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茉莉花・仲直り
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今日あったことの話をしていて、先輩のことを思い出した。
あたしは、先輩とのことを全て久利に話した。
『そっかー。そんな相手がいたんだー』
ちょっとだけ久利が不機嫌そうな声を出した。
あれ?もしかして妬いてる?
って思ったけど、それはあたしの自己満足として黙ってた。
「でも、もう先輩に相談することなはないよ。だってあたしは久利が大好きだから、男の人に相談すること何もないもん」
あたしがそう言うと久利も満足してくれたみたい。
『俺もだーい好き!』
ってめっちゃ言ってくれた。
『俺が半年前に、茉莉花に寂しい思いさせたんだもんな。でも良かった。もしそのまま茉莉花がその先輩に取られなくて』
ホッとしたように久利は言う。
「やだー、余計な心配して。確か先輩付き合ってる人いたよ。たまにあたしも先輩の愚痴聞いてたし。あたしと先輩は絶対にあり得なかったもん。あたしが久利のこと好きすぎて、失うの怖くて、先輩に甘えて相談したのはごめんなさい」
あたしが素直に謝るとバツが悪かったのか、久利ものすごい勢いで謝って来た。
『ごめん!今の本当にごめん!俺のヤキモチ!自分が茉莉花にした事棚に上げて、その先輩に嫉妬してマジごめん!』
なんだかすごく可愛くて愛おしくなって、今すぐ久利を抱きしめたくなった。
「次のデートにいっぱいキスしてくれたら許す」
あたしがそう言うと久利は続けて『キス以上もいっぱいしていい?』と甘えてきた。
あたしは幸せすぎてめちゃめちゃ笑顔になった。
あたしは、先輩とのことを全て久利に話した。
『そっかー。そんな相手がいたんだー』
ちょっとだけ久利が不機嫌そうな声を出した。
あれ?もしかして妬いてる?
って思ったけど、それはあたしの自己満足として黙ってた。
「でも、もう先輩に相談することなはないよ。だってあたしは久利が大好きだから、男の人に相談すること何もないもん」
あたしがそう言うと久利も満足してくれたみたい。
『俺もだーい好き!』
ってめっちゃ言ってくれた。
『俺が半年前に、茉莉花に寂しい思いさせたんだもんな。でも良かった。もしそのまま茉莉花がその先輩に取られなくて』
ホッとしたように久利は言う。
「やだー、余計な心配して。確か先輩付き合ってる人いたよ。たまにあたしも先輩の愚痴聞いてたし。あたしと先輩は絶対にあり得なかったもん。あたしが久利のこと好きすぎて、失うの怖くて、先輩に甘えて相談したのはごめんなさい」
あたしが素直に謝るとバツが悪かったのか、久利ものすごい勢いで謝って来た。
『ごめん!今の本当にごめん!俺のヤキモチ!自分が茉莉花にした事棚に上げて、その先輩に嫉妬してマジごめん!』
なんだかすごく可愛くて愛おしくなって、今すぐ久利を抱きしめたくなった。
「次のデートにいっぱいキスしてくれたら許す」
あたしがそう言うと久利は続けて『キス以上もいっぱいしていい?』と甘えてきた。
あたしは幸せすぎてめちゃめちゃ笑顔になった。
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