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春の夜の夢
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母には出張と嘘をつき、日曜の午後まで春夜を預けることにした。
土曜日の昼過ぎに、真騎士はカモフラージュの旅行鞄を持った。
「春夜。明日まで大丈夫だね?」
「大丈夫だよ!お兄ちゃん、行ってらっしゃい」
春夜の笑顔が眩しかった。
嘘を疑わず、送り出してくれて真騎士はホッとした。
麻人との待ち合わせはホテルの部屋だった。
14時に麻人がチェックインを済ませたらメールが来ることになっている。
ホテルの近くのコーヒーショップで、真騎士はサンドイッチとコーヒーを買って店内で食べた。
時間が経つのが遅く感じる。
麻人は今どこに居るのか気になった。
14時を過ぎた時、直ぐに麻人から部屋番号のメールが届いた。
真騎士はコーヒーショップを出ると、ホテルへと急ぐ。
これから麻人を抱けば、その関係がどうなるかは容易に想像がついた。
きっと一度だけでは済まないことも。
真騎士が突っぱねられないことも麻人は分かっている。
それでも、真騎士は麻人を求めた。
ホテルの部屋のチャイムを鳴らすと、麻人は真騎士を部屋に入れた。
麻人も出張と嘘をついてきたのでスーツ姿だった。
「早かったね。近くにいたの?」
麻人は真騎士に抱きついて尋ねる。
「直ぐ近くのコーヒーショップで、軽食を取りながらメールを待ってました」
真騎士はそう言うと麻人の顎を上げて唇を重ねた。
土曜日の昼過ぎに、真騎士はカモフラージュの旅行鞄を持った。
「春夜。明日まで大丈夫だね?」
「大丈夫だよ!お兄ちゃん、行ってらっしゃい」
春夜の笑顔が眩しかった。
嘘を疑わず、送り出してくれて真騎士はホッとした。
麻人との待ち合わせはホテルの部屋だった。
14時に麻人がチェックインを済ませたらメールが来ることになっている。
ホテルの近くのコーヒーショップで、真騎士はサンドイッチとコーヒーを買って店内で食べた。
時間が経つのが遅く感じる。
麻人は今どこに居るのか気になった。
14時を過ぎた時、直ぐに麻人から部屋番号のメールが届いた。
真騎士はコーヒーショップを出ると、ホテルへと急ぐ。
これから麻人を抱けば、その関係がどうなるかは容易に想像がついた。
きっと一度だけでは済まないことも。
真騎士が突っぱねられないことも麻人は分かっている。
それでも、真騎士は麻人を求めた。
ホテルの部屋のチャイムを鳴らすと、麻人は真騎士を部屋に入れた。
麻人も出張と嘘をついてきたのでスーツ姿だった。
「早かったね。近くにいたの?」
麻人は真騎士に抱きついて尋ねる。
「直ぐ近くのコーヒーショップで、軽食を取りながらメールを待ってました」
真騎士はそう言うと麻人の顎を上げて唇を重ねた。
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