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微※救出
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アーディルは、目の端でリズベルを捕らえたあと、顔も見ずに
「遅いからもう寝るといい。」
と告げた。
「いえ、旦那様が三ヶ月ぶりにお帰りになられたのです。睡眠などどうでもよいのです。」
アーディルは、察しの悪さに厭わしく思う。
「別棟に行く。」
それだけ言って、リズベルを置いて歩き出す。
「別棟には、何もございませんわよ。」
「何?お前は別棟に行ったのか?」
ここで、到着してから初めてまともにリズベルを見た。その目は鋭く、声は元々低いが、ますます低くなり、地を這うような声音になる。
「え、ええ。ほんの少しだけです。」
途端、アーディルから強烈な威圧が放たれ、一番近くにいたリズベルはもちろんのこと、出迎えた使用人たちは悉く倒れる。
アーディルは、構わず急いで別棟に行く。
するとリュートのフェロモンの匂いが強く香るが、いつもの方向からではなく、庭の方から香ってくることに嫌な汗をかく。
庭師が道具を置く小屋から強烈な香りがする。勢い良く扉を開けると、中は暗くてよく見えないが、リュートがそこにいることは分かった。
「殿下!!リュートさんと僕、柱に繋がれているんです!リュートさんは、三日も前からこの状態で早くしないと死んじゃいます!!」
アーディルは、急いでリュートの状態を手探りで確認し、剣で縄を切る。
柱に繋がれていたリュートの体は前に倒れた。
「リュート!!」
アーディルは抱きかかえて、急いで本棟に向かい、威圧から立ち上がれた筆頭執事と護衛兵達に医者と風呂の手配を命じた。
*****
「リュート、リュート。」
私を呼ぶのは誰?
「少しでも水を飲め。」
「ん…」
ああ、冷たくて美味しい。
私を抱いているこの腕、この匂い…
「殿下、おかえりなさい…。」
「呑気なセリフだな。」
殿下、笑ってるのかな。見てみたいけど瞼が重いや。ああ、ほんとにいい匂い…。
「あふっ……。」
衰弱しているのに欲は治まってくれない。
「発情期なのに三日も慰めていないんだろ?」
リュートは目をつむったままうなづく。
「お前の中に俺の精液を注いでやる。待ってろ。」
アーディルは、瀕死のリュートを気遣い自身で陽根を扱き始めた。リュートに会ってから、ずっと半分勃ち上がっていたが、できるだけ多くの精液を注ぐためにリュートのフェロモンを肺いっぱいに吸い込む。
限界が近づいた所でリュートの後孔に自身をあてがう。
そこはトロトロに溶けていて、すぐにアーディルを迎いれた。
「ふあっ。」
リュートの甘い声に腰を動かしたくなるのを我慢して、負担にならないよう入れた瞬間に精液を放つ。
「ふぅん…。」
アーディルの精液を受け入れたリュートは次第に熱が治まり落ち着いた状態になり、穏やかな息遣いをする。
「よく頑張ったな。」
アーディルは額に口づけを落とすと後ろに控えていたハミルに声を掛けた。
「お前は大丈夫か。」
「はい、殿下。僕は短い時間でしたから。」
「なら、リュートの看病を頼む。薬は先ほど飲ませたから朝までいらぬ。何かあれば外の衛兵に声をかけて、側を離れぬように。」
「はい。」
アーディルは、事を治めに後ろ髪を引かれる思いでリュートのいる自室を出た。
「遅いからもう寝るといい。」
と告げた。
「いえ、旦那様が三ヶ月ぶりにお帰りになられたのです。睡眠などどうでもよいのです。」
アーディルは、察しの悪さに厭わしく思う。
「別棟に行く。」
それだけ言って、リズベルを置いて歩き出す。
「別棟には、何もございませんわよ。」
「何?お前は別棟に行ったのか?」
ここで、到着してから初めてまともにリズベルを見た。その目は鋭く、声は元々低いが、ますます低くなり、地を這うような声音になる。
「え、ええ。ほんの少しだけです。」
途端、アーディルから強烈な威圧が放たれ、一番近くにいたリズベルはもちろんのこと、出迎えた使用人たちは悉く倒れる。
アーディルは、構わず急いで別棟に行く。
するとリュートのフェロモンの匂いが強く香るが、いつもの方向からではなく、庭の方から香ってくることに嫌な汗をかく。
庭師が道具を置く小屋から強烈な香りがする。勢い良く扉を開けると、中は暗くてよく見えないが、リュートがそこにいることは分かった。
「殿下!!リュートさんと僕、柱に繋がれているんです!リュートさんは、三日も前からこの状態で早くしないと死んじゃいます!!」
アーディルは、急いでリュートの状態を手探りで確認し、剣で縄を切る。
柱に繋がれていたリュートの体は前に倒れた。
「リュート!!」
アーディルは抱きかかえて、急いで本棟に向かい、威圧から立ち上がれた筆頭執事と護衛兵達に医者と風呂の手配を命じた。
*****
「リュート、リュート。」
私を呼ぶのは誰?
「少しでも水を飲め。」
「ん…」
ああ、冷たくて美味しい。
私を抱いているこの腕、この匂い…
「殿下、おかえりなさい…。」
「呑気なセリフだな。」
殿下、笑ってるのかな。見てみたいけど瞼が重いや。ああ、ほんとにいい匂い…。
「あふっ……。」
衰弱しているのに欲は治まってくれない。
「発情期なのに三日も慰めていないんだろ?」
リュートは目をつむったままうなづく。
「お前の中に俺の精液を注いでやる。待ってろ。」
アーディルは、瀕死のリュートを気遣い自身で陽根を扱き始めた。リュートに会ってから、ずっと半分勃ち上がっていたが、できるだけ多くの精液を注ぐためにリュートのフェロモンを肺いっぱいに吸い込む。
限界が近づいた所でリュートの後孔に自身をあてがう。
そこはトロトロに溶けていて、すぐにアーディルを迎いれた。
「ふあっ。」
リュートの甘い声に腰を動かしたくなるのを我慢して、負担にならないよう入れた瞬間に精液を放つ。
「ふぅん…。」
アーディルの精液を受け入れたリュートは次第に熱が治まり落ち着いた状態になり、穏やかな息遣いをする。
「よく頑張ったな。」
アーディルは額に口づけを落とすと後ろに控えていたハミルに声を掛けた。
「お前は大丈夫か。」
「はい、殿下。僕は短い時間でしたから。」
「なら、リュートの看病を頼む。薬は先ほど飲ませたから朝までいらぬ。何かあれば外の衛兵に声をかけて、側を離れぬように。」
「はい。」
アーディルは、事を治めに後ろ髪を引かれる思いでリュートのいる自室を出た。
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