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◇第一部◇
第七話 帰りの道すがらコンビニで。
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予定ではスーパーでの調達が終わり次第、撤収する手筈だった。
だがしかし思わぬ邪魔が入り、鈴木さん達用の腐った高級肉しか調達できなかった。
予定外だが、最寄りのコンビニに寄り道することにした。
「調味料だけ掻っ攫ったら直ぐに移動します。鈴木さんは車で待機してて下さい」
「了解です。素材感丸出しの味より、ちょっと香辛料とかつけた方が美味しいですもんね」
「そそ。レトルトや保存食にちょいとつけると旨いんすよ」
「腐った肉に塩胡椒して焼いて、焼肉のタレとかつけると最高! ――ああ、待ち遠しい! これはもう帰ったら即、皆で焼肉パーティーですよ、山田さん!」
余程嬉しいのか、大はしゃぎの鈴木さん。
いや、それはアンタらだけでやって。
腐り切った肉は流石に要らんわ、うん。
「お、見えて来ました――が……うーむ」
七三式を確保したので少し遠回りに迂回して、滅多に行かない裏通りのコンビニに立ち寄った。
その店舗周辺に、蹌踉めき揺蕩う人影がチラホラと伺えたのだ。
「野良ゾンビですね……どうします?」
困った腐り顔で、俺に尋ねてくる鈴木さん。
「塩と胡椒がちょいと心許なくて、できれば欲しかったんですけど」
少し離れた所に車を止めて、思案する俺。
彷徨ってやがる野良ゾンビは三体、全部が女性だ。
主婦っぽい方は両腕が捥げたのか失って、片方の脚が変な方向に向いていた。
腐った肉付きの良い顔や豊満ぽい胸周りに関しては、比較的綺麗に残っている。
何処かの制服に身を包んだ、高校生くらいの女性二人についても損傷は割に軽微。
頭半分が潰れて眼玉が垂れ下がっている子と、腹から腸が飛び出て引き摺っている子――その程度だ。
ちなみに女性の腐った肉は、田中さんと加藤さんの大好物でもある。
「鈴木さん。あの三体を捕獲して、加藤さんらのお土産にしましょうか?」
真顔でそう告げた俺。
「――え⁉︎ あ、失礼」
当然、目ん玉が飛び出るほどに驚いた鈴木さん。
比喩ではなく、また目ん玉が飛び出てんだけど。
「俺に遠慮して我慢してるでしょ? 特に加藤さんは小学生のお子さんも居てるし。情操教育とか論理感的には、人肉は食べないでおく方が良いんでしょうけどね? ――ゾンビには関係ないでしょ?」
「しかし……それだと山田さんが……」
「俺の道徳心や論理感など、人に大切な心は既に壊れてますから。ゾンビと一緒に生活してる身ですよ? そんな気を遣わなくて大丈夫ですって」
「でも……自我がないとは言え――」
「ははは、らしくないですよ、鈴木さん。いつもみたく冗談で濁して下さいよ。お前も焼肉にしてやろうかぁ~ってね?」
「――すいません、本当にすいません、山田さん。僕がゾンビでなければ……」
「最初に言っときますけど、調理と実食、後始末は皆さんでやって下さいよ?」
「――勿論です……本当にすいません」
「んじゃ、ちょいと確保してきますので」
七三式から降りて荷台へと回る俺は、土木用スコップに麻袋、寝袋を取り出した。
そして蹌踉めき揺蕩う主婦っぽい方の背後に忍び寄り、羽交い締めにして押し倒す!
側から見たら単なるレイパーだな、うん。
気分的にもそんな気がするわ。
うつ伏せに倒れて捥がく主婦っぽい野良ゾンビの背中に素早く跨ると、持ってきた土木用スコップの鋭い切っ先で頸をブッ刺した!
そのまま土木用スコップで押さえつけて立ち上がり、足掛けの部分に素早く飛び乗って、一気に押し込む!
その瞬間、頭と胴体が、簡単に分け隔てられた。
ゾンビは頭を潰すのが基本の攻略法。
だがしかし、頭と胴体を分離してやっても、結果は同じで無力化できる。
今回は餌――食糧として持って帰る為、潰すわけにはいかないので、切断する方法を取った。
そんなわけで、頭の方はまだ動いているが、胴体の方は沈黙した。
だがしかし、この方法で無力化した場合、未だに慣れない問題が残る。
切り離された頭――生首の目や口がいつまで経ってもゴソゴソ動いているのだ。
ホラー映画も真っ青な不気味さで精神的にも辛く、普通だったら夜中にトイレに行けんくなるトラウマ案件だよ、うん。
切断した頭を掴んで、麻袋に放り込んで転がしておく。
胴体はさっき入手した寝袋にあとで入れて、最後に纏めて荷台へと積み込む感じになるな。
この残酷な方法を、あと二回も繰り返して、俺の仕事は終わった。
「ふぅ――久し振りだとやっぱり堪えるな……」
溜息混じりに愚痴って、コンビニの店内へと入っていく。
「結構、荒れてるな……野良が入り放題だから止む無しか」
窓ガラスが割れて吹きさらしとなっていた。
そこから入り込んだ砂埃などが、陳列棚や商品に積もっていた。
「あったあった。ごっそり戴いておきますか。あとは――酒も持ってくか。焼肉パーティーには欠かせませんってな」
陳列棚から香辛料や調味料をありったけと酒瓶数本を、店舗備え付けの買い物カゴ二つに別け入れて持ち出した。
「鈴木さん、お待たせしました。大量にゲッチューですよ?」
「――良かったです」
元気なく返事をする鈴木さん。
「あとこれ! 焼肉パーティーには欠かせませんってね! 酒ですよ、酒!」
元気のない鈴木さんに、態と大袈裟に戯けて酒瓶を見せる俺。
「――山田さん」
「さっきも言いましたけど、気にしないで下さい。鈴木さんは好きでゾンビになったんじゃないんですから。――ゾンビにはゾンビの生き方っつーもんがあるでしょ? あ、腐った身で生き方は正しくないか! ははは」
仰々しく戯けて見せる。
「――ぷ。そうですね……有り難う御座います、山田さん」
軽く吹いたあと、腐った笑顔になって大きく頷いた。
「さて、速攻で帰りましょう!」
「――ええ。久し振りに本当の御馳走です!」
七三式に乗り込み、拠点であるボロッボロのアパートへと出発した――。
◇◇◇
その日の夜、ボロッボロのアパートの一角で、焼肉パーティーを催すゾンビな住人達。
当然、俺は参加を断り、独り寂しく物思いにふけっていた。
大気の有害物質で赤黒く染まって見える大きな月を、缶ビールを片手に窓から見上げて。
大騒ぎな愉しくも賑やかな声が、ただ静かな夜に木霊して、そんな俺に届く――。
周囲に立ち込める、火葬場独特の臭いと共に――。
――――――――――
退廃した世界に続きはあるのか?
それは望み薄……。
だがしかし思わぬ邪魔が入り、鈴木さん達用の腐った高級肉しか調達できなかった。
予定外だが、最寄りのコンビニに寄り道することにした。
「調味料だけ掻っ攫ったら直ぐに移動します。鈴木さんは車で待機してて下さい」
「了解です。素材感丸出しの味より、ちょっと香辛料とかつけた方が美味しいですもんね」
「そそ。レトルトや保存食にちょいとつけると旨いんすよ」
「腐った肉に塩胡椒して焼いて、焼肉のタレとかつけると最高! ――ああ、待ち遠しい! これはもう帰ったら即、皆で焼肉パーティーですよ、山田さん!」
余程嬉しいのか、大はしゃぎの鈴木さん。
いや、それはアンタらだけでやって。
腐り切った肉は流石に要らんわ、うん。
「お、見えて来ました――が……うーむ」
七三式を確保したので少し遠回りに迂回して、滅多に行かない裏通りのコンビニに立ち寄った。
その店舗周辺に、蹌踉めき揺蕩う人影がチラホラと伺えたのだ。
「野良ゾンビですね……どうします?」
困った腐り顔で、俺に尋ねてくる鈴木さん。
「塩と胡椒がちょいと心許なくて、できれば欲しかったんですけど」
少し離れた所に車を止めて、思案する俺。
彷徨ってやがる野良ゾンビは三体、全部が女性だ。
主婦っぽい方は両腕が捥げたのか失って、片方の脚が変な方向に向いていた。
腐った肉付きの良い顔や豊満ぽい胸周りに関しては、比較的綺麗に残っている。
何処かの制服に身を包んだ、高校生くらいの女性二人についても損傷は割に軽微。
頭半分が潰れて眼玉が垂れ下がっている子と、腹から腸が飛び出て引き摺っている子――その程度だ。
ちなみに女性の腐った肉は、田中さんと加藤さんの大好物でもある。
「鈴木さん。あの三体を捕獲して、加藤さんらのお土産にしましょうか?」
真顔でそう告げた俺。
「――え⁉︎ あ、失礼」
当然、目ん玉が飛び出るほどに驚いた鈴木さん。
比喩ではなく、また目ん玉が飛び出てんだけど。
「俺に遠慮して我慢してるでしょ? 特に加藤さんは小学生のお子さんも居てるし。情操教育とか論理感的には、人肉は食べないでおく方が良いんでしょうけどね? ――ゾンビには関係ないでしょ?」
「しかし……それだと山田さんが……」
「俺の道徳心や論理感など、人に大切な心は既に壊れてますから。ゾンビと一緒に生活してる身ですよ? そんな気を遣わなくて大丈夫ですって」
「でも……自我がないとは言え――」
「ははは、らしくないですよ、鈴木さん。いつもみたく冗談で濁して下さいよ。お前も焼肉にしてやろうかぁ~ってね?」
「――すいません、本当にすいません、山田さん。僕がゾンビでなければ……」
「最初に言っときますけど、調理と実食、後始末は皆さんでやって下さいよ?」
「――勿論です……本当にすいません」
「んじゃ、ちょいと確保してきますので」
七三式から降りて荷台へと回る俺は、土木用スコップに麻袋、寝袋を取り出した。
そして蹌踉めき揺蕩う主婦っぽい方の背後に忍び寄り、羽交い締めにして押し倒す!
側から見たら単なるレイパーだな、うん。
気分的にもそんな気がするわ。
うつ伏せに倒れて捥がく主婦っぽい野良ゾンビの背中に素早く跨ると、持ってきた土木用スコップの鋭い切っ先で頸をブッ刺した!
そのまま土木用スコップで押さえつけて立ち上がり、足掛けの部分に素早く飛び乗って、一気に押し込む!
その瞬間、頭と胴体が、簡単に分け隔てられた。
ゾンビは頭を潰すのが基本の攻略法。
だがしかし、頭と胴体を分離してやっても、結果は同じで無力化できる。
今回は餌――食糧として持って帰る為、潰すわけにはいかないので、切断する方法を取った。
そんなわけで、頭の方はまだ動いているが、胴体の方は沈黙した。
だがしかし、この方法で無力化した場合、未だに慣れない問題が残る。
切り離された頭――生首の目や口がいつまで経ってもゴソゴソ動いているのだ。
ホラー映画も真っ青な不気味さで精神的にも辛く、普通だったら夜中にトイレに行けんくなるトラウマ案件だよ、うん。
切断した頭を掴んで、麻袋に放り込んで転がしておく。
胴体はさっき入手した寝袋にあとで入れて、最後に纏めて荷台へと積み込む感じになるな。
この残酷な方法を、あと二回も繰り返して、俺の仕事は終わった。
「ふぅ――久し振りだとやっぱり堪えるな……」
溜息混じりに愚痴って、コンビニの店内へと入っていく。
「結構、荒れてるな……野良が入り放題だから止む無しか」
窓ガラスが割れて吹きさらしとなっていた。
そこから入り込んだ砂埃などが、陳列棚や商品に積もっていた。
「あったあった。ごっそり戴いておきますか。あとは――酒も持ってくか。焼肉パーティーには欠かせませんってな」
陳列棚から香辛料や調味料をありったけと酒瓶数本を、店舗備え付けの買い物カゴ二つに別け入れて持ち出した。
「鈴木さん、お待たせしました。大量にゲッチューですよ?」
「――良かったです」
元気なく返事をする鈴木さん。
「あとこれ! 焼肉パーティーには欠かせませんってね! 酒ですよ、酒!」
元気のない鈴木さんに、態と大袈裟に戯けて酒瓶を見せる俺。
「――山田さん」
「さっきも言いましたけど、気にしないで下さい。鈴木さんは好きでゾンビになったんじゃないんですから。――ゾンビにはゾンビの生き方っつーもんがあるでしょ? あ、腐った身で生き方は正しくないか! ははは」
仰々しく戯けて見せる。
「――ぷ。そうですね……有り難う御座います、山田さん」
軽く吹いたあと、腐った笑顔になって大きく頷いた。
「さて、速攻で帰りましょう!」
「――ええ。久し振りに本当の御馳走です!」
七三式に乗り込み、拠点であるボロッボロのアパートへと出発した――。
◇◇◇
その日の夜、ボロッボロのアパートの一角で、焼肉パーティーを催すゾンビな住人達。
当然、俺は参加を断り、独り寂しく物思いにふけっていた。
大気の有害物質で赤黒く染まって見える大きな月を、缶ビールを片手に窓から見上げて。
大騒ぎな愉しくも賑やかな声が、ただ静かな夜に木霊して、そんな俺に届く――。
周囲に立ち込める、火葬場独特の臭いと共に――。
――――――――――
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それは望み薄……。
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