119 / 130
夏休みを満喫してます。
4
しおりを挟む
3人は朝早くに出発し、目的地の貸し別荘に行く前に、地元のスーパーに寄って肉と野菜などを買った。
「バーベキューの道具は全て揃ってるんだよね?食材だけでOK?」
カートを押しながら優星は美峰に尋ねる。
「うん、大丈夫。別荘の中に食器も全て揃ってるって。明日の朝食に食パンとハムも買う?」
「明日の朝はどこかで買って食べながらプールに行こう。朝早く行って、駐車場確保したいし」
優星がそう言うと、ロースハムは棚に戻された。
明星はバーベキューが楽しみで、早く別荘に行きたかった。
「後は飲み物だね。明星君、どのジュースにする?」
美峰はビールをカゴに入れながら明星にお伺いを立てる。
「これが良い!」
炭酸入りのオレンジジュースを選んだのでそれもカゴに入れ、お茶も追加でカゴに入れた。
「よーし、こんなものかな?とりあえず今夜はこれでいいね」
買う物が決まり支払いをすると、車は目的地の別荘に到着した。
似たようなログハウスが5棟並んでいて、どれもウッドデッキの下がバーベキューができるスペースになっていた。
玄関前に車を駐車させて、優星は管理棟から鍵を受け取ってきた。
ログハウスの中もお洒落で、明星は嬉しそうに中を見て回る。
ベッドルームは2部屋有り、どちらもツインルームになっている。
リビングは大きく吹き抜けになっていて開放的だった。
「すごいねー!ずっとここに住みたくなっちゃう!」
マンション暮らしの明星には、ログハウスはとても魅力的に見えた。
美峰と優星は、嬉しそうにはしゃぐ明星を笑顔で見つめた。
「よーし、そろそろ準備しないと日が暮れるぞー。明星も手伝えー」
早々に優星が火を起こす準備を始める。
「はーい!」
明星が元気よく返事をして、優星の横に並ぶ。
美峰はキッチンからそのふたりの後ろ姿を見ながら微笑むと、今夜のバーベキューの食材の下ごしらえを始めた。
「鉄板で先に焼きそば作る?キャベツともやしとにんじん切ってるよ。あと豚肉はそのまま焼いて」
美峰がウッドデッキに食材をどんどん運んでくる。
「鉄板と網で半分ずつ使えるから、いっぺんに焼き始めるか。明星、肉から先に並べよう」
明星は嬉しそうに牛肉とピーマン、ナス、玉ねぎを並べる。
「さんまも乗せちゃってー」
美峰がそう言うと食材が全て準備が終わり、優星は鉄板で焼きそばを作り始めた。
「すごーい!煙いー」
明星が煙からきゃあきゃあ言いながら逃げる姿を、美峰と優星は笑いながら見ている。
他の宿泊客もそれぞれバーベキューを始め、あちこちで楽しそうな声が響き渡る。
明星は終始目を輝かせてバーベキューを楽しんだ。
「外で食べるって楽しいね!バーベキュー大好き!」
大喜びの明星の姿に、優星と美峰もビールで乾杯をしてバーベキューを楽しんだ。
気がつけば、買ってきた食材は全て3人の胃袋に収まり、優星と明星は食べすぎたとぽっこりとなったお腹を撫でる。
「後片付けするから、優星君と明星君は先にお風呂入っちゃって」
美峰が促すと、明星は美峰のエプロンを引っ張る。
「美峰君と入りたいよー」
明星が甘えると、優星はため息をつく。
「はいはいはいはい!分かったよ。俺が洗い物しまーす」
ガッカリしながら優星が言うと、美峰は苦笑いで明星とお風呂に入りに行った。
「ったく!さっさと寝かすしかねーな!」
ヤケ気味に言いながら、優星はガシャガシャと食器を洗った。
「バーベキューの道具は全て揃ってるんだよね?食材だけでOK?」
カートを押しながら優星は美峰に尋ねる。
「うん、大丈夫。別荘の中に食器も全て揃ってるって。明日の朝食に食パンとハムも買う?」
「明日の朝はどこかで買って食べながらプールに行こう。朝早く行って、駐車場確保したいし」
優星がそう言うと、ロースハムは棚に戻された。
明星はバーベキューが楽しみで、早く別荘に行きたかった。
「後は飲み物だね。明星君、どのジュースにする?」
美峰はビールをカゴに入れながら明星にお伺いを立てる。
「これが良い!」
炭酸入りのオレンジジュースを選んだのでそれもカゴに入れ、お茶も追加でカゴに入れた。
「よーし、こんなものかな?とりあえず今夜はこれでいいね」
買う物が決まり支払いをすると、車は目的地の別荘に到着した。
似たようなログハウスが5棟並んでいて、どれもウッドデッキの下がバーベキューができるスペースになっていた。
玄関前に車を駐車させて、優星は管理棟から鍵を受け取ってきた。
ログハウスの中もお洒落で、明星は嬉しそうに中を見て回る。
ベッドルームは2部屋有り、どちらもツインルームになっている。
リビングは大きく吹き抜けになっていて開放的だった。
「すごいねー!ずっとここに住みたくなっちゃう!」
マンション暮らしの明星には、ログハウスはとても魅力的に見えた。
美峰と優星は、嬉しそうにはしゃぐ明星を笑顔で見つめた。
「よーし、そろそろ準備しないと日が暮れるぞー。明星も手伝えー」
早々に優星が火を起こす準備を始める。
「はーい!」
明星が元気よく返事をして、優星の横に並ぶ。
美峰はキッチンからそのふたりの後ろ姿を見ながら微笑むと、今夜のバーベキューの食材の下ごしらえを始めた。
「鉄板で先に焼きそば作る?キャベツともやしとにんじん切ってるよ。あと豚肉はそのまま焼いて」
美峰がウッドデッキに食材をどんどん運んでくる。
「鉄板と網で半分ずつ使えるから、いっぺんに焼き始めるか。明星、肉から先に並べよう」
明星は嬉しそうに牛肉とピーマン、ナス、玉ねぎを並べる。
「さんまも乗せちゃってー」
美峰がそう言うと食材が全て準備が終わり、優星は鉄板で焼きそばを作り始めた。
「すごーい!煙いー」
明星が煙からきゃあきゃあ言いながら逃げる姿を、美峰と優星は笑いながら見ている。
他の宿泊客もそれぞれバーベキューを始め、あちこちで楽しそうな声が響き渡る。
明星は終始目を輝かせてバーベキューを楽しんだ。
「外で食べるって楽しいね!バーベキュー大好き!」
大喜びの明星の姿に、優星と美峰もビールで乾杯をしてバーベキューを楽しんだ。
気がつけば、買ってきた食材は全て3人の胃袋に収まり、優星と明星は食べすぎたとぽっこりとなったお腹を撫でる。
「後片付けするから、優星君と明星君は先にお風呂入っちゃって」
美峰が促すと、明星は美峰のエプロンを引っ張る。
「美峰君と入りたいよー」
明星が甘えると、優星はため息をつく。
「はいはいはいはい!分かったよ。俺が洗い物しまーす」
ガッカリしながら優星が言うと、美峰は苦笑いで明星とお風呂に入りに行った。
「ったく!さっさと寝かすしかねーな!」
ヤケ気味に言いながら、優星はガシャガシャと食器を洗った。
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
淫愛家族
箕田 はる
BL
婿養子として篠山家で生活している睦紀は、結婚一年目にして妻との不仲を悩んでいた。
事あるごとに身の丈に合わない結婚かもしれないと考える睦紀だったが、以前から親交があった義父の俊政と義兄の春馬とは良好な関係を築いていた。
二人から向けられる優しさは心地よく、迷惑をかけたくないという思いから、睦紀は妻と向き合うことを決意する。
だが、同僚から渡された風俗店のカードを返し忘れてしまったことで、正しい三人の関係性が次第に壊れていく――
噛痕に思う
阿沙🌷
BL
αのイオに執着されているβのキバは最近、思うことがある。じゃれ合っているとイオが噛み付いてくるのだ。痛む傷跡にどことなく関係もギクシャクしてくる。そんななか、彼の悪癖の理由を知って――。
✿オメガバースもの掌編二本作。
(『ride』は2021年3月28日に追加します)
悩める文官のひとりごと
きりか
BL
幼い頃から憧れていた騎士団に入りたくても、小柄でひ弱なリュカ・アルマンは、学校を卒業と同時に、文官として騎士団に入団する。方向音痴なリュカは、マルーン副団長の部屋と間違え、イザーク団長の部屋に入り込む。
そこでは、惚れ薬を口にした団長がいて…。
エチシーンが書けなくて、朝チュンとなりました。
ムーンライト様にも掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ヤバい薬、飲んじゃいました。
はちのす
BL
変な薬を飲んだら、皆が俺に惚れてしまった?!迫る無数の手を回避しながら元に戻るまで奮闘する話********イケメン(複数)×平凡※性描写は予告なく入ります。
作者の頭がおかしい短編です。IQを2にしてお読み下さい。
※色々すっ飛ばしてイチャイチャさせたかったが為の産物です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる