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夏休みを満喫してます。
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3人は朝早くに出発し、目的地の貸し別荘に行く前に、地元のスーパーに寄って肉と野菜などを買った。
「バーベキューの道具は全て揃ってるんだよね?食材だけでOK?」
カートを押しながら優星は美峰に尋ねる。
「うん、大丈夫。別荘の中に食器も全て揃ってるって。明日の朝食に食パンとハムも買う?」
「明日の朝はどこかで買って食べながらプールに行こう。朝早く行って、駐車場確保したいし」
優星がそう言うと、ロースハムは棚に戻された。
明星はバーベキューが楽しみで、早く別荘に行きたかった。
「後は飲み物だね。明星君、どのジュースにする?」
美峰はビールをカゴに入れながら明星にお伺いを立てる。
「これが良い!」
炭酸入りのオレンジジュースを選んだのでそれもカゴに入れ、お茶も追加でカゴに入れた。
「よーし、こんなものかな?とりあえず今夜はこれでいいね」
買う物が決まり支払いをすると、車は目的地の別荘に到着した。
似たようなログハウスが5棟並んでいて、どれもウッドデッキの下がバーベキューができるスペースになっていた。
玄関前に車を駐車させて、優星は管理棟から鍵を受け取ってきた。
ログハウスの中もお洒落で、明星は嬉しそうに中を見て回る。
ベッドルームは2部屋有り、どちらもツインルームになっている。
リビングは大きく吹き抜けになっていて開放的だった。
「すごいねー!ずっとここに住みたくなっちゃう!」
マンション暮らしの明星には、ログハウスはとても魅力的に見えた。
美峰と優星は、嬉しそうにはしゃぐ明星を笑顔で見つめた。
「よーし、そろそろ準備しないと日が暮れるぞー。明星も手伝えー」
早々に優星が火を起こす準備を始める。
「はーい!」
明星が元気よく返事をして、優星の横に並ぶ。
美峰はキッチンからそのふたりの後ろ姿を見ながら微笑むと、今夜のバーベキューの食材の下ごしらえを始めた。
「鉄板で先に焼きそば作る?キャベツともやしとにんじん切ってるよ。あと豚肉はそのまま焼いて」
美峰がウッドデッキに食材をどんどん運んでくる。
「鉄板と網で半分ずつ使えるから、いっぺんに焼き始めるか。明星、肉から先に並べよう」
明星は嬉しそうに牛肉とピーマン、ナス、玉ねぎを並べる。
「さんまも乗せちゃってー」
美峰がそう言うと食材が全て準備が終わり、優星は鉄板で焼きそばを作り始めた。
「すごーい!煙いー」
明星が煙からきゃあきゃあ言いながら逃げる姿を、美峰と優星は笑いながら見ている。
他の宿泊客もそれぞれバーベキューを始め、あちこちで楽しそうな声が響き渡る。
明星は終始目を輝かせてバーベキューを楽しんだ。
「外で食べるって楽しいね!バーベキュー大好き!」
大喜びの明星の姿に、優星と美峰もビールで乾杯をしてバーベキューを楽しんだ。
気がつけば、買ってきた食材は全て3人の胃袋に収まり、優星と明星は食べすぎたとぽっこりとなったお腹を撫でる。
「後片付けするから、優星君と明星君は先にお風呂入っちゃって」
美峰が促すと、明星は美峰のエプロンを引っ張る。
「美峰君と入りたいよー」
明星が甘えると、優星はため息をつく。
「はいはいはいはい!分かったよ。俺が洗い物しまーす」
ガッカリしながら優星が言うと、美峰は苦笑いで明星とお風呂に入りに行った。
「ったく!さっさと寝かすしかねーな!」
ヤケ気味に言いながら、優星はガシャガシャと食器を洗った。
「バーベキューの道具は全て揃ってるんだよね?食材だけでOK?」
カートを押しながら優星は美峰に尋ねる。
「うん、大丈夫。別荘の中に食器も全て揃ってるって。明日の朝食に食パンとハムも買う?」
「明日の朝はどこかで買って食べながらプールに行こう。朝早く行って、駐車場確保したいし」
優星がそう言うと、ロースハムは棚に戻された。
明星はバーベキューが楽しみで、早く別荘に行きたかった。
「後は飲み物だね。明星君、どのジュースにする?」
美峰はビールをカゴに入れながら明星にお伺いを立てる。
「これが良い!」
炭酸入りのオレンジジュースを選んだのでそれもカゴに入れ、お茶も追加でカゴに入れた。
「よーし、こんなものかな?とりあえず今夜はこれでいいね」
買う物が決まり支払いをすると、車は目的地の別荘に到着した。
似たようなログハウスが5棟並んでいて、どれもウッドデッキの下がバーベキューができるスペースになっていた。
玄関前に車を駐車させて、優星は管理棟から鍵を受け取ってきた。
ログハウスの中もお洒落で、明星は嬉しそうに中を見て回る。
ベッドルームは2部屋有り、どちらもツインルームになっている。
リビングは大きく吹き抜けになっていて開放的だった。
「すごいねー!ずっとここに住みたくなっちゃう!」
マンション暮らしの明星には、ログハウスはとても魅力的に見えた。
美峰と優星は、嬉しそうにはしゃぐ明星を笑顔で見つめた。
「よーし、そろそろ準備しないと日が暮れるぞー。明星も手伝えー」
早々に優星が火を起こす準備を始める。
「はーい!」
明星が元気よく返事をして、優星の横に並ぶ。
美峰はキッチンからそのふたりの後ろ姿を見ながら微笑むと、今夜のバーベキューの食材の下ごしらえを始めた。
「鉄板で先に焼きそば作る?キャベツともやしとにんじん切ってるよ。あと豚肉はそのまま焼いて」
美峰がウッドデッキに食材をどんどん運んでくる。
「鉄板と網で半分ずつ使えるから、いっぺんに焼き始めるか。明星、肉から先に並べよう」
明星は嬉しそうに牛肉とピーマン、ナス、玉ねぎを並べる。
「さんまも乗せちゃってー」
美峰がそう言うと食材が全て準備が終わり、優星は鉄板で焼きそばを作り始めた。
「すごーい!煙いー」
明星が煙からきゃあきゃあ言いながら逃げる姿を、美峰と優星は笑いながら見ている。
他の宿泊客もそれぞれバーベキューを始め、あちこちで楽しそうな声が響き渡る。
明星は終始目を輝かせてバーベキューを楽しんだ。
「外で食べるって楽しいね!バーベキュー大好き!」
大喜びの明星の姿に、優星と美峰もビールで乾杯をしてバーベキューを楽しんだ。
気がつけば、買ってきた食材は全て3人の胃袋に収まり、優星と明星は食べすぎたとぽっこりとなったお腹を撫でる。
「後片付けするから、優星君と明星君は先にお風呂入っちゃって」
美峰が促すと、明星は美峰のエプロンを引っ張る。
「美峰君と入りたいよー」
明星が甘えると、優星はため息をつく。
「はいはいはいはい!分かったよ。俺が洗い物しまーす」
ガッカリしながら優星が言うと、美峰は苦笑いで明星とお風呂に入りに行った。
「ったく!さっさと寝かすしかねーな!」
ヤケ気味に言いながら、優星はガシャガシャと食器を洗った。
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