28 / 127
久利・後悔
1
しおりを挟む
付き合って3ヶ月経っていた。デートはいつも俺の部屋で。
茉莉花は実家に住んでいたのでまだ行ったことがなかった。
「今度俺実家から車借りてくるから、温泉でも行かない?家に迎えに行くよ」
俺の提案に茉莉花は頬を紅潮させて喜んだ。
「ありがとう。嬉しい。あのね、あたし一人暮らし始めようかなって思って」
茉莉花が少し照れながら言う。
「どうしたの急に」
突然の事に俺は驚きを隠せなかった。
「少しは自立したいし、一人暮らし憧れてたし」
「大丈夫か?茉莉花寂しがりやのくせに」
本当に寂しがりやの甘えん坊だ。一人暮らしなんて心配だった。
「まだ探してないけどそのうち一緒に探して」
茉莉花の言葉に半信半疑だった。
「いいよ」
とは、その場では返事もしたし、実際不動産屋も一軒だけ一緒に行ってみた。
だけど俺の仕事が急に忙しくなってきて、すれ違いからか仕事先の女性との事で俺は茉莉花から疑われるようになって、結局温泉旅行も行けず、その後茉莉花が一人暮らしを始めたのかも俺は知らないままだった。
茉莉花は実家に住んでいたのでまだ行ったことがなかった。
「今度俺実家から車借りてくるから、温泉でも行かない?家に迎えに行くよ」
俺の提案に茉莉花は頬を紅潮させて喜んだ。
「ありがとう。嬉しい。あのね、あたし一人暮らし始めようかなって思って」
茉莉花が少し照れながら言う。
「どうしたの急に」
突然の事に俺は驚きを隠せなかった。
「少しは自立したいし、一人暮らし憧れてたし」
「大丈夫か?茉莉花寂しがりやのくせに」
本当に寂しがりやの甘えん坊だ。一人暮らしなんて心配だった。
「まだ探してないけどそのうち一緒に探して」
茉莉花の言葉に半信半疑だった。
「いいよ」
とは、その場では返事もしたし、実際不動産屋も一軒だけ一緒に行ってみた。
だけど俺の仕事が急に忙しくなってきて、すれ違いからか仕事先の女性との事で俺は茉莉花から疑われるようになって、結局温泉旅行も行けず、その後茉莉花が一人暮らしを始めたのかも俺は知らないままだった。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説


あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。
あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。
「君の為の時間は取れない」と。
それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。
そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。
旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。
あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。
そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。
※35〜37話くらいで終わります。

さあ 離婚しましょう、はじめましょう
美希みなみ
恋愛
約束の日、私は大好きな人と離婚した。
そして始まった新しい関係。
離婚……しましたよね?
なのに、どうしてそんなに私を気にかけてくれるの?
会社の同僚四人の恋物語です。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる