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一章
街、探索と1日の終わり
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俺たちが門を抜け街に入ると東京と同じいやそれ以上の人が行き交っていた
「凄い人の数だな」
「ハピネスの混雑のピークよりも凄いと思うよ」
「浅倉チーフ、うちのスーパーと比べないでください、規模が違います」
「そうだね、規模が違うわ」
「それでみなさんどうしますか?、僕は探索するのが良いと思います」
「そうだな、良いこと言うじゃねぇか、臼井」
「ありがとうございます」
「星矢どうする?、4人固まって動くか?」
「いや、それだと効率が悪いそれとこの人だしな」
「そうか、どう分ける?」
「そんなの決まっているだろ、食品チームと惣菜チームで分かれるだよ」
「確かにそれの方が分かりやすいな」
「そうだな、食品チームは右から、俺達惣菜チームは左から探索しよう」
「あと、腕時計は付けていると思うが時間が同じとは限らないから夕方ぐらいにまたここに集合で」
「星矢このモンスターの素材は?」
「半分ずつ持てば良いだろ」
「オーケー」
「分かりました」
「はい」
「では、散開」
星矢のその掛け声で俺達は別れた
食品チームの場合
星矢達の反対、右側には服屋や薬屋、雑貨屋などが建ち並んでおりとても静かだった
「なんか、静かだね」
「そうですね、やっぱり屋台とか無いからですかね」
「そうだね、なんか行き交う人もお淑やかと言うか上品な感じがするし」
「私達場違い感があるのですが」
「しょうがないよ、着て行くのハピネスの制服か出社する前の私服だけだからね」
ちなみに今回は全員私服で来ている
「じゃあ、ここで服とか買っておかないとですね」
「その前にお金をどうするかだな」
「この、モンスターの素材を売れば良いんじゃないんですか?」
「どこに売るんだ?」
「モンスターがいるという事はそれを討伐する組織が何があると思うんですよ」
「たしかに」
「そこに売れば」
「金が手に入ると」
「そうです」
「それは、どこに?」
「さぁ?」
「ま、そうだよね」
「周りにいる人に聞いてみるか、何故か日本語は通じるみたいだし」
「その方が良さそうですね」
「あのー、すみません」
「はい、何でしょう?」
「この辺にモンスターの素材を売れる所はありませんか?」
「そうですね」
「少し進んだ所に兵士の駐屯所がありますのでそこに言っていただけば売れると思います」
「そうですか!、親切にありがとうございます」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
「では、また」
「はい、さようなら」
「さようなら」
「良い人でしたね」
「そうだね」
「俺たちだったから行けたのかもね」
「何でですか?」
「ほら、星矢とか怖いじゃん」
「ふふ、確かに怖いですね」
その良い人の通りに少し進むと兵士が何人か固まっている建物を見つけた
「あのー、すみません」
「はい、何でしょうか?」
「モンスターの素材を売りたくて、大丈夫ですか?」
「はい、問題ないですよ」
「どの素材を売りたいんですか?」
「これ、なんですけど、いくらぐらいになりますか?」
「そうですね、これだと、少し上乗せして500キズですね」
「ありがとうございます、あのー、申し訳ないんですけど」
「何でしょうか?」
「私達かなり遠くから来ていまして、今まで物々交換で暮らしていたものですからギズとか分からなくて良ければ教えてほしいんですけど」
「そうですか、それは、相当遠くから来たんですね」
「はい、そうなんです」
「分かりました、教えて差し上げます」
「ありがとうございます」
「まず、一番低い価値なのはこちらの"オ"と書いてあるこの硬貨です、読みは"オズ"と読みます、これが10枚集まると"カ"と書いてある"ガズ"になります、それがまた10枚集まると"キ"と書いてある"ギズ"になります、また10枚で今度は"ギ"と書いてある"ギズズ"になります、最後にギズズが10枚で"ギッ"と書いてある"ギッズ"になります」
「そうなんですか、ありがとうございます」
「では、お邪魔しました」
「お邪魔しました」
「はい、おきおつけて」
兵士の駐屯所を離れてどうしようかと考えていた頃
「あれ、なんか前の方が騒がしいな」
「そうですね、何かあったんでしょうか?」
「見てみよう」
騒ぎのする方へ行ってみると、一人の男が何かを大声で言っていた
「さあさあ、次の挑戦者は誰かなー?」
そう、騒いでいる男の横には小さめの台と沢山の棒状の木があった
俺はこれが何なのか周りにいた人に聞いた
「あのー、これは何ですか?」
「ああ、これかい、これはねどうやらあの台にどれだけ木の棒を乗せれるかってだけの話さ」
「そうなんですか」
「しかも、全部乗せた人には賞金が出るんだと」
「そうなんですね」
「チーフ」
「どうしたんだ?」
「あれ、出来ます?」
「正直言って簡単だな」
「本当ですか?、あれ100本はありますよ、しかもあの台の小ささ流石に無理じゃ」
「行けるよ、見てて」
そう言って俺は前に出た
「俺、やります」
「おっとー、新たな挑戦者だ」
「挑戦者、サポート道具などが有るがどうする使うか~?」
「いいえ、要りません」
「おっと、挑戦者強気だ~」
「では、早速初めて貰いましょう、制限時間は無し、スタート!!」
それからは圧巻だった、浅倉チーフの動きたるや嵐の如くけれどそよ風のように優しいタッチでヤグラのように積み上げていく、そして30分もたたないうちに全ての木の棒を積み上げてしまった
「しゅ、終了ー」
「ふう、少し疲れたな」
「さぁ、賞金をくれるかな」
「あ、ああ」
俺は、賞金200ギズ貰った
「よし、行くぞ」
「あ、はい」
俺はその場を早歩きで去った
「チーフ早いです」
「ああ、すまんすまん」
「どうしたんですか?、そんなに急いで」
「いやー、やった後に気付いたんだが目立っちゃダメじゃねと」
「何でですか?」
「だって、別にハピネスを宣伝しに来ているわけでは無いでしょ」
「そうですね」
「ここで、変に目立ったら変な噂とかが立ってしまうかもしれないだろ」
「例えばどんなのですか?」
「あの、男に会うと凄い速さで木の棒で固められるとか」
「そんなの、考え過ぎですよ」
「そうだと良いんだが」
「そんな、話をしているうちにもう良い時間じゃないですか?」
そう言われて俺は空を見た
「そうだな」
空がいい感じに赤く染まっている
「そろそろ、集合場所に戻るか」
「はい!」
集合場所に戻って
「おい、遅かったじゃーねえか」
「そうか?」
「おう、10分は待ったぞ」
「そこまで待ってないな」
「うるせ」
「星矢お前の方はどうだった?」
「モンスターの素材を換金出来たくらいだな」
「ホントか?」
「ホントだ」
「それで、どうするんだ、星矢もう夜になるぞ」
「問題ない宿は取ってある」
「流石だな」
「男3の女1で取ってある」
「配慮も完璧だな」
「諸星チーフありがとうございます」
「良いってことよ」
「じゃあ早速宿に行こうか、星矢案内よろしく」
「任せとけ」
俺達は夕日を背に宿屋へ向かった
「凄い人の数だな」
「ハピネスの混雑のピークよりも凄いと思うよ」
「浅倉チーフ、うちのスーパーと比べないでください、規模が違います」
「そうだね、規模が違うわ」
「それでみなさんどうしますか?、僕は探索するのが良いと思います」
「そうだな、良いこと言うじゃねぇか、臼井」
「ありがとうございます」
「星矢どうする?、4人固まって動くか?」
「いや、それだと効率が悪いそれとこの人だしな」
「そうか、どう分ける?」
「そんなの決まっているだろ、食品チームと惣菜チームで分かれるだよ」
「確かにそれの方が分かりやすいな」
「そうだな、食品チームは右から、俺達惣菜チームは左から探索しよう」
「あと、腕時計は付けていると思うが時間が同じとは限らないから夕方ぐらいにまたここに集合で」
「星矢このモンスターの素材は?」
「半分ずつ持てば良いだろ」
「オーケー」
「分かりました」
「はい」
「では、散開」
星矢のその掛け声で俺達は別れた
食品チームの場合
星矢達の反対、右側には服屋や薬屋、雑貨屋などが建ち並んでおりとても静かだった
「なんか、静かだね」
「そうですね、やっぱり屋台とか無いからですかね」
「そうだね、なんか行き交う人もお淑やかと言うか上品な感じがするし」
「私達場違い感があるのですが」
「しょうがないよ、着て行くのハピネスの制服か出社する前の私服だけだからね」
ちなみに今回は全員私服で来ている
「じゃあ、ここで服とか買っておかないとですね」
「その前にお金をどうするかだな」
「この、モンスターの素材を売れば良いんじゃないんですか?」
「どこに売るんだ?」
「モンスターがいるという事はそれを討伐する組織が何があると思うんですよ」
「たしかに」
「そこに売れば」
「金が手に入ると」
「そうです」
「それは、どこに?」
「さぁ?」
「ま、そうだよね」
「周りにいる人に聞いてみるか、何故か日本語は通じるみたいだし」
「その方が良さそうですね」
「あのー、すみません」
「はい、何でしょう?」
「この辺にモンスターの素材を売れる所はありませんか?」
「そうですね」
「少し進んだ所に兵士の駐屯所がありますのでそこに言っていただけば売れると思います」
「そうですか!、親切にありがとうございます」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
「では、また」
「はい、さようなら」
「さようなら」
「良い人でしたね」
「そうだね」
「俺たちだったから行けたのかもね」
「何でですか?」
「ほら、星矢とか怖いじゃん」
「ふふ、確かに怖いですね」
その良い人の通りに少し進むと兵士が何人か固まっている建物を見つけた
「あのー、すみません」
「はい、何でしょうか?」
「モンスターの素材を売りたくて、大丈夫ですか?」
「はい、問題ないですよ」
「どの素材を売りたいんですか?」
「これ、なんですけど、いくらぐらいになりますか?」
「そうですね、これだと、少し上乗せして500キズですね」
「ありがとうございます、あのー、申し訳ないんですけど」
「何でしょうか?」
「私達かなり遠くから来ていまして、今まで物々交換で暮らしていたものですからギズとか分からなくて良ければ教えてほしいんですけど」
「そうですか、それは、相当遠くから来たんですね」
「はい、そうなんです」
「分かりました、教えて差し上げます」
「ありがとうございます」
「まず、一番低い価値なのはこちらの"オ"と書いてあるこの硬貨です、読みは"オズ"と読みます、これが10枚集まると"カ"と書いてある"ガズ"になります、それがまた10枚集まると"キ"と書いてある"ギズ"になります、また10枚で今度は"ギ"と書いてある"ギズズ"になります、最後にギズズが10枚で"ギッ"と書いてある"ギッズ"になります」
「そうなんですか、ありがとうございます」
「では、お邪魔しました」
「お邪魔しました」
「はい、おきおつけて」
兵士の駐屯所を離れてどうしようかと考えていた頃
「あれ、なんか前の方が騒がしいな」
「そうですね、何かあったんでしょうか?」
「見てみよう」
騒ぎのする方へ行ってみると、一人の男が何かを大声で言っていた
「さあさあ、次の挑戦者は誰かなー?」
そう、騒いでいる男の横には小さめの台と沢山の棒状の木があった
俺はこれが何なのか周りにいた人に聞いた
「あのー、これは何ですか?」
「ああ、これかい、これはねどうやらあの台にどれだけ木の棒を乗せれるかってだけの話さ」
「そうなんですか」
「しかも、全部乗せた人には賞金が出るんだと」
「そうなんですね」
「チーフ」
「どうしたんだ?」
「あれ、出来ます?」
「正直言って簡単だな」
「本当ですか?、あれ100本はありますよ、しかもあの台の小ささ流石に無理じゃ」
「行けるよ、見てて」
そう言って俺は前に出た
「俺、やります」
「おっとー、新たな挑戦者だ」
「挑戦者、サポート道具などが有るがどうする使うか~?」
「いいえ、要りません」
「おっと、挑戦者強気だ~」
「では、早速初めて貰いましょう、制限時間は無し、スタート!!」
それからは圧巻だった、浅倉チーフの動きたるや嵐の如くけれどそよ風のように優しいタッチでヤグラのように積み上げていく、そして30分もたたないうちに全ての木の棒を積み上げてしまった
「しゅ、終了ー」
「ふう、少し疲れたな」
「さぁ、賞金をくれるかな」
「あ、ああ」
俺は、賞金200ギズ貰った
「よし、行くぞ」
「あ、はい」
俺はその場を早歩きで去った
「チーフ早いです」
「ああ、すまんすまん」
「どうしたんですか?、そんなに急いで」
「いやー、やった後に気付いたんだが目立っちゃダメじゃねと」
「何でですか?」
「だって、別にハピネスを宣伝しに来ているわけでは無いでしょ」
「そうですね」
「ここで、変に目立ったら変な噂とかが立ってしまうかもしれないだろ」
「例えばどんなのですか?」
「あの、男に会うと凄い速さで木の棒で固められるとか」
「そんなの、考え過ぎですよ」
「そうだと良いんだが」
「そんな、話をしているうちにもう良い時間じゃないですか?」
そう言われて俺は空を見た
「そうだな」
空がいい感じに赤く染まっている
「そろそろ、集合場所に戻るか」
「はい!」
集合場所に戻って
「おい、遅かったじゃーねえか」
「そうか?」
「おう、10分は待ったぞ」
「そこまで待ってないな」
「うるせ」
「星矢お前の方はどうだった?」
「モンスターの素材を換金出来たくらいだな」
「ホントか?」
「ホントだ」
「それで、どうするんだ、星矢もう夜になるぞ」
「問題ない宿は取ってある」
「流石だな」
「男3の女1で取ってある」
「配慮も完璧だな」
「諸星チーフありがとうございます」
「良いってことよ」
「じゃあ早速宿に行こうか、星矢案内よろしく」
「任せとけ」
俺達は夕日を背に宿屋へ向かった
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