28 / 154
第壱章 崩れゆく、日常――遭遇編。
弐拾捌話 休息、其の参。
しおりを挟む
外は肌に心地良い、秋晴れの絶好の天気。
幸いにも斗家は敷地が広く、遊ぶ場所は豊富。
未来達は従僕三匹と元気にフリスビーで遊んでいた――。
「ハッ! ケル! ボクの必殺技を受けてみろ!」
未来は仰々しく指差しポーズを取ったあと、ケル目掛けてアンダースイングで投げ付ける!
凄まじいまでの加速と回転でケルに迫るフリスビー。
最早それは、凶器に等しい。
「ウォン!」
未来に向けてひと吠えするケル。
向かってくるフリスビーを勢いを殺さないように、動態速度を合わせつつ追いかけて、中央付近を咥える。
未来から投げられた勢いを利用して、くるりと横に一回転して未来に投げ返した!
投げ放った勢いにケルの回転が加わって、超加速で返されたフリスビーは未来を穿つ!
「やるな! ――だが断るっ!」
両手をつき床体操の選手のような華麗な動きで、穿たれたフリスビーの中央付近を蹴り上げる未来!
遥か上空に打ち上げられたフリスビー!
「ハッハ!」
「アイは負けない!」
自由落下してくるフリスビーを追うベロと、地面を蹴り抜きロケットのように空中に跳びあがるアイシャ。
そして制したのはアイシャ。
掴み取ると落下中に回転を加え、ベロ目掛けて弾丸のように発射する!
「ハッハッハ~」
跳躍したベロは、フリスビーの中心軸真上を軽く後ろ脚で弾き飛ばし、地面のスゥに送る。
「フフフンッ」
送られたスゥはジャンピングキャッチ!
そのまま前方宙返りをしつつ、フリスビーをアイシャに向けて縦向きに投げ返した!
「なんの! えぃ!」
向かってくるフリスビーの横っ面に、未来譲りの後ろ回し蹴りを放ったアイシャ。
見事に弾き飛ばし、遥か遠くの地面に蹴り落としたのだった!
だがしかし――。
「あ~っ! ついやっちゃいました~っ!」
両手を地面つき、がっくりと項垂れるアイシャ。
どうやら地面に落としたヤツが負けになるルールらしい。
「ウォンッ!」
「ハッハッ!」
「フフーン♪」
「アイの負け~! ボクらの勝ち! イェーイ!」
未来の側に集まって前脚を掲げるワンコ?らに、順番にハイタッチしていく未来。
「今日のお風呂当番はアイ! やったー!」
「えー? 酷くない? 未来お姉ちゃん!?」
「勝ったモノが王様。つまり、法なのだよ。アイ!」
「未来お姉ちゃん――なんて怖ろしい子!?」
勝利宣言で勝手に罰を決める愚王様な未来に、電波台詞で異議を唱える漫画の真似のアイシャ。
「ウォンッ!」「ハッハッ!」「フフーン♪」
アイシャの周囲に集まって、各々に嘲笑うワンコ?達。
この一か月の間に、皆はすっかり仲良くなっていた――。
元々、未来は妹が欲しかったらしく、瓜二つを良いことに、お姉ちゃんとして君臨。
アイシャは未来から義妹役を仰せつかり、未来のことをお姉ちゃん呼びに改変させられ挙句、口調までもを無理矢理に変更させられたのだった。
そしてアイシャは、皆からは愛車の愛から取って、単純にアイと呼ばれていた。
ちなみに最妃のことは最妃ママかママ、俺のことは単純にパパと、今では親しみを込めてそう呼んでくれている。
ただ、シリアスな作業のときは、例の電波メカ口調に早変わりするのが、悪い癖のアイだったりする。
「中々にやりおるわ! ケル、ベロ、スゥ! 地獄の番犬ケルベロスゥ~、爆誕だよ!」
三匹の首を纏めて抱きかかえ、其々の首を引っ付けアイに向けてドヤ顏の未来。
「あはははは~っ! 痛いっ! 痛過ぎっ!」
「流石に地獄の番犬だけの事はあるよねっ! ね~♪ ケルベロスゥ……ぷっ」
腹を抱えて笑い転げる回る未来に、フォローしようとして逆に吹き出すアイ。
「クゥン;」「ハ~~ッ」「フッフン!」
頭を下げ額に前脚を当て力無く鳴くケル。
仰向けに腹を出してハッハッハと笑う? ベロ。
我関せずと伏せてプイっと溜息を吐くスゥ。
皆が皆、実に愉しそうであった――。
「そろそろ、お昼ご飯ですわよ~~」
少し離れた母屋の方から、皆を呼ぶ最妃の声がする。
「「ハーイ♪」」
返事をし身体についた汚れを払いつつ、立ち上がって手を振る未来。
その未来の空いた手を握って、同じく手をふるアイ。
「ハッハ♪」「フーン♪」
一目散に母屋に走って行くのはベロとスゥ。
「ウォーーンッ!」
ケルは返事の遠吠えのあと、置きっ放しのフリスビーを拾って皆に続く。
「本当に良い子達ですこと。彼方に感謝ですわ」
目を細め二人を暖かく眺めて独り呟く最妃は、アイを連れて来てくれた彼方に感謝した。
未来は母親譲りのあの容姿――。
一般社会で苦労して塞ぎ込んだ時もあった。
それが今では、小学生な元気っ子になったのだ。
それも全ては、新しい愛娘の愛のおかげなのだ。
母としては二重三重に、とても嬉しいことなのである――。
この先お嫁に行けるかどうかは別として。
「あらあら、いけません! 私としたことが! 彼方も呼びに行って差し上げなくてわ」
胸のペンダントに軽く触れ、和やかに微笑んで呟く。
そして足早にラボへと迎えに行く最妃であった――。
―――――――――― つづく。
幸いにも斗家は敷地が広く、遊ぶ場所は豊富。
未来達は従僕三匹と元気にフリスビーで遊んでいた――。
「ハッ! ケル! ボクの必殺技を受けてみろ!」
未来は仰々しく指差しポーズを取ったあと、ケル目掛けてアンダースイングで投げ付ける!
凄まじいまでの加速と回転でケルに迫るフリスビー。
最早それは、凶器に等しい。
「ウォン!」
未来に向けてひと吠えするケル。
向かってくるフリスビーを勢いを殺さないように、動態速度を合わせつつ追いかけて、中央付近を咥える。
未来から投げられた勢いを利用して、くるりと横に一回転して未来に投げ返した!
投げ放った勢いにケルの回転が加わって、超加速で返されたフリスビーは未来を穿つ!
「やるな! ――だが断るっ!」
両手をつき床体操の選手のような華麗な動きで、穿たれたフリスビーの中央付近を蹴り上げる未来!
遥か上空に打ち上げられたフリスビー!
「ハッハ!」
「アイは負けない!」
自由落下してくるフリスビーを追うベロと、地面を蹴り抜きロケットのように空中に跳びあがるアイシャ。
そして制したのはアイシャ。
掴み取ると落下中に回転を加え、ベロ目掛けて弾丸のように発射する!
「ハッハッハ~」
跳躍したベロは、フリスビーの中心軸真上を軽く後ろ脚で弾き飛ばし、地面のスゥに送る。
「フフフンッ」
送られたスゥはジャンピングキャッチ!
そのまま前方宙返りをしつつ、フリスビーをアイシャに向けて縦向きに投げ返した!
「なんの! えぃ!」
向かってくるフリスビーの横っ面に、未来譲りの後ろ回し蹴りを放ったアイシャ。
見事に弾き飛ばし、遥か遠くの地面に蹴り落としたのだった!
だがしかし――。
「あ~っ! ついやっちゃいました~っ!」
両手を地面つき、がっくりと項垂れるアイシャ。
どうやら地面に落としたヤツが負けになるルールらしい。
「ウォンッ!」
「ハッハッ!」
「フフーン♪」
「アイの負け~! ボクらの勝ち! イェーイ!」
未来の側に集まって前脚を掲げるワンコ?らに、順番にハイタッチしていく未来。
「今日のお風呂当番はアイ! やったー!」
「えー? 酷くない? 未来お姉ちゃん!?」
「勝ったモノが王様。つまり、法なのだよ。アイ!」
「未来お姉ちゃん――なんて怖ろしい子!?」
勝利宣言で勝手に罰を決める愚王様な未来に、電波台詞で異議を唱える漫画の真似のアイシャ。
「ウォンッ!」「ハッハッ!」「フフーン♪」
アイシャの周囲に集まって、各々に嘲笑うワンコ?達。
この一か月の間に、皆はすっかり仲良くなっていた――。
元々、未来は妹が欲しかったらしく、瓜二つを良いことに、お姉ちゃんとして君臨。
アイシャは未来から義妹役を仰せつかり、未来のことをお姉ちゃん呼びに改変させられ挙句、口調までもを無理矢理に変更させられたのだった。
そしてアイシャは、皆からは愛車の愛から取って、単純にアイと呼ばれていた。
ちなみに最妃のことは最妃ママかママ、俺のことは単純にパパと、今では親しみを込めてそう呼んでくれている。
ただ、シリアスな作業のときは、例の電波メカ口調に早変わりするのが、悪い癖のアイだったりする。
「中々にやりおるわ! ケル、ベロ、スゥ! 地獄の番犬ケルベロスゥ~、爆誕だよ!」
三匹の首を纏めて抱きかかえ、其々の首を引っ付けアイに向けてドヤ顏の未来。
「あはははは~っ! 痛いっ! 痛過ぎっ!」
「流石に地獄の番犬だけの事はあるよねっ! ね~♪ ケルベロスゥ……ぷっ」
腹を抱えて笑い転げる回る未来に、フォローしようとして逆に吹き出すアイ。
「クゥン;」「ハ~~ッ」「フッフン!」
頭を下げ額に前脚を当て力無く鳴くケル。
仰向けに腹を出してハッハッハと笑う? ベロ。
我関せずと伏せてプイっと溜息を吐くスゥ。
皆が皆、実に愉しそうであった――。
「そろそろ、お昼ご飯ですわよ~~」
少し離れた母屋の方から、皆を呼ぶ最妃の声がする。
「「ハーイ♪」」
返事をし身体についた汚れを払いつつ、立ち上がって手を振る未来。
その未来の空いた手を握って、同じく手をふるアイ。
「ハッハ♪」「フーン♪」
一目散に母屋に走って行くのはベロとスゥ。
「ウォーーンッ!」
ケルは返事の遠吠えのあと、置きっ放しのフリスビーを拾って皆に続く。
「本当に良い子達ですこと。彼方に感謝ですわ」
目を細め二人を暖かく眺めて独り呟く最妃は、アイを連れて来てくれた彼方に感謝した。
未来は母親譲りのあの容姿――。
一般社会で苦労して塞ぎ込んだ時もあった。
それが今では、小学生な元気っ子になったのだ。
それも全ては、新しい愛娘の愛のおかげなのだ。
母としては二重三重に、とても嬉しいことなのである――。
この先お嫁に行けるかどうかは別として。
「あらあら、いけません! 私としたことが! 彼方も呼びに行って差し上げなくてわ」
胸のペンダントに軽く触れ、和やかに微笑んで呟く。
そして足早にラボへと迎えに行く最妃であった――。
―――――――――― つづく。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
Another Dystopia
PIERO
SF
2034年、次世代型AI「ニューマン」の誕生によって人類のあらゆる職業が略奪され、人類はニューマンとそれを開発した人間に戦争を仕掛けた。そして10年後、人類はニューマンに敗北し、ニューマンの開発者の一人、弁田聡はこの結果に嘆いた。
この未来を変えるべく、彼はタイムリープマシンを開発しこの絶望的な未来を変えるため過去へ向かう。
その道のりの先は希望か絶望か。
毎月15日と月末に話を上げる予定です。
ストックが切れたら多分投稿が遅くなります。
小説家になろうでも投稿しています。よろしければURLを参考にどうぞ。
https://ncode.syosetu.com/n0396gs/
転生百景
萩原穂
SF
もし平行世界が無限に存在するのであれば、どんなに起こりがたいことであっても、それが有限の確率で起こりうることであるならば、どこかの宇宙で必ず起こっていることであるはずである。
そして、ある宇宙の彼の身に何かが起こったならば、それと同じことが起こった彼は無限に存在するはずだ。なぜなら平行世界は無限であり、そのなかには彼がいる世界が無限にあるはずなのだから。
そう、それはどんな起こりがたいことであっても。たとえば異世界転生のような……
魔法刑事たちの事件簿R(リターンズ)
アンジェロ岩井
SF
魔法という概念が、一般的に使われるようになって何年が経過したのだろうか。
まず、魔法という概念が発見されたのは、西暦2199年の十二月一日の事だった。たまたま、古よりの魔術の本を解読していたヤン・ウィルソンが、ふと本に書いてある本に載っている魔法をつぶやいてみたところ、何と目の前の自分の机が燃え始めのだ。
慌てて火を消すうちにウィルソンは近くに載っていた火消しの魔法を唱えると、その炎は消化器を吹きかけられた時のように消したんだのだ。
ウィルソンはすぐに魔法の事を学会に発表し、魔法は現実のものだという事を発表したのだった。
ただに魔法の解読が進められ、様々な魔法を人は体に秘めている事が発見された。
その後の論文では、人は誰しも必ず空を飛ぶ魔法は使え、あとはその人個人の魔法を使えるのだと。
だが、稀に三つも四つも使える特異な魔法を使える人も出るらしい。
魔法を人の体から取り出す魔法検出器(マジック・ディセイター)が開発され、その後は誰しも魔法を使えるようになった。
だが、いつの世にも悪人は出る。例え法律が完全に施行された後でも……。
西暦2332年の日本共和国。
その首都のビッグ・トーキョーの一角に存在する白籠市。
この街は今や、修羅の混じる『魑魅魍魎の都市』と化していた。
その理由は世界有数の警備会社トマホーク・コープと東海林会の癒着が原因であった。
警察や他の行政組織とも手を組んでおり、街の人々は不安と恐怖に苛まれ、暮らしていた。
そんな彼らの不安を拭い去るべく、彼らに立ち向かったのは4人の勇気ある警官たちであった。
彼らはかつてこの白籠市が一つのヤクザ組織に支配されていた時に街を救った警官たちであり、その彼らの活躍を街の人々は忘れてはいなかった。
ここに始まるのは新たな『魔法刑事たち』の『物語』
神の祈りは誰が聞く~楽園26~
志賀雅基
SF
◆神のモンキーモデルより/アップグレードした人間たれ◆
惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart26[全37話]
テラ本星が各星系政府首脳の集うサミット開催地になった。惑星警察刑事としてシドとハイファも厳重警戒及びサミット本番の警備に加わる。だが首脳陣が一堂に会した時、テラ連邦軍兵士が首脳を銃撃。その他にも軍幹部候補生による様々な犯罪が発覚し、事実を探るため二人は軍幹部学校に潜入する。
[本作品は2017年に書いたもので実際の事件とは何ら関係ありません]
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【全性別対応/BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【ノベルアップ+にR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
DEBUG!
タケノコご飯
SF
ー 世界はプログラムによって管理されていた!? ー
20××年、世界のバーチャルネットワークを牛耳る会社、『アナライズ社』が生み出した最新のネットワーク『パンドラ』しかし表では単なるバーチャルネットワークとして機能するそれは裏では全人類をデータ化し管理する『世界ネットワーク』だった。
そのネットワーク上のバグを直すことが仕事の『リアルアカウントデバッガー』通称『RAD』達は暴走した世界プログラムをとめるために武器を手に立ち上がる。
不運な事からバグに襲われ裏の世界を知ってしまった主人公、異世界 創。
果たして彼はどんな道を歩んでしまうのか...!?
小説を初めて書く&語彙がよく足りないと言われる私が贈る、シリアスとお道化の起伏が激しいバトルアクション&コメディ(?)。
始まります。
病弱な私はVRMMOの世界で生きていく。
べちてん
SF
生まれつき体の弱い少女、夏凪夕日は、ある日『サンライズファンタジー』というフルダイブ型VRMMOのゲームに出会う。現実ではできないことがたくさんできて、気が付くとこのゲームのとりこになってしまっていた。スキルを手に入れて敵と戦ってみたり、少し食事をしてみたり、大会に出てみたり。初めての友達もできて毎日が充実しています。朝起きてご飯を食べてゲームをして寝る。そんな生活を続けていたらいつの間にかゲーム最強のプレイヤーになっていた!!
地球連邦軍様、異世界へようこそ
ライラック豪砲
SF
巨大な一つの大陸の他は陸地の存在しない世界。
その大陸を統べるルーリアト帝国の第三皇女グーシュ。
21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグになっていた元サラリーマンの一木弘和。
地球連邦軍異世界派遣軍のルーリアト帝国への来訪により出会った二人が、この世界に大きな変革を引き起こす!
SF×ファンタジーの壮大な物語、開幕。
第一章
グーシュは十八歳の帝国第三皇女。
好奇心旺盛で民や兵にも気さくに接するため、民衆からは慕われているが主流派からは疎まれていた。
グーシュはある日、国境に来た存在しない筈の大陸外の使節団への大使に立候補する。
主流派に睨まれかねない危険な行為だが、未知への探求心に胸踊らせるグーシュはお付きの騎士ミルシャと共に使節団が滞在するルニ子爵領へと赴く。
しかしその道中で、思わぬ事態が起こる。
第二章
西暦2165年。
21世紀初頭から交通事故で昏睡していた一木弘和はサイボーグとして蘇生。
体の代金を払うため地球連邦軍異世界派遣軍に入り、アンドロイド兵士達の指揮官として働いていた。
そして新しく配属された第049艦隊の一員として、一木はグーシュの暮らす惑星ワーヒドに赴く。
しかし美少女型アンドロイドの参謀や部下に振り回され、上官のサーレハ大将は何やら企んでいる様子。
一般人の一木は必死に奮闘するが……。
第三章~
そして、両者の交流が始まる……。
小説家になろうで連載中の作品の微修正版になります。
最新話が見たい方は、小説家になろうで先行して公開しておりますので、そちらをご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる