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最終章 側仕えは姫君へ、嫌われ貴族はご主人様に 後編
側仕えと最後 ラウル視点
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黒いもやの中で取り込まれていた王国の貴族の中から、最後の希望が立ち上がった。
「邪竜フォルネウス!」
剣聖エステルは剣を振るう。その剣が竜神の鱗に触れると大きなスパーク音が響いた。
竜神の不可視のシールドがエステルの攻撃を真っ向から受け止める。
邪竜はまるで食事を邪魔された獣のように、低い唸り声を上げた。
「ほう、人間。神に楯突くか。スプンタマンユの涙は其方へ落ちたのだな」
「そうよ! おかげで動けるようになったわ!」
エステルに希望を託すしかない。もし彼女で勝てなければ誰も勝てないのだから。
だが現実は無情だ。
「神に力比べが意味があると思ったか??」
フォルネウスはただ腕の爪をエステルの方へ向けただけだ。
それだけなのに、エステルはものすごい勢いで地面へと落とされた。
地面にクレーターができ、エステルは吐血していた。
「がはっ!」
生身の人間があの衝撃を受けたら即死だ。
エステルはとっさに体を硬くして耐えたが、それでも彼女はまだ諦めていない。
エステルはすぐに立ち上がった。
「華演舞! ハコベラ!」
エステルは一瞬で空へ上がってまた神の前まで行った。
だがフォルネウスは笑っていた。
「神に速さが意味があると思うのか?」
エステルは空中で動きが止まった。まるで見えない糸で吊されているように。
まるでアリと象の戦いだ。
三大災厄を全て倒したエステルが全く歯が立たないのだ。
「うおおおおおお!」
しかしエステルはまだ諦めない。
体が動き出して、神の縛りを解いた。
少しばかり邪竜も感嘆していた。
「ほう、我の力に抗うか。だがそれまでよ」
フォルネウスは息を思いっきり吸い込み、口を膨らませて、思いっきり息をエステルへ吐いた。
炎のブレスがエステルを灼く。
「あああああ!」
エステルは体を回転させてブレスの軌道から逃れる。そして燃える上着を脱ぎ捨てて、地面へ火を押しつぶすように転がった。
腰にあった回復薬を頭から被り、やけどの跡が消えていった。
あと少し灼かれていたら、エステルといえどもそれだけで終わっていただろう。
「我の僕よ、これから一体になる準備をする。それまで邪魔をするでない」
今戦えるのはエステル一人だけだ。
援護をしたいのにこの黒いもやのせいで一歩も動けない。
それどころかどんどん意識が保てなくなってきた。
レイラは、カサンドラとピエトロを引き連れて一階へと降りてきた。
レイラの姿はいつの間にか正装から黒い鎧に変化しており、エステルへ剣を向けた。
「レイラ、どういうこと! どうして貴女が邪竜なんかに従っているの!」
「さあ、なんでだと思う? それは貴女の剣で聞いてみてはいかがかしら」
エステルはその言葉通りに動いた。
だがいつものキレがない。
それどころか私より遅い動きをしているようだった。動いたのはカサンドラだった。
「今のお前なら私でも勝てるだろう」
カサンドラが前に立ってエステルの剣を手刀で弾き、そして拳がエステルの腹を捉えた。
「かはぅ――」
エステルは吹き飛び、痛みを必死に我慢しようとお腹を押さえた。
「力が出ない……体も硬くならない……」
エステルは膝立ちをするのがやっとのようで、お腹を押さえながら敵を睨んだ。
ピエトロは腹を抱えて笑い出した。
「あははは、当たり前だよ。だから言ったんじゃんかよ! 加護に頼る人間が! お前らの強さに上限が無いのはスプンタマンユのおかげさ。だけど、お前らの神様はどんどん食われている。人間の限界なんてそんなもんなんだよ!」
エステルの顔がどんどん絶望に染まっていく。
まだこの先に邪竜がいるのに、その下っ端たちにすら及ばないのだから。
レイラは悪魔のような顔で笑っていた。
「良い余興はまだあるの。おいでモルドレッド」
王国の貴族達の席に居たモルドレッドが虚ろな目で立ち上がった。黒いもやを身にまとい、レイラの言葉に従って来た。
レイラは落ちている剣を拾ってモルドレッドへ渡した。
「自分の手で最後の始末をしなさい」
モルドレッドは感情を失った顔で頷き、剣を持ってエステルの元へ向かっていく。
「エステルちゃん、選んでみて。助かるためにモルドレッドを殺すか、愛する人の剣で死ぬかを。もちろん私達を狙っても良いけど、モルドレッドの身は保証しないわよ」
悪魔の提案だ。エステルがそんなことを選べるわけが無い。
「レーシュッ! レーシュ! レ――――ッシュ!」
エステルは何度もモルドレッドを呼びかける。だがやはり返事は無い。
エステルは涙を流しながら、手を震わせていた。
このまま奪い取れば簡単にモルドレッドを倒せる。
「お願い、目を覚まして! レーシュ――」
だが無情にもモルドレッドの剣はエステルへ袈裟斬りを放った。
そこで私の意識もとうとう無くなった。
それから次の日に私は廊下で目覚めた。
何事もなかったかのように一日が始まっており、私の逃亡の罪も無くなっていた。
ただし自分の自我が戻り前の記憶が戻ったのは、式典の日から三日が過ぎてからだった。
「邪竜フォルネウス!」
剣聖エステルは剣を振るう。その剣が竜神の鱗に触れると大きなスパーク音が響いた。
竜神の不可視のシールドがエステルの攻撃を真っ向から受け止める。
邪竜はまるで食事を邪魔された獣のように、低い唸り声を上げた。
「ほう、人間。神に楯突くか。スプンタマンユの涙は其方へ落ちたのだな」
「そうよ! おかげで動けるようになったわ!」
エステルに希望を託すしかない。もし彼女で勝てなければ誰も勝てないのだから。
だが現実は無情だ。
「神に力比べが意味があると思ったか??」
フォルネウスはただ腕の爪をエステルの方へ向けただけだ。
それだけなのに、エステルはものすごい勢いで地面へと落とされた。
地面にクレーターができ、エステルは吐血していた。
「がはっ!」
生身の人間があの衝撃を受けたら即死だ。
エステルはとっさに体を硬くして耐えたが、それでも彼女はまだ諦めていない。
エステルはすぐに立ち上がった。
「華演舞! ハコベラ!」
エステルは一瞬で空へ上がってまた神の前まで行った。
だがフォルネウスは笑っていた。
「神に速さが意味があると思うのか?」
エステルは空中で動きが止まった。まるで見えない糸で吊されているように。
まるでアリと象の戦いだ。
三大災厄を全て倒したエステルが全く歯が立たないのだ。
「うおおおおおお!」
しかしエステルはまだ諦めない。
体が動き出して、神の縛りを解いた。
少しばかり邪竜も感嘆していた。
「ほう、我の力に抗うか。だがそれまでよ」
フォルネウスは息を思いっきり吸い込み、口を膨らませて、思いっきり息をエステルへ吐いた。
炎のブレスがエステルを灼く。
「あああああ!」
エステルは体を回転させてブレスの軌道から逃れる。そして燃える上着を脱ぎ捨てて、地面へ火を押しつぶすように転がった。
腰にあった回復薬を頭から被り、やけどの跡が消えていった。
あと少し灼かれていたら、エステルといえどもそれだけで終わっていただろう。
「我の僕よ、これから一体になる準備をする。それまで邪魔をするでない」
今戦えるのはエステル一人だけだ。
援護をしたいのにこの黒いもやのせいで一歩も動けない。
それどころかどんどん意識が保てなくなってきた。
レイラは、カサンドラとピエトロを引き連れて一階へと降りてきた。
レイラの姿はいつの間にか正装から黒い鎧に変化しており、エステルへ剣を向けた。
「レイラ、どういうこと! どうして貴女が邪竜なんかに従っているの!」
「さあ、なんでだと思う? それは貴女の剣で聞いてみてはいかがかしら」
エステルはその言葉通りに動いた。
だがいつものキレがない。
それどころか私より遅い動きをしているようだった。動いたのはカサンドラだった。
「今のお前なら私でも勝てるだろう」
カサンドラが前に立ってエステルの剣を手刀で弾き、そして拳がエステルの腹を捉えた。
「かはぅ――」
エステルは吹き飛び、痛みを必死に我慢しようとお腹を押さえた。
「力が出ない……体も硬くならない……」
エステルは膝立ちをするのがやっとのようで、お腹を押さえながら敵を睨んだ。
ピエトロは腹を抱えて笑い出した。
「あははは、当たり前だよ。だから言ったんじゃんかよ! 加護に頼る人間が! お前らの強さに上限が無いのはスプンタマンユのおかげさ。だけど、お前らの神様はどんどん食われている。人間の限界なんてそんなもんなんだよ!」
エステルの顔がどんどん絶望に染まっていく。
まだこの先に邪竜がいるのに、その下っ端たちにすら及ばないのだから。
レイラは悪魔のような顔で笑っていた。
「良い余興はまだあるの。おいでモルドレッド」
王国の貴族達の席に居たモルドレッドが虚ろな目で立ち上がった。黒いもやを身にまとい、レイラの言葉に従って来た。
レイラは落ちている剣を拾ってモルドレッドへ渡した。
「自分の手で最後の始末をしなさい」
モルドレッドは感情を失った顔で頷き、剣を持ってエステルの元へ向かっていく。
「エステルちゃん、選んでみて。助かるためにモルドレッドを殺すか、愛する人の剣で死ぬかを。もちろん私達を狙っても良いけど、モルドレッドの身は保証しないわよ」
悪魔の提案だ。エステルがそんなことを選べるわけが無い。
「レーシュッ! レーシュ! レ――――ッシュ!」
エステルは何度もモルドレッドを呼びかける。だがやはり返事は無い。
エステルは涙を流しながら、手を震わせていた。
このまま奪い取れば簡単にモルドレッドを倒せる。
「お願い、目を覚まして! レーシュ――」
だが無情にもモルドレッドの剣はエステルへ袈裟斬りを放った。
そこで私の意識もとうとう無くなった。
それから次の日に私は廊下で目覚めた。
何事もなかったかのように一日が始まっており、私の逃亡の罪も無くなっていた。
ただし自分の自我が戻り前の記憶が戻ったのは、式典の日から三日が過ぎてからだった。
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