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第壱章 崩れゆく、日常――遭遇編。
拾参話 絶望、其の伍。
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「パパ……今こそ……使わせてもらうね……」
不意に頭を過ぎる――。
いつだったか。
困ってヒトに縋ろうとも我関せずと、見て見ぬ振りで通り過ぎて行く通行人達。
不意に思い出す――。
いつだったか。
誰も助けてはくれないことを知った。
今までもつい先ほどもそうであったように。
なんの為に自分を強くした?
誰が為に自分が強くなった?
争うことを良しとしない未来には、喧嘩で使う拳は持ち合わせてはいない。
だが、身を護る為に振るう拳は此処にある。
そして、ヒトを護る為に振るう拳も――此処にあるのだ!
――今がその時!
「我が願い成就せしめんが為、我が召喚に応じ、今ここに顕現せしめせよ! 我が僕、ディアボロースッ!」
未来は仰々しく叫びをあげた!
起動に合言葉はお約束――それは父の台詞。
両の握り拳を自分の胸の前で合掌させると、凄まじい破砕音が辺り一帯に轟き響く!
刹那、凄まじい紅い閃光と波動が両拳に集束し、装着した紅蓮のグローブが起動する!
そして、両の拳を真紅に満たした!
凄まじいまでの力を感じる!
焦燥していた心に余裕が生まれる!
目の前の恐怖に立ち向かう勇気が滾る!
「――こっんの、バケモンがぁーっ!!」
起動させている未来を捕まえようと、同時に捕らえようとした人為らざるモノの悍ましい顔面に、基本に忠実な華麗なフォームで繰り出す、右回し蹴りが頭部に炸裂する!
未来は、そのまま頭部を滑らせ蹴りを抜き、勢いを殺さず半捻りでその場で回転。
遠心力を載せた強烈な右拳の一撃を、頭を蹴り抜かれ死に体になって受け身不能な人為らざるモノの鳩尾に叩き込んだ!
真紅の燃え滾る拳が衝突した腹部が、破砕音と共に爆散し消し飛んだ!
「あゝ、成る程ね……パパ。初めて……封印する意味がわかったよ……」
鮮やかな蹴りと同時に、突きを振るった未来。
女の子の細腕から繰り出したとは思えない、自身の体重に遠心力を載せ、悪魔の鉄槌――アイアンキャンディで破壊力を増加した強力な一撃。
凡そ女の子、否、人間が放ったとは思えない!
その衝撃にしても、生半可な威力では断じて違っていた!
人外な威力の重い衝撃が鳩尾に炸裂し、凄まじい勢いで数十メートル先の壁まで吹き飛ばされる、悍しい人為らざるモノ!
「――ハッ! ナメんなぁ! こーんのっ、下衆野郎がっ!」
罵り蔑む言葉――。
未来から苦しむ人為らざるモノに言い放たれる。
堪忍袋の尾が切れた未来は、怒りで我を忘れる。
そして、見目麗しい容姿からは想像もできないほどに、凶暴な野獣の如き戦乙女に豹変、言葉遣いも荒くなるのだ!
「XXXXXX」
土手っ腹に大穴を開けられ、数十メートル先まで吹き飛ばされて壁に激突!
その反動で前のめりに内臓を撒き散らし、引き摺りながら崩れ落ちる人為らざるモノ。
「雑魚とは違うんだよっ! 雑魚とはっ!」
叫ぶな否や身を翻し、すかさずバックステップで後退する未来。
下がった位置から加速力を付けて突進し、身動きが取れず崩れてくる人為らざるモノに突進した勢いのまま右拳を突き出す!
追い討ちの一撃が人為らざるモノを穿つ!
右肩が爆散し辺り一面に肉片を撒き散らし、再び壁に叩きつけられそのまま減り込む!
右拳を抜きその勢いのままで半回転。
遠心力を載せた反対側の左拳を叩き込む!
左肩ごと禍々しい腕が爆散し吹き飛ぶ! 更に壁に埋め込まれていく人為らざるモノ。
身体を半捻りさせ左後ろ回し蹴りを放ち、慣性を活かして流れるように、その勢いのまま右拳を再びお見舞いする!
胸部に穿たれた強過ぎる重圧に耐えきれず、壁ごと木っ端微塵に吹き飛ぶ上半身!
衝撃で分離された頭部が、地面に激突し跳ねながら吹っ飛んでいく!
だが、未来の猛攻はまだ終わらない。
首から下が消失し頭部だけとなった人為らざるモノ目掛け、高く跳び一回転しつつその頭上へ飛び込む!
生命活動を停止し剥き出しの頭部に目掛け、自身の体重と遠心力そして重量をも載せ、アイアンキャンディで強化された微塵の容赦ない、必殺の一撃が垂直に振り落とされた!
地面ごと抉り頭部が原形を留めないほどに、木っ端微塵に粉砕せしめた未来。
爆散し粉微塵に吹き飛ぶ人為らざるモノ!
目の前の凄惨な光景に驚愕する友人。
「ハッ! いっぺん死んどけっ!」
あれほどに立体的に動いても汗ひとつかかず、凄まじい勢いで繰り出される技の数々。
全身で受けた人為らざるモノは、最早、死に体――完全に沈黙。
下半身だけ残り、抵抗すらも出来ない状態になった。
返り血と肉片を全身に浴びて佇む未来。
友人は腰を抜かして唖然としたままでいる。
我を忘れると全く手加減しないし出来ない――相手が沈黙するまで怒涛の勢いで続くのだ。
終わってからの惨状にいつも一人、後悔する未来なのである。
未来は尋常じゃない状況なうえ、相対する人為らざるモノから容赦なく伝わる常軌を逸した身の危険に、護る者の為に覚悟を決めて、一般人なら確実に殺してしまうほどの――殺意ある強撃を敢行した。
だがしかし――。
「イヤァーっ!」
友人の悲鳴が辺りに轟く!
「ナニ⁉︎」
咄嗟に振り返ってしまう未来――それは一瞬の油断だった。
死に体の悍ましい人為らざるモノが、
動く筈のないほどに叩き潰した筈なのに、
それが突如動いた!
蠢くナニかに脚と腹を貫かれ、悶絶している友人の喉笛に、腰から下の脚だけの状態にも関わらず、禍々しい爪を穿ったのだった!
「っ!」
友人を穿った悍ましい下半身。
もう一方の脚の凶悪な鋭い爪で蹴り上げ、未来に襲い掛かる。
「あ、がっ……み……ら……」
咄嗟に身を躱し致命傷は避けるものの、攻撃された拍子に友人と目が合い、掠れてか細くなった最後の言葉を耳にする――。
首と胴体が離れていく様を目の当たりにし、余りの惨さに動揺し声も出せない。
「がっ、は!」
迂闊にも右肩を抉られてしまう未来――。
凡そ軽く無いであろう穿たれた傷口から、血が滴る。
鋭い爪に裂かれ、首と胴が離れた友人が目に映り、その躯を取り込み、破壊された部位が瞬く間に再生され構築されていく。
――不死身?
目の前には元通りの悍しい人為らざるモノが立っていた。
抉られた右肩を抑えて必死に痛みに耐える未来の表情からは、血の気が失せ絶望に歪む。
「ウソっ……こんな……嘘よ……!」
襲い来る経験した事の無い恐怖と痛みに、未来は必死に耐えながら目の前に佇む、決して相手にしてはならなかったモノ、関わってしまったモノを睨み、不意に呟いた。
頭で理解できない突如起こった悲劇――。
自分を襲う味わった事の無い衝撃。目の前で繰り広げられた惨劇。
そして、救えなかった友人……だったモノ。
――心折れる未来。
余りの出来事にもう呼吸も覚束ない。
余りの苦痛に意識も保てそうにない。
余りの恐怖に絶望に染まっていく。
紅い血塗られた凄惨な世界に――ただ一人残された未来は、心が急速に……漆黒の闇へと閉ざされていく――。
「XXXXX」
紅い月を背に這い寄る人為らざるモノ。
残された未来の前に立ち塞がり、終わりを告げる嘲笑のような咆哮あげた!
静かに這い寄る悍ましい絶望の象徴――、
人為らざるモノ。
「パパ……ママ……」
最後に声にならない掠れた声で、両拳を力無く握り締め、神に命乞いを縋るように呟いた―― 。
―――――――――― つづく。
不意に頭を過ぎる――。
いつだったか。
困ってヒトに縋ろうとも我関せずと、見て見ぬ振りで通り過ぎて行く通行人達。
不意に思い出す――。
いつだったか。
誰も助けてはくれないことを知った。
今までもつい先ほどもそうであったように。
なんの為に自分を強くした?
誰が為に自分が強くなった?
争うことを良しとしない未来には、喧嘩で使う拳は持ち合わせてはいない。
だが、身を護る為に振るう拳は此処にある。
そして、ヒトを護る為に振るう拳も――此処にあるのだ!
――今がその時!
「我が願い成就せしめんが為、我が召喚に応じ、今ここに顕現せしめせよ! 我が僕、ディアボロースッ!」
未来は仰々しく叫びをあげた!
起動に合言葉はお約束――それは父の台詞。
両の握り拳を自分の胸の前で合掌させると、凄まじい破砕音が辺り一帯に轟き響く!
刹那、凄まじい紅い閃光と波動が両拳に集束し、装着した紅蓮のグローブが起動する!
そして、両の拳を真紅に満たした!
凄まじいまでの力を感じる!
焦燥していた心に余裕が生まれる!
目の前の恐怖に立ち向かう勇気が滾る!
「――こっんの、バケモンがぁーっ!!」
起動させている未来を捕まえようと、同時に捕らえようとした人為らざるモノの悍ましい顔面に、基本に忠実な華麗なフォームで繰り出す、右回し蹴りが頭部に炸裂する!
未来は、そのまま頭部を滑らせ蹴りを抜き、勢いを殺さず半捻りでその場で回転。
遠心力を載せた強烈な右拳の一撃を、頭を蹴り抜かれ死に体になって受け身不能な人為らざるモノの鳩尾に叩き込んだ!
真紅の燃え滾る拳が衝突した腹部が、破砕音と共に爆散し消し飛んだ!
「あゝ、成る程ね……パパ。初めて……封印する意味がわかったよ……」
鮮やかな蹴りと同時に、突きを振るった未来。
女の子の細腕から繰り出したとは思えない、自身の体重に遠心力を載せ、悪魔の鉄槌――アイアンキャンディで破壊力を増加した強力な一撃。
凡そ女の子、否、人間が放ったとは思えない!
その衝撃にしても、生半可な威力では断じて違っていた!
人外な威力の重い衝撃が鳩尾に炸裂し、凄まじい勢いで数十メートル先の壁まで吹き飛ばされる、悍しい人為らざるモノ!
「――ハッ! ナメんなぁ! こーんのっ、下衆野郎がっ!」
罵り蔑む言葉――。
未来から苦しむ人為らざるモノに言い放たれる。
堪忍袋の尾が切れた未来は、怒りで我を忘れる。
そして、見目麗しい容姿からは想像もできないほどに、凶暴な野獣の如き戦乙女に豹変、言葉遣いも荒くなるのだ!
「XXXXXX」
土手っ腹に大穴を開けられ、数十メートル先まで吹き飛ばされて壁に激突!
その反動で前のめりに内臓を撒き散らし、引き摺りながら崩れ落ちる人為らざるモノ。
「雑魚とは違うんだよっ! 雑魚とはっ!」
叫ぶな否や身を翻し、すかさずバックステップで後退する未来。
下がった位置から加速力を付けて突進し、身動きが取れず崩れてくる人為らざるモノに突進した勢いのまま右拳を突き出す!
追い討ちの一撃が人為らざるモノを穿つ!
右肩が爆散し辺り一面に肉片を撒き散らし、再び壁に叩きつけられそのまま減り込む!
右拳を抜きその勢いのままで半回転。
遠心力を載せた反対側の左拳を叩き込む!
左肩ごと禍々しい腕が爆散し吹き飛ぶ! 更に壁に埋め込まれていく人為らざるモノ。
身体を半捻りさせ左後ろ回し蹴りを放ち、慣性を活かして流れるように、その勢いのまま右拳を再びお見舞いする!
胸部に穿たれた強過ぎる重圧に耐えきれず、壁ごと木っ端微塵に吹き飛ぶ上半身!
衝撃で分離された頭部が、地面に激突し跳ねながら吹っ飛んでいく!
だが、未来の猛攻はまだ終わらない。
首から下が消失し頭部だけとなった人為らざるモノ目掛け、高く跳び一回転しつつその頭上へ飛び込む!
生命活動を停止し剥き出しの頭部に目掛け、自身の体重と遠心力そして重量をも載せ、アイアンキャンディで強化された微塵の容赦ない、必殺の一撃が垂直に振り落とされた!
地面ごと抉り頭部が原形を留めないほどに、木っ端微塵に粉砕せしめた未来。
爆散し粉微塵に吹き飛ぶ人為らざるモノ!
目の前の凄惨な光景に驚愕する友人。
「ハッ! いっぺん死んどけっ!」
あれほどに立体的に動いても汗ひとつかかず、凄まじい勢いで繰り出される技の数々。
全身で受けた人為らざるモノは、最早、死に体――完全に沈黙。
下半身だけ残り、抵抗すらも出来ない状態になった。
返り血と肉片を全身に浴びて佇む未来。
友人は腰を抜かして唖然としたままでいる。
我を忘れると全く手加減しないし出来ない――相手が沈黙するまで怒涛の勢いで続くのだ。
終わってからの惨状にいつも一人、後悔する未来なのである。
未来は尋常じゃない状況なうえ、相対する人為らざるモノから容赦なく伝わる常軌を逸した身の危険に、護る者の為に覚悟を決めて、一般人なら確実に殺してしまうほどの――殺意ある強撃を敢行した。
だがしかし――。
「イヤァーっ!」
友人の悲鳴が辺りに轟く!
「ナニ⁉︎」
咄嗟に振り返ってしまう未来――それは一瞬の油断だった。
死に体の悍ましい人為らざるモノが、
動く筈のないほどに叩き潰した筈なのに、
それが突如動いた!
蠢くナニかに脚と腹を貫かれ、悶絶している友人の喉笛に、腰から下の脚だけの状態にも関わらず、禍々しい爪を穿ったのだった!
「っ!」
友人を穿った悍ましい下半身。
もう一方の脚の凶悪な鋭い爪で蹴り上げ、未来に襲い掛かる。
「あ、がっ……み……ら……」
咄嗟に身を躱し致命傷は避けるものの、攻撃された拍子に友人と目が合い、掠れてか細くなった最後の言葉を耳にする――。
首と胴体が離れていく様を目の当たりにし、余りの惨さに動揺し声も出せない。
「がっ、は!」
迂闊にも右肩を抉られてしまう未来――。
凡そ軽く無いであろう穿たれた傷口から、血が滴る。
鋭い爪に裂かれ、首と胴が離れた友人が目に映り、その躯を取り込み、破壊された部位が瞬く間に再生され構築されていく。
――不死身?
目の前には元通りの悍しい人為らざるモノが立っていた。
抉られた右肩を抑えて必死に痛みに耐える未来の表情からは、血の気が失せ絶望に歪む。
「ウソっ……こんな……嘘よ……!」
襲い来る経験した事の無い恐怖と痛みに、未来は必死に耐えながら目の前に佇む、決して相手にしてはならなかったモノ、関わってしまったモノを睨み、不意に呟いた。
頭で理解できない突如起こった悲劇――。
自分を襲う味わった事の無い衝撃。目の前で繰り広げられた惨劇。
そして、救えなかった友人……だったモノ。
――心折れる未来。
余りの出来事にもう呼吸も覚束ない。
余りの苦痛に意識も保てそうにない。
余りの恐怖に絶望に染まっていく。
紅い血塗られた凄惨な世界に――ただ一人残された未来は、心が急速に……漆黒の闇へと閉ざされていく――。
「XXXXX」
紅い月を背に這い寄る人為らざるモノ。
残された未来の前に立ち塞がり、終わりを告げる嘲笑のような咆哮あげた!
静かに這い寄る悍ましい絶望の象徴――、
人為らざるモノ。
「パパ……ママ……」
最後に声にならない掠れた声で、両拳を力無く握り締め、神に命乞いを縋るように呟いた―― 。
―――――――――― つづく。
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