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メイドって種族なの?
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「いい?さっきも言ったけど、あなたにはこの世界でポイントを稼いでもらいます。それが私のためでもあり、あなたのためでもあるんだからね。」
僕は今、体長1mほどの鶴と話している。
これは決して夢ではなく、現実なのだ。
「まず、この世界について太一くんに説明しちゃうね。
この世界はアルフェリアと呼ばれていて、大陸は1つしかないの。そして、
私がこの世界を管轄する神なの。」
そこでドヤって自慢げにされても…
「この世界のアルフェリアにある唯一の大陸は星形なんだ。
星形と言っても色々な形があるけれど、この世界では、突っ張りが5つの形なんだよ。」
もういいって、いちいちドヤ顔するな!
「あのー、話進めてもらってもいいですか?」
「ご、ごほん。そうだったね。
その5つの突っ張りの場所にそれぞれ国家があるんだ。」
「こんな形だね。」
「おぉー、見事に均等なんですね。」
これはある意味すごいな…。
この角度のところに住むとなると、
家は建てられないんじゃないか?
いや、というより……
「あのー、聞いてる?」
ジトっと見られてた…。
またやってしまった。いつも気になることがあるとすぐに没頭してしまうのがいけないな~。
「すみません。もう一度お願いします。」
ここは素直に謝るのが1番。
それは経験則上、身につくほど大切だと知っているからだ。
「もう、仕方ないわね。
この1番上の突っ張りが妖精の住む国で、名前がフィリット王国。
じゃあ、順番に時計回りで国名を言っていくね。」
ほぉー、この世界にも時計あるんだな。
「次が、人間の住む国でトライヤート王国。
ドワーフが住む国、イシュランド連邦国。
エルフの住む国、サーシャ大樹国。
メイドが住む国、ドレス王国。」
そうかそうか…、えっ?
「次に、なぜ太一くんにポイントを稼いでもらうかについて説明し…」
「待って待って!えっ?最後の国、
メイドが住む国?
ちょっと意味がわからないんだけど…。」
そんな、こいつ何言ってんだ?みたいな顔で見られても…。
てか、もう鶴の表情分かるようになったよ!
「メイドが住む国、ドレス王国。
何か問題あった?」
「違うよ!メイドの国の前4つは妖精・人間・ドワーフ・エルフで種族だなってわかるけど、最後のメイドって職業でしょ?なんか種族みたいな扱いだったけど…」
「ポン!なるほど、君の質問がよくわかったよ。」
あぁー、みたいな表情で口からポンと言われても…
僕の異世界生活講義はまだまだ続きそうです……
僕は今、体長1mほどの鶴と話している。
これは決して夢ではなく、現実なのだ。
「まず、この世界について太一くんに説明しちゃうね。
この世界はアルフェリアと呼ばれていて、大陸は1つしかないの。そして、
私がこの世界を管轄する神なの。」
そこでドヤって自慢げにされても…
「この世界のアルフェリアにある唯一の大陸は星形なんだ。
星形と言っても色々な形があるけれど、この世界では、突っ張りが5つの形なんだよ。」
もういいって、いちいちドヤ顔するな!
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「おぉー、見事に均等なんですね。」
これはある意味すごいな…。
この角度のところに住むとなると、
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それは経験則上、身につくほど大切だと知っているからだ。
「もう、仕方ないわね。
この1番上の突っ張りが妖精の住む国で、名前がフィリット王国。
じゃあ、順番に時計回りで国名を言っていくね。」
ほぉー、この世界にも時計あるんだな。
「次が、人間の住む国でトライヤート王国。
ドワーフが住む国、イシュランド連邦国。
エルフの住む国、サーシャ大樹国。
メイドが住む国、ドレス王国。」
そうかそうか…、えっ?
「次に、なぜ太一くんにポイントを稼いでもらうかについて説明し…」
「待って待って!えっ?最後の国、
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ちょっと意味がわからないんだけど…。」
そんな、こいつ何言ってんだ?みたいな顔で見られても…。
てか、もう鶴の表情分かるようになったよ!
「メイドが住む国、ドレス王国。
何か問題あった?」
「違うよ!メイドの国の前4つは妖精・人間・ドワーフ・エルフで種族だなってわかるけど、最後のメイドって職業でしょ?なんか種族みたいな扱いだったけど…」
「ポン!なるほど、君の質問がよくわかったよ。」
あぁー、みたいな表情で口からポンと言われても…
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