僕と貴方と君と

五嶋樒榴

文字の大きさ
上 下
107 / 130
どうしようもなく求めて求められてしまうんです。

しおりを挟む
優星は自分の部屋で美峰を裸にすると美峰を抱きしめた。

「美峰の肌、俺のキスマークで赤くなってる」

優星がキスマークに指先で触れる。

「俺の美峰。可愛すぎる」

美峰が恥ずかしそうに顔に手を当ててイヤイヤをする。 

「お願い。もうキスマークは禁止。指摘されて本当にドキドキしたんだからッ」

美峰が言うと、優星はニヤッと笑って、美峰の内腿に唇を寄せチューと吸った。

「もう、今言ったばかりなのにッ!」

美峰は硬くなっている自身を優星に見られないように両手で隠しながら拗ねて言う。

「だって、美峰が可愛いんだもん」

優星は美峰の乳首をカリッと噛んだ。
美峰はビクビクして感じてしまう。

「その姿エロすぎ。どうして隠すの?」

美峰が自分のモノを両手で隠しながらも優星の責めに感じる姿に、優星のスイッチは更にオンになる。

「恥ずかしいのッ!興奮してるから…………イヤラしい僕が恥ずかしい」

初めて知ってしまった快感に、美峰も歯止めが効かない。
優星に見られるだけで、少し触れられるだけで、美峰のモノは硬くなって露を滴らせる。

「俺もそうだよ。美峰にこんなに興奮してる。美峰の中に挿れたくて堪らない。ズキズキして痛いんだ」

先端から露を溢れさせて、優星は美峰に自分のモノを見せつける。

「もうッ!優星君のバカぁ」

美峰は恥ずかしがりながらも膝を立てて脚を開脚させた。
言葉とは裏腹に素直な美峰に優星は可愛すぎて微笑む。
そして、淫靡な美峰の姿に優星の興奮は更に昂まる。
どう見ても美峰が誘っているように見えた。
キスマークを肌に付けられ、その姿を優星に晒して肌を桃色に染める美峰。

「ここ、期待してる?」

指先で孔に触れながら優星は言う。美峰はビクンと身体を震わせて、優星の指に感じてしまった。
もう自分の勃起したモノまで優星に晒す。

「……いぢわるぅ。言わないで」

美峰は切なそうに指を噛みながら優星を見つめて言う。

「だって、俺に見せつけてピクピクしてるよ。ここ」

グッと少しだけ孔に指を押し付ける。

「はぅッ!…………やぁッ」

美峰は目に涙を溜めて、快楽に後ろ孔を更にヒクつかせる。

「どうして欲しいの?ここ、気持ちよくなりたいんだよね?」

優星は焦らしながら美峰をいたぶる。

「いぢわるッ!…………やらぁッ!」

優星が焦らすように孔の入り口を擦る。

「やだじゃないでしょ?こんなに腰を振って、俺に触られて入り口ヒクつかせて。美峰はここ、弄られるの好きだもんね」

優星に辱められると、美峰は更に興奮する。

「……ねがい」

美峰が小声で囁く。

「ん?」

優星は聞き返す。

「お願い。好きなの…………優星君に、弄られるの、好き」

観念したように美峰は言う。

「美峰は素直な良い子だね」

優星は優しい笑顔で美峰に深いキスをした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

年上の恋人は優しい上司

木野葉ゆる
BL
小さな賃貸専門の不動産屋さんに勤める俺の恋人は、年上で優しい上司。 仕事のこととか、日常のこととか、デートのこととか、日記代わりに綴るSS連作。 基本は受け視点(一人称)です。 一日一花BL企画 参加作品も含まれています。 表紙は松下リサ様(@risa_m1012)に描いて頂きました!!ありがとうございます!!!! 完結済みにいたしました。 6月13日、同人誌を発売しました。

初体験

nano ひにゃ
BL
23才性体験ゼロの好一朗が、友人のすすめで年上で優しい男と付き合い始める。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...