【完結】勘違いから始まる剣聖側仕えと没落貴族の成り上がりーー側仕えが強いことはそんなにおかしいことなのでしょうかーー

4/21 追記
後日談を少しだけ投稿予定です。新作に時間取られておりますので、5月から数話程度出します。
フェニルの後日談を少しだけお待ちくださいませ。

大罪を犯した親のせいで大変な人生を送る貴族レーシュ・モルドレッドは野心があった。
しかし、他の貴族から嫌われ、常に暗殺の危険に晒されていた。
そんな嫌われ貴族に、剣聖という特殊な加護を持つエステルが世話係である側仕えとしてやってきたのだった。

レーシュは快く出迎え、顔を見ないままでエステルへ愛をささやいた。
お互いの顔が初めて向かい合った時に、レーシュは目を揺らし、体を震わせながら、言葉を詰まらせた。
それは愛の──。

「だれだ……この田舎娘は──!?」

言葉ではなかった!?

本来は貴族しかなれない側仕えに、剣聖の加護を持つ最強の女がなってしまった!

いがみあう二人だが、お互いに長所を補い、権力と欲が絡み合う貴族社会を生き抜いていく。

誰も知らなかった。嫌われ貴族の側仕えがあまりにも特殊なことを。

エステルは今日も思う。
側仕えが強いことはそんなにおかしいことなのでしょうか。

小説家になろう、エブリスタ、アルファポリス、カクヨムで投稿しています。
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