85 / 100
2章 王城と私
35 古巣の変化
しおりを挟む
「グロッサーさんでしたっけ?」
「あぁ、グローでいいっす」
「あぁ、はい」
相変わらず両手がポッケの中だ。ん~。私はいいけど、ここは団長会議の場だしね。でも、明日から団長だし、突っ込んでいいのか、どうなのか迷うな。
「あの~、団長は昔第2に居たんすよね?」
「うん。昔って言っても1年経ってないしまだまだ出て間もないけど? どうかした?」
「実は今、第2って平民騎士と貴族騎士の間でバトってて」
ん? バトる? なぜに?
「え? 何で? 私が居た時はそんな雰囲気はなかったけど」
「あのヘボのせいですよ。あいつが団長になった日『これからは貴族騎士が騎士階級に関わらず上に立つように』って。それから貴族騎士が仕事しなくなっちまって… そんで、今はその本人が捕まっただろ? 平民騎士と貴族騎士がケンカっぽくなってさ。まずはそれをなんとかして欲しいんだ。俺は平民騎士だし副団長だからあんま聞いてくんないんだ。そもそも団をまとめる権限がないし」
「あ~、そう言う事」
う~んと考えているとグローはもう一つ問題を挙げる。
「あと一つ。教会絡みなんだけどさ」
ゲッ。教会。
「教会と言うと、第2だから修道院とかかな?」
「そう。西の修道院がきな臭いんだよ」
「わかったわ。今はごめん。私も今の団の引き継ぎと引っ越しと色々あるから。明日の午後でいい?」
「了解っす」
「出来れば、さっきの事やら何やら報告書をまとめといてね」
「げっ。わかりました」
「じゃぁ、改めて、よろしくね。グロー」
「うっす」
はぁ~。やっと慣れた頃にまた異動だよ。キリスとゲインとも仲良くなって来て連携も取れた矢先なのに…
「あっ。総団長。今からお時間頂けませんか?」
「今か?」
「はい。ドーンの事で。出来れば2人きりで話がしたいです」
それを横で聞いていたスナッチさんは即座に反対してくる。
「ダメです。今から予定がびっしりです。小娘のお悩み相談に時間は割けません」
また『ば~か、ば~か』と口パク。くそっ。ムカつくな。
「ラモン、スナッチのこれを聞いてもどうしてもか?」
「はい」
総団長に真剣な顔で凄まれるが、私は負けじとじっと目を見て頷く。
「よし。1時間だ」
「そ、総団長! 何でこいつばっかり! 甘いです!」
「甘くない。ここで話をする。さぁ、時間がないんだろ? 皆出て行け」
総団長は即座に会議室に残っていた人達を追い出してくれた。
さぁ、ドーンの、私の話をしようか。
「で?」
「はい。まずは私の秘密を聞いて下さい。そしてその内容を誰にも言わないで下さい」
「誰にも? 内容によっては共有するが… どんな事だ?」
「至極私的な事で、今は記憶がありませんがドーンは私の秘密を知っていました。そして、私は今のドーンの為に総団長へ打ち明ける覚悟を決めました。魔法誓約は必要ないですがそれ程のものです」
「魔法誓約か」
う~んと手を顎に当てて考えている。どうする?
「わかった。これより話す内容は俺の中に留めよう。誓うか?」
「だから誓約は必要ありません。総団長を信じます。ドーンの親友でしょう?」
「ははは、親友か。そうだな。では聞こうか?」
私は、ラモンとして生き返った事、女神様の事、ギフトの光魔法の事、それを黙っている経緯を話した。
「… 光か。回復魔法なぁ。それで?」
「あの日、私はまた死ぬ運命で、ドーンも巻き添いで命を落とす所を女神様に助けて頂いたんです」
「また女神様か」
「はい。私があの賊に詳しかったのは、クルスと対峙して正体を知っていたからです。そして、女性の口の中に仕込まれた魔法に気づかず、救援に来たドーンが私と共に… 女神様は死ぬ予定だった30分前に時間を巻き戻してくれましたが… 助ける代わりに…」
「もしかしてドーンの記憶か?」
「はい。私は女神様の加護があるので無償で助かったのですが、ドーンは代償に私の記憶をごっそり持っていかれました」
…
「ふ~。命と引き換えに記憶か… ラモンの記憶に何か鍵があるのか?」
「えっと… その~… 女神様はドーンの一番大事なものを貰うとだけ言ってましてですね」
「ぶはははは。まさか! そうか! そうか…」
いきなり爆笑したかと思ったら一転、シリアス顔になって総団長が私の手を握りながら語りかけてくる。
「ラモンにとっては辛い出来事だろうが、ありがとう。あいつの、ドーンの命を助けてくれて」
「いえ。助けたのは女神様です。それに記憶がないんじゃぁ~」
「いや。それだけの犠牲で助かったんだ。十分だ。さっきも言ったがラモンには辛いだろうが」
…
「でも、ドーンの大事なものか。せっかくの想いが… 親友としてはやっと来た春に喜びたいのと、しかし命には変えられないからな。生きていてくれる事に感謝すればいいのか、迷う所ではある。が、まぁ、お前達は親子ほど離れているしな。これから先、どうこうはドーンも考えてはなかっただろう。ま、いいじゃないか。お前らの師弟関係は惜しいがな。いいコンビだったからなぁ」
ですよね。総団長からしたらそんな感覚だよね。私も、今更恋心に気付いたとは言い出しにくいし。
「ん~。まぁ」
「ちょうど異動で離れるし、今はお互い時間を置いて、しばらく経ってからまた組んでみるのもいいんじゃないか?」
「そうですね」
「まぁ、ドーンの事情はわかったよ。俺もお前を信じる。しかし、その話をどう処理するか…」
「そこなんですよね~」
「この件は俺が担当だしなぁ、どうにでも出来る。そうだなぁ、恐らくだが、トロイは死刑になるだろう。王族の、しかも婚約パーティーに、犯罪者である自身が乗り込んだからな。関係者の王女達の件もあるが、全部終われば死刑だろう。だから、死んだ後にあいつのせいにする方向でいくよ」
ははは、死人に口なしか。全部あいつのせいで済ませるんだね。
「そこは… 総団長に任せます。なので記憶は戻らない可能性があります。女神様のお力なので」
「よし。よく打ち明けてくれた。で、今後は光魔法をどうするんだ? 隠すのか?」
「それは… 考え中です。また相談するかもしれません」
「あぁ、その時は俺を頼れ」
「はい! ありがとうございます! あと、ドーンですが会う事って出来ますか?」
「ん~。今は難しい。療養が終わった後がいいだろう。その時は一席設けよう」
が~ん。1ヶ月先。
「はい… よろしくお願いします」
「まぁ、そう気に病むな」
私はそのまま第3へ行って、急いで引き継ぎとかをした。
最後に、短い付き合いだけど、キリスとゲインが名残惜しそうにしてくれたのはちょっとうれしかったな。へへ。
「あぁ、グローでいいっす」
「あぁ、はい」
相変わらず両手がポッケの中だ。ん~。私はいいけど、ここは団長会議の場だしね。でも、明日から団長だし、突っ込んでいいのか、どうなのか迷うな。
「あの~、団長は昔第2に居たんすよね?」
「うん。昔って言っても1年経ってないしまだまだ出て間もないけど? どうかした?」
「実は今、第2って平民騎士と貴族騎士の間でバトってて」
ん? バトる? なぜに?
「え? 何で? 私が居た時はそんな雰囲気はなかったけど」
「あのヘボのせいですよ。あいつが団長になった日『これからは貴族騎士が騎士階級に関わらず上に立つように』って。それから貴族騎士が仕事しなくなっちまって… そんで、今はその本人が捕まっただろ? 平民騎士と貴族騎士がケンカっぽくなってさ。まずはそれをなんとかして欲しいんだ。俺は平民騎士だし副団長だからあんま聞いてくんないんだ。そもそも団をまとめる権限がないし」
「あ~、そう言う事」
う~んと考えているとグローはもう一つ問題を挙げる。
「あと一つ。教会絡みなんだけどさ」
ゲッ。教会。
「教会と言うと、第2だから修道院とかかな?」
「そう。西の修道院がきな臭いんだよ」
「わかったわ。今はごめん。私も今の団の引き継ぎと引っ越しと色々あるから。明日の午後でいい?」
「了解っす」
「出来れば、さっきの事やら何やら報告書をまとめといてね」
「げっ。わかりました」
「じゃぁ、改めて、よろしくね。グロー」
「うっす」
はぁ~。やっと慣れた頃にまた異動だよ。キリスとゲインとも仲良くなって来て連携も取れた矢先なのに…
「あっ。総団長。今からお時間頂けませんか?」
「今か?」
「はい。ドーンの事で。出来れば2人きりで話がしたいです」
それを横で聞いていたスナッチさんは即座に反対してくる。
「ダメです。今から予定がびっしりです。小娘のお悩み相談に時間は割けません」
また『ば~か、ば~か』と口パク。くそっ。ムカつくな。
「ラモン、スナッチのこれを聞いてもどうしてもか?」
「はい」
総団長に真剣な顔で凄まれるが、私は負けじとじっと目を見て頷く。
「よし。1時間だ」
「そ、総団長! 何でこいつばっかり! 甘いです!」
「甘くない。ここで話をする。さぁ、時間がないんだろ? 皆出て行け」
総団長は即座に会議室に残っていた人達を追い出してくれた。
さぁ、ドーンの、私の話をしようか。
「で?」
「はい。まずは私の秘密を聞いて下さい。そしてその内容を誰にも言わないで下さい」
「誰にも? 内容によっては共有するが… どんな事だ?」
「至極私的な事で、今は記憶がありませんがドーンは私の秘密を知っていました。そして、私は今のドーンの為に総団長へ打ち明ける覚悟を決めました。魔法誓約は必要ないですがそれ程のものです」
「魔法誓約か」
う~んと手を顎に当てて考えている。どうする?
「わかった。これより話す内容は俺の中に留めよう。誓うか?」
「だから誓約は必要ありません。総団長を信じます。ドーンの親友でしょう?」
「ははは、親友か。そうだな。では聞こうか?」
私は、ラモンとして生き返った事、女神様の事、ギフトの光魔法の事、それを黙っている経緯を話した。
「… 光か。回復魔法なぁ。それで?」
「あの日、私はまた死ぬ運命で、ドーンも巻き添いで命を落とす所を女神様に助けて頂いたんです」
「また女神様か」
「はい。私があの賊に詳しかったのは、クルスと対峙して正体を知っていたからです。そして、女性の口の中に仕込まれた魔法に気づかず、救援に来たドーンが私と共に… 女神様は死ぬ予定だった30分前に時間を巻き戻してくれましたが… 助ける代わりに…」
「もしかしてドーンの記憶か?」
「はい。私は女神様の加護があるので無償で助かったのですが、ドーンは代償に私の記憶をごっそり持っていかれました」
…
「ふ~。命と引き換えに記憶か… ラモンの記憶に何か鍵があるのか?」
「えっと… その~… 女神様はドーンの一番大事なものを貰うとだけ言ってましてですね」
「ぶはははは。まさか! そうか! そうか…」
いきなり爆笑したかと思ったら一転、シリアス顔になって総団長が私の手を握りながら語りかけてくる。
「ラモンにとっては辛い出来事だろうが、ありがとう。あいつの、ドーンの命を助けてくれて」
「いえ。助けたのは女神様です。それに記憶がないんじゃぁ~」
「いや。それだけの犠牲で助かったんだ。十分だ。さっきも言ったがラモンには辛いだろうが」
…
「でも、ドーンの大事なものか。せっかくの想いが… 親友としてはやっと来た春に喜びたいのと、しかし命には変えられないからな。生きていてくれる事に感謝すればいいのか、迷う所ではある。が、まぁ、お前達は親子ほど離れているしな。これから先、どうこうはドーンも考えてはなかっただろう。ま、いいじゃないか。お前らの師弟関係は惜しいがな。いいコンビだったからなぁ」
ですよね。総団長からしたらそんな感覚だよね。私も、今更恋心に気付いたとは言い出しにくいし。
「ん~。まぁ」
「ちょうど異動で離れるし、今はお互い時間を置いて、しばらく経ってからまた組んでみるのもいいんじゃないか?」
「そうですね」
「まぁ、ドーンの事情はわかったよ。俺もお前を信じる。しかし、その話をどう処理するか…」
「そこなんですよね~」
「この件は俺が担当だしなぁ、どうにでも出来る。そうだなぁ、恐らくだが、トロイは死刑になるだろう。王族の、しかも婚約パーティーに、犯罪者である自身が乗り込んだからな。関係者の王女達の件もあるが、全部終われば死刑だろう。だから、死んだ後にあいつのせいにする方向でいくよ」
ははは、死人に口なしか。全部あいつのせいで済ませるんだね。
「そこは… 総団長に任せます。なので記憶は戻らない可能性があります。女神様のお力なので」
「よし。よく打ち明けてくれた。で、今後は光魔法をどうするんだ? 隠すのか?」
「それは… 考え中です。また相談するかもしれません」
「あぁ、その時は俺を頼れ」
「はい! ありがとうございます! あと、ドーンですが会う事って出来ますか?」
「ん~。今は難しい。療養が終わった後がいいだろう。その時は一席設けよう」
が~ん。1ヶ月先。
「はい… よろしくお願いします」
「まぁ、そう気に病むな」
私はそのまま第3へ行って、急いで引き継ぎとかをした。
最後に、短い付き合いだけど、キリスとゲインが名残惜しそうにしてくれたのはちょっとうれしかったな。へへ。
71
あなたにおすすめの小説
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
猫になったのでスローライフを送りたい(リメイク版)
紫くらげ
ファンタジー
死んだはずが何故か猫になっていた
「でも猫になれば人間より楽できるし、面倒なこと起きないんじゃないの…?」
そうして私のゆったりとしたスローライフが…始まらなかった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる