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依存からの共存
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あの衝撃的な春夜の性の目覚めから、5年の月日が経って春夜ももう高校生だった。
「春夜……………気持ちいい?」
春夜は同級生にフェラをさせていた。
「んッ!気持ちいいよ。もっと奥まで咥えられる?」
春夜はそう言いながら、フェラをする相手の髪を撫で続けた。そして次の瞬間、春夜は頭を押さえつけて腰を振り始めた。
「ああッ!‥………もっと奥まで……………イくッ!」
春夜は同級生の信行の口の中に果てると、そのまましばらく動けなかった。
「春夜。大丈夫?」
口を濯いできた信行が春夜を見つめ、美しい顔と肉体を見つめ続ける。
「うん。信行、来て」
春夜に手招きをされ、信行はベッドに上がると春夜に覆いかぶさった。
春夜は信行に抱かれながら、いつもあの夜を思い出す。
真騎士の上で、背をのけぞらせて快楽に浸っていた美しい男。
雷が鳴り響く夜の、夢のような出来事。
自分の幼い身体から始めて放たれた物。
「春夜!……………狭くて気持ちいいよ」
「んッ……………もっと、もっと!」
自分を変えたのは叔父。
ずっと優しく見守ってくれた叔父が、男しか愛せないことを知った。
男を抱き、男に快楽を与える叔父。
僕も抱かれたい。
そう思うようになったのは、中学生になってからだった。
毎晩のように自分の手で慰めた。
真騎士を思い、性への興味は溢れていくばかりだった。
あの人のように、僕も真騎士さんに抱かれたい。
僕の身体を可愛がって欲しい。
僕をこんな風にしたのは真騎士さんだ。
男を欲しがるようになったのは、真騎士さんのせい。
「春夜!……………もうイくッ!……………いい?」
「良いよ。出してッ」
信行を好きでも愛しているわけでもない。
同じクラスになって、信行から好きだと告白された。
誰でもよかった。
誰かとセックスをしてみたかった。
真騎士に抱いてもらえない欲求を解消する相手が欲しかった。
歪んでいるのは分かっている。
それでも性欲は歯止めが効かない。
この若い肉体を鎮める物が必要だった。
「あッ……………中……………気持ち、いい」
春夜を押さえつけて中に果てた信行は、春夜の中の気持ち良さに身震いした。
春夜はジンジンとする身体を鎮めるように動かなかった。
物足りない。
こんなんじゃ物足りない。
あの人はもっと気持ち良さそうだった。
僕も知りたい。
真騎士さんに抱かれたら、どんなに気持ちいいのか。
もう、真騎士さんに抱かれたくておかしくなりそうだ。
コトが済み信行が帰ると、春夜は裸のままベッドに微睡み指先で力を無くしたモノを弄った。
もう自分で刺激を与えただけでは物足りない。
一瞬の快楽は得ることはできるが、満足感はなかった。
あの夜以来、真騎士は麻人を部屋に連れてくることはなかった。
その代わり、たまの週末は祖母が春夜の世話をしに来ていた。
そして真騎士は日曜の午後まで帰って来ない。
祖母も真騎士が恋人と過ごしているとは察している。
まさかその相手が男だとは思っていない。
おばあちゃん。
叔父さんはね、今頃男を抱いてるんだ。
僕、見たんだ。
叔父さんが、男とセックスをしている姿を。
もちろん祖母に話せないのは分かっている。
話したいとも思っていない。
自分の中の秘密。
真騎士と共有している秘密がある事が春夜には嬉しかった。
「春夜……………気持ちいい?」
春夜は同級生にフェラをさせていた。
「んッ!気持ちいいよ。もっと奥まで咥えられる?」
春夜はそう言いながら、フェラをする相手の髪を撫で続けた。そして次の瞬間、春夜は頭を押さえつけて腰を振り始めた。
「ああッ!‥………もっと奥まで……………イくッ!」
春夜は同級生の信行の口の中に果てると、そのまましばらく動けなかった。
「春夜。大丈夫?」
口を濯いできた信行が春夜を見つめ、美しい顔と肉体を見つめ続ける。
「うん。信行、来て」
春夜に手招きをされ、信行はベッドに上がると春夜に覆いかぶさった。
春夜は信行に抱かれながら、いつもあの夜を思い出す。
真騎士の上で、背をのけぞらせて快楽に浸っていた美しい男。
雷が鳴り響く夜の、夢のような出来事。
自分の幼い身体から始めて放たれた物。
「春夜!……………狭くて気持ちいいよ」
「んッ……………もっと、もっと!」
自分を変えたのは叔父。
ずっと優しく見守ってくれた叔父が、男しか愛せないことを知った。
男を抱き、男に快楽を与える叔父。
僕も抱かれたい。
そう思うようになったのは、中学生になってからだった。
毎晩のように自分の手で慰めた。
真騎士を思い、性への興味は溢れていくばかりだった。
あの人のように、僕も真騎士さんに抱かれたい。
僕の身体を可愛がって欲しい。
僕をこんな風にしたのは真騎士さんだ。
男を欲しがるようになったのは、真騎士さんのせい。
「春夜!……………もうイくッ!……………いい?」
「良いよ。出してッ」
信行を好きでも愛しているわけでもない。
同じクラスになって、信行から好きだと告白された。
誰でもよかった。
誰かとセックスをしてみたかった。
真騎士に抱いてもらえない欲求を解消する相手が欲しかった。
歪んでいるのは分かっている。
それでも性欲は歯止めが効かない。
この若い肉体を鎮める物が必要だった。
「あッ……………中……………気持ち、いい」
春夜を押さえつけて中に果てた信行は、春夜の中の気持ち良さに身震いした。
春夜はジンジンとする身体を鎮めるように動かなかった。
物足りない。
こんなんじゃ物足りない。
あの人はもっと気持ち良さそうだった。
僕も知りたい。
真騎士さんに抱かれたら、どんなに気持ちいいのか。
もう、真騎士さんに抱かれたくておかしくなりそうだ。
コトが済み信行が帰ると、春夜は裸のままベッドに微睡み指先で力を無くしたモノを弄った。
もう自分で刺激を与えただけでは物足りない。
一瞬の快楽は得ることはできるが、満足感はなかった。
あの夜以来、真騎士は麻人を部屋に連れてくることはなかった。
その代わり、たまの週末は祖母が春夜の世話をしに来ていた。
そして真騎士は日曜の午後まで帰って来ない。
祖母も真騎士が恋人と過ごしているとは察している。
まさかその相手が男だとは思っていない。
おばあちゃん。
叔父さんはね、今頃男を抱いてるんだ。
僕、見たんだ。
叔父さんが、男とセックスをしている姿を。
もちろん祖母に話せないのは分かっている。
話したいとも思っていない。
自分の中の秘密。
真騎士と共有している秘密がある事が春夜には嬉しかった。
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