あなたの指先で触れられたい

五嶋樒榴

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愛し合う事の意味

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蓮見の大きな掌が、真冬の小さな掌と重なる。指を絡め合うように掌を握り合い、蓮見は真冬の唇を激しく求め続ける。
蓮見が真冬を見つめながらキスを続ける。真冬は固く目を閉じ、蓮見の舌をただ迎え入れている。
クチュクチュと音が耳に響き、互いの舌も唇も蕩けてしまいそうだった。
蓮見の右手が、真冬の身体のラインに沿って下に下がっていく。太ももを開き、真冬のモノを上下に扱く。
唇が離れると真冬は切なそうな瞳で、指で愛撫を続ける蓮見を見る。
蓮見は真冬のモノを握ったまま、入り口に舌を這わせてピチャピチャと舐め始めた。
入り口に舌をねじ込むと、真冬は気持ち良くて力が入らない。
ジュルジュルと淫靡な音が聞こえて真冬は呼吸が乱れる。それに合わせて入り口がヒクヒクと動く。
真冬の身体は開花され、芯が疼きまくっていた。
「先生、指、挿れて」
堪らず真冬がおねだりをする。気持ちいい場所を擦られたいのだ。
蓮見はローションでたっぷり、真冬の入り口と自分の指を潤わせる。
ヌルッとした感触と共に、蓮見の2本の指が真冬の中に入った。
指の腹が、真冬の欲しがる場所を擦り続ける。
「先生、凄い、熱い。良いッ」
真冬が腰を浮かせて快楽に浸る。その艶かしい姿に蓮見はもう堪らない。
「先生!イくぅ。イっちゃう!」
蓮見の指が締め付けられ、真冬の快感の波が伝わってくる。
「可愛いよ、真冬。何度もイっちゃうね」
真冬が恥ずかしがりながらも、蓮見の指で素直に快楽に身を委ねる。
蓮見はたっぷり指で解しながら、真冬の様子を見つめる。
「……お願い、先生の、挿れて。先生が、欲しいの」
真冬が目を潤ませて求める。
蓮見は、また途中までしか無理だと思いながらも、真冬の中に硬くなって反り勃つ先端を入れる。
「真冬、無理しなくて良いからね」
真冬の表情を確認しながらゆっくり中に挿れる。
蓮見の太くて硬いモノが、真冬の全身を支配した。
真冬が苦悶の表情をした。確かに蓮見も締め付けを強く感じる。
「真冬、抜くよ」
蓮見が抜こうとした時、真冬が蓮見の腕を握った。
「抜かないで!お願い!」
真冬が蓮見を熱い眼差しで見つめる。
「お願い。先生と繋がりたいの!少しぐらい痛くても良い!もう怖くないから!」
蓮見は真冬を見つめる。
「俺も真冬が欲しい」
蓮見が真冬の奥まで優しく進んでいく。
初めて味わう感覚。あまりの気持ちよさに蓮見はもっと刺激が欲しくなる。
愛しい真冬と一つになって、蓮見は満たされていた。
真冬は初めての痛みに蓮見の腕を強く握る。
「ああああッ!せん、せいッ!先生の、太くて、僕、裂けちゃいそうッ!でも、抜かないでッ!」
真冬がシーツを掴んで目に涙を浮かべている。痛みと快感で真冬の自我は壊れてしまいそうだった。
「真冬、真冬!」
蓮見の腰が動くたびに真冬は喘ぎまくる。抱きしめ合い、蓮見は真冬を労わりながらも快楽に浸る。
ずっと望んでいたことが現実に起こり、蓮見は我を忘れそうになる。 
「先生、熱い。僕、変になりそう」
ビクビクと震えながら、蓮見の動きに真冬は何も考えられないほど痺れていた。
「俺もだよ。気持ち良すぎておかしくなりそうだ」
真冬の締め付けに我慢が出来ない。だが、まだ離れたくなかった。
「あああッ!イきそうッ!凄く気持ち良い!変なの!気持ち良すぎて、僕、もうッ!」
真冬の言葉も支離滅裂になる。
蓮見の腰の動きに合わせるように真冬の腰も動いて、蓮見はまるで搾り取られるようでもう余裕がなかった。
蓮見の激しい動きに真冬がイき、蓮見を狂わせるほど締め付ける。
「ああッ!あッ!真冬、イくッ!」
蓮見の動きが止まった。真冬をギュッと抱きしめる。真冬の中に、ドクドクと熱いものが注がれた。
真冬は身体を震わせて悦びを感じる。
全てを注いだ蓮見の全身からは汗が噴き出していた。
猛々しかったモノも力を失くし、真冬の身体の中から抜き出されても、蓮見は真冬を抱きしめ続ける。
「大丈夫?」
息を整えながら蓮見は真冬の耳元で尋ねる。
「……大丈夫。だけど、もう少し、こうして抱きしめていて。先生の温もりをもっともっと感じたいの」
真冬の甘えたな言葉に蓮見は蕩けてしまう。
「痛かった?」
「うん。でも、不思議。痛いのに気持ち良かったの。凄く気持ち良かった。壊れるかと思ったけど怖くなかったの。それよりも先生と繋がっていたかったの」
ギュッとしがみつくように真冬は蓮見から離れまいとする。
「俺も。気持ち良くて、本当はもっと真冬の中に挿れていたかった」
やっと一つに繋がって、蓮見も真冬も嬉しくて、幸せで、その余韻をいつまでも感じていたかった。
愛し合えた歓びに2人はキスをして微笑み合った。身体が繋がったことで、絆がまた深くなったと感じた。
「あー、もうダメ!」
ギュッと抱きしめて蓮見が大声を出したので真冬はビクッとした。
「どうしたの?」
真冬が言うと、蓮見は赤い顔で恥ずかしそうに真冬を見る。
「……また、勃ってきた」
蓮見の言葉に真冬は天使の顔で笑う。
「うん、硬いのが当たるから気付いてた。先生、元気すぎる」
真冬が優しく微笑みながら言う。その可愛らしい顔に蓮見はもうお手上げだった。
「だって、真冬が可愛くて厭らしくて我慢出来る訳ないでしょ。でも、今夜はもう我慢する。初めてでそれ以上無理させられない」
真冬の身体を心配して、無理は出来ないと思い蓮見が言うと、真冬は蓮見の頬にキスをした。
「ありがとう。エッチな先生も優しい先生も全部大好き」
破壊力抜群の笑顔に蓮見は完敗だった。とてつもなく最強な、大切な宝物を抱きしめながら蓮見は微笑んだ。
愛し合う事、支え合う事、慈しみ相手の気持ちを想う事。
真冬と出会ってから、それらを全て教えられた気がした。
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