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マルダリア王国の異変。
消えたマルダリア国王①
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「レオっ、もし・・。
青薔薇の栄光に父と兄上が攫われたとしたら、一体何処にいるんだろう?
それに、王宮も心配なんだ。本音としては、シアを奪還することに専念したいんだけど・・。
マルダリアの王子として自国の危機を放ってはおけない・・!!」
「当然だ。
お前は今すぐにマルダリアへ戻るんだ!!
・・・クリス、ユヴェールを王宮まで送って行けるか??」
「いいよ、すぐに出れるよ??神獣を使わなくてもここからなら早馬で半日あれば
着くと思う・・!!」
クリスが真剣な表情でレオを見上げた。
「いいよ、自分ひとりで大丈夫だよ??組織との闘いに挑む人員が不足しているのに・・。」
「ユヴェール、よく考えるんだ・・。
マルダリア王宮だって、今はどのような状況になっているのか解らないのだぞ?
むしろ・・。俺は、そっちの方が心配なんだ。クリスなら確実だ。保障する!!
もし・・。何かあれば、すぐに逃げ戻って来い。その時は共に戦う!!」
レオノールは、ユヴェールの肩に手を置くと優しく笑った。
不安気な視線でレオを見つめていたユヴェールはその言葉に、瞳を潤ませながら頷いた。
「有難う・・。すぐにマルダリア王国の王宮に向けて発つことにするよ。どうか、レオ達も無事で・・。必ず、また合流しようね!!」
「・・だが、絶対に無茶はするなよ?
カイルですら敵の手に落ちたのだ・・。
どのように脅しをかけて来ても、敵が誰であっても・・。
自分の守るべき物を守る為に、共に戦う仲間がいることを忘れるな!!」
ユヴェールはレオと向き合うと、嬉しそうに力強く頷いた。
レオは、アレクシアに言われた言葉を思い出していた・・。
・・自分は、1人ではないのだと。
周りを見渡して自分を支える人たちがいてくれる事
をどんな時であっても、忘れてはいけないのだと。
この場で友であるユヴェールにも、その想いを伝えたかった。
レオは決意を秘めた瞳でユヴェールを見ると、右手を差し出した。
ユヴェールも碧色の瞳に光を宿し、力強く右手でを翳して手を合わせた。
「パシッ・・!!」
渇いた音が鳴り響き、2人の王子達は晴れやかな表情で共闘を誓った。
クリスの連れて来た駿馬は、2人を乗せて夕日が沈む街道を凄まじい速さで駆けていった。
「ハッ・・・!!行くぞ、クリス!!
夜までに、国境を潜り抜けるよ!!」
「解ってる・・。
こっちに地図に載ってない近道がある。急ぐよ・・!!」
2人を乗せた馬の蹄の音が鳴り響いていた。
カチッ・・。コチッ・・。カチッ・・・。
規則的にリズムを刻む秒針の音だけがその部屋に響いていた。
「ボーン・・。ボーン・・・。」
柱時計の音が午後18時を指し示した。
着替えを済ませ、神聖獣をさっさと回収した私はクロードの屋敷にある応接間にいた。
アルスタイン侯爵家の応接間には、カイルと、兄アルノルドとクロードが応接セットの椅子に腰かけた
ままでカップに指をかけて紅茶を啜っていた。
私のすぐ横にはミリアが静かに控えていた。
「カチャン・・。」
カップをソーサーに戻した私は、意を決してキッと水色の瞳を大きく開いて顔を上げた。
「「お兄様・・!!」「シアっ、あの・・!!」」
発言が被った兄と、目を瞬きしながら挙動不審に見つめ合った。
「「・・どうしてこちらに・・!?」「・・アルトハルトに居た筈だろ??」」
再度、発言が被りまくっている兄弟の様子にカイルとクロードはカップをもったまま目を丸くしていた。
「ゴホン・・。シア、レディファーストだ。
先に話があるなら話していいぞ??」
「あっそうですか?
じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きますね・・??」
唖然とした表情で私を見まもるカイルとクロードを無視して、兄に強い目力を向けた。
「わたくし・・。少しだけ驚きましたわ!!
まさか、お兄様が組織の方だったなんて。
でもいいんです・・。兄弟ですから、秘密結社みたいでワクワクしてしまうお気持ちはよく分かります!!
・・思う所は多々ありますが、気になる部分としては何と呼ばれているのかだけです!!
さぁ、お兄様の名前をとっとと教えて下さい!!
それはそれは、美しいお兄様ですものね・・。
やはり、バオレットとか・・派手な名なのかしらっ??」
間髪を置かず弾丸のように質問を繰り出した。
「バイオレット???・・シア、何の話だ??」
口を開けたままの若干馬鹿っぽい兄に
ゴホンと咳払いをした私は努めて冷静に話をした。
「いや、ですからね・・。
クロードにも先ほど組織での呼び名を聞いてみたんですが、こちらが知ってる自己紹介を
まぁぺらぺらと始めちゃって意味不明だったのです!!お兄様も組織に属しているなら、カイルやミリアみたいに格好いいコードネーム持っていらっしゃるのよね??」
眉間に皺を寄せたままの兄は全く意味が解らなそうな表情を浮かべて口元に手を置いて考え込んでいた。
「うん??
コードネーム・・???
呼ばれている名。と言うことか?
疾走する金の貴公子とか??
華麗なる舞踏会の舞人・・。それとも・・、切れキャラ腹黒お目付け役とか???」
「お兄様・・。
一番最後の奴、ただの悪口ですわよ?」
唸っている兄と呆れた表情の私の横に座るカイルが、プッと噴出して腹を抱えて笑っていた。
「シア・・。アルノルドさんも、僕も組織とか名前とか・・。全然意味解らないんだけど??
何か勘違いをしているんじゃないの??」
クロードが、首を傾げながら私を見つめていた。
「ええっ、だって・・。ここへは組織の幹部に呼ばれて連れてこられた筈なのよ?
普通に考えて、お2人は組織の関係者でしょう??」
「そうだ・・。確かに、ここへ来るようにと言われてロージアナから取り急ぎやって来たんだけどね。
こんな組織とは関係ない場所で、秘密を遵守する筈の組織のメンバーではない人間がいることが驚きなんだけど・・。」
カイルは、不思議そうにミリアと目を合わせて首を傾げていた。
意味が解らないわ・・・。
一体、どうしてアルスタイン侯爵邸で兄とクロードと組織の人間達が集められているのかしら??
コツ・・。コツ。
磨かれた廊下から靴音が近づいて来てドアの前で止まった。
私の横に控えていたミリアがハッとした表情で気づいてドアの方へと向かった。
ドアノブに手をかけたミリアがゆっくりと木彫りのドアを開いた・・。
開け放たれたドアに振り返ると、そこに立っていた人物に私は驚いて眉根を寄せて見入った。
「よく集まってくれたね・・・。
アレクシア=グレース=ブランシュ伯爵令嬢、こんな遠い場所へよくぞお越しくださった。」
焦げ茶色の磨かれた靴が応接室の部屋の奥へと優雅に歩みを進める。
「レオニダス、イヴも・・。
大変だったみたいだな。よくやってくれたね?
クロード君には、この屋敷への我々の滞在を認め、三人の出迎えまで・・。
心から、ただ感謝の言葉しかないが有り難う。」
サラッと揺れたミルクティ色の髪の人物をこの国では知らない者はいなかった。
「「・・・ダラス様。」「王太子殿下・・・。」」
カイルと、クロードの声は重なり驚いて2人が視線を交わした。
兄のアルノルドは事態が全く飲み込めない様子で、不思議そうに首を傾げていた。
私は椅子から立ち上がるとその人物に向かって鋭い視線を投げた。
「私を呼んだのは・・。
やはり、貴方だったんですね??」
「へぇ・・。やはり、君は・・。
私がこの者たちに貴方を連れて来るように命じた事
を既に御存じだったようですね??
それは「見る力」の神力によって知ったのか??」
涼やかな瞳で微笑んだ王太子は、ユヴェールに似た雰囲気を纏っていた。
しかし、そこには似ても似つかないような底知れぬ秘めた闇の光があることを私は感じていた。
「いいえ、違います・・。
我が祖国、マルダリア王国の王太子殿下エヴァン様・・・。もう1つの名は、青薔薇の栄光の最高幹部ダラス・・ですわね?」
その言葉に、エヴァンは嬉しそうに瞳を細めて笑った。
まるで白い薔薇が咲き誇るような美しく汚れのない笑顔で・・。
青薔薇の栄光に父と兄上が攫われたとしたら、一体何処にいるんだろう?
それに、王宮も心配なんだ。本音としては、シアを奪還することに専念したいんだけど・・。
マルダリアの王子として自国の危機を放ってはおけない・・!!」
「当然だ。
お前は今すぐにマルダリアへ戻るんだ!!
・・・クリス、ユヴェールを王宮まで送って行けるか??」
「いいよ、すぐに出れるよ??神獣を使わなくてもここからなら早馬で半日あれば
着くと思う・・!!」
クリスが真剣な表情でレオを見上げた。
「いいよ、自分ひとりで大丈夫だよ??組織との闘いに挑む人員が不足しているのに・・。」
「ユヴェール、よく考えるんだ・・。
マルダリア王宮だって、今はどのような状況になっているのか解らないのだぞ?
むしろ・・。俺は、そっちの方が心配なんだ。クリスなら確実だ。保障する!!
もし・・。何かあれば、すぐに逃げ戻って来い。その時は共に戦う!!」
レオノールは、ユヴェールの肩に手を置くと優しく笑った。
不安気な視線でレオを見つめていたユヴェールはその言葉に、瞳を潤ませながら頷いた。
「有難う・・。すぐにマルダリア王国の王宮に向けて発つことにするよ。どうか、レオ達も無事で・・。必ず、また合流しようね!!」
「・・だが、絶対に無茶はするなよ?
カイルですら敵の手に落ちたのだ・・。
どのように脅しをかけて来ても、敵が誰であっても・・。
自分の守るべき物を守る為に、共に戦う仲間がいることを忘れるな!!」
ユヴェールはレオと向き合うと、嬉しそうに力強く頷いた。
レオは、アレクシアに言われた言葉を思い出していた・・。
・・自分は、1人ではないのだと。
周りを見渡して自分を支える人たちがいてくれる事
をどんな時であっても、忘れてはいけないのだと。
この場で友であるユヴェールにも、その想いを伝えたかった。
レオは決意を秘めた瞳でユヴェールを見ると、右手を差し出した。
ユヴェールも碧色の瞳に光を宿し、力強く右手でを翳して手を合わせた。
「パシッ・・!!」
渇いた音が鳴り響き、2人の王子達は晴れやかな表情で共闘を誓った。
クリスの連れて来た駿馬は、2人を乗せて夕日が沈む街道を凄まじい速さで駆けていった。
「ハッ・・・!!行くぞ、クリス!!
夜までに、国境を潜り抜けるよ!!」
「解ってる・・。
こっちに地図に載ってない近道がある。急ぐよ・・!!」
2人を乗せた馬の蹄の音が鳴り響いていた。
カチッ・・。コチッ・・。カチッ・・・。
規則的にリズムを刻む秒針の音だけがその部屋に響いていた。
「ボーン・・。ボーン・・・。」
柱時計の音が午後18時を指し示した。
着替えを済ませ、神聖獣をさっさと回収した私はクロードの屋敷にある応接間にいた。
アルスタイン侯爵家の応接間には、カイルと、兄アルノルドとクロードが応接セットの椅子に腰かけた
ままでカップに指をかけて紅茶を啜っていた。
私のすぐ横にはミリアが静かに控えていた。
「カチャン・・。」
カップをソーサーに戻した私は、意を決してキッと水色の瞳を大きく開いて顔を上げた。
「「お兄様・・!!」「シアっ、あの・・!!」」
発言が被った兄と、目を瞬きしながら挙動不審に見つめ合った。
「「・・どうしてこちらに・・!?」「・・アルトハルトに居た筈だろ??」」
再度、発言が被りまくっている兄弟の様子にカイルとクロードはカップをもったまま目を丸くしていた。
「ゴホン・・。シア、レディファーストだ。
先に話があるなら話していいぞ??」
「あっそうですか?
じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きますね・・??」
唖然とした表情で私を見まもるカイルとクロードを無視して、兄に強い目力を向けた。
「わたくし・・。少しだけ驚きましたわ!!
まさか、お兄様が組織の方だったなんて。
でもいいんです・・。兄弟ですから、秘密結社みたいでワクワクしてしまうお気持ちはよく分かります!!
・・思う所は多々ありますが、気になる部分としては何と呼ばれているのかだけです!!
さぁ、お兄様の名前をとっとと教えて下さい!!
それはそれは、美しいお兄様ですものね・・。
やはり、バオレットとか・・派手な名なのかしらっ??」
間髪を置かず弾丸のように質問を繰り出した。
「バイオレット???・・シア、何の話だ??」
口を開けたままの若干馬鹿っぽい兄に
ゴホンと咳払いをした私は努めて冷静に話をした。
「いや、ですからね・・。
クロードにも先ほど組織での呼び名を聞いてみたんですが、こちらが知ってる自己紹介を
まぁぺらぺらと始めちゃって意味不明だったのです!!お兄様も組織に属しているなら、カイルやミリアみたいに格好いいコードネーム持っていらっしゃるのよね??」
眉間に皺を寄せたままの兄は全く意味が解らなそうな表情を浮かべて口元に手を置いて考え込んでいた。
「うん??
コードネーム・・???
呼ばれている名。と言うことか?
疾走する金の貴公子とか??
華麗なる舞踏会の舞人・・。それとも・・、切れキャラ腹黒お目付け役とか???」
「お兄様・・。
一番最後の奴、ただの悪口ですわよ?」
唸っている兄と呆れた表情の私の横に座るカイルが、プッと噴出して腹を抱えて笑っていた。
「シア・・。アルノルドさんも、僕も組織とか名前とか・・。全然意味解らないんだけど??
何か勘違いをしているんじゃないの??」
クロードが、首を傾げながら私を見つめていた。
「ええっ、だって・・。ここへは組織の幹部に呼ばれて連れてこられた筈なのよ?
普通に考えて、お2人は組織の関係者でしょう??」
「そうだ・・。確かに、ここへ来るようにと言われてロージアナから取り急ぎやって来たんだけどね。
こんな組織とは関係ない場所で、秘密を遵守する筈の組織のメンバーではない人間がいることが驚きなんだけど・・。」
カイルは、不思議そうにミリアと目を合わせて首を傾げていた。
意味が解らないわ・・・。
一体、どうしてアルスタイン侯爵邸で兄とクロードと組織の人間達が集められているのかしら??
コツ・・。コツ。
磨かれた廊下から靴音が近づいて来てドアの前で止まった。
私の横に控えていたミリアがハッとした表情で気づいてドアの方へと向かった。
ドアノブに手をかけたミリアがゆっくりと木彫りのドアを開いた・・。
開け放たれたドアに振り返ると、そこに立っていた人物に私は驚いて眉根を寄せて見入った。
「よく集まってくれたね・・・。
アレクシア=グレース=ブランシュ伯爵令嬢、こんな遠い場所へよくぞお越しくださった。」
焦げ茶色の磨かれた靴が応接室の部屋の奥へと優雅に歩みを進める。
「レオニダス、イヴも・・。
大変だったみたいだな。よくやってくれたね?
クロード君には、この屋敷への我々の滞在を認め、三人の出迎えまで・・。
心から、ただ感謝の言葉しかないが有り難う。」
サラッと揺れたミルクティ色の髪の人物をこの国では知らない者はいなかった。
「「・・・ダラス様。」「王太子殿下・・・。」」
カイルと、クロードの声は重なり驚いて2人が視線を交わした。
兄のアルノルドは事態が全く飲み込めない様子で、不思議そうに首を傾げていた。
私は椅子から立ち上がるとその人物に向かって鋭い視線を投げた。
「私を呼んだのは・・。
やはり、貴方だったんですね??」
「へぇ・・。やはり、君は・・。
私がこの者たちに貴方を連れて来るように命じた事
を既に御存じだったようですね??
それは「見る力」の神力によって知ったのか??」
涼やかな瞳で微笑んだ王太子は、ユヴェールに似た雰囲気を纏っていた。
しかし、そこには似ても似つかないような底知れぬ秘めた闇の光があることを私は感じていた。
「いいえ、違います・・。
我が祖国、マルダリア王国の王太子殿下エヴァン様・・・。もう1つの名は、青薔薇の栄光の最高幹部ダラス・・ですわね?」
その言葉に、エヴァンは嬉しそうに瞳を細めて笑った。
まるで白い薔薇が咲き誇るような美しく汚れのない笑顔で・・。
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