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2章 魔法使いとストッカー
23 対抗戦に向けて2時間目
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誰も話さないので、やっぱり私なのかな?
「では、失礼して、私が進行をしますね。この中で誰がいいか聞いてもよろしいでしょうか?」
「あぁ。先程も言っていたが、あなたは本当に代表にならなくてもいいのか?」
キリッとした騎士科にいそうな男子が心配そうに聞いてくる。
「えぇ。私の家は公爵云々の面子をあまり気にしていません。だから、大丈夫よ。それに、これは実力でなるべきだわ。対抗戦でしょう?クラスの威厳に関わるもの」
私は問題ないと再度釘をさす。
「そうか。家の方に問題がないのならいいんだ」
「ええ。では、誰かあります?私としてはリーダーシップが取れる方、できれば魔力より人格的にいい人を主将に据えたいのだけれど。。。」
「それは俺も賛成だ。。。この中では、君じゃないか?」
と、指名されたのは、なよっとした優男のオリバー君だ。
「えっ!僕?ダメだよ~僕前に出るのはちょっと。。。恥ずかしいんだ。今でもちょっと緊張してるし」
「でも、水の魔法使いだろ?それに誰にでも公平で優しい性格じゃないか?適任だと思うが?」
オリバー君は顔を赤くしてブンブンブンと首を振っている。
「そう言うあなたは剣も扱えるそうじゃない?魔法と剣なら強そうだわ」
私はさっきからオリバー君を推しているキリッとした男子に話を振る。
「俺は、戦力の方だから、後衛でいいよ。将来は王族護衛を狙っているんだ」
「はい、僕はイーサン君がいいと思います」
と、私より背の低いかわいい男の子が別の子を指名する。
「え~!俺?いいよ、面倒臭いよ」
おい!面倒臭いって言うな!私もだよ!
「じゃぁ、あなたは?火の攻撃魔法でしょう?どんな風に火を操るのかしら?」
かわいい系男子にも話を振ってみる。
「どんな風って。。。実は魔力量が少ないから消費量をなるべく抑えて、かつ攻撃できる火魔法が出来る。でも、魔力より人格者なんだろ?なら、やっぱり、イーサン君かオリバー君じゃない?」
「では、この2人でどっちか決めましょう。せ~ので指差してね。行くわよ、せ~の」
はい。2対3でオリバー君に決定。
「では、主将はオリバー君ね」
『え~』っとオリバー君はオロオロしているがみんなは相手にせず先に進める。ごめんね。こうでもしないと進まないからね。こう言う決め事って時間がかかるのが定石だから。サクッと行くよ。
「次は副将ですが、どうしましょう?オリバー君の補佐的な感じかしら?」
みんなは一旦う~んと考える。
・オリバー:水+風魔法 特技広域に雨を降らせる 魔法研究者希望 公平で優しい 少しあがり症
・ウィリアム:風魔法 風の防御魔法と剣での攻撃 王族直轄の魔法使い希望 キリッとした体育会系
・イーサン:土魔法 魔法陣と組み合わせて植物操作ができる 植物研究者希望 ストレートな性格で面倒くさがり
・マイケル:火魔法 攻撃魔法 小さな火の玉を連写できる 魔法使い希望 背が低く女の子のようなかわいい男子
・私:土魔法 魔力量大 学年一位の頭脳 実はやりたくない←大事
「では、ウィリアム君はいかが?少々頼りない主人を守る感じで。防御も出来るようだし、将来護衛希望でしょう?練習にもなるんじゃない?」
なんちゃって。それっぽく言ってみる。実は、補佐的な人と言っても全然思いつかない。本音は私以外なら誰でもいい。
「いいね。強うそうに見えるかな?騎士科との対戦は人数が限られるし、主将と副将は絶対参加だから。武力は欲しいよね」
マイケル君は賛同してくれた。
!そうなの?今知ったよ。それならナイスチョイスじゃん。みんなを見るとうんうんと頷いてくれる。よし、決定。
「では、残りの3人ね。それぞれがんばるでいいかしら?」
私はしれっと『5人陣営』とか言っていたのをすっ飛ばす。
「いや、陣営と言っていたじゃないか、きちんと役割を決めよう。今後の作戦会議とかに必要だ」
早速副将のウィリアム君が自分の仕事をし始めた。
ちっ。
「そう?ではウィリアム君に進行をお任せするわ」
私はこれ以上話が進まないようにウィリアム君にバトンタッチする。
「あぁ、主将が人格、副将が武力なら、参謀がいるな。ジェシカ君どうだ?学年一位の頭脳だろ?」
ニヤッとウィリアム君は私を見る。。。もしや、バレてる?フェードアウトしようとした事。。。イーサン君も『ゲッ』と呟く。
「えっ!でも、戦法とか全く未知の世界よ。それに去年の対抗戦自体も見てないし」
「大丈夫だよ。僕達がいるじゃないか。その頭脳は活かさないと!」
いきなりオリバー君はグイグイ推してくる。
「そう?難しいのは勘弁してね」
「では、参謀はジェシカ君。あとは攻撃魔法使いのリーダーは火魔法のマイケル君。防御系のリーダーは魔法陣に詳しいイーサン君でいいかな?」
「「「了解」」」
と、サクッと決まってしまった。
はぁぁぁぁぁぁ。参謀って。。。帰ってロダンに相談だな。とほほ。
「先生、決まりました」
と、ウィリアム君は黒板に私達の役割を書いて行く。教壇にウィリアム君が立ち、横にオリバーくん。他の3人はその後ろに並ぶ。
「みんな、オリバー君を中心にこれからよろしく!」
と、あがり症なオリバー君に代わってウィリアム君が挨拶した。
「へ~。上手く考えたな。オリバーが主将なのが面白い。よし、皆は秋に向けてこの5人を中心に対抗戦の戦略を考えるように。陣営の誰かは各班に1人づついるし、連携が取りやすいな。今年はひょっとしたらひょっとするかもな~。お前ら下がっていいぞ~」
ロッド先生はそう言うと、今年の対抗戦について話し始めた。
私はトボトボと班に戻る。班のみんなの顔がキラキラしている。うぅ~。
「すごいですね!参謀なんて!さすがジェシカ君です」
ミーナは自分の事のように大喜びだ。
「やっぱり前に出ないのがすごいな。ジェシカ君は誠実なんだね」
フィン君はちょっと違う解釈で褒めてくれた。。。私はただただ目立ちたくないだけだよ。
「おい!話をやめろ。ちゃんと聞け」
そこらかしらで、小声で陣営達を褒めていた話し声がピタッと止まる。
「よく聞け!今年のテーマは『砂漠』だ。対抗戦は2回ある。魔法戦と文化発表会だ。文化発表会については10月終り頃だ。魔法科は研究テーマをまとめて展示したりしている。こっちは特進科や文芸科がメインだ。まずは魔法の対抗戦だな。これは何としても高成績を収めて欲しい。上位3クラスには特典があるぞ。去年は食券とかだった。ま~年によって色々だ。テーマの詳細は前日まで生徒には知らされない。今から各自調べるなりしろよ。残りの時間は話し合いでもしろ。自習だ」
ロッド先生はそう言うと、椅子に座り直す訳でもなくスタスタっ教室を出て行ってしまった。
相変わらずだな。
しかしテーマがあるのか。『砂漠』ね~。そう言えばエルの領って砂漠に面しているんだよね~。今度話を聞いてみようっと。
「ねぇ。テオ君、テーマって毎年変わるの?」
「あぁ、去年は『氷』だった。戦場の足場が氷だったよ。だから、多分『砂漠』だから砂になるんじゃないかな?」
ほぇ~。会場の足場を変えるの?魔法かな?大掛かりなすごい演出だな。
「そうだ!クラスにロスト領の人っていないかな?あそこの国境は砂漠だよね」
フィン君がクラス内をキョロキョロしている。
「そうだな。早速主将に言ってこよう」
と、テオ君とフィン君は連れ立ってオリバー君の班へ向かって行った。マックス君とミーナ君は10月の文化発表会についてキャッキャとはしゃいでいる。
『砂漠』。。。ラクダとかこちらにもいるのかな?そう言えば、前世で鳥取砂丘のラクダに乗って写真撮ったなぁ。ぼったくりな値段だったけど。
「では、失礼して、私が進行をしますね。この中で誰がいいか聞いてもよろしいでしょうか?」
「あぁ。先程も言っていたが、あなたは本当に代表にならなくてもいいのか?」
キリッとした騎士科にいそうな男子が心配そうに聞いてくる。
「えぇ。私の家は公爵云々の面子をあまり気にしていません。だから、大丈夫よ。それに、これは実力でなるべきだわ。対抗戦でしょう?クラスの威厳に関わるもの」
私は問題ないと再度釘をさす。
「そうか。家の方に問題がないのならいいんだ」
「ええ。では、誰かあります?私としてはリーダーシップが取れる方、できれば魔力より人格的にいい人を主将に据えたいのだけれど。。。」
「それは俺も賛成だ。。。この中では、君じゃないか?」
と、指名されたのは、なよっとした優男のオリバー君だ。
「えっ!僕?ダメだよ~僕前に出るのはちょっと。。。恥ずかしいんだ。今でもちょっと緊張してるし」
「でも、水の魔法使いだろ?それに誰にでも公平で優しい性格じゃないか?適任だと思うが?」
オリバー君は顔を赤くしてブンブンブンと首を振っている。
「そう言うあなたは剣も扱えるそうじゃない?魔法と剣なら強そうだわ」
私はさっきからオリバー君を推しているキリッとした男子に話を振る。
「俺は、戦力の方だから、後衛でいいよ。将来は王族護衛を狙っているんだ」
「はい、僕はイーサン君がいいと思います」
と、私より背の低いかわいい男の子が別の子を指名する。
「え~!俺?いいよ、面倒臭いよ」
おい!面倒臭いって言うな!私もだよ!
「じゃぁ、あなたは?火の攻撃魔法でしょう?どんな風に火を操るのかしら?」
かわいい系男子にも話を振ってみる。
「どんな風って。。。実は魔力量が少ないから消費量をなるべく抑えて、かつ攻撃できる火魔法が出来る。でも、魔力より人格者なんだろ?なら、やっぱり、イーサン君かオリバー君じゃない?」
「では、この2人でどっちか決めましょう。せ~ので指差してね。行くわよ、せ~の」
はい。2対3でオリバー君に決定。
「では、主将はオリバー君ね」
『え~』っとオリバー君はオロオロしているがみんなは相手にせず先に進める。ごめんね。こうでもしないと進まないからね。こう言う決め事って時間がかかるのが定石だから。サクッと行くよ。
「次は副将ですが、どうしましょう?オリバー君の補佐的な感じかしら?」
みんなは一旦う~んと考える。
・オリバー:水+風魔法 特技広域に雨を降らせる 魔法研究者希望 公平で優しい 少しあがり症
・ウィリアム:風魔法 風の防御魔法と剣での攻撃 王族直轄の魔法使い希望 キリッとした体育会系
・イーサン:土魔法 魔法陣と組み合わせて植物操作ができる 植物研究者希望 ストレートな性格で面倒くさがり
・マイケル:火魔法 攻撃魔法 小さな火の玉を連写できる 魔法使い希望 背が低く女の子のようなかわいい男子
・私:土魔法 魔力量大 学年一位の頭脳 実はやりたくない←大事
「では、ウィリアム君はいかが?少々頼りない主人を守る感じで。防御も出来るようだし、将来護衛希望でしょう?練習にもなるんじゃない?」
なんちゃって。それっぽく言ってみる。実は、補佐的な人と言っても全然思いつかない。本音は私以外なら誰でもいい。
「いいね。強うそうに見えるかな?騎士科との対戦は人数が限られるし、主将と副将は絶対参加だから。武力は欲しいよね」
マイケル君は賛同してくれた。
!そうなの?今知ったよ。それならナイスチョイスじゃん。みんなを見るとうんうんと頷いてくれる。よし、決定。
「では、残りの3人ね。それぞれがんばるでいいかしら?」
私はしれっと『5人陣営』とか言っていたのをすっ飛ばす。
「いや、陣営と言っていたじゃないか、きちんと役割を決めよう。今後の作戦会議とかに必要だ」
早速副将のウィリアム君が自分の仕事をし始めた。
ちっ。
「そう?ではウィリアム君に進行をお任せするわ」
私はこれ以上話が進まないようにウィリアム君にバトンタッチする。
「あぁ、主将が人格、副将が武力なら、参謀がいるな。ジェシカ君どうだ?学年一位の頭脳だろ?」
ニヤッとウィリアム君は私を見る。。。もしや、バレてる?フェードアウトしようとした事。。。イーサン君も『ゲッ』と呟く。
「えっ!でも、戦法とか全く未知の世界よ。それに去年の対抗戦自体も見てないし」
「大丈夫だよ。僕達がいるじゃないか。その頭脳は活かさないと!」
いきなりオリバー君はグイグイ推してくる。
「そう?難しいのは勘弁してね」
「では、参謀はジェシカ君。あとは攻撃魔法使いのリーダーは火魔法のマイケル君。防御系のリーダーは魔法陣に詳しいイーサン君でいいかな?」
「「「了解」」」
と、サクッと決まってしまった。
はぁぁぁぁぁぁ。参謀って。。。帰ってロダンに相談だな。とほほ。
「先生、決まりました」
と、ウィリアム君は黒板に私達の役割を書いて行く。教壇にウィリアム君が立ち、横にオリバーくん。他の3人はその後ろに並ぶ。
「みんな、オリバー君を中心にこれからよろしく!」
と、あがり症なオリバー君に代わってウィリアム君が挨拶した。
「へ~。上手く考えたな。オリバーが主将なのが面白い。よし、皆は秋に向けてこの5人を中心に対抗戦の戦略を考えるように。陣営の誰かは各班に1人づついるし、連携が取りやすいな。今年はひょっとしたらひょっとするかもな~。お前ら下がっていいぞ~」
ロッド先生はそう言うと、今年の対抗戦について話し始めた。
私はトボトボと班に戻る。班のみんなの顔がキラキラしている。うぅ~。
「すごいですね!参謀なんて!さすがジェシカ君です」
ミーナは自分の事のように大喜びだ。
「やっぱり前に出ないのがすごいな。ジェシカ君は誠実なんだね」
フィン君はちょっと違う解釈で褒めてくれた。。。私はただただ目立ちたくないだけだよ。
「おい!話をやめろ。ちゃんと聞け」
そこらかしらで、小声で陣営達を褒めていた話し声がピタッと止まる。
「よく聞け!今年のテーマは『砂漠』だ。対抗戦は2回ある。魔法戦と文化発表会だ。文化発表会については10月終り頃だ。魔法科は研究テーマをまとめて展示したりしている。こっちは特進科や文芸科がメインだ。まずは魔法の対抗戦だな。これは何としても高成績を収めて欲しい。上位3クラスには特典があるぞ。去年は食券とかだった。ま~年によって色々だ。テーマの詳細は前日まで生徒には知らされない。今から各自調べるなりしろよ。残りの時間は話し合いでもしろ。自習だ」
ロッド先生はそう言うと、椅子に座り直す訳でもなくスタスタっ教室を出て行ってしまった。
相変わらずだな。
しかしテーマがあるのか。『砂漠』ね~。そう言えばエルの領って砂漠に面しているんだよね~。今度話を聞いてみようっと。
「ねぇ。テオ君、テーマって毎年変わるの?」
「あぁ、去年は『氷』だった。戦場の足場が氷だったよ。だから、多分『砂漠』だから砂になるんじゃないかな?」
ほぇ~。会場の足場を変えるの?魔法かな?大掛かりなすごい演出だな。
「そうだ!クラスにロスト領の人っていないかな?あそこの国境は砂漠だよね」
フィン君がクラス内をキョロキョロしている。
「そうだな。早速主将に言ってこよう」
と、テオ君とフィン君は連れ立ってオリバー君の班へ向かって行った。マックス君とミーナ君は10月の文化発表会についてキャッキャとはしゃいでいる。
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