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「カレン様。もう少し殿下をご信頼下さいませ」
「信頼しております」
あの方がどれだけ、国と民を考えているのか私が最も知っている。
「それは、殿下、のお立場でしょう?1人の殿方として信頼されていますか?カレン様が昔から殿下をとてもお慕いしていのは知っています。だからこそ、お2人が結ばれて私はとても嬉しく思っております。それなのに、何故、何時も悲しそうで不安な表情をされているのですか?」
メアリの言葉に、私は顔を上げた。
「人の心とは虚ろで、移りやすいものよ。いずれは違う方向を向くのよ」
初めて身体の関係を持った私に、情を持っているだけだわ。
「カレン様も、ですか?殿下を慕う今の心が、いつかはどなたかに移るのですか?」
「私は違うわ。私の心はファルジーヌ様だけのものよ」
前世も、
今世も、
変わらない。
いいえ、より強くなった。
「いいえ。今のお言葉なら、カレン様のお気持ちも変わる事もあるでしょう。それを否定するなら、殿下の気持ちを何故否定するのですか?」
まるで射抜くような瞳なのに、穏やかな声に、私は言葉を失った。
私は、ファルジーヌ様をお慕いしている。
それは決して、虚ろで、移りやすい、弛む事のない、一途な想いだ。
それは、私の気持ちだからこそ、私がよく理解している。
そして、ファルジーヌ様がオランヌを愛する事も知っている。
否定、では無く、事実として私は目の当たりにた。
私がどれだけ、愛しても、ファルジーヌ様が彼女の事を1番に想っていた。
「人の心は、それぞれよ。今、と、未来、は違います。今だけを信じる事は、愚か、とは言いませんが、未来は未知数で己が望む結果になる確率は低いでしょう」
「申し訳ありませんが、カレン様の言っている意味が全く理解出来ません。私が見る限りお2人は相思相愛であって、そこに、可能性や確率があるのなら、カレン様のお言葉通り未来が未知数なら、今の望みを叶えていいはずです」
メアリの言葉に、何かこれまでと違う感情が沸いた。
「私の、今の望み・・・?」
「はい。カレン様が望む未来を掴むようにすればいいだけの事です。カレン様は、殿下と結ばれる事を望んでいる。もし殿下の気持ちに不安あれば、そうならないよう、今以上に信頼と絆を結べばいいだけの事。未来に不安があるならば、そうならないようにカレン様が努力をすればいいだけの話です」
私が望む未来を掴む?
努力する?
そう考えてみれば、私はファルジーヌ様に愛されるよう努力しただろうか。
ファルジーヌ様の為に身を呈して尽くしただろうか?
答えは、否、だ。
私の気持ちばかり押し付けて、ファルジーヌ様の気持ちを確かめた事はなかった。
特にオランヌ様が現れてからは、全てにおいて被害妄想に囚われ、不安と悲しみに胸が潰されそうで、ファルジーヌ様を責めてばかりだった。
思えば、私はファルジーヌ様に自分の気持ちばかりを押し付けていたのかもしれない。
私の未来はファルジーヌ様と共にあるのが当然、と鷹を括り、ファルジーヌ様との未来が存在しない、と考えた事などなかった。
誰よりもファルジーヌ様を愛しているのは、私であり、また、ファルジーヌ様が愛しているのは自分だ、と思い込んでいた。
「私は・・・ファルジーヌ様の側にいたい。ファルジーヌ様から愛されたい」
「簡単ですよ。素直になればいいのですよ。そして、カレン様のお気持ちを正直にぶつけて下さい」
私の身体を綺麗に拭き終わると、メアリは私の顔を見てにこりと微笑んだ。
「素直?私は何時でも素直ですよ」
「それは、公爵家のカレン様の気持ちであって、カレン様、1人の人間として素直になっていますか?」
「私の気持ち?」
「そうです。今のカレン様の本当の気持ちです」
「今の私の気持ち・・・」
重ねて聞くメアリに、琴線に触れるようなざわめきが胸を走った。
私は、ファルジーヌ様を心からお慕いしている。
前世も現世も変わらない。
けれど、前世のような押し付けの気持ちは、絶対にしたくない。
今はただ、ファルジーヌ様の幸せだけを望んでいる。
そこに、ほんの少しだけでもいい。私の存在が有りますように、と願っている。
けれど、今世は、前世とは、違う。
いや、違わ無いかもしれない。
はっ、と思った。
違わない、と思いながらも、
違う、と思っているのは、
明らかに私の気持ちだ。
そうして願う気持ちも、
私の気持ちだ。
メアリの聞く私の気持ちは、ジョセフィン公爵家の息女としての政治的な気持ちを優先している、と思っているのだ。
けれど、今の私の行動は同じ、だろう。
政治的な婚約に、感情は必要ない。
王家は伴侶に感情を求め、そこに愛があり婚儀を挙げた、と言う理想的な歴史が欲しいのだ。
そこに、愛、と言う感情よりも、義務、と言う感情が優先されたとしても、なんの問題があると言うのだ。
政略結婚とは、如何に相手との絆を深め、お互い不利にならないよう事を運ばせる、そう言うものだ。
つまり、お互いの利害一致、突き詰めれば、愛だの、恋だの、相手への感情より利益重視となる。
一線を引き、深入りせずに、出来るだけ広く浅く付き合いをする。
そう言うものだ。
私がファルジーヌ様を愛していながらも感情に支配されること無く、冷静に側に支えている様子を、我慢している、と思っているのだ。
実際は、私がファルジーヌ様の運命の乙女では無い、と一線を引いているのだから、側から見れば大差ないのだろう。
それに、前世のように感情に任せれば深みにはまり、癇癪を起こし、他人を傷つけ・・・?
待って。
前世の日々が脳裏を駆け巡る。
私がオランヌ様が何かをした時、何もかもが気に入らず罵倒した時、ファルジーヌ様の表情は、いつも辛そうだった。
私が癇癪を起こし喚いた時、誰もが私を避難し憎むような瞳で見つめる中、ルフォン様はだけは何時も無言で私を見ていた。
オランヌ様が現れる前は、私達は穏やかに過ごし、常に素直な気持ちで接していた。オランヌ様が現れ、
ファルジーヌ様の気持ちが変わった、
と言うのではなく、
私が嫉妬と言う醜い感情に支配されたから?
私が、変わったから?
「私は・・・ファルジーヌ様に愛されていたの?」
「何故過去形なのですか?今も愛されていますよ。お気づきにならないのはカレン様だけです。だから、カレン様があのような行動を取られた時殿下は戸惑ったのです。婚儀の時までにカレン様の気持ちを己に向かわせる、と意気込んでおられたのに、カレン様が自分を愛していた、と見たこともない慌てぶりでしたわ」
呆然と呟いた言葉に、メアリが仕方なさそうに微笑む顔を見て言う内容に、一気に熱い感情が押し寄せる。
ファルジーヌ様への狂気までの気持ちがオランヌ様への嫉妬の感情に、私の視野は狭くなっていた。
「信頼しております」
あの方がどれだけ、国と民を考えているのか私が最も知っている。
「それは、殿下、のお立場でしょう?1人の殿方として信頼されていますか?カレン様が昔から殿下をとてもお慕いしていのは知っています。だからこそ、お2人が結ばれて私はとても嬉しく思っております。それなのに、何故、何時も悲しそうで不安な表情をされているのですか?」
メアリの言葉に、私は顔を上げた。
「人の心とは虚ろで、移りやすいものよ。いずれは違う方向を向くのよ」
初めて身体の関係を持った私に、情を持っているだけだわ。
「カレン様も、ですか?殿下を慕う今の心が、いつかはどなたかに移るのですか?」
「私は違うわ。私の心はファルジーヌ様だけのものよ」
前世も、
今世も、
変わらない。
いいえ、より強くなった。
「いいえ。今のお言葉なら、カレン様のお気持ちも変わる事もあるでしょう。それを否定するなら、殿下の気持ちを何故否定するのですか?」
まるで射抜くような瞳なのに、穏やかな声に、私は言葉を失った。
私は、ファルジーヌ様をお慕いしている。
それは決して、虚ろで、移りやすい、弛む事のない、一途な想いだ。
それは、私の気持ちだからこそ、私がよく理解している。
そして、ファルジーヌ様がオランヌを愛する事も知っている。
否定、では無く、事実として私は目の当たりにた。
私がどれだけ、愛しても、ファルジーヌ様が彼女の事を1番に想っていた。
「人の心は、それぞれよ。今、と、未来、は違います。今だけを信じる事は、愚か、とは言いませんが、未来は未知数で己が望む結果になる確率は低いでしょう」
「申し訳ありませんが、カレン様の言っている意味が全く理解出来ません。私が見る限りお2人は相思相愛であって、そこに、可能性や確率があるのなら、カレン様のお言葉通り未来が未知数なら、今の望みを叶えていいはずです」
メアリの言葉に、何かこれまでと違う感情が沸いた。
「私の、今の望み・・・?」
「はい。カレン様が望む未来を掴むようにすればいいだけの事です。カレン様は、殿下と結ばれる事を望んでいる。もし殿下の気持ちに不安あれば、そうならないよう、今以上に信頼と絆を結べばいいだけの事。未来に不安があるならば、そうならないようにカレン様が努力をすればいいだけの話です」
私が望む未来を掴む?
努力する?
そう考えてみれば、私はファルジーヌ様に愛されるよう努力しただろうか。
ファルジーヌ様の為に身を呈して尽くしただろうか?
答えは、否、だ。
私の気持ちばかり押し付けて、ファルジーヌ様の気持ちを確かめた事はなかった。
特にオランヌ様が現れてからは、全てにおいて被害妄想に囚われ、不安と悲しみに胸が潰されそうで、ファルジーヌ様を責めてばかりだった。
思えば、私はファルジーヌ様に自分の気持ちばかりを押し付けていたのかもしれない。
私の未来はファルジーヌ様と共にあるのが当然、と鷹を括り、ファルジーヌ様との未来が存在しない、と考えた事などなかった。
誰よりもファルジーヌ様を愛しているのは、私であり、また、ファルジーヌ様が愛しているのは自分だ、と思い込んでいた。
「私は・・・ファルジーヌ様の側にいたい。ファルジーヌ様から愛されたい」
「簡単ですよ。素直になればいいのですよ。そして、カレン様のお気持ちを正直にぶつけて下さい」
私の身体を綺麗に拭き終わると、メアリは私の顔を見てにこりと微笑んだ。
「素直?私は何時でも素直ですよ」
「それは、公爵家のカレン様の気持ちであって、カレン様、1人の人間として素直になっていますか?」
「私の気持ち?」
「そうです。今のカレン様の本当の気持ちです」
「今の私の気持ち・・・」
重ねて聞くメアリに、琴線に触れるようなざわめきが胸を走った。
私は、ファルジーヌ様を心からお慕いしている。
前世も現世も変わらない。
けれど、前世のような押し付けの気持ちは、絶対にしたくない。
今はただ、ファルジーヌ様の幸せだけを望んでいる。
そこに、ほんの少しだけでもいい。私の存在が有りますように、と願っている。
けれど、今世は、前世とは、違う。
いや、違わ無いかもしれない。
はっ、と思った。
違わない、と思いながらも、
違う、と思っているのは、
明らかに私の気持ちだ。
そうして願う気持ちも、
私の気持ちだ。
メアリの聞く私の気持ちは、ジョセフィン公爵家の息女としての政治的な気持ちを優先している、と思っているのだ。
けれど、今の私の行動は同じ、だろう。
政治的な婚約に、感情は必要ない。
王家は伴侶に感情を求め、そこに愛があり婚儀を挙げた、と言う理想的な歴史が欲しいのだ。
そこに、愛、と言う感情よりも、義務、と言う感情が優先されたとしても、なんの問題があると言うのだ。
政略結婚とは、如何に相手との絆を深め、お互い不利にならないよう事を運ばせる、そう言うものだ。
つまり、お互いの利害一致、突き詰めれば、愛だの、恋だの、相手への感情より利益重視となる。
一線を引き、深入りせずに、出来るだけ広く浅く付き合いをする。
そう言うものだ。
私がファルジーヌ様を愛していながらも感情に支配されること無く、冷静に側に支えている様子を、我慢している、と思っているのだ。
実際は、私がファルジーヌ様の運命の乙女では無い、と一線を引いているのだから、側から見れば大差ないのだろう。
それに、前世のように感情に任せれば深みにはまり、癇癪を起こし、他人を傷つけ・・・?
待って。
前世の日々が脳裏を駆け巡る。
私がオランヌ様が何かをした時、何もかもが気に入らず罵倒した時、ファルジーヌ様の表情は、いつも辛そうだった。
私が癇癪を起こし喚いた時、誰もが私を避難し憎むような瞳で見つめる中、ルフォン様はだけは何時も無言で私を見ていた。
オランヌ様が現れる前は、私達は穏やかに過ごし、常に素直な気持ちで接していた。オランヌ様が現れ、
ファルジーヌ様の気持ちが変わった、
と言うのではなく、
私が嫉妬と言う醜い感情に支配されたから?
私が、変わったから?
「私は・・・ファルジーヌ様に愛されていたの?」
「何故過去形なのですか?今も愛されていますよ。お気づきにならないのはカレン様だけです。だから、カレン様があのような行動を取られた時殿下は戸惑ったのです。婚儀の時までにカレン様の気持ちを己に向かわせる、と意気込んでおられたのに、カレン様が自分を愛していた、と見たこともない慌てぶりでしたわ」
呆然と呟いた言葉に、メアリが仕方なさそうに微笑む顔を見て言う内容に、一気に熱い感情が押し寄せる。
ファルジーヌ様への狂気までの気持ちがオランヌ様への嫉妬の感情に、私の視野は狭くなっていた。
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