1 / 124
プロローグ
しおりを挟む
私は、山科美桜。
東京から新幹線で北へ2時間ほどの山間の町に生まれ育った。
旧華族の名門家の出身で、現在でも地方のメディアや、政治家などに
圧倒的な力を持って君臨する有名な一族。
生まれた時から、私の人生は決められていた。
父や母、そして祖母に厳しく育てられたのだった。
小さな頃から、茶道、華道、ピアノ、コントラバス、お料理
を習わされ土日も習い事。
唯一の兄も、帝王学を幼少から学ぶ秀才だった。
3歳の時には、私の人生設計は親によって決められていた。
進む進路の全て、そして将来就くべき職業。
勿論、そこには結婚相手も含まれていた。
母の大学時代の親友の息子でもある、藤堂物産のご子息 「藤堂 海」。
彼には、幼い頃から何度も会う機会を設けられて
幼馴染のように、遊んだ。
いつからか、秀麗でお坊ちゃんのような容姿とは似ても似つかぬ、暴言で貶められた
のだった。
「お前のような不細工が婚約者なんて最悪だ!!」
「じゃじゃ馬で品のない馬鹿な女と、結婚なんかしたくない。」
会うたびに母達から見えない所で、揶揄われ、虐められた。
こんな性格最悪な男と結婚したら、絶対不幸まっしぐらに決まっている!!
自分の人生は、自分で掴む。
私は私になってやるのだと、親の反対を押し切って東京の大学を受験した。
東京で自分の人生を掴み、一人で生きていく力をつける為に単身、上京を決めたのだった。
東京から新幹線で北へ2時間ほどの山間の町に生まれ育った。
旧華族の名門家の出身で、現在でも地方のメディアや、政治家などに
圧倒的な力を持って君臨する有名な一族。
生まれた時から、私の人生は決められていた。
父や母、そして祖母に厳しく育てられたのだった。
小さな頃から、茶道、華道、ピアノ、コントラバス、お料理
を習わされ土日も習い事。
唯一の兄も、帝王学を幼少から学ぶ秀才だった。
3歳の時には、私の人生設計は親によって決められていた。
進む進路の全て、そして将来就くべき職業。
勿論、そこには結婚相手も含まれていた。
母の大学時代の親友の息子でもある、藤堂物産のご子息 「藤堂 海」。
彼には、幼い頃から何度も会う機会を設けられて
幼馴染のように、遊んだ。
いつからか、秀麗でお坊ちゃんのような容姿とは似ても似つかぬ、暴言で貶められた
のだった。
「お前のような不細工が婚約者なんて最悪だ!!」
「じゃじゃ馬で品のない馬鹿な女と、結婚なんかしたくない。」
会うたびに母達から見えない所で、揶揄われ、虐められた。
こんな性格最悪な男と結婚したら、絶対不幸まっしぐらに決まっている!!
自分の人生は、自分で掴む。
私は私になってやるのだと、親の反対を押し切って東京の大学を受験した。
東京で自分の人生を掴み、一人で生きていく力をつける為に単身、上京を決めたのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
839
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる