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第四章──暴かれ出した真実
木漏れ日の中
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『……ねぇ、テル。迷宮の役割ってなんだった……?』
「(……? 負の魔力の処理場、だろ?)」
他でもないシエラがテルに教えてくれたことだ。
だというのにわざわざその質問をする意図が理解できず、テルは困惑した。
『じゃあなんで、あの悪魔から魔力が出てるの』
「は───?」
理解できないテルに、シエラは噛み砕いて説明する。
『魔物を倒したらそこで魔力の発生は終わりのはず。なら、なんで今──ゲートモンスターと同類のはずの、あの悪魔から魔力が発生したの?』
そこに来て、ようやくテルはシエラが言わんとすることを理解した。
そうだ。元よりその理屈がおかしいのだ。
エネルギーの循環が魔物の死によって途絶えるという、その理屈が。
実際、こうして今悪魔からは魔力が放出されている。
あくまでも、魔力から負の魔力と化したものを魔物討伐を介して還元するのみ。
魔物を狩ったその場で魔力が消え去るというのは、真っ赤な嘘だということになる。
では、それでは──。
『魔物を倒した後に放出される魔力の存在──隠蔽する必要はどこ? ……一体、何に使われてるの?』
「(魔王、か……!!)」
遅れてテルが答えにたどり着くと、シエラは大きく頷く。
『迷宮の最下層、たどり着いた人は誰一人いないと言われてるそこなら……いくらバカでかい魔法陣だって隠し通せる』
最下層のゲートモンスターの転移は、間接的にだが影の男が行ったことだ。
つまり誰一人到達したことのない最下層に、影の男は行けるということになる。
これほど都合のいい拠点が、他にあるだろうか。
テルの訪れた真っ暗闇の場所は、他でもない迷宮の最下層だったのだ!!
「(魔物の死によって放出された魔力の吸収と、魔王誕生の儀式……)」
『それが、迷宮の真の目的……!! ようやく、見えてきたね……』
まさかあの迷宮全体が影の男の手中とは、テルもシエラも思いもしなかった。
敵の毒牙の蝕む範囲の広大さ、深刻さに改めて戦慄する。
だが──確かに悪意の核が見えた。
……偶然か、必然か。
それはテルの冒険のスタート地点に鎮座していた。
「────ボクは」
そして、レンリィの回復魔法を受けたシャン・リオの意識が戻る。
「……兄さん」
ムルが呟くと、リオは顔を覆って返した。
「ボクに君の兄を名乗る資格は──。いや、人を名乗る資格すら、ないよ……」
「何故アル!? 兄さんはあの悪魔に操られていただけアル、それならまた昔のように──」
ムルが悲嘆に叫ぶと、リオは静かに感情を暴走させる。
「意識はあったんだ、ずっと。体は動かせなかった、どうにかなりそうだった……ッ!! 目の前でボク自身が人を殺していく、大切なものを全て奪って傷つけていくんだ……ッ!!」
テルとシエラの関係に似ている。
シエラは意識こそあるものの、体を動かすことは全くできない。
もし──テルがシエラの思う通りに魔王だったなら、同じ結果がシエラを襲っていたのだろう。
リオはダゴマとレンリィを見やり、悲しそうに告げる。
「君たちは、二人ともボクの被害者だろう? 覚えている、一人残らず殺した者と残された者の顔は、一人残らず覚えているよ。……あまりにも犠牲になった人が多すぎる。ボクは、生きていちゃいけない……!!」
顔を涙でぐちゃぐちゃにして叫ぶリオの胸ぐらを、ムルが掴んで叫び返した。
「だからこそ生きるアル!!! 生きて償うアルッ!! うちはもう、大事な家族を失いたくなんかないッ!! 折角戻ってきた兄さんを、みすみす手放すなんてできるはずないアル!! 自分がうちにとってどれほど残酷なことを言ってるか──ちゃんと考えるアルよぉ……ッ!!!」
ダゴマも続けて、懇願するように諭す。
「そうだ、自分が許せないというのなら俺たちのために生きろ、生きてくれシャン・リオ。お前がお前じゃなかったと証明できるのは、お前だけなんだ。遺族には真実を知らさねばならないだろう、それが道理だ。お前がその責務を果たさずして誰が果たす」
皆もう、シャン・リオから悪魔へ憎悪の対象を入れ替えている。当たり前だ。
自分を責めているのはシャン・リオ本人だけで──そしてレンリィは一人、正論を吐きかけた。
「そもそも……。君が、勝手に死にたいだけ。楽になりたいだけ。それは傲慢。君が死んだら、ムル悲しむ。自分のために、ムル悲しませる。……良くない」
リオは──逃げられないのだと悟った。
過ちから、過去から、死ぬことで楽に逃げることは許されないのだと。
そして、何より今この状況になってまだ逃げようとしていた自分の弱さに気付かされて──。
「─────なぁ、シャン・リオ」
そして、最後のテルの言葉に──。
「俺はあんま知らないけどさ。お前がいるってだけで嬉しいやつがそこにいるだろ? 生きる理由なんて、それだけでいいんじゃないのか」
リオは、ハッとしてムルを見た。
あんな事になっても、ムルは自分を諦めず追いかけてきてくれた。
こんな風になっても、ムルは自分を見捨てずに生きろと言う。
──こんなの、死ねないじゃないか。
リオは、笑みをこぼした。
涙の理由は──変わった。
「───優秀な妹を持つと、大変、だな、逃げられない」
「兄さんの方がずっと凄いアル。だからもう一度すごい所を見せて欲しいアル。……ほら、さっさと立ち上がるアルよ」
差し出された手を、リオはもう迷うことなく握る。
ムルの眩しい笑顔に、リオは目を細めた。
■ ■ ■
木漏れ日の中、一人汗を流し剣を振る少年がいる。
黒い髪と黒い瞳の、珍しい見た目をした少年だ。
日本ではそれこそモブ中のモブといった扱いになるのだが──。
生憎とここに、日本人は彼一人しかいなかった。
「せいっ!! やぁっ!!」
だが、その鍛錬の光景はなかなかに凄まじい。
常人なら当然のこと、玄人でも追いつかないほどの速さで素振りを続けている。
「せいっ!! やぁっ!!」
そんな巷で勇者と呼ばれる彼に、幼馴染のチェネラは退屈そうに足をぶらぶらさせながら問う。
「どうして戦わないノサ?」
それは素朴な疑問だった。
そう、この勇者は一切戦わないのだ。
こんな風に毎日常人離れした鍛練をしておきながら、人と戦っているところを見たことがない。
小さき勇者は剣を振る手を休めず、眉ひとつ動かさずに答える。
「……無敵だからだ。俺が一番強いって皆分かってるから、戦う必要なんてないんだよ」
「……じゃア、なんで剣を振ってるンダ?」
それもまた、素朴な疑問だった。
さっきも述べた通り、その勇者は戦わないのに毎日の鍛錬をかかさない。
こうしてチェネラも付き合わされているくらいだ。
戦わないのなら、こんな事をする必要は無いだろう。
勇者は少しだけ逡巡してから答える。
「いざという時に皆を守りたいからだ。そのために俺がいる」
「ふ~ン……そうなンダ。エキセイだネ」
素晴らしい考えだとチェネラは思う。
──いざという時。
それは恐らく小さい頃から聞かされている魔王の事だろう。復活の時期が近いらしい。
だが──。
一つだけ、追加で疑問が浮かんだ。
──じゃあ、勇者は誰が守るノ?と。
その質問は、何故かはばかられた。
それから魔王が復活し、世界が絶望の影に落とされるまでに十年もなかったように思う。
勇者はすくすく青年へと成長し、チェネラは相も変わらずその隣を歩いていた。
結婚もして、その運命の日が来るまで、それなりに幸せに二人で暮らしていた。
色々あったが、それら全てを乗り越えてきた。
──じゃあ、勇者は誰が守るノ?
その質問に、自分が守るのだと答えられるように。
万が一の時に……彼を、助けられるように。
……だが、そんなことは出来るはずもなく。
勇者は魔王を倒した後、いつの間にかチェネラの前から──いや、世界そのものから姿を消した。
まるで最初からいなかったかのように。
まるで自分は役目を終えたのだと言わんばかりに。
「ねェ、テル……。どこに、どこに、行っチャったノ───ッ?」
最後まで、助けられてばかりだった。
勇者を守るものなど、結局どこにもいなかった。
……嗚咽混じりのその問いに、答えは一切、返ってこなかった。
ただ一言「好きダ」とさえ、伝えることが出来なかった───。
「ん」
──眩しい朝日に照らされて、意識が浮上する。
瞼を擦りつつ、自分が随分と懐かしい夢を見たらしいことを自覚した。
……涙を流していたからだ。
──「チェネラ!!」
激しい痛みの中でした、少女の自分を呼ぶ声を。
腕の中の温もりを、しっかりと覚えている。
「……テル」
それはあの青年と、全く同じ温度をしていた。
「……excite。まタ、助けられちゃったなア」
木漏れ日の中、チェネラは一人温もりを抱いた。
「(……? 負の魔力の処理場、だろ?)」
他でもないシエラがテルに教えてくれたことだ。
だというのにわざわざその質問をする意図が理解できず、テルは困惑した。
『じゃあなんで、あの悪魔から魔力が出てるの』
「は───?」
理解できないテルに、シエラは噛み砕いて説明する。
『魔物を倒したらそこで魔力の発生は終わりのはず。なら、なんで今──ゲートモンスターと同類のはずの、あの悪魔から魔力が発生したの?』
そこに来て、ようやくテルはシエラが言わんとすることを理解した。
そうだ。元よりその理屈がおかしいのだ。
エネルギーの循環が魔物の死によって途絶えるという、その理屈が。
実際、こうして今悪魔からは魔力が放出されている。
あくまでも、魔力から負の魔力と化したものを魔物討伐を介して還元するのみ。
魔物を狩ったその場で魔力が消え去るというのは、真っ赤な嘘だということになる。
では、それでは──。
『魔物を倒した後に放出される魔力の存在──隠蔽する必要はどこ? ……一体、何に使われてるの?』
「(魔王、か……!!)」
遅れてテルが答えにたどり着くと、シエラは大きく頷く。
『迷宮の最下層、たどり着いた人は誰一人いないと言われてるそこなら……いくらバカでかい魔法陣だって隠し通せる』
最下層のゲートモンスターの転移は、間接的にだが影の男が行ったことだ。
つまり誰一人到達したことのない最下層に、影の男は行けるということになる。
これほど都合のいい拠点が、他にあるだろうか。
テルの訪れた真っ暗闇の場所は、他でもない迷宮の最下層だったのだ!!
「(魔物の死によって放出された魔力の吸収と、魔王誕生の儀式……)」
『それが、迷宮の真の目的……!! ようやく、見えてきたね……』
まさかあの迷宮全体が影の男の手中とは、テルもシエラも思いもしなかった。
敵の毒牙の蝕む範囲の広大さ、深刻さに改めて戦慄する。
だが──確かに悪意の核が見えた。
……偶然か、必然か。
それはテルの冒険のスタート地点に鎮座していた。
「────ボクは」
そして、レンリィの回復魔法を受けたシャン・リオの意識が戻る。
「……兄さん」
ムルが呟くと、リオは顔を覆って返した。
「ボクに君の兄を名乗る資格は──。いや、人を名乗る資格すら、ないよ……」
「何故アル!? 兄さんはあの悪魔に操られていただけアル、それならまた昔のように──」
ムルが悲嘆に叫ぶと、リオは静かに感情を暴走させる。
「意識はあったんだ、ずっと。体は動かせなかった、どうにかなりそうだった……ッ!! 目の前でボク自身が人を殺していく、大切なものを全て奪って傷つけていくんだ……ッ!!」
テルとシエラの関係に似ている。
シエラは意識こそあるものの、体を動かすことは全くできない。
もし──テルがシエラの思う通りに魔王だったなら、同じ結果がシエラを襲っていたのだろう。
リオはダゴマとレンリィを見やり、悲しそうに告げる。
「君たちは、二人ともボクの被害者だろう? 覚えている、一人残らず殺した者と残された者の顔は、一人残らず覚えているよ。……あまりにも犠牲になった人が多すぎる。ボクは、生きていちゃいけない……!!」
顔を涙でぐちゃぐちゃにして叫ぶリオの胸ぐらを、ムルが掴んで叫び返した。
「だからこそ生きるアル!!! 生きて償うアルッ!! うちはもう、大事な家族を失いたくなんかないッ!! 折角戻ってきた兄さんを、みすみす手放すなんてできるはずないアル!! 自分がうちにとってどれほど残酷なことを言ってるか──ちゃんと考えるアルよぉ……ッ!!!」
ダゴマも続けて、懇願するように諭す。
「そうだ、自分が許せないというのなら俺たちのために生きろ、生きてくれシャン・リオ。お前がお前じゃなかったと証明できるのは、お前だけなんだ。遺族には真実を知らさねばならないだろう、それが道理だ。お前がその責務を果たさずして誰が果たす」
皆もう、シャン・リオから悪魔へ憎悪の対象を入れ替えている。当たり前だ。
自分を責めているのはシャン・リオ本人だけで──そしてレンリィは一人、正論を吐きかけた。
「そもそも……。君が、勝手に死にたいだけ。楽になりたいだけ。それは傲慢。君が死んだら、ムル悲しむ。自分のために、ムル悲しませる。……良くない」
リオは──逃げられないのだと悟った。
過ちから、過去から、死ぬことで楽に逃げることは許されないのだと。
そして、何より今この状況になってまだ逃げようとしていた自分の弱さに気付かされて──。
「─────なぁ、シャン・リオ」
そして、最後のテルの言葉に──。
「俺はあんま知らないけどさ。お前がいるってだけで嬉しいやつがそこにいるだろ? 生きる理由なんて、それだけでいいんじゃないのか」
リオは、ハッとしてムルを見た。
あんな事になっても、ムルは自分を諦めず追いかけてきてくれた。
こんな風になっても、ムルは自分を見捨てずに生きろと言う。
──こんなの、死ねないじゃないか。
リオは、笑みをこぼした。
涙の理由は──変わった。
「───優秀な妹を持つと、大変、だな、逃げられない」
「兄さんの方がずっと凄いアル。だからもう一度すごい所を見せて欲しいアル。……ほら、さっさと立ち上がるアルよ」
差し出された手を、リオはもう迷うことなく握る。
ムルの眩しい笑顔に、リオは目を細めた。
■ ■ ■
木漏れ日の中、一人汗を流し剣を振る少年がいる。
黒い髪と黒い瞳の、珍しい見た目をした少年だ。
日本ではそれこそモブ中のモブといった扱いになるのだが──。
生憎とここに、日本人は彼一人しかいなかった。
「せいっ!! やぁっ!!」
だが、その鍛錬の光景はなかなかに凄まじい。
常人なら当然のこと、玄人でも追いつかないほどの速さで素振りを続けている。
「せいっ!! やぁっ!!」
そんな巷で勇者と呼ばれる彼に、幼馴染のチェネラは退屈そうに足をぶらぶらさせながら問う。
「どうして戦わないノサ?」
それは素朴な疑問だった。
そう、この勇者は一切戦わないのだ。
こんな風に毎日常人離れした鍛練をしておきながら、人と戦っているところを見たことがない。
小さき勇者は剣を振る手を休めず、眉ひとつ動かさずに答える。
「……無敵だからだ。俺が一番強いって皆分かってるから、戦う必要なんてないんだよ」
「……じゃア、なんで剣を振ってるンダ?」
それもまた、素朴な疑問だった。
さっきも述べた通り、その勇者は戦わないのに毎日の鍛錬をかかさない。
こうしてチェネラも付き合わされているくらいだ。
戦わないのなら、こんな事をする必要は無いだろう。
勇者は少しだけ逡巡してから答える。
「いざという時に皆を守りたいからだ。そのために俺がいる」
「ふ~ン……そうなンダ。エキセイだネ」
素晴らしい考えだとチェネラは思う。
──いざという時。
それは恐らく小さい頃から聞かされている魔王の事だろう。復活の時期が近いらしい。
だが──。
一つだけ、追加で疑問が浮かんだ。
──じゃあ、勇者は誰が守るノ?と。
その質問は、何故かはばかられた。
それから魔王が復活し、世界が絶望の影に落とされるまでに十年もなかったように思う。
勇者はすくすく青年へと成長し、チェネラは相も変わらずその隣を歩いていた。
結婚もして、その運命の日が来るまで、それなりに幸せに二人で暮らしていた。
色々あったが、それら全てを乗り越えてきた。
──じゃあ、勇者は誰が守るノ?
その質問に、自分が守るのだと答えられるように。
万が一の時に……彼を、助けられるように。
……だが、そんなことは出来るはずもなく。
勇者は魔王を倒した後、いつの間にかチェネラの前から──いや、世界そのものから姿を消した。
まるで最初からいなかったかのように。
まるで自分は役目を終えたのだと言わんばかりに。
「ねェ、テル……。どこに、どこに、行っチャったノ───ッ?」
最後まで、助けられてばかりだった。
勇者を守るものなど、結局どこにもいなかった。
……嗚咽混じりのその問いに、答えは一切、返ってこなかった。
ただ一言「好きダ」とさえ、伝えることが出来なかった───。
「ん」
──眩しい朝日に照らされて、意識が浮上する。
瞼を擦りつつ、自分が随分と懐かしい夢を見たらしいことを自覚した。
……涙を流していたからだ。
──「チェネラ!!」
激しい痛みの中でした、少女の自分を呼ぶ声を。
腕の中の温もりを、しっかりと覚えている。
「……テル」
それはあの青年と、全く同じ温度をしていた。
「……excite。まタ、助けられちゃったなア」
木漏れ日の中、チェネラは一人温もりを抱いた。
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