僕と貴方と君と

五嶋樒榴

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授業参観に誘ってもらいました。

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水曜日の朝、昨夜の新歓会で美峰はあまり飲まないようにしていたのでスッキリと目が覚めた。
明星が学校から帰ってくる頃に優星のマンションに行くので、午前中に掃除を済ませて午後1番には旅行会社に行ってみようと思った。
もうこの時期だとキャンセル待ちでもない限り、どこもいっぱいだとは思ったが、近場でも、一泊でも良いから、優星と明星と旅行に行きたいと思った。
やる事を全て済ませて、美峰は荷物を持ってマンションを出た。
優星のマンションへ向かいながら、途中にある旅行代理店に足を運んだ。

「2日~6日の間で一泊でのご旅行ですね。そうですね、どう言うところがよろしいですか?」

旅行代理店のカウンターの女性に旅のプランを尋ねられる。

「小学2年生の子供がいるので、子供が楽しめそうな場所で」

美峰が要望を話すと、カタカタとパソコンを操作しながら女性は検索してくれる。

「人気のテーマパークはもう今からだと入場制限もかかってしまうし、隣接のホテルももういっぱいなんですよね。温泉付きのレジャー施設はどうですか?」

旅行代理店の女性は提案してくれる。

「あ、それでも良いです。子供が楽しめる場所なら」

「それですと、近場でお探しなら、神奈川の箱根や静岡の伊豆になりますね」

近場ならその辺りだなと美峰も考えた。

「5月4日なら、伊豆のご案内ができますがどうですか?」

美峰はどうしようかと悩む。
温泉付きのレジャー施設で明星が喜んでくれるかと急に不安になってきた。

「その辺りのレジャー施設はどう言うところですか?」

「そうですね。離れてますが動物園、水族館とか遊園地があったり、イチゴ狩りも出来ますね」

イチゴ狩りと聞いて、美峰はよし!と決めた。

「じゃあ、そこにします!」

美峰は明星が苺が好きな事を思い出して、イチゴ狩りに連れて行く事に決めた。
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