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第六夜。

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「勢いだけのギャグは続かんもんだ」

 謎の白い歯をニッカリのドヤ顔でほざく俺。

『のっけからなにほざいてんのよ? てか、死んでなかった?』

 当然、悪魔っ子からツッコミ喰らうわな?
 多分、読者からも総ツッコミだと思うわ。

「前回の話を良く読め! 跳ねられただけで死んだと明言されてない。ついでに全話読み返してポイント稼がせてくれ!」

 ま、そう言う事だ。
 明言していない限り、復活するのは鉄板定番の常識!
 ついでに媚びてみる俺だったり。

『露骨過ぎ。――確かに死んだとは書かれて無いけどさ。でも無事ってなによ? 意味不明』

 更に喰い下がってツッコんでくる悪魔っ子……存外、しつこい。
 スルッと読み流せってのな?

「富・名声・力。呪いの三輪車でこの世の全てを手に入れた漢、俺。彼の死に際に放った一言は、人々を猛走妄想へと駆り立てた。――俺の腰布か? 欲しけりゃくれてやる。探せ! この世の全てをそこに置いてきた! 漢達は、次を目指し、猛走妄想して追い続ける。 世はまさに、大海賊時代!」

 跳ねられた衝撃で大人に戻った俺は、しつこい油汚れも驚きの白さで宣ってやった。

『長いし! しかも意味不明よ! ついでに言うと腰布要らんわ! 更に何処かの麦わらワンピ◯スはこの話に全く関係ないから! 大体、履いてた腰布探してなんになるのよ!』


 この怪文書に意味を求める方が既に間違いであると気付け!


「――それもそうだ。取り敢えず、実験は上手くいった。猛走妄想に必要なのは想像力!」

 だが、話を進めなければ読者が離脱する。
 物書きの辛い所だな、うん。

『そんな当たり前の事は読者さんなら誰でもご存知だって! ギャグでもなんでもないでしょ!』

「想像力を鍛えるには経験だ!」

『おーい、話聴けよ? 私がツッコミってなに?』


 と、言う事で人気取りの定石に出る俺!


「隙あり! 乳~、尻~、太腿~!」

『――あ!』



 跳びついたな俺は見せられないよ?
 自主規制中につき、暫くお待ち下さい。
 


「ふぅ……めっさ素晴らしい体験だった!」

 悪魔っ子に文字通りの悪魔的なにか。でツッコミを入れる俺!
 その笑顔は清々しいまでに鬼畜!
 絵面でお見せ出来ないのが残念で哀しい。


 コミカライズ早よ! アニメ化早よ!


『ここに書けないような、大人で餓えた獣物の様な、いけない行為をマジにするなんて! ――ギャグだと思って油断した! めっさ油断した! く、悔しい!』

「後悔しても遅いわ! R15の許容範囲、つまり字面的NGさえ無ければ無問題! 後は読者の皆様が勝手に補完してくれる!」


 つまり、そう言う事だ。


『――クズに純潔を散らされるなんて……悔しい!』


 と、言う事で人気取りついでと文字数稼ぎを兼ねて、それを実践する俺!


「隙あり! 乳~、尻~、太腿~!」

『――ヒィ!』



 再びルパ◯ダイブで跳びついたな俺は見せられないよ?
 自主規制中につき、暫くお待ち下さい。
 


「ふぅ……感動の素晴らしい体験だった!」

 悪魔っ子に再び文字通りのサタン的なにか。でツッコミを入れ捲った俺!
 その笑顔は清々しいまでに外道!
 絵面でお見せ出来ないのが残念で悔しい。


 コミカライズ早よ! アニメ化早よ!


『らめって、ゆったのにぃ……あぅ……しどぃあ……こんにゃの……ひらなぃ……』

 素晴らしい大人な世界で鉄板定番な台詞を吐き、アヘ顔ダブルピース先生になってしまった悪魔っ子。

「あちゃー、俺の中に止め処なく渦巻くリビドーを全開にし過ぎたか……ま、いいか。妄想の実現――当初の悪魔っ子を貶める。は無事に完遂。お次は何にしようかな――お? そう言えば――」

 手元にある三輪車を見つめ、これ使わないとタイトル詐欺だと気付いた俺は――、


 こんなでポイント取れるか! と内心、憤慨して次なる作戦を敢行するのだった――。



 ――――――――――
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