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ベアちゃん頑張って!
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神様は、クマの人形ちゃんがすぐに起きるって言っていたけどその台詞から、
かれこれ2時間なんですけど…。
神様なんて飽きちゃってスマホ見てるんだよ?スマホ!この異世界でもスマホあるんだ!って驚いていたら神様の特権でお取り寄せしているらしいわ。
鶴がスマホとかどうやって操作してんだって質問したら、「はぁ?私をただの鶴と思わないでくれる?私は魔法を使えるんだからね。」とのたまう始末。
僕にもスマホくれ~。
そうタイチが悶々としているとき…
一方のベアちゃんは実は起きていた。
実はベアちゃん極度の人見知り。
人見知りすぎて神様からもマイペースな子というレッテルを貼られるほど勘違いされている。ベアちゃんは人と話をたくさんして世界をもっと知りたいと思っています。
では、ベアちゃんの過去を見てみましょう。
~10年前
私はベア。ベアー族の族長が1人娘。
両親からは大事に大事に育てられてきて、「ベアにふさわしくない!」という両親の口癖で、他の子と接触する機会が一切なかった。そして、族長がそんな態度であることから一族の他の親たちもベアちゃんに話しかけたくても話しかけられない状況であった。
そんな状況が10年も経つと流石に自分の置かれている状況が異常であることに気づいた。他の人と関わって世界をもっと知りたい。だけど、ここでは親が実権を握っていることからそんな夢は叶いそうもない。よし!だったら、この一族から離れて、遠いどこかへ行ってみよう。
私を知らない誰かならきっと仲良く話も出来るはず。そうして、ベアちゃんはベアー一族の隠れ里のある森から離れ王都へと向かった。しかし、ベアちゃんは世間知らずだった。自分たちベアー族がなぜ隠れ里などを作りそこでひっそりと暮らしていたのかを知ることができなかった。ベアちゃんが王都に行ってからの様子は想像に難くないでしょう?
そうです。ベアちゃんは奴隷商人や貴族本人から、そしてしまいには賞金首となってしまい、お後に滞在することはできなかった。それどころか、王都から続々と自分を追ってくる妖精たちに恐怖を覚えたのであった。そんな生活をしつつも、ひっそりと王国の各地を転々としては生活をしていたが、それも限度があった。戦争である。妖精の王国が他国と戦争をすると王国中に広まると、国が資金を稼ぐことになると国民が知ることになった。つまり、ベアちゃんを他国に売ってそのお金で王国内で出世を狙う悪人どもがわんさかと出てきたのである。
そう、台所にいるであろうGのように…。
そうして、ベアちゃんは必死に神様にお助けを願いそれが叶って、今ダンジョンにいるのである。
しかし、一族内はもとより、王国内でも爪弾きにされてきたベアちゃんは人とまともに話した記憶がなく、人との接し方がわからなかったのである。
そうして、人と接することが出来ず、悶々としているところにタイチが現れたのであった。
話したい!話したい!だけど話すってどうやるの?そんな状況で、とりあえず寝ているふりをしようか、となっていたのであった。
がんばれ、ベアちゃん!
かれこれ2時間なんですけど…。
神様なんて飽きちゃってスマホ見てるんだよ?スマホ!この異世界でもスマホあるんだ!って驚いていたら神様の特権でお取り寄せしているらしいわ。
鶴がスマホとかどうやって操作してんだって質問したら、「はぁ?私をただの鶴と思わないでくれる?私は魔法を使えるんだからね。」とのたまう始末。
僕にもスマホくれ~。
そうタイチが悶々としているとき…
一方のベアちゃんは実は起きていた。
実はベアちゃん極度の人見知り。
人見知りすぎて神様からもマイペースな子というレッテルを貼られるほど勘違いされている。ベアちゃんは人と話をたくさんして世界をもっと知りたいと思っています。
では、ベアちゃんの過去を見てみましょう。
~10年前
私はベア。ベアー族の族長が1人娘。
両親からは大事に大事に育てられてきて、「ベアにふさわしくない!」という両親の口癖で、他の子と接触する機会が一切なかった。そして、族長がそんな態度であることから一族の他の親たちもベアちゃんに話しかけたくても話しかけられない状況であった。
そんな状況が10年も経つと流石に自分の置かれている状況が異常であることに気づいた。他の人と関わって世界をもっと知りたい。だけど、ここでは親が実権を握っていることからそんな夢は叶いそうもない。よし!だったら、この一族から離れて、遠いどこかへ行ってみよう。
私を知らない誰かならきっと仲良く話も出来るはず。そうして、ベアちゃんはベアー一族の隠れ里のある森から離れ王都へと向かった。しかし、ベアちゃんは世間知らずだった。自分たちベアー族がなぜ隠れ里などを作りそこでひっそりと暮らしていたのかを知ることができなかった。ベアちゃんが王都に行ってからの様子は想像に難くないでしょう?
そうです。ベアちゃんは奴隷商人や貴族本人から、そしてしまいには賞金首となってしまい、お後に滞在することはできなかった。それどころか、王都から続々と自分を追ってくる妖精たちに恐怖を覚えたのであった。そんな生活をしつつも、ひっそりと王国の各地を転々としては生活をしていたが、それも限度があった。戦争である。妖精の王国が他国と戦争をすると王国中に広まると、国が資金を稼ぐことになると国民が知ることになった。つまり、ベアちゃんを他国に売ってそのお金で王国内で出世を狙う悪人どもがわんさかと出てきたのである。
そう、台所にいるであろうGのように…。
そうして、ベアちゃんは必死に神様にお助けを願いそれが叶って、今ダンジョンにいるのである。
しかし、一族内はもとより、王国内でも爪弾きにされてきたベアちゃんは人とまともに話した記憶がなく、人との接し方がわからなかったのである。
そうして、人と接することが出来ず、悶々としているところにタイチが現れたのであった。
話したい!話したい!だけど話すってどうやるの?そんな状況で、とりあえず寝ているふりをしようか、となっていたのであった。
がんばれ、ベアちゃん!
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