9 / 26
※恥辱
しおりを挟む
リュートは、発情期が5日間で終わり、その間、溜めていた仕事をアーディルはこなしている為、早朝と深夜にアーディルの着替えや入浴を手伝う程度となっていた。
時間の空いた日中は、ハミルにこの国のことを教えてもらったり、出歩いて良い範囲内で散歩をしていた。
そんな日が2週間ばかり続いた後の夜、いつもより執務を早く終えてアーディルが居室に戻ってきた。
リュートはいつも通り、居間で剣を預かり、後ろに控えているハミルに渡す。
次に衣装部屋に行き、騎士服を脱がし長衣を着せる。
初めは、騎士服が複雑な上、自分より背が高いので、脱がすのにかなり手間取り、他の側仕え達をハラハラさせていた。
しかし、他の者が代わりに手伝おうとするとあからさまに不機嫌になり威圧を放つので、そっと見守るしかなかったのである。
着替えが終わると寝室に行く。
寝室から先は、アーディルがいる間はリュートしか入らないことにいつの間にか決められていた。
寝室に繋がる浴場で湯浴みの手伝いをする。アーディルは、浴衣を着ずに全裸になるので、リュートはいつも目のやり場に困っていた。
それは2週間経っても慣れない。
「お前は、これから今見てるものを口に含むのに、未だに恥ずかしがるとは…。」
アーディルは、面白がるように指摘する。
リュートがアーディルの体を洗い始めると陽根が勃ち上がるので、浴場を出る前に必ずリュートが口で発散させていたのだ。
今夜もその流れは変わらない。
白濁液を飲み干し、湯で陽根を丁寧に綺麗にし、体についた水滴を拭って、長衣を着せる。
リュートは、奉仕を行なったせいで濡れた服を素早く脱いで、置いておいた自分の服を着る。
その間に寝室に行ってしまったアーディルは、浴場に行っている間に他の側仕えが用意した冷たいワインを寝台の上で口にする。
ここのところは、ワインを口にしてしばらくすると『もうよい。』と言ってリュートを下がらせていた。
今夜もそのつもりでそっと傍らに控えていると『来い。』と呼ばれる。
リュートが側に行くとアーディルの手がリュートのズボンの中に入り、後ろのつぼみを捕らえる。
「あうっ!」
こじ開けるように指が突っ込まれ思わず悲鳴を上げてしまう。
「準備してないな。」
リュートは、いつでも受け入れられるよう朝と夜にお仕えする前に孔を柔らかくしておくようハミルに言われていた。しかし、ここのところ閨にはべることがなく、準備は不快感しかないため、1週間前から怠っていた。
「今から準備しろ。」
「はい。」
「どこに行くのだ。この場で準備してみろ。俺によく見えるように足を広げて自分の指でやれ。」
「そ、それは…。」
「俺の命に背くのか?」
「い、いえ…。」
リュートは恥ずかしさを我慢してアーディルの前で足を広げ香油を指に取り、そっと指で孔を触る。
柔らかくする時は、道具を使っていたので、自分の指で触るのは初めてだった。
どうして良いか分からないまま少しずつ指を入れていく。
「お前の細い指でその動きでは夜が明けそうだな。」
すると、アーディルは側仕えを呼ぶベルを鳴らした。
リュートは、ぎょっとして足を閉じた。
「続けろ。」
しかし、それは許されないことだった。
側仕えが来るというのに、再び足を広げて指を這わす。
「殿下、参りました。」
ハミルではない側仕えがやって来た。
「ワインと軽食を用意しろ。あと、こいつの中に入れる棒を持って来い。」
「承知しました。」
男根を象った陶器は、すぐに用意され、リュートの孔に入れられる。
それをアーディルの前で出し入れしろと命じられた。
リュートは、恥ずかしさで震えながら棒をゆっくり動かす。
「んんっ!んふっ…。」
不快感に小さく声が出る。
その時、何人もの側仕えがワインと料理を持って寝室に入って来た。
「手を止めるな。」
そう言ってアーディルは、長い足を使って陶器の棒をグッと押す。
「あああんっ!」
慌ててリュートは口を抑えた。
グリグリと棒を動かされ、手で抑えても声が漏れてしまう。
他人がいるところでこんな事をさせられて、リュートは奴隷になって最大の恥辱を味わされていた。
「俺にされて気持ち良くなって来たようだな。」
「はい…。」
フェロモンが濃くなったのだろう、隠しても仕方がないので是と答えた。
こんな辱めを受けているのに体は番から与えられる刺激に素直に反応してしまう。
「はいでは分からん。はっきり言え。」
「殿下にしていただき、気持ち良くなって来ま、んんっ…はふっ…。」
最後まで言い終わる前にグリッとやられた。
そのうちに、側仕え達は、表面的には、淡々とワインと料理をアーディルの側で用意をし、頭を下げて寝室から出て行った。
「随分と柔らかくなったようだな。俺は食事をするから上に乗れ。」
リュートは、騎乗位がつつがなく行えるようハミルから特訓を受けていて以前よりは上手く乗る。
アーディルの食事の間に、リュートは上で嬌声を上げ、食事が終わるとアーディルに押し倒されてリュートの中を掻き回されるのであった。
時間の空いた日中は、ハミルにこの国のことを教えてもらったり、出歩いて良い範囲内で散歩をしていた。
そんな日が2週間ばかり続いた後の夜、いつもより執務を早く終えてアーディルが居室に戻ってきた。
リュートはいつも通り、居間で剣を預かり、後ろに控えているハミルに渡す。
次に衣装部屋に行き、騎士服を脱がし長衣を着せる。
初めは、騎士服が複雑な上、自分より背が高いので、脱がすのにかなり手間取り、他の側仕え達をハラハラさせていた。
しかし、他の者が代わりに手伝おうとするとあからさまに不機嫌になり威圧を放つので、そっと見守るしかなかったのである。
着替えが終わると寝室に行く。
寝室から先は、アーディルがいる間はリュートしか入らないことにいつの間にか決められていた。
寝室に繋がる浴場で湯浴みの手伝いをする。アーディルは、浴衣を着ずに全裸になるので、リュートはいつも目のやり場に困っていた。
それは2週間経っても慣れない。
「お前は、これから今見てるものを口に含むのに、未だに恥ずかしがるとは…。」
アーディルは、面白がるように指摘する。
リュートがアーディルの体を洗い始めると陽根が勃ち上がるので、浴場を出る前に必ずリュートが口で発散させていたのだ。
今夜もその流れは変わらない。
白濁液を飲み干し、湯で陽根を丁寧に綺麗にし、体についた水滴を拭って、長衣を着せる。
リュートは、奉仕を行なったせいで濡れた服を素早く脱いで、置いておいた自分の服を着る。
その間に寝室に行ってしまったアーディルは、浴場に行っている間に他の側仕えが用意した冷たいワインを寝台の上で口にする。
ここのところは、ワインを口にしてしばらくすると『もうよい。』と言ってリュートを下がらせていた。
今夜もそのつもりでそっと傍らに控えていると『来い。』と呼ばれる。
リュートが側に行くとアーディルの手がリュートのズボンの中に入り、後ろのつぼみを捕らえる。
「あうっ!」
こじ開けるように指が突っ込まれ思わず悲鳴を上げてしまう。
「準備してないな。」
リュートは、いつでも受け入れられるよう朝と夜にお仕えする前に孔を柔らかくしておくようハミルに言われていた。しかし、ここのところ閨にはべることがなく、準備は不快感しかないため、1週間前から怠っていた。
「今から準備しろ。」
「はい。」
「どこに行くのだ。この場で準備してみろ。俺によく見えるように足を広げて自分の指でやれ。」
「そ、それは…。」
「俺の命に背くのか?」
「い、いえ…。」
リュートは恥ずかしさを我慢してアーディルの前で足を広げ香油を指に取り、そっと指で孔を触る。
柔らかくする時は、道具を使っていたので、自分の指で触るのは初めてだった。
どうして良いか分からないまま少しずつ指を入れていく。
「お前の細い指でその動きでは夜が明けそうだな。」
すると、アーディルは側仕えを呼ぶベルを鳴らした。
リュートは、ぎょっとして足を閉じた。
「続けろ。」
しかし、それは許されないことだった。
側仕えが来るというのに、再び足を広げて指を這わす。
「殿下、参りました。」
ハミルではない側仕えがやって来た。
「ワインと軽食を用意しろ。あと、こいつの中に入れる棒を持って来い。」
「承知しました。」
男根を象った陶器は、すぐに用意され、リュートの孔に入れられる。
それをアーディルの前で出し入れしろと命じられた。
リュートは、恥ずかしさで震えながら棒をゆっくり動かす。
「んんっ!んふっ…。」
不快感に小さく声が出る。
その時、何人もの側仕えがワインと料理を持って寝室に入って来た。
「手を止めるな。」
そう言ってアーディルは、長い足を使って陶器の棒をグッと押す。
「あああんっ!」
慌ててリュートは口を抑えた。
グリグリと棒を動かされ、手で抑えても声が漏れてしまう。
他人がいるところでこんな事をさせられて、リュートは奴隷になって最大の恥辱を味わされていた。
「俺にされて気持ち良くなって来たようだな。」
「はい…。」
フェロモンが濃くなったのだろう、隠しても仕方がないので是と答えた。
こんな辱めを受けているのに体は番から与えられる刺激に素直に反応してしまう。
「はいでは分からん。はっきり言え。」
「殿下にしていただき、気持ち良くなって来ま、んんっ…はふっ…。」
最後まで言い終わる前にグリッとやられた。
そのうちに、側仕え達は、表面的には、淡々とワインと料理をアーディルの側で用意をし、頭を下げて寝室から出て行った。
「随分と柔らかくなったようだな。俺は食事をするから上に乗れ。」
リュートは、騎乗位がつつがなく行えるようハミルから特訓を受けていて以前よりは上手く乗る。
アーディルの食事の間に、リュートは上で嬌声を上げ、食事が終わるとアーディルに押し倒されてリュートの中を掻き回されるのであった。
39
お気に入りに追加
292
あなたにおすすめの小説
元ベータ後天性オメガ
桜 晴樹
BL
懲りずにオメガバースです。
ベータだった主人公がある日を境にオメガになってしまう。
主人公(受)
17歳男子高校生。黒髪平凡顔。身長170cm。
ベータからオメガに。後天性の性(バース)転換。
藤宮春樹(ふじみやはるき)
友人兼ライバル(攻)
金髪イケメン身長182cm
ベータを偽っているアルファ
名前決まりました(1月26日)
決まるまではナナシくん‥。
大上礼央(おおかみれお)
名前の由来、狼とライオン(レオ)から‥
⭐︎コメント受付中
前作の"番なんて要らない"は、編集作業につき、更新停滞中です。
宜しければ其方も読んで頂ければ喜びます。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
出来損ないのオメガは貴公子アルファに愛され尽くす エデンの王子様
冬之ゆたんぽ
BL
旧題:エデンの王子様~ぼろぼろアルファを救ったら、貴公子に成長して求愛してくる~
二次性徴が始まり、オメガと判定されたら収容される、全寮制学園型施設『エデン』。そこで全校のオメガたちを虜にした〝王子様〟キャラクターであるレオンは、卒業後のダンスパーティーで至上のアルファに見初められる。「踊ってください、私の王子様」と言って跪くアルファに、レオンは全てを悟る。〝この美丈夫は立派な見た目と違い、王子様を求めるお姫様志望なのだ〟と。それが、初恋の女の子――誤認識であり実際は少年――の成長した姿だと知らずに。
■受けが誤解したまま進んでいきますが、攻めの中身は普通にアルファです。
■表情の薄い黒騎士アルファ(攻め)×ハンサム王子様オメガ(受け)
噛痕に思う
阿沙🌷
BL
αのイオに執着されているβのキバは最近、思うことがある。じゃれ合っているとイオが噛み付いてくるのだ。痛む傷跡にどことなく関係もギクシャクしてくる。そんななか、彼の悪癖の理由を知って――。
✿オメガバースもの掌編二本作。
(『ride』は2021年3月28日に追加します)

キンモクセイは夏の記憶とともに
広崎之斗
BL
弟みたいで好きだった年下αに、外堀を埋められてしまい意を決して番になるまでの物語。
小山悠人は大学入学を機に上京し、それから実家には帰っていなかった。
田舎故にΩであることに対する風当たりに我慢できなかったからだ。
そして10年の月日が流れたある日、年下で幼なじみの六條純一が突然悠人の前に現われる。
純一はずっと好きだったと告白し、10年越しの想いを伝える。
しかし純一はαであり、立派に仕事もしていて、なにより見た目だって良い。
「俺になんてもったいない!」
素直になれない年下Ωと、執着系年下αを取り巻く人達との、ハッピーエンドまでの物語。
性描写のある話は【※】をつけていきます。
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
【完結】あなたの恋人(Ω)になれますか?〜後天性オメガの僕〜
MEIKO
BL
この世界には3つの性がある。アルファ、ベータ、オメガ。その中でもオメガは希少な存在で。そのオメガで更に希少なのは┉僕、後天性オメガだ。ある瞬間、僕は恋をした!その人はアルファでオメガに対して強い拒否感を抱いている┉そんな人だった。もちろん僕をあなたの恋人(Ω)になんてしてくれませんよね?
前作「あなたの妻(Ω)辞めます!」スピンオフ作品です。こちら単独でも内容的には大丈夫です。でも両方読む方がより楽しんでいただけると思いますので、未読の方はそちらも読んでいただけると嬉しいです!
後天性オメガの平凡受け✕心に傷ありアルファの恋愛
※独自のオメガバース設定有り
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる