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番外編・水帆編
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貴一は、シャワーから上がってきた水帆の頬を両手で包んで、水帆が怖がらないように優しいキスをする。
魔法にかかった様に、水帆はキスだけでまた力が抜けてしまうが、どうしても不安が拭えない。
「…………やっぱり怖い。無理」
恥ずかしそうに言う水帆に、貴一はキュンとなる。
こんな風に弱い水帆を見るのは初めてだった。
「…………じゃあ今夜は、挿れません。その代わり全身にキスして良いですか?たっぷり水帆さんにキスしたい」
耳元でそう呟くと、貴一の舌が水帆の耳たぶを舐める。
「んんッ」
チュッチュと首筋に唇を寄せる。
「あッ」
貴一の唇と舌の愛撫に水帆は甘い喘ぎ声を漏らす。もう抵抗する意思もなかった。
「すみません………………お願いです。僕の、触ってください。水帆さんにイかされたい」
水帆にキスの雨を降らせながら、切ない顔で貴一は言う。
確かに生殺しだと思って、水帆は貴一の下半身に手を伸ばすと、硬くなったモノを軽く握った。
「ああッ!水帆さん…………気持ちいい」
69の体位で貴一が水帆のモノを口に含む。
「あッ!んんッ!」
貴一のモノを扱きながら、自分が受ける快感に水帆は身体を震わす。
目の前の貴一のモノの先端を見つめていると、水帆も無意識に舌を伸ばしていた。
お互いにモノを口に含み、刺激を与え合う。脳内は他の事を考える余地は無かった。
「ああッ!出るッ!」
水帆がそう言うと貴一は口から外し、後は手で扱いて先に水帆をイかせた。
グッタリする水帆の顔を見ながら、貴一は自分で扱いて水帆の腹の上で果てる。
「…………恥ずかしい。男にイかされるなんて」
腕で顔を隠して水帆は言う。
「それも今までで一番気持ち良かった」
真っ赤になって水帆は素直に言う。
「嬉しいです。僕も、まさか水帆さんにしゃぶって貰えると思ってなかったから凄く嬉しかったです。次は、水帆さんの中でイかせて下さい」
優しい顔で微笑みながら貴一が言うと、水帆は貴一に抱き付いた。
「…………ちゃんとそっちを勉強しておけよ。俺もしておくから」
水帆が言うと貴一は笑う。
「水帆さんは程々にしておいて下さいね。好奇心旺盛だから、僕と繋がる前に自分で開発してきそうだから」
貴一の言葉に水帆は真っ赤になる。
「バカッ!そこまでするか!」
水帆が吠えると貴一は笑って、水帆の孔の入り口に中指を軽く当てた。
水帆はビクッとする。
「ココは次に僕がたっぷり解してあげますから、絶対自分で触ったらダメですよ」
水帆はゾクゾクしながら頷く。
「好きです。水帆さん」
貴一は水帆にキスをする。
水帆は貴一にキスされながら、内心、そのまま中に指を入れて欲しい衝動に駆られていた。
「…………指…………少し…………入れてみてくれ」
恥ずかしいと思いながらも水帆はおねだりしてしまった。
「良いんですか?」
貴一が聞き返すと水帆はコクンと頷く。
「少し待っててください」
貴一は水帆から離れて、デスクの引き出しからローションを持ち出してきた。
「そんな物準備してるとか、やっぱりやる気満々だったんだな!」
真っ赤になって水帆が抗議する。
「だってぇ」
しょんぼりとして貴一は項垂れる。
その姿を見て水帆はクスリと笑った。
「して欲しいと言ったのは俺だから良いよ」
水帆が言うと、貴一はパァッと笑顔になってベッドに上がってきた。
「絶対無理はしませんからッ!ちゃんと気持ち良くしますからッ!」
興奮する貴一に一抹の不安がある水帆だった。
魔法にかかった様に、水帆はキスだけでまた力が抜けてしまうが、どうしても不安が拭えない。
「…………やっぱり怖い。無理」
恥ずかしそうに言う水帆に、貴一はキュンとなる。
こんな風に弱い水帆を見るのは初めてだった。
「…………じゃあ今夜は、挿れません。その代わり全身にキスして良いですか?たっぷり水帆さんにキスしたい」
耳元でそう呟くと、貴一の舌が水帆の耳たぶを舐める。
「んんッ」
チュッチュと首筋に唇を寄せる。
「あッ」
貴一の唇と舌の愛撫に水帆は甘い喘ぎ声を漏らす。もう抵抗する意思もなかった。
「すみません………………お願いです。僕の、触ってください。水帆さんにイかされたい」
水帆にキスの雨を降らせながら、切ない顔で貴一は言う。
確かに生殺しだと思って、水帆は貴一の下半身に手を伸ばすと、硬くなったモノを軽く握った。
「ああッ!水帆さん…………気持ちいい」
69の体位で貴一が水帆のモノを口に含む。
「あッ!んんッ!」
貴一のモノを扱きながら、自分が受ける快感に水帆は身体を震わす。
目の前の貴一のモノの先端を見つめていると、水帆も無意識に舌を伸ばしていた。
お互いにモノを口に含み、刺激を与え合う。脳内は他の事を考える余地は無かった。
「ああッ!出るッ!」
水帆がそう言うと貴一は口から外し、後は手で扱いて先に水帆をイかせた。
グッタリする水帆の顔を見ながら、貴一は自分で扱いて水帆の腹の上で果てる。
「…………恥ずかしい。男にイかされるなんて」
腕で顔を隠して水帆は言う。
「それも今までで一番気持ち良かった」
真っ赤になって水帆は素直に言う。
「嬉しいです。僕も、まさか水帆さんにしゃぶって貰えると思ってなかったから凄く嬉しかったです。次は、水帆さんの中でイかせて下さい」
優しい顔で微笑みながら貴一が言うと、水帆は貴一に抱き付いた。
「…………ちゃんとそっちを勉強しておけよ。俺もしておくから」
水帆が言うと貴一は笑う。
「水帆さんは程々にしておいて下さいね。好奇心旺盛だから、僕と繋がる前に自分で開発してきそうだから」
貴一の言葉に水帆は真っ赤になる。
「バカッ!そこまでするか!」
水帆が吠えると貴一は笑って、水帆の孔の入り口に中指を軽く当てた。
水帆はビクッとする。
「ココは次に僕がたっぷり解してあげますから、絶対自分で触ったらダメですよ」
水帆はゾクゾクしながら頷く。
「好きです。水帆さん」
貴一は水帆にキスをする。
水帆は貴一にキスされながら、内心、そのまま中に指を入れて欲しい衝動に駆られていた。
「…………指…………少し…………入れてみてくれ」
恥ずかしいと思いながらも水帆はおねだりしてしまった。
「良いんですか?」
貴一が聞き返すと水帆はコクンと頷く。
「少し待っててください」
貴一は水帆から離れて、デスクの引き出しからローションを持ち出してきた。
「そんな物準備してるとか、やっぱりやる気満々だったんだな!」
真っ赤になって水帆が抗議する。
「だってぇ」
しょんぼりとして貴一は項垂れる。
その姿を見て水帆はクスリと笑った。
「して欲しいと言ったのは俺だから良いよ」
水帆が言うと、貴一はパァッと笑顔になってベッドに上がってきた。
「絶対無理はしませんからッ!ちゃんと気持ち良くしますからッ!」
興奮する貴一に一抹の不安がある水帆だった。
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