トライアングル

久利・謎

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昨日は、何時に帰ってきただろうか。
重い頭に手を乗せ、ぼーっと天井を見つめる。

一人暮らしのこのマンションに帰ってくるのが苦痛で、俺は夜中2時まで馴染みのバーで飲んでいた。

その間の、スマホの着信20件以上。
スタート時間は昼休みの1時間の間と、終業時間からずっと。

もう勘弁してくれ。

それが始まりだしたのは半年前から。
2ヶ月前から音を消してスルーを決め込んだ。
もちろんLINにも数えるのが嫌なくらいのメッセージ。
それらも既読スルー。

半年前から彼女は、俺の浮気を疑い俺をこうやって追い詰める。