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第一章
13、ウサギは狩られる運命にある
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「先ほどのお前は、言うなれば水でできた分身か。なかなか珍妙な技を使うものだ」
冷気を放つ槍の先端を向けられているセルジュであったが、柄を握るアクアの顔が紅潮しているせいなのか、余裕さが滲み出ている。
指摘された通り、セルジュが触れようとしていたアクアは術で作り出した分身だった。水でアクアと同じ姿が作れるというだけの、分身自体は声を発することも、戦うこともできない、実用性に乏しい術である。だが、水の温度を急激に下げる術と組み合わせて、セルジュを止めることに成功した。
「……私に用があると聞きました」
主導権を握るアクアが凄んでも、セルジュの態度は変わらない。それどころか、いつかと同じように黒頭巾の隙間から押し殺した笑い声が漏れてくる。
「ああ。またお前に、精を注がねばな」
こともなげに言われた瞬間、アクアの肌が震えた。断じて嫌悪からなどではない。
処女膜を破られたときと同じ快感を、また味わえるのか。そんな期待を示すかのような甘い震えだった。
そんな身体の反応を否定するかのように、アクアは眉根を強く歪めてなおセルジュを睨みつける。
「そ、そういうことは……好きな人とするものであって……! 赤ちゃんだって、好きな人と結婚して、その人との間に作るものですっ」
「それは地球人の通念だろう。生憎だが、ジェバイデッドにそのような飯事をする猶予はない」
種として絶滅の瀬戸際に立たされているセルジュからすれば、ごく当然の応答だろう。だが、アクアとてジェバイデッドの行いを是とすることはできない。
「……だけど、それが地球を侵略したり、誰かを傷つけていい理由にはなりません。あなたたちの境遇には、同情するけど……」
地球に住む一員として、地球を守る正義の味方として、これもまた当然の答えだった。
「……ふっ、ははは。同情か」
セルジュの大きな肩が上下する。アクアは警戒を強めて槍の柄を強く握りしめたが、瞬きする間もなく、セルジュは目と鼻の先にまで迫ってきていた。
氷の破片が、宙を舞っている。セルジュは一瞬にして拘束を破り、アクアの懐に潜り込んで戦闘衣の上から下腹を押さえつけてきた。
「ならばお前は粛々と、俺の子を宿せばいい」
アクアは、軽度の錯乱状態に陥っていた。氷獄をいとも容易く破ったセルジュに狼狽する一方で、触れられた箇所の内側は疼いて悦んでいる。
恐怖と法悦。混ざり合ってはいけないふたつの感情に煽られてわけがわからなくなったアクアは、でたらめに槍を振り上げた。
しかしセルジュは、それすらもなんなく避けてしまう。アクアが負けじと槍を薙ぎ、払い、突けど、その切っ先すら当たらず、セルジュは攻撃すべてを紙一重で躱しながら、ぴたりとくっついて離れてくれない。
手のひらで転がされている。そう痛感しつつも、アクアは槍を振るい続けた。攻撃の手を休めてしまったらどうなるかなど、目に見えている。
ところが、セルジュの気まぐれともいうべき掌底ひとつで、アクアの奮闘は呆気なく止められてしまった。
「あうっ」
アクアの手首を正確に狙い打つ、鋭い一撃だった。弾かれた衝撃で、槍はアクアの手を離れ頭上高くに車輪を描く。
その柄を掴んだのは、セルジュだ。
「さあ、次はどうする? また妙な技を使って抵抗してみるか? 俺は一向にかまわんぞ、じゃじゃ馬」
セルジュは槍の柄をアクアに差し向けた。その末端で顎を掬い上げられて、アクアは歯噛みする。
完全に遊ばれている状態だった。これでは何をしても翻弄されるだけだろう。この事態をどう対処すべきか黙考していると、セルジュが槍を下げてアクアの腰を抱き寄せた。いつかと同じように胸を突っぱねるのだが、やはりびくりとも動かない。腰を掴む腕を押しても、激しく身を捩っても。
ふたりの距離がぐっと近くなり、生唾を飲み込む音がアクアの耳を掠めた。
「……今からお前を調教して、服従させてやる。来い」
さすがにセルジュも、絶滅の危機に晒されているとはいえ、野外で事に及ぶということはしないらしい。
セルジュが踵を返そうとしたそのとき、先ほどと同じ現象が起こった。セルジュの右手に握られていた槍が水に、水からウサギの姿に変化した。
武器化能力によって氷の槍になっていた水色ウサギ──ツクヨミは、パートナーの危機と知って元の姿に戻り、虚を衝いてセルジュの顔面に体当たりする。
「ぐっ……!?」
セルジュはいきなり視界が塞がれて驚いたのか、アクアを手放した。
「ヨミくん!」
尻もちをついたアクアは打ち所が悪く、すぐに起き上がることができない。それでも、セルジュの顔面にしがみつくツクヨミの元へ寄ろうと地を這う。しかしそれに待ったをかけたのは、他ならぬツクヨミだった。
「だから言ったぴょん! ゼッタイ敵いっこないって言ったぴょん! はやく逃げるぴょん! ルビーが起きるまで、どっかに隠れて……ぴょっ」
なんとかへばりついていたツクヨミだったが、ついに黒頭巾ごと引き剥がされ、そのままアクアに投げつけられた。
「ヨミくん、ヨミくん!」
ツクヨミはアクアに受け止められたものの、衝撃がかなり強かったのか気を失っている。アクアが呼びかけても、身体を揺さぶっても反応がない。
じゃり、という瓦礫の擦れる音にアクアは顔を上げ、震え上がる。
「お前は本当に、躾がいがあるな」
セルジュはあらわになった素顔で薄く笑いながら、舌なめずりをしていた。ひどく加虐的な表情なのに、美しすぎる。それは、見る者すべてを魅了する、魔性の艶笑だった。
アクアの心臓が、高く速く鳴る。優位性は既にない。もはやアクアには逃げることしか残されていないが、走り出したところですぐに囚われてしまうだろう。セルジュの身体能力は、今さっきの交戦で嫌というほど思い知っている。
しかし、追い詰められたアクアにある閃きが過ぎった。
アクアはセルジュに再度掴まれる寸前で立ち上がり、ツクヨミを胸にぐっと押し付けた。ツクヨミの身体が、融けるようにアクアの身体へと入り込んでいく。
するとたちまち、アクアの全貌に変化が起きた。
メダリオンの特徴的な衣装は、青色のレオタードに。頭の天辺からウサギの耳が覗いており、尾骶骨付近にも同様の尻尾がついている。俗にいう、バニーガールを彷彿とさせる恰好であった。
すらりと伸びた白い手足を包むものはなく、わずかな布地も肢体にぴたりと張り付いていて、アクアの柳腰、豊かな乳房と臀部を強調している。局部も、下手をすると見えてしまうのではないか、というほどの鋭角構造だった。
そんな扇情的な姿へと変身を遂げたアクアは、なぜか固まっているセルジュを一瞥することもなく、背を向けて駆けだした。とても人間の脚力とは思えない軽やかな疾駆で、あっという間に駅構内から脱出を果たす。
メダリオンには、パートナー妖精を武器に変じるのとは別に、もうひとつ特殊な能力があった。
それは、パートナーと融合し、守護宝獣の力の一部を得る、獣融化という能力だ。例えば、ルビーであれば赤い鳥のフェーと融合して、飛行能力を得られる、といった具合に。
アクアはツクヨミと融合することで、脚力を得た。人類最速の記録が時速四十五キロ。ウサギはほぼその倍、時速八十キロで走ることができる。これなら、セルジュもおいそれとアクアを捕まえることはできないだろう。
問題は、セルジュが短絡的にアクアを追ってくるかどうかだった。アクアが逃げ仰せても、セルジュがそれを無視して破壊行動を再開したら対処せざるを得ない。それを確認するため振り返ると──セルジュの姿はなかった。
やはり敵もそこまで単純ではないか、とアクアは臍を噛む。急ブレーキをかけてセルジュの元へ戻ろうとするアクアであったが、そもそもその必要すらなかった。
「きゃ……!?」
アクアの足が浮く。腹に太い腕が絡みつき、背面全体に重みがかかった。
「よくも妙な恰好で煽ってくれたな」
やや上擦ったセルジュの声に導かれ、アクアは顔を後ろに向ける。
間近に、セルジュの顔があった。逆光で表情はよく見えないが、目だけが異様にぎらついている。まさに、獲物を捕食する寸前の獣のような目だった。
背後からがっちりと抱きすくめられたアクアは、全身を強張らせた。柔らかい双丘の割れ目に、硬く熱いモノを押し付けられて。
「根城に連れ帰るまではと思っていたが……もういい。ここでお前を孕ませる」
冷気を放つ槍の先端を向けられているセルジュであったが、柄を握るアクアの顔が紅潮しているせいなのか、余裕さが滲み出ている。
指摘された通り、セルジュが触れようとしていたアクアは術で作り出した分身だった。水でアクアと同じ姿が作れるというだけの、分身自体は声を発することも、戦うこともできない、実用性に乏しい術である。だが、水の温度を急激に下げる術と組み合わせて、セルジュを止めることに成功した。
「……私に用があると聞きました」
主導権を握るアクアが凄んでも、セルジュの態度は変わらない。それどころか、いつかと同じように黒頭巾の隙間から押し殺した笑い声が漏れてくる。
「ああ。またお前に、精を注がねばな」
こともなげに言われた瞬間、アクアの肌が震えた。断じて嫌悪からなどではない。
処女膜を破られたときと同じ快感を、また味わえるのか。そんな期待を示すかのような甘い震えだった。
そんな身体の反応を否定するかのように、アクアは眉根を強く歪めてなおセルジュを睨みつける。
「そ、そういうことは……好きな人とするものであって……! 赤ちゃんだって、好きな人と結婚して、その人との間に作るものですっ」
「それは地球人の通念だろう。生憎だが、ジェバイデッドにそのような飯事をする猶予はない」
種として絶滅の瀬戸際に立たされているセルジュからすれば、ごく当然の応答だろう。だが、アクアとてジェバイデッドの行いを是とすることはできない。
「……だけど、それが地球を侵略したり、誰かを傷つけていい理由にはなりません。あなたたちの境遇には、同情するけど……」
地球に住む一員として、地球を守る正義の味方として、これもまた当然の答えだった。
「……ふっ、ははは。同情か」
セルジュの大きな肩が上下する。アクアは警戒を強めて槍の柄を強く握りしめたが、瞬きする間もなく、セルジュは目と鼻の先にまで迫ってきていた。
氷の破片が、宙を舞っている。セルジュは一瞬にして拘束を破り、アクアの懐に潜り込んで戦闘衣の上から下腹を押さえつけてきた。
「ならばお前は粛々と、俺の子を宿せばいい」
アクアは、軽度の錯乱状態に陥っていた。氷獄をいとも容易く破ったセルジュに狼狽する一方で、触れられた箇所の内側は疼いて悦んでいる。
恐怖と法悦。混ざり合ってはいけないふたつの感情に煽られてわけがわからなくなったアクアは、でたらめに槍を振り上げた。
しかしセルジュは、それすらもなんなく避けてしまう。アクアが負けじと槍を薙ぎ、払い、突けど、その切っ先すら当たらず、セルジュは攻撃すべてを紙一重で躱しながら、ぴたりとくっついて離れてくれない。
手のひらで転がされている。そう痛感しつつも、アクアは槍を振るい続けた。攻撃の手を休めてしまったらどうなるかなど、目に見えている。
ところが、セルジュの気まぐれともいうべき掌底ひとつで、アクアの奮闘は呆気なく止められてしまった。
「あうっ」
アクアの手首を正確に狙い打つ、鋭い一撃だった。弾かれた衝撃で、槍はアクアの手を離れ頭上高くに車輪を描く。
その柄を掴んだのは、セルジュだ。
「さあ、次はどうする? また妙な技を使って抵抗してみるか? 俺は一向にかまわんぞ、じゃじゃ馬」
セルジュは槍の柄をアクアに差し向けた。その末端で顎を掬い上げられて、アクアは歯噛みする。
完全に遊ばれている状態だった。これでは何をしても翻弄されるだけだろう。この事態をどう対処すべきか黙考していると、セルジュが槍を下げてアクアの腰を抱き寄せた。いつかと同じように胸を突っぱねるのだが、やはりびくりとも動かない。腰を掴む腕を押しても、激しく身を捩っても。
ふたりの距離がぐっと近くなり、生唾を飲み込む音がアクアの耳を掠めた。
「……今からお前を調教して、服従させてやる。来い」
さすがにセルジュも、絶滅の危機に晒されているとはいえ、野外で事に及ぶということはしないらしい。
セルジュが踵を返そうとしたそのとき、先ほどと同じ現象が起こった。セルジュの右手に握られていた槍が水に、水からウサギの姿に変化した。
武器化能力によって氷の槍になっていた水色ウサギ──ツクヨミは、パートナーの危機と知って元の姿に戻り、虚を衝いてセルジュの顔面に体当たりする。
「ぐっ……!?」
セルジュはいきなり視界が塞がれて驚いたのか、アクアを手放した。
「ヨミくん!」
尻もちをついたアクアは打ち所が悪く、すぐに起き上がることができない。それでも、セルジュの顔面にしがみつくツクヨミの元へ寄ろうと地を這う。しかしそれに待ったをかけたのは、他ならぬツクヨミだった。
「だから言ったぴょん! ゼッタイ敵いっこないって言ったぴょん! はやく逃げるぴょん! ルビーが起きるまで、どっかに隠れて……ぴょっ」
なんとかへばりついていたツクヨミだったが、ついに黒頭巾ごと引き剥がされ、そのままアクアに投げつけられた。
「ヨミくん、ヨミくん!」
ツクヨミはアクアに受け止められたものの、衝撃がかなり強かったのか気を失っている。アクアが呼びかけても、身体を揺さぶっても反応がない。
じゃり、という瓦礫の擦れる音にアクアは顔を上げ、震え上がる。
「お前は本当に、躾がいがあるな」
セルジュはあらわになった素顔で薄く笑いながら、舌なめずりをしていた。ひどく加虐的な表情なのに、美しすぎる。それは、見る者すべてを魅了する、魔性の艶笑だった。
アクアの心臓が、高く速く鳴る。優位性は既にない。もはやアクアには逃げることしか残されていないが、走り出したところですぐに囚われてしまうだろう。セルジュの身体能力は、今さっきの交戦で嫌というほど思い知っている。
しかし、追い詰められたアクアにある閃きが過ぎった。
アクアはセルジュに再度掴まれる寸前で立ち上がり、ツクヨミを胸にぐっと押し付けた。ツクヨミの身体が、融けるようにアクアの身体へと入り込んでいく。
するとたちまち、アクアの全貌に変化が起きた。
メダリオンの特徴的な衣装は、青色のレオタードに。頭の天辺からウサギの耳が覗いており、尾骶骨付近にも同様の尻尾がついている。俗にいう、バニーガールを彷彿とさせる恰好であった。
すらりと伸びた白い手足を包むものはなく、わずかな布地も肢体にぴたりと張り付いていて、アクアの柳腰、豊かな乳房と臀部を強調している。局部も、下手をすると見えてしまうのではないか、というほどの鋭角構造だった。
そんな扇情的な姿へと変身を遂げたアクアは、なぜか固まっているセルジュを一瞥することもなく、背を向けて駆けだした。とても人間の脚力とは思えない軽やかな疾駆で、あっという間に駅構内から脱出を果たす。
メダリオンには、パートナー妖精を武器に変じるのとは別に、もうひとつ特殊な能力があった。
それは、パートナーと融合し、守護宝獣の力の一部を得る、獣融化という能力だ。例えば、ルビーであれば赤い鳥のフェーと融合して、飛行能力を得られる、といった具合に。
アクアはツクヨミと融合することで、脚力を得た。人類最速の記録が時速四十五キロ。ウサギはほぼその倍、時速八十キロで走ることができる。これなら、セルジュもおいそれとアクアを捕まえることはできないだろう。
問題は、セルジュが短絡的にアクアを追ってくるかどうかだった。アクアが逃げ仰せても、セルジュがそれを無視して破壊行動を再開したら対処せざるを得ない。それを確認するため振り返ると──セルジュの姿はなかった。
やはり敵もそこまで単純ではないか、とアクアは臍を噛む。急ブレーキをかけてセルジュの元へ戻ろうとするアクアであったが、そもそもその必要すらなかった。
「きゃ……!?」
アクアの足が浮く。腹に太い腕が絡みつき、背面全体に重みがかかった。
「よくも妙な恰好で煽ってくれたな」
やや上擦ったセルジュの声に導かれ、アクアは顔を後ろに向ける。
間近に、セルジュの顔があった。逆光で表情はよく見えないが、目だけが異様にぎらついている。まさに、獲物を捕食する寸前の獣のような目だった。
背後からがっちりと抱きすくめられたアクアは、全身を強張らせた。柔らかい双丘の割れ目に、硬く熱いモノを押し付けられて。
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