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茉莉花・犯人
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「じゃあ、雅人が犯人じゃないと分かったところで本題ね。今までの流れから、私は茉莉花さんの先輩だと言う男が怪しいと思う。編集の仕事をしているなら、その写真も簡単に作れただろうし」
しほなさんが言うと、久利も頷いた。
「でもなんで先輩が?なんでそんな意地悪をあたしにするの?」
あたしが言うと二人はあたしを見て首を振った。
「逆だよ。俺と茉莉花を別れさせるために、こんな事を仕組んだんだよ、きっと」
「その先輩は茉莉花さんの事を好きだったんだと思う」
二人の言葉にあたしは信じられない気持ちだった。
「だって、先輩、彼女いるって。喧嘩ばかりだけど」
そう言ってあたしも気がついた。
先輩はあたしといる時、彼女の悪口ばかりだった。別れたいとも言ってたけど、冗談だと思っていた。あたしは先輩の事より自分の事ばかりで、先輩の話をまともに聞いてなかった。
「多分ね、自分も彼女とうまく行ってなかったから、茉莉花さんも久利と別れれば、自分に振り向いてもらえるって思ったのかもしれない。その人は自分の欲求だけで茉莉花さんを追い詰めたんだと思う」
しほなさんの言葉にあたしは頷いた。
しほなさんが言うと、久利も頷いた。
「でもなんで先輩が?なんでそんな意地悪をあたしにするの?」
あたしが言うと二人はあたしを見て首を振った。
「逆だよ。俺と茉莉花を別れさせるために、こんな事を仕組んだんだよ、きっと」
「その先輩は茉莉花さんの事を好きだったんだと思う」
二人の言葉にあたしは信じられない気持ちだった。
「だって、先輩、彼女いるって。喧嘩ばかりだけど」
そう言ってあたしも気がついた。
先輩はあたしといる時、彼女の悪口ばかりだった。別れたいとも言ってたけど、冗談だと思っていた。あたしは先輩の事より自分の事ばかりで、先輩の話をまともに聞いてなかった。
「多分ね、自分も彼女とうまく行ってなかったから、茉莉花さんも久利と別れれば、自分に振り向いてもらえるって思ったのかもしれない。その人は自分の欲求だけで茉莉花さんを追い詰めたんだと思う」
しほなさんの言葉にあたしは頷いた。
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