諭すような優しい声を浴びせてくる。
だけども抵抗する。彼から得も言われぬ死の香りを感じたからだ。
「何を聞き分けろと言うのですか!」
感情が高ぶり大きな声が出た。だが彼は冷静な声で続ける。
「たとえ其方が望もうとも、これは決まったことだ。お義父様とも相談して決めたのだ」
「どうして私の居ないときに勝手に私のことを決めるのですか! 先ほどそれは貴方の願いだと言いました。だけど次は強制ですか!」
揚げ足を取るような形だがようやく冷静から焦りへ変化した。
自分の気持ちを吐き出すように彼へ詰める。
「わたくしはそんなに頼りないですか!」
「そうでは……いいや。怒らせるつもりはなかったのだ。すまない。もっと話し合いをするべきだったな。泣かないでおくれ」
彼の指が私の目元を拭った。興奮して涙が出ていることに自分では気付かなかった。
彼はテーブルを片付けて私へと向き直る。お酒は入っているだろうが、彼自身お酒に強いので顔には出ていない。
「最初に言っておくがソフィーの力を信じていないわけではない。ただどうしても嫌な予感がするのだ。毎晩のように夢で其方が死んでしまう光景が出てくるのだ」
「それって……」
たかが夢だと言いたいが、私も最近はそういった夢を見ることがあった。私が断頭台に首を捧げて切り落とされる夢だ。
まるで現実であるかのような生々しい感覚に起きたときには汗で服が湿っている。
クリストフは朝が早いので、私が悪夢にうなされていることは知らないだろう。
……もしかして同じ夢を見ている?
それを確かめようとしてやめた。もしこれを言い出せば、私の魔女の力が予知夢を出していると思われるかもしれない。
「ソフィー? もしかすると其方も同じ夢を見ていたりしないか?」
図星を突かれたがそれを表に出さないように注意した。ここで見ていると言えば断固として彼は連れて行かないだろう。
「心配してくださるのは嬉しいですが、わたくしはそのような夢は見ておりません」
彼は思い違いだったことにホッとした顔を見せる。
それに少しばかり良心が痛んだ。
だがそれでも彼は決心が付いていないようだった。
「やはりだめだ!」
「どうしてそれほどまでに頑ななのですか!」
「ガハリエの場所が其方の友人であるブリジット殿の領地だからだ!」
どうしてブリジットの領地が関係するのだ。そこで私は一つだけ思い出したことがあった。
彼女の領地は未来では滅んでいるのだ。
「時期もこの頃だ。不作によって未曾有の動物の暴走がある。流石に同時にガハリエと戦うことはないだろうが、もしもの時があったら俺は悔いて悔いきれない」
「それでしたらなおさら騎士を駐在させたほうがいいではありませんか!」
「そうなればこちらの守りも薄くなる。それにあちらも不作の中でこちらの滞在が長くなれば、その分だけ大きな負担になってしまう。それてによって其方達の関係が悪くなるのは良くないであろう?」
それもそうだが、このままでは説得されてしまう。
ガハリエは不死身に近い体を持ち、それでいて魔女と同じ力も持っている。
私自身が未来で魔女の力を使ったが、周りに配慮して本気の力を出したことがない。
もしそれ以上の力をガハリエが有していたら、それこそ領地ごと滅ぼされてしまうかもしれない。
「ソフィー、俺と交わした偽装結婚の契約書はまだあるな?」
「ええ……」
結婚するときに彼と交わした契約。最初は彼が結婚していないことによって女性に言い寄られないためという建前があった。
しかし彼と過ごす内にそれは意味があってないようなものに変わっていた。
存在も忘れかけていた書類のことを今さら掘り起こす理由はなんだ。
「もし俺が帰られなかったら、関係は無かったという証明として使ってもいい」
頭に血が上ったと思う。衝動的に手が動いて彼の頬を引っ叩いた。
大きな音が鳴り、自分でも驚く。罪悪感が出てきたがそれでも、怒りがその感情を上から塗りつぶしていった。
「ソフィー……」
彼の言葉で少しだけ冷静になった。赤みが差した彼の頬と動揺している顔を見て、急に自分が短絡的なことをしたと気付く。
「ごめん……なさい……」
逃げたい気持ちになって椅子から立ち上がった。
彼の手が私の腕を掴もうとしたが、それを避けた。
早く彼から離れたいと思い、彼に背を向けた。
「ソフィー! 待て! 気にしていないから!」
彼の言葉を無視して逃げ去りたかった。だけど廊下へ続くドアの前で彼が私を捕まえた。
「離して!」
必死にもがいたが彼の方が力が強いので抵抗しても全く手が離れない。
ジタバタしてみたがただ疲れるだけだ。
諦めかけたときにドアが勢いよく開けられた。
「お嬢様!」
ドアを開けたのはリタだった。いつもむすっとしている彼女にしては心配しているような焦った顔をしていた。
そして私達の体勢を見て、状況を理解したようだった。
「何があったのか分かりませんが、猊下は一度お離れください。ソフィアお嬢様の手首が赤くなっております」
冷静になると結構強く握られていたみたいで、ほんのりと手首が赤くなっていた
彼もそこまで強く握っている自覚はなかったのか、急いで手を離した。
「すまない……動転してしまった」
「いいえ……わたくしも叩いてしまい本当に申し訳ございません」
互いに謝罪をしたがギクシャクしている。それを察してかリタがカーディガンを私の肩に羽織らせた。
「猊下、今はお互いに距離を空けるべきかと思います。お嬢様をお連れ出してもよろしいでしょうか」
ここで引き留められたらどうしよう。彼も悩んだ末にリタへとお願いをした。
「そうしよう。ソフィーのことを頼む。それからソフィー……」
「行きましょう」
彼の言葉を遮るように彼に背中を向けたまま部屋を出る。
外には使用人達が何事かと遠巻きに見ているが、私が出てきたことにぎょっとして隠れだした。
それほどまで騒いだつもりがなかったが、夜ということもあり音が響いたのだろう。
「リタ」
「いかがいたしましたか」
「少しだけ外に出ていいかしら」
「夜は冷えますので暖かい服をご用意いたします」
「うん、お願い」
一旦、私の部屋へ戻る。頭が罪悪感でいっぱいになり、どう彼に謝ればいいのだろう。
初めて彼と喧嘩をした。私のことを考えての言葉というのは分かっている。だけどやはり隣に立てない自分が情けなく、そして悔しかった。
彼から放たれた言葉もある程度は予想できていた。
「どうして夫が危険な戦地に向かうのに、わたくしだけ安全な場所に居ないといけないのですか。足手まといだからですか?」
彼は私の言葉を受け止めて首をゆっくりと横に振った。
「そうではない。ただの俺の願いだ。何が起こるか分からない戦いに、愛する其方を連れて行けるわけないだろ」
「貴方が死ぬのに私だけ生きるつもりもありません」
彼の喉がゴクリと鳴る。その目は強く私を捉え、決して許さないといった感情を見せた。
だけどここで本当の気持ちを伝えなければ、彼は勝手に死地へ赴くだろう。
「もしクリスが負けたら私は近い未来に正気を失うでしょう。仮に相打ちで終わるのなら貴方の居ない世界に固執はしません。一緒にお供します」
「ソフィー、やめてくれ。そんな未来は来ない」
そんな暗い想像をしたくないと彼は首を横に振った。
「ガハリエがどんな手を打ってくるか分からない現状では、ここが一番安全なのだ。聞き分けてくれ」
駄々っ子を諭すような優しい声を浴びせてくる。
だけども抵抗する。彼から得も言われぬ死の香りを感じたからだ。
「何を聞き分けろと言うのですか!」
感情が高ぶり大きな声が出た。だが彼は冷静な声で続ける。
「たとえ其方が望もうとも、これは決まったことだ。お義父様とも相談して決めたのだ」
「どうして私の居ないときに勝手に私のことを決めるのですか! 先ほどそれは貴方の願いだと言いました。だけど次は強制ですか!」
揚げ足を取るような形だがようやく冷静から焦りへ変化した。
自分の気持ちを吐き出すように彼へ詰める。
「わたくしはそんなに頼りないですか!」
「そうでは……いいや。怒らせるつもりはなかったのだ。すまない。もっと話し合いをするべきだったな。泣かないでおくれ」
彼の指が私の目元を拭った。興奮して涙が出ていることに自分では気付かなかった。
彼はテーブルを片付けて私へと向き直る。お酒は入っているだろうが、彼自身お酒に強いので顔には出ていない。
「最初に言っておくがソフィーの力を信じていないわけではない。ただどうしても嫌な予感がするのだ。毎晩のように夢で其方が死んでしまう光景が出てくるのだ」
「それって……」
たかが夢だと言いたいが、私も最近はそういった夢を見ることがあった。私が断頭台に首を捧げて切り落とされる夢だ。
まるで現実であるかのような生々しい感覚に起きたときには汗で服が湿っている。
クリストフは朝が早いので、私が悪夢にうなされていることは知らないだろう。
……もしかして同じ夢を見ている?
それを確かめようとしてやめた。もしこれを言い出せば、私の魔女の力が予知夢を出していると思われるかもしれない。
「ソフィー? もしかすると其方も同じ夢を見ていたりしないか?」
図星を突かれたがそれを表に出さないように注意した。ここで見ていると言えば断固として彼は連れて行かないだろう。
「心配してくださるのは嬉しいですが、わたくしはそのような夢は見ておりません」
彼は思い違いだったことにホッとした顔を見せる。
それに少しばかり良心が痛んだ。
だがそれでも彼は決心が付いていないようだった。
「やはりだめだ!」
「どうしてそれほどまでに頑ななのですか!」
「ガハリエの場所が其方の友人であるブリジット殿の領地だからだ!」
どうしてブリジットの領地が関係するのだ。そこで私は一つだけ思い出したことがあった。
彼女の領地は未来では滅んでいるのだ。
「時期もこの頃だ。不作によって未曾有の動物の暴走がある。流石に同時にガハリエと戦うことはないだろうが、もしもの時があったら俺は悔いて悔いきれない」
「それでしたらなおさら騎士を駐在させたほうがいいではありませんか!」
「そうなればこちらの守りも薄くなる。それにあちらも不作の中でこちらの滞在が長くなれば、その分だけ大きな負担になってしまう。それてによって其方達の関係が悪くなるのは良くないであろう?」
それもそうだが、このままでは説得されてしまう。
ガハリエは不死身に近い体を持ち、それでいて魔女と同じ力も持っている。
私自身が未来で魔女の力を使ったが、周りに配慮して本気の力を出したことがない。
もしそれ以上の力をガハリエが有していたら、それこそ領地ごと滅ぼされてしまうかもしれない。
「ソフィー、俺と交わした偽装結婚の契約書はまだあるな?」
「ええ……」
結婚するときに彼と交わした契約。最初は彼が結婚していないことによって女性に言い寄られないためという建前があった。
しかし彼と過ごす内にそれは意味があってないようなものに変わっていた。
存在も忘れかけていた書類のことを今さら掘り起こす理由はなんだ。
「もし俺が帰られなかったら、関係は無かったという証明として使ってもいい」
頭に血が上ったと思う。衝動的に手が動いて彼の頬を引っ叩いた。
大きな音が鳴り、自分でも驚く。罪悪感が出てきたがそれでも、怒りがその感情を上から塗りつぶしていった。
「ソフィー……」
彼の言葉で少しだけ冷静になった。赤みが差した彼の頬と動揺している顔を見て、急に自分が短絡的なことをしたと気付く。
「ごめん……なさい……」
逃げたい気持ちになって椅子から立ち上がった。
彼の手が私の腕を掴もうとしたが、それを避けた。
早く彼から離れたいと思い、彼に背を向けた。
「ソフィー! 待て! 気にしていないから!」
彼の言葉を無視して逃げ去りたかった。だけど廊下へ続くドアの前で彼が私を捕まえた。
「離して!」
必死にもがいたが彼の方が力が強いので抵抗しても全く手が離れない。
ジタバタしてみたがただ疲れるだけだ。
諦めかけたときにドアが勢いよく開けられた。
「お嬢様!」
ドアを開けたのはリタだった。いつもむすっとしている彼女にしては心配しているような焦った顔をしていた。
そして私達の体勢を見て、状況を理解したようだった。
「何があったのか分かりませんが、猊下は一度お離れください。ソフィアお嬢様の手首が赤くなっております」
冷静になると結構強く握られていたみたいで、ほんのりと手首が赤くなっていた
彼もそこまで強く握っている自覚はなかったのか、急いで手を離した。
「すまない……動転してしまった」
「いいえ……わたくしも叩いてしまい本当に申し訳ございません」
互いに謝罪をしたがギクシャクしている。それを察してかリタがカーディガンを私の肩に羽織らせた。
「猊下、今はお互いに距離を空けるべきかと思います。お嬢様をお連れ出してもよろしいでしょうか」
ここで引き留められたらどうしよう。彼も悩んだ末にリタへとお願いをした。
「そうしよう。ソフィーのことを頼む。それからソフィー……」
「行きましょう」
彼の言葉を遮るように彼に背中を向けたまま部屋を出る。
外には使用人達が何事かと遠巻きに見ているが、私が出てきたことにぎょっとして隠れだした。
それほどまで騒いだつもりがなかったが、夜ということもあり音が響いたのだろう。
「リタ」
「いかがいたしましたか」
「少しだけ外に出ていいかしら」
「夜は冷えますので暖かい服をご用意いたします」
「うん、お願い」
一旦、私の部屋へ戻る。頭が罪悪感でいっぱいになり、どう彼に謝ればいいのだろう。
初めて彼と喧嘩をした。私のことを考えての言葉というのは分かっている。だけどやはり隣に立てない自分が情けなく、そして悔しかった。
0
お気に入りに追加
1,290
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
森に捨てられた令嬢、本当の幸せを見つけました。
玖保ひかる
恋愛
[完結]
北の大国ナバランドの貴族、ヴァンダーウォール伯爵家の令嬢アリステルは、継母に冷遇され一人別棟で生活していた。
ある日、継母から仲直りをしたいとお茶会に誘われ、勧められたお茶を口にしたところ意識を失ってしまう。
アリステルが目を覚ましたのは、魔の森と人々が恐れる深い森の中。
森に捨てられてしまったのだ。
南の隣国を目指して歩き出したアリステル。腕利きの冒険者レオンと出会い、新天地での新しい人生を始めるのだが…。
苦難を乗り越えて、愛する人と本当の幸せを見つける物語。
※小説家になろうで公開した作品を改編した物です。
※完結しました。
来世にご期待下さい!〜前世の許嫁が今世ではエリート社長になっていて私に対して冷たい……と思っていたのに、実は溺愛されていました!?〜
百崎千鶴
恋愛
「結婚してください……」
「……はい?」
「……あっ!?」
主人公の小日向恋幸(こひなたこゆき)は、23歳でプロデビューを果たした恋愛小説家である。
そんな彼女はある日、行きつけの喫茶店で偶然出会った32歳の男性・裕一郎(ゆういちろう)を一眼見た瞬間、雷に打たれたかのような衝撃を受けた。
――……その裕一郎こそが、前世で結婚を誓った許嫁の生まれ変わりだったのだ。
初対面逆プロポーズから始まる2人の関係。
前世の記憶を持つ恋幸とは対照的に、裕一郎は前世について何も覚えておらず更には彼女に塩対応で、熱い想いは恋幸の一方通行……かと思いきや。
なんと裕一郎は、冷たい態度とは裏腹に恋幸を溺愛していた。その理由は、
「……貴女に夢の中で出会って、一目惚れしました。と、言ったら……気持ち悪いと、思いますか?」
そして、裕一郎がなかなか恋幸に手を出そうとしなかった驚きの『とある要因』とは――……?
これは、ハイスペックなスパダリの裕一郎と共に、少しずれた思考の恋幸が前世の『願望』を叶えるため奮闘するお話である。
(🌸だいたい1〜3日おきに1話更新中です)
(🌸『※』マーク=年齢制限表現があります)
※2人の関係性・信頼の深め方重視のため、R-15〜18表現が入るまで話数と時間がかかります。
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
【コミカライズ決定】地味令嬢は冤罪で処刑されて逆行転生したので、華麗な悪女を目指します!~目隠れ美形の天才王子に溺愛されまして~
胡蝶乃夢
恋愛
婚約者である王太子の望む通り『理想の淑女』として尽くしてきたにも関わらず、婚約破棄された挙句に冤罪で処刑されてしまった公爵令嬢ガーネット。
時間が遡り目覚めたガーネットは、二度と自分を犠牲にして尽くしたりしないと怒り、今度は自分勝手に生きる『華麗な悪女』になると決意する。
王太子の弟であるルベリウス王子にガーネットは留学をやめて傍にいて欲しいと願う。
処刑された時、留学中でいなかった彼がガーネットの傍にいることで運命は大きく変わっていく。
これは、不憫な地味令嬢が華麗な悪女へと変貌して周囲を魅了し、幼馴染の天才王子にも溺愛され、ざまぁして幸せになる物語です。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
幼馴染の親友のために婚約破棄になりました。裏切り者同士お幸せに
hikari
恋愛
侯爵令嬢アントニーナは王太子ジョルジョ7世に婚約破棄される。王太子の新しい婚約相手はなんと幼馴染の親友だった公爵令嬢のマルタだった。
二人は幼い時から王立学校で仲良しだった。アントニーナがいじめられていた時は身を張って守ってくれた。しかし、そんな友情にある日亀裂が入る。
とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵令嬢リリアーヌは、10歳で母が他界し、その後義母と義妹に虐げられ、
屋敷ではメイド仕事をして過ごす日々。
そんな中で、このままでは一生虐げられたままだと思い、一念発起。
母の遺言を受け、自分で自分を幸せにするために行動を起こすことに。
そんな中、偶然訳ありの男性を拾ってしまう。
しかし、その男性がリリアーヌの未来を作る救世主でーーーー。
メイド仕事の傍らで隠れて淑女教育を完璧に終了させ、語学、経営、経済を学び、
財産を築くために屋敷のメイド姿で見聞きした貴族社会のことを小説に書いて出版し、それが大ヒット御礼!
学んだことを生かし、商会を設立。
孤児院から人材を引き取り育成もスタート。
出版部門、観劇部門、版権部門、商品部門など次々と商いを展開。
そこに隣国の王子も参戦してきて?!
本作品は虐げられた環境の中でも懸命に前を向いて頑張る
とある侯爵令嬢が幸せを掴むまでの溺愛×サクセスストーリーです♡
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる