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二夜目
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二夜目
本日は、ある少女のお話をしたいと思います。
彼女は、自分が自分でないと感じることが多々ありました。
例えば、自分の名前を書いた時。
これは、本当に自分の名前なのかと疑問に思ったことがありました。
また、登校途中。
今私は本当にここに存在しているのかと、とても不安に思うこともありました。
このように、彼女は自分というものを見失っていたのです。
さて、この彼女には転機が訪れました。
今までよく話していた友達とクラスが離れてしまったのです。
たったそれだけ。
しかし、友達の少ない彼女にとってはとても重要なことでした。
クラスが違うということは、授業も違うということ。
移動教室が多いときには丸一日会えない日も続きました。
会いたい。
話したい。
遊びたい。
彼女は友達と会えないことで、爆発寸前までストレスが溜まってしまっていました。
友達に会いに行けばいいのではないかと思う方もいるでしょう。
彼女もそう思い、何度か友達のクラスへと足を運びました。
その度に、友達は楽しそうに他の人と話していました。
寂しさ。
それは、一人で埋められるものではありません。
そして、彼女のストレスは最高点を突破し、爆発しました。
何が起きたのかというと、情緒不安定に陥ってしまったのです。
彼女は家に帰ると、部屋に閉じこもるようになりました。
部屋で泣いて、泣いて、泣いて。
ずっと泣いていました。
しかし、心は苦しくなるばかり。
ならばと思い、彼女はカッターを取り出します。
さて、ここで彼女の趣味についてお話ししましょう。
彼女は読書が好きでした。
年間の読書冊数は400を超える程。
その読書の中には、リストカットという単語が入っているものもありました。
それを試せば、自分は楽になれるのではないか。
彼女は自分の腕に沿って、弱々しくカッターを動かしました。
弱い力だったおかげで何も傷はつきませんでした。
そして、彼女の心に残ったのは。
何だったのでしょうか。
さて、皆さん、彼女を救ってください。
時間は巻き戻しても構いません。
巻き戻さずに、あなたが物語に入るという選択肢もあります。
彼女は何を思い、何をしようとするのか。
その答えはもう、あなたが持っているはずです。
彼女を助けてあげてください。
《任務》
彼女を救って見せよう。
【怜依からのメッセージ】
皆さん、ここまで読んで頂きありがとうございます。
皆さんだったら、彼女をどのように救いますか?
感想や答え等、お待ちしております。
次は、ある男性のお話。
さて、本日はここでお終い。
本日は、ある少女のお話をしたいと思います。
彼女は、自分が自分でないと感じることが多々ありました。
例えば、自分の名前を書いた時。
これは、本当に自分の名前なのかと疑問に思ったことがありました。
また、登校途中。
今私は本当にここに存在しているのかと、とても不安に思うこともありました。
このように、彼女は自分というものを見失っていたのです。
さて、この彼女には転機が訪れました。
今までよく話していた友達とクラスが離れてしまったのです。
たったそれだけ。
しかし、友達の少ない彼女にとってはとても重要なことでした。
クラスが違うということは、授業も違うということ。
移動教室が多いときには丸一日会えない日も続きました。
会いたい。
話したい。
遊びたい。
彼女は友達と会えないことで、爆発寸前までストレスが溜まってしまっていました。
友達に会いに行けばいいのではないかと思う方もいるでしょう。
彼女もそう思い、何度か友達のクラスへと足を運びました。
その度に、友達は楽しそうに他の人と話していました。
寂しさ。
それは、一人で埋められるものではありません。
そして、彼女のストレスは最高点を突破し、爆発しました。
何が起きたのかというと、情緒不安定に陥ってしまったのです。
彼女は家に帰ると、部屋に閉じこもるようになりました。
部屋で泣いて、泣いて、泣いて。
ずっと泣いていました。
しかし、心は苦しくなるばかり。
ならばと思い、彼女はカッターを取り出します。
さて、ここで彼女の趣味についてお話ししましょう。
彼女は読書が好きでした。
年間の読書冊数は400を超える程。
その読書の中には、リストカットという単語が入っているものもありました。
それを試せば、自分は楽になれるのではないか。
彼女は自分の腕に沿って、弱々しくカッターを動かしました。
弱い力だったおかげで何も傷はつきませんでした。
そして、彼女の心に残ったのは。
何だったのでしょうか。
さて、皆さん、彼女を救ってください。
時間は巻き戻しても構いません。
巻き戻さずに、あなたが物語に入るという選択肢もあります。
彼女は何を思い、何をしようとするのか。
その答えはもう、あなたが持っているはずです。
彼女を助けてあげてください。
《任務》
彼女を救って見せよう。
【怜依からのメッセージ】
皆さん、ここまで読んで頂きありがとうございます。
皆さんだったら、彼女をどのように救いますか?
感想や答え等、お待ちしております。
次は、ある男性のお話。
さて、本日はここでお終い。
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