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2章 魔法使いとストッカー
26 『ときめき魔法学校〜第二王子に溺愛されてつらい〜』
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「お嬢様、招待状が届いております」
ある日、学校から帰った私にロダンはわざわざ手紙を持って来た。
「招待状?もしかして王城かしら?」
それぐらいしか思いつかないな~。
「はい。宰相様名義で王様との非公式の謁見の申し出です」
は~。早速か。どれどれ。
私は手紙に目を通す。
「~ピンクの性質について数点伺いたい事がある。現在、王城で保護している。日時は金の日の午前中。合わせて、第二王子とも会って欲しい。参加者は王、私、グレン、ジェミニー大司教、第二王子、ピンク、ジェシカ嬢だ。学校を休ませる事になるが、よろしくお願いする~」
う~ん。関わりたくないな。。。私必要か?
「ロダン、これって断れないのよね?私って要るのかしら?」
「そうですね。恐らく、異なる世界に関わる事ではないでしょうか?」
あ~。『モブ』って言ってたってチクったからか。どうする?あんまり乙女ゲームとか詳しくないんだけどな。前世でも、娘が話しているのをちょこっと聞いたぐらいで、ゲームとかした事がないしな。
「そう。。。でも力になれるのかしら。。。は~。気が重い」
「まぁ、当日は私も付き添いますし、臨機応変に行きましょう。でも、やり過ぎはダメですよ。いつものメンバーではないのですからね」
へ~へ~。第二王子とピンクちゃんの事でしょう?わかってますよ。
「ええ。それはそうと、金の日を休むって事は私の病弱設定にうってつけね」
「は~」
と、ロダンはイイ事思いついた笑顔の私に長~い溜息を吐く。
何だよ!
「アダム様、お久しぶりにございます。ジェシカ・ロンテーヌ参上致しました」
一応、簡単だけれど口上を述べてカーテシーをする。
「ジェシカ嬢、わざわざすまない。早速だが、ロダン参謀以外は外に出てくれ」
と、アダム様の執務室に通されて直ぐに護衛と侍女達はドアの外へ追い出された。部屋にはアダム様と私とロダンだけだ。
「ん?どうしたのでしょう?他の方達は?エド様とか。。。」
「あぁ。謁見の前に聞きたい事があってな。早めに呼び出したのだ。ジェシカ嬢『檻』をお願いする」
私は黙って『檻』を発動させた。今日はロダンも側に居るので『檻』の中だ。
は~と、一息ついたアダム様は寛いだ感じで話し始める。
「ジェシカ、例のピンクだが2~3日拷問したら『魅了』の特化の事を呆気なく吐いた。それで、いくつかわからない言葉や思考があったから聞きたくてな。ジェシカが言った通り、ピンクも異なる世界の記憶を持っていたよ」
やっぱし。。。てか拷問って。怖っ。
「そうですか。本人は何と?」
「それが、ピンクは自分は乙女ゲームの中に現れるヒロインで『転生者』だと言っていた」
お~。ドンピシャじゃん。そかそか。。。それで『魅了』か。
アダム様の話をまとめるとこうだ。
ピンク事、オーロラ・ボードは小さな頃から前世の記憶を持っていた。前世の学校帰りに自動車事故にあって、目が覚めたら男爵家の令嬢の幼い頃に転生していたそうだ。しかも、転生した人物が、前世でプレイした乙女ゲーム『ときめき魔法学校~第二王子に溺愛されてつらい~』のヒロイン役だと気が付いた。そこからはゲーム通りに王子と出会い愛を育んだそうだ。ただ、悪役令嬢役のエルメダがあまり噛み付いて来ないし、いじめられもしない。おかしいと思ったが、自分からぶつかる事によって何とかいじめられて居る体を取っていたと。『魅了』に関しては、3秒間相手の瞳を見つめると、見つめて居る間に呟いた『お願い』をみんな聞いてくれると言っていたそうだ。
「3秒見つめるねぇ。その『お願い』に制限はないのでしょうか?」
「あぁ。何でも聞いてくれるらしい。しかし、あのピンクが恋愛脳で助かった。今まで大した願いを言っていない。私を好きになって欲しいや、ドレスをプレゼントして欲しいとかばっかりだ」
へ~。そこまで調べたんだ。ま~、乙女ゲームに夢中ならそんなもんか。シナリオはわかってるから苦労は無いだろうし。そう言えば、前世の学校帰りに事故って言ってたよね?って事は、学生か。
「ピンクちゃんは前世?で死んだのは何歳と言っています?」
「15だ」
若っ!中3か高1か。そりゃ考える事はあんまり残酷な方へはいかないか。
「そうですか。まず、恐らく私の異なる世界と彼女が生きた世界は同じです。『転生者』とは異なる世界の記憶を持ったまま、異世界、つまりこの世界に生まれ変わった者と言う意味です。『乙女ゲーム』も然り。そのゲームは私はやった事がないので内容はわかりませんが、大体ですが物語は予測できます。同じような内容の小説は読んだ事がありますので。ピンクちゃんが言っている通り、『第二王子に溺愛されたい』が本心でしょうね。異なる世界では18歳ぐらいまでは本当に子供なんです。精神年齢もこちらとは大分違いますね。こちらの方が同年代でもしっかりしていますよ、成人の儀を15でするので、心構えも違うでしょうしね」
「精神年齢が子供か。。。例の『魅了』だが今の所グレンの『檻』の中にピンクを入れていれば効果は発揮できないようで、私やエドを見つめては『なんでお願いを聞いてくれないの!』と癇癪を起こしていた」
ははは。たくましいな。
「ちなみにどんなお願いをされたんですか?」
「エドには『私を好きになって』だったかな。呆れたよ、全くの阿保だな。私には『ここから出して』だったか。。。ま~、先程のジェシカの説明で何となくは理解した。まだまだ精神的に幼児なのだな。学校の成績も良くないらしいし」
あ~。どうせゲームだしってサボったのかな?もともと勉強が嫌いか。。。まっどっちでもいいか。
「そうですね。ピンクちゃんは異なるの世界の15歳で時間が止まっているのかもしれないですね」
「溺愛されたいか。。。国を乗っ取るような『お願い』でなくて本当によかった。ふ~」
アダム様は安心したのか気を抜いてソファーに背を沈める。
「で?第二王子はどうするのです?その『魅了』は時間制限や、『お願い』の回数や掛かり具合で何か違うのでしょうか?」
「あぁ。今、ジェミニー様に『癒』をかけてもらっている。何でもエドの『眼』で第二王子を見た所『呪』と出ていたそうだから、治癒魔法が効くかもしれないと。。。しかし、エド、王子の事をきっちり『眼』で確認したのは2年ぶりだそうだ。何をやってるのか」
あはは。出たよ、またエド様。。。子供に関心ないのか?それとも自分の子供だし、プライベートは使用しないと言っていたからね。
「まぁまぁ。エド様も色々あるんでしょう。でも、『呪』とか見れるんですね。いいな~。私とどのぐらい違うのか聞いてみたいですね」
「ははは。『眼』があるだけでも便利じゃないか。ジェシカは『眼』を常時展開しているのか?」
「いえ。一度に使える特化が限られるので。あとは自分の特化じゃないからか、魔力がたっぷり使われるのでしんどいんですよ」
「そうか。。。ちなみに私は見た事があるか?」
「いえ。今見てもいいですか?」
アダム様が頷いたのでウキウキ気分で『眼』を発動した。
『アダム・キャスリー/40歳/魔力4500P/特化『浮』 ステータス背景黄色:風』
私は思わず口に両手をあてる。何これ!特化あるじゃん!ハメられた?ん?何に?
ニヤリとしたアダム様が驚いて言葉が出ない私を横目に話し出す。
「ジェシカ、それは誰にも言うなよ。エドしか知らない。グレンにも言っていない。約束が守れるなら今度こっそり見せてやろう。ジェシカのそれは体現するのが条件だっただろう?」
欲しい!『浮』文字の通りなら浮かぶんじゃない?いい!!!
でも。。。これはでっかい借りになりそうじゃない?嫌だな~。
私が百面相しているとアダム様は笑い出す。
「ははははは。これは今回の事件の報酬だ。借りが出来るかと思ってるんだろう。ジェシカは駆け引きが嫌いだったな。大丈夫だ。安心せい」
ゲッ。バレてるよ。
「えぇ。お気遣いありがとうございます。借りがあっては友達で要られませんから。ほほほ」
「あぁ。ロダン参謀も内密にな」
私の後ろに立っているロダンは黙礼した。
ある日、学校から帰った私にロダンはわざわざ手紙を持って来た。
「招待状?もしかして王城かしら?」
それぐらいしか思いつかないな~。
「はい。宰相様名義で王様との非公式の謁見の申し出です」
は~。早速か。どれどれ。
私は手紙に目を通す。
「~ピンクの性質について数点伺いたい事がある。現在、王城で保護している。日時は金の日の午前中。合わせて、第二王子とも会って欲しい。参加者は王、私、グレン、ジェミニー大司教、第二王子、ピンク、ジェシカ嬢だ。学校を休ませる事になるが、よろしくお願いする~」
う~ん。関わりたくないな。。。私必要か?
「ロダン、これって断れないのよね?私って要るのかしら?」
「そうですね。恐らく、異なる世界に関わる事ではないでしょうか?」
あ~。『モブ』って言ってたってチクったからか。どうする?あんまり乙女ゲームとか詳しくないんだけどな。前世でも、娘が話しているのをちょこっと聞いたぐらいで、ゲームとかした事がないしな。
「そう。。。でも力になれるのかしら。。。は~。気が重い」
「まぁ、当日は私も付き添いますし、臨機応変に行きましょう。でも、やり過ぎはダメですよ。いつものメンバーではないのですからね」
へ~へ~。第二王子とピンクちゃんの事でしょう?わかってますよ。
「ええ。それはそうと、金の日を休むって事は私の病弱設定にうってつけね」
「は~」
と、ロダンはイイ事思いついた笑顔の私に長~い溜息を吐く。
何だよ!
「アダム様、お久しぶりにございます。ジェシカ・ロンテーヌ参上致しました」
一応、簡単だけれど口上を述べてカーテシーをする。
「ジェシカ嬢、わざわざすまない。早速だが、ロダン参謀以外は外に出てくれ」
と、アダム様の執務室に通されて直ぐに護衛と侍女達はドアの外へ追い出された。部屋にはアダム様と私とロダンだけだ。
「ん?どうしたのでしょう?他の方達は?エド様とか。。。」
「あぁ。謁見の前に聞きたい事があってな。早めに呼び出したのだ。ジェシカ嬢『檻』をお願いする」
私は黙って『檻』を発動させた。今日はロダンも側に居るので『檻』の中だ。
は~と、一息ついたアダム様は寛いだ感じで話し始める。
「ジェシカ、例のピンクだが2~3日拷問したら『魅了』の特化の事を呆気なく吐いた。それで、いくつかわからない言葉や思考があったから聞きたくてな。ジェシカが言った通り、ピンクも異なる世界の記憶を持っていたよ」
やっぱし。。。てか拷問って。怖っ。
「そうですか。本人は何と?」
「それが、ピンクは自分は乙女ゲームの中に現れるヒロインで『転生者』だと言っていた」
お~。ドンピシャじゃん。そかそか。。。それで『魅了』か。
アダム様の話をまとめるとこうだ。
ピンク事、オーロラ・ボードは小さな頃から前世の記憶を持っていた。前世の学校帰りに自動車事故にあって、目が覚めたら男爵家の令嬢の幼い頃に転生していたそうだ。しかも、転生した人物が、前世でプレイした乙女ゲーム『ときめき魔法学校~第二王子に溺愛されてつらい~』のヒロイン役だと気が付いた。そこからはゲーム通りに王子と出会い愛を育んだそうだ。ただ、悪役令嬢役のエルメダがあまり噛み付いて来ないし、いじめられもしない。おかしいと思ったが、自分からぶつかる事によって何とかいじめられて居る体を取っていたと。『魅了』に関しては、3秒間相手の瞳を見つめると、見つめて居る間に呟いた『お願い』をみんな聞いてくれると言っていたそうだ。
「3秒見つめるねぇ。その『お願い』に制限はないのでしょうか?」
「あぁ。何でも聞いてくれるらしい。しかし、あのピンクが恋愛脳で助かった。今まで大した願いを言っていない。私を好きになって欲しいや、ドレスをプレゼントして欲しいとかばっかりだ」
へ~。そこまで調べたんだ。ま~、乙女ゲームに夢中ならそんなもんか。シナリオはわかってるから苦労は無いだろうし。そう言えば、前世の学校帰りに事故って言ってたよね?って事は、学生か。
「ピンクちゃんは前世?で死んだのは何歳と言っています?」
「15だ」
若っ!中3か高1か。そりゃ考える事はあんまり残酷な方へはいかないか。
「そうですか。まず、恐らく私の異なる世界と彼女が生きた世界は同じです。『転生者』とは異なる世界の記憶を持ったまま、異世界、つまりこの世界に生まれ変わった者と言う意味です。『乙女ゲーム』も然り。そのゲームは私はやった事がないので内容はわかりませんが、大体ですが物語は予測できます。同じような内容の小説は読んだ事がありますので。ピンクちゃんが言っている通り、『第二王子に溺愛されたい』が本心でしょうね。異なる世界では18歳ぐらいまでは本当に子供なんです。精神年齢もこちらとは大分違いますね。こちらの方が同年代でもしっかりしていますよ、成人の儀を15でするので、心構えも違うでしょうしね」
「精神年齢が子供か。。。例の『魅了』だが今の所グレンの『檻』の中にピンクを入れていれば効果は発揮できないようで、私やエドを見つめては『なんでお願いを聞いてくれないの!』と癇癪を起こしていた」
ははは。たくましいな。
「ちなみにどんなお願いをされたんですか?」
「エドには『私を好きになって』だったかな。呆れたよ、全くの阿保だな。私には『ここから出して』だったか。。。ま~、先程のジェシカの説明で何となくは理解した。まだまだ精神的に幼児なのだな。学校の成績も良くないらしいし」
あ~。どうせゲームだしってサボったのかな?もともと勉強が嫌いか。。。まっどっちでもいいか。
「そうですね。ピンクちゃんは異なるの世界の15歳で時間が止まっているのかもしれないですね」
「溺愛されたいか。。。国を乗っ取るような『お願い』でなくて本当によかった。ふ~」
アダム様は安心したのか気を抜いてソファーに背を沈める。
「で?第二王子はどうするのです?その『魅了』は時間制限や、『お願い』の回数や掛かり具合で何か違うのでしょうか?」
「あぁ。今、ジェミニー様に『癒』をかけてもらっている。何でもエドの『眼』で第二王子を見た所『呪』と出ていたそうだから、治癒魔法が効くかもしれないと。。。しかし、エド、王子の事をきっちり『眼』で確認したのは2年ぶりだそうだ。何をやってるのか」
あはは。出たよ、またエド様。。。子供に関心ないのか?それとも自分の子供だし、プライベートは使用しないと言っていたからね。
「まぁまぁ。エド様も色々あるんでしょう。でも、『呪』とか見れるんですね。いいな~。私とどのぐらい違うのか聞いてみたいですね」
「ははは。『眼』があるだけでも便利じゃないか。ジェシカは『眼』を常時展開しているのか?」
「いえ。一度に使える特化が限られるので。あとは自分の特化じゃないからか、魔力がたっぷり使われるのでしんどいんですよ」
「そうか。。。ちなみに私は見た事があるか?」
「いえ。今見てもいいですか?」
アダム様が頷いたのでウキウキ気分で『眼』を発動した。
『アダム・キャスリー/40歳/魔力4500P/特化『浮』 ステータス背景黄色:風』
私は思わず口に両手をあてる。何これ!特化あるじゃん!ハメられた?ん?何に?
ニヤリとしたアダム様が驚いて言葉が出ない私を横目に話し出す。
「ジェシカ、それは誰にも言うなよ。エドしか知らない。グレンにも言っていない。約束が守れるなら今度こっそり見せてやろう。ジェシカのそれは体現するのが条件だっただろう?」
欲しい!『浮』文字の通りなら浮かぶんじゃない?いい!!!
でも。。。これはでっかい借りになりそうじゃない?嫌だな~。
私が百面相しているとアダム様は笑い出す。
「ははははは。これは今回の事件の報酬だ。借りが出来るかと思ってるんだろう。ジェシカは駆け引きが嫌いだったな。大丈夫だ。安心せい」
ゲッ。バレてるよ。
「えぇ。お気遣いありがとうございます。借りがあっては友達で要られませんから。ほほほ」
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