その先へ
「さぁ諸君、悩みたまえ、苦しみたまえ、そして足掻きたまえ。汝達が勝てばこの世界から開放され、私が勝てば汝達が死ぬ。頭がよくても足が速くても金持ちでも東大行っててもオリンピック選手でも関係ない。始めようではないか、デスゲームを」
そう言って黒ローブは消えた。
「まぁなるようになるか」
そんな事を一人ごちて少年は歩む。
これは小さき少年の物語。己の道を歩む物語。
その先は----。
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