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二日目

亀頭責めで脳イキ

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お風呂を上がり、館内着でスマホを眺めていると、興味深い記事を見つけた。

「亀頭というのは不思議なもので、大変気持ち良いのに、亀頭だけ責めていれば射精に至らず、永遠の快楽を味わえます」

ほう、永遠の快楽。
それは興味深い。
先程湯の中で、人生は「きもちいい」をたくさん集めるのが幸せ、と自分の中で腑に落ちたところだ。
そこにきて、永遠の快楽とは、興味が湧かないわけがない。
このまま夜まで竹取の湯を楽しむのも良いが、折角なので亀頭責めなるものを体験しよう。

善は急げで、性地「五反田」へやってきた。
ネットで調べ上げた結果、ここには亀頭特化型のヘルスがあるとのことだった。

電車での長い移動時間で、ホームページを隅から隅まで確認し、これから対応してくれる嬢をピックアップ。
それぞれのブログを丁寧に二ヶ月分読み込み、お願いする人を決めた。

五反田に降り立った私は、早速お店に電話する。
「もしもし、これからお願いしたいのですが、マロンさんは入れますか?」
「ええ、コースはどうしますか?」
「120分、オプションはボンテージコスプレ、トップレス、乳首責めでお願いします。拘束は大の字でお願いします」
「承知しました。指名料、オプション込みで26000円になります。ホテルの部屋に入りましたら、再度ご連絡いただき、部屋番号を教えてください」

わかりました、と答えてホテルを探す。
駅を出て少し歩くと、たくさんのホテルがあった。
はやる気持ちを抑えられず、一番近いホテルに入り、広めの部屋をとる。

昔から狭いところでは落ち着かないので、少し広い部屋を取ることにしているのだ。

電話し、部屋番号を伝えると、10分程度で着くとのことだった。

待っている間、念の為爪を切り、磨く。
フロスをしてから、丁寧に歯を磨く。
ホームページに、喘ぎ声で喉が痛むとあったので、枕元に水を置く。
上着や靴下は脱いで、丁寧に畳む。
さて、お金を準備しようかというところで、チャイムがなった。
扉を開けると、ロングヘアの美女が立っていた。

「こんにちは、そろそろこんばんは、かしら。マロンです。よろしくお願いします」
マロンさんは丁寧に挨拶をし、部屋に入ってきた。
私も簡単に自己紹介をしたのち、意気込みを伝える。

「永遠の快楽を味わいたい、そう思ってマロンさんにお願いしました。疑問なんですが、本当に亀頭だけ刺激していれば射精しないんですか?」

「させるよ?」

マロンさんは、首を少し傾けながら色っぽく答える。

「射精する。普通にやっちゃうと、割とすぐいっちゃう人もいるの。だけど、私たちのお店では、これを使うの」

そう言って、うどんくらいの太さの紐を取り出す。

「これで陰嚢の根本を縛って、亀頭を責めるとなかなかイかないの。すんごいわよ。叫ぶ人もいるし、涙を流す人もいる。紐を外して責めたら、噴水みたいに出ちゃうわよ」

マロンさんは私の乳首をいじりながら教えてくれる。

「た、楽しみです」
私は心の底から楽しみである。

ねえ、この下どうなってると思う?
マロンさんが私の目の前にスッと立つ。
コートを捲ると、ボンテージを見に纏った美女が現れた!

きめ細やかな白い肌!
官能的な網タイツから溢れ出る、真珠のような柔い太もも!
二の腕までサラリと伸びる手袋!
そして何より、甘い香水の香り。

「よく見て」
腕を上げ、脇を見せつけてくる。
白くて美しい脇に、目が釘付けだ。

くるりと反転し、大きな尻を見せつけてくる。動くたびに左右に揺れる。
腰はグッとくびれており、一層お尻が大きく見える。

「触りたい?だめよ。今日、あなたは指一本私に触れない。だから、亀頭で精一杯私を感じて。あなたの全神経を亀頭に集中して、私を感じて。」

「は、はい。」

触りたい、、、素直にそう思うが、この焦らされる感じが堪らない。

「じゃあ、シャワーを浴びてきて」


シャワーを浴びて部屋に戻ると、ベットの上に手錠と荒縄、そしてアイマスクがあった。

さあ、こっちで仰向けになって。
耳元で囁かれるたび、彼女の胸が身体にあたり、気持ちいい。

触る気がないのに、つい触れてしまう柔らかさというのは、なぜこうも気持ちの良いものなのだろうか。

仰向けになると、大の字にさせられ、手足を優しく縛られる。
痛くはないが、動かそうとすると少ししか動かない。

彼女が僕の腹にのしかかり、熱烈なキスをしてくる。
耳の穴に指を入れられながらのキスだ。
彼女の口が離れるとともに、アイマスクをかけられた。


フッと、チンポに息を吹きかけられる。
くすぐったい。
指先で竿をなぞられると、チンポはこれ以上ないほどガチガチに勃起した。

すると、縄で玉と竿の根をキュッと縛られた。
痛くはないが、存在感のある縄だ。

亀頭に、あたたかい粘性液が垂らされる。
涎だろうか。

たっぷりの涎が亀頭、竿に垂らされる。

ふわりと手のひらでチンポを包まれる。
両手で、全てを包み込むようにされ、ひらが触れるか触れないかの加減で上下に動く。

手のひらの動きが涎に伝わり、涎の動きが竿に刺激を伝える。
非常にやさしい刺激だ。

上、下、上、下。
一定のリズムで刺激を与えられると、どんどんと快感が溜まっていく。

一度手が離され、すぐに亀頭が手のひらで包まれた。

手が筒状になっているのだろう、亀頭の先から大量のローションが垂らされた。

ヌチュ、ヌチュ

ゆっくりとローションが動き、私の亀頭を刺激する。
粘膜が移動する気持ちよさというのを初めて意識したが、これはかなり気持ちがいい。

「気持ちいい?」

「気持ちいいです」

「よかった。すぐに何も喋れなくなるわよ」

「え?」

次の瞬間、亀頭を握る手がググッと強くなり、感じる摩擦が一気に増えた。

「ウッ、、、」
き、気持ちいい。
上下に動く指が、カリに触れるたび快感の稲妻が走るようだ。

人差し指、中指、薬指、小指、一本一本の指が亀頭を確実に刺激していく。

「次はこれ」

両手になった。
両手になると、快楽が途切れない。
右手の小指の次は、左手の親指。
左手の小指の次は、右手の親指。

「あ、あぁ、ぁぁ、うっ、ああ」
僕は声を抑えきれなくなっていた。
強烈な射精感ではないが、気持ちよさと歯痒さと、そして、切なさが押し寄せてきた。

切なさに飲まれるのを拒むように、僕の口から喘ぎ声が溢れ出る。

「ぁ、あ、っ、っ、あっ、き、気持ちいいっ、、」

「ふふ、気持ちいいって言えないくらい、理性壊してあげるからね」

ぐっと、幾つかの指だけ握る強さがつよくなった。
これは、堪らない。

快楽に強弱が出来た。
先程の、一元的な快楽に、グラデーションが加わり、射精感が増した。

だが、竿には一切触れてくれない。
快楽が亀頭に蓄積し続ける感覚だ。

ヌチュリ

彼女の舌が、僕の乳首に触れる。

「ああん、ぁん!!!」

舌先がチロチロと乳首を責める。

亀頭の快楽が、乳首に走る。
足裏から、腰の奥を抜けて、乳首を突き抜けるような快楽の波が襲ってくる。

「ぅぅっ、、、あぁ、うっ」

手が逆手に持ち替えられ、荒い刺激が亀頭を襲う。

「外してあげる」
彼女が僕の口を唇で塞ぎながら、アイマスクを外された。

ボンテージ姿で、美脚をガッと開き僕に跨るマロンさんの官能的な姿に、唾を飲み込む。
マロンさんは額に汗をかき、それが一層顔を美しく見せた。

「トップレスで責めて欲しいんでしょ?」
彼女の胸が露わになった。

ツンと上を向く乳首は、生まれたてのように薄いピンクで、舐めまわしたい衝動に駆られる。

「舐めたいんでしょ。でもだめ、貴方からは私に触れないのよ」

彼女は自分の乳首を、僕の乳首に押し付けてくる。
触りたい、触りたい、触りたい

「さ、触りたいです」

「ダメよ、悪い子ね」
彼女は起き上がり、僕の亀頭を指でピンと弾く。

「ウゥッ」

「次はこれ」
彼女はストッキングを取り出した。
ストッキングに、大量のローションを絡ませ、グニグニと揉み込む。

「貴方、本当におかしくなっちゃうわよ?」

彼女はデロデロになったストッキングを亀頭に被せ、手で覆い、一気に引いた。

「あああああっっっ!!!」

あ、熱い!気持ちいい!
ストッキングの与える刺激は、手とは比較にならないほど強烈であり、また長かった。
50センチ以上の快楽地帯が、亀頭を走り抜ける。

「まだまだ、これからよ」

亀頭にストッキングが当てられ、引かれる。

「あああ!ああっ、ああ!」

当てられ、引かれる

「ああっ!うっ、くっ、ああ!」

当てられ、引かれる
当てられ、引かれる
当てられ、惹かれる
あてられ、惹かれる
あてられ、ひかれる
あてりゃれ、ひかりぇる
あふぇりゃれ、ひふぁりえふ
はふえふぁふぇ、ひふぁへふ




はあ、はあ、はあ、はあ、

自分が呼吸していることに気がついた。

いつしかストッキングは端に寄せられ、亀頭は快楽の布から解放されていた。

自分のちんこを見ると、亀頭はパンパンに腫れ、赤くなっていた。

「そろそろ、いこうね」

彼女はそう言って、根元に巻かれた縄を取り外した。
両手にローションを垂らし、優しく亀頭を包み、一気に陰茎の根元まで下ろしたとき、私は射精した。




「飲んで」

ストローが刺さったお茶を口元に寄せてもらい、一気に飲む。

おいしい、身体が水分を求めていたのがわかる。

「お疲れ様、可愛かったわよ」
彼女はタオルで僕の汗を拭ってくれるが、彼女も汗だくだった。
手足の拘束具が外れる。

「シャワー浴びてきて」
優しく胸板にキスをして、起こしてくれる。

フワフワとした頭のまま、シャワーを浴び、身体を拭いてベッドへ戻る。
ボーッとしていると、服を着替えた彼女が横に座っていた。

「どうだった?」

「気持ち良かったです。でも、怖かった。おかしくなるんじゃないかって。」

「そうよね。永遠って、だめよ。男は射精があっていいわよね」

マロンさんは、微笑んで言う。

「射精をすれば、元の日常に戻れる。男の特権よ。それがわかっていれば、どこまでも深く快楽と踊れるわ。私はね、こわくなっちゃうのよ。気持ちよくなりすぎることが。死んじゃう気がするの」

「生まれて初めて、女性が死んじゃうって叫ぶ気持ちがわかりました。」

「懲りずに、またきて。もっと深い快楽を味わえるかも」

「是非。必ずまたきます」
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