【R18】快楽の虜になった資産家

相楽 快

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三日目

ランチは立ち食い寿司

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チョコは大学へ向かった。
一人になった僕は、空腹を覚えたので昼飯にしようと家を出る。

さて、今日は何を食べようか。

何も考えずに駅まできた。
駅ビルにはさまざまな食事処があるが、昼時だけあってどこも混んでいる。

今日は平日、サラリーマンはこの1時間の間に、移動し、食事を済ませ、勘定をし、職場へ戻らなければならない。

働いていた頃は、昼休みが1時間というのは、システムとしておかしいと思っていた。
実質、食べる時間は20分くらいしかないのだ。
早食いして、腹休めをする間もなく働いた結果が、この腹だ。
自分の腹を叩くと、ぶるんと揺れた。

運動して、痩せなければ。

最近はチョコとセックスしたり、ランニング、筋トレをしているので、時間が経てば少しは痩せるだろう。

だが、せっかく仕事から解放されて時間もあるのだ。
これを機に健康的な身体を手に入れるのは悪くない案だと思う。

そうだ、プール行こう。
お昼食べたら、プール行こう。

社会人の昼休みが終わるまで、近くのパチンコ屋で5000円を溶かした。
なかなか当たらない。

パチンコが入ったビルで、水着とゴーグル、水泳帽を買うと、13時20分になっていた。

そろそろ、空いただろうか。

駅に行くと、人はたくさんいるものの、食事処はどこも空いていた。

なかでも、立ち食い寿司が気になった。
店長オススメランチセット、3000円。

あわび、いくら、うに、トロもある。
美味しそうなので、店に入る。

いらっしゃいませ、と威勢よく挨拶され、注文すると待つ間もなく出てきた。

どれもうまい。

チョコが言っていたが、魚の油は、油の中でも身体にいいそうだ。

パクパクと平らげる。
ご馳走様と支払いを終え、財布を見る。
大量の札束が入っていて、閉めにくい。
家を出る前に五万円くらい財布に入れるのはやめようか。
いくらかPayPayに入れてしまおう。

一日10万円使っていいというのに、今日はまだ一万円も使っていない。

たまには節約デーがあっても良いだろう。
そう思い、コンビニでコーヒーを買い、電車を待つ。

働いていた頃は、この百円のコンビニコーヒーに救われた。
たまに飲むのもいいかもしれない。

電車で国分寺へ行き、市民プールへ向かった。

チョコの身体を思い出す。
私も、彼女のように健康的な肉体を手に入れたい。


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