9 / 187
目覚めたら、伯爵令嬢・・!?
目覚めたら、伯爵令嬢・・!?⑤
しおりを挟む
「頭が悪い男が嫌いなのか・・。」
「うわっ・・!!誰よっ・・?」
私は、驚いて声のしたソファのほうを振り返る。
誰もいないことを確認して入出したはずなのに・・。
部屋の隅のソファには長い脚が見えていた。
生徒会長のレオノールが、顔に被せていた本をそっと取り除く。
「残念だな、生徒会の情報は網羅しているが・・。
クロードは成績はオールCだ。」
この世界にいる時間が長くなるにつれて、アレクシアの基本的な記憶を取り戻していた。
「レオか・・。何だ貴方だったの。」
早まった心臓が少しだけ落ち着きを取り戻した。
「珍しいな。シア、君が生徒会室に昼間に入ってくるなんて・・。
いつも放課後の活動の時しか入ってこないのに。」
金色の髪がキラキラ光っていた。
同じ金髪でも、私の白に近いプラチナブロンドとは違う黄金の輝きを放っていた。
誰もが憧れる、背の高く、大きく整った濃い蒼の瞳。
身長は190センチ近くまであるのに、スラリとした肢体。
勉強はカレッジに行って研究しているぐらいの断トツの成績を保持していた。
何処かの辺境伯のご子息だと聞いたことがあるけど・・。
「こんな所に、昼間っから来ると・・。目にしたくないものまで、見てしまうぞ。」
その言葉に、私は驚いた。
どういう意味かしら・・??
挑発的な物言いに、薄く笑ってレオを見下ろした。
「見たくない物なんかないわよ。
見たくないと思う物こそ、本当は見ないといけない物かもしれないでしょ?」
その言葉に、レオノールは驚いて目を見開いた。
「ははは・・。一体、どうしたんだ?
昼間のこの時間は、出来るだけここを避けていたのに。」
「うわっ・・!!誰よっ・・?」
私は、驚いて声のしたソファのほうを振り返る。
誰もいないことを確認して入出したはずなのに・・。
部屋の隅のソファには長い脚が見えていた。
生徒会長のレオノールが、顔に被せていた本をそっと取り除く。
「残念だな、生徒会の情報は網羅しているが・・。
クロードは成績はオールCだ。」
この世界にいる時間が長くなるにつれて、アレクシアの基本的な記憶を取り戻していた。
「レオか・・。何だ貴方だったの。」
早まった心臓が少しだけ落ち着きを取り戻した。
「珍しいな。シア、君が生徒会室に昼間に入ってくるなんて・・。
いつも放課後の活動の時しか入ってこないのに。」
金色の髪がキラキラ光っていた。
同じ金髪でも、私の白に近いプラチナブロンドとは違う黄金の輝きを放っていた。
誰もが憧れる、背の高く、大きく整った濃い蒼の瞳。
身長は190センチ近くまであるのに、スラリとした肢体。
勉強はカレッジに行って研究しているぐらいの断トツの成績を保持していた。
何処かの辺境伯のご子息だと聞いたことがあるけど・・。
「こんな所に、昼間っから来ると・・。目にしたくないものまで、見てしまうぞ。」
その言葉に、私は驚いた。
どういう意味かしら・・??
挑発的な物言いに、薄く笑ってレオを見下ろした。
「見たくない物なんかないわよ。
見たくないと思う物こそ、本当は見ないといけない物かもしれないでしょ?」
その言葉に、レオノールは驚いて目を見開いた。
「ははは・・。一体、どうしたんだ?
昼間のこの時間は、出来るだけここを避けていたのに。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,664
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる