トライアングル

五嶋樒榴

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しほな・確認

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私は、久利と久利の彼女の茉莉花さんが待つカフェに急いだ。

茉莉花さんに会って、雅人の写真を見せるのが第一の目的だった。
雅人からはメール便で写真が送り返されてきた。
もしこの写真を雅人が作ったものなら、どんな気持ちで私に送ってきたのか、雅人の気持ちが計り知れなかった。

もうバレたと分かって、開き直ってる?

そんな考えも浮かんだ。

でも、バレたと思っているなら、もう茉莉花さんには接触してこないはず。それならそれで良いのかもしれないと私は思った。
茉莉花さんのことは久利が守ってくれるはず。

私はカフェに到着するとドアを開けた。
店内を見渡すと、久利の顔が見えた。その横にいるのが茉莉花さんだろう。
綿あめみたいな可愛らしい子。
私とは真逆だと思った。

「こちらこそ、よろしくお願いします」

そう言った茉莉花さんの声は本当に可愛かった。
久利が今まで付き合ってきた子も綺麗だったり可愛かったけど、私が知る限りでは、声はダントツで茉莉花さんが可愛い。
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