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2章 夏〜秋
※僕は…②
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体じゅう愛撫されながら、僕の後ろの孔を徐々に拡げてトロトロにされたところで、ナオくんがコンドームを口で切って、手早く装着した。その熱くて太いナオくんのモノが僕の中にゆっくり入ってくる。
「ああぁんっ!」
慣れない感覚に大きく反応してしまうけど、ナオくんの存在を感じて僕は一層興奮した。
「ナオくん、ナオくん。」
お尻を突き出してナオくんを受け入れてなお、ねだるように名前を呼んだ。
僕ってエロかったのか。
初めてなのに、たまらなくナオくんが欲しい。
「春人、煽るなって。」
ナオくんが掠れた声で何かに耐えるように言う。
「お前を壊したくないのに。」
そう言ってナオくんは気遣うように腰を打ち付ける。
「大丈夫。ナオくんの好きなようにして。」
僕は振り返ってナオくんの目を見た。
ナオくんは僕の言葉にたまらないって顔をした。
すると、両手で僕の腰を持って、激しく動く。ナオくんのモノは大きいから、僕の良い所に全部当たっていて
「気持ちいい。」
と思わず言ってしまった。
そして、自分で前を触って少ししごいただけで、イッてしまった。
「春人、勝手にイクなよ。」
「だって…。」
まだまだナオくんのモノは硬くて大きい。僕が少し脱力してしまっても僕の体を支えながら僕の中を動く。
僕もその動きに合わせてまた快楽が上昇し、またイキたくなる。自分のモノを触ろうとするとナオくんに止められた。
「俺もイキそうだから、少し我慢して。」
イキたいのに、触れないせいでうまくイケない。もどかしい快楽の中にいると突然ビリビリと今までとは違う快感が走る。
「この奥に春人の一番良いところがあった。」
ナオくんは見つけたとばかりに同じところを攻める。
「ああんっ!」
とてつもない快楽の波が襲って来たと思ったら、目の前がチカチカして真っ白になった。
「上手に中でイケたな。」
ナオくんは、苦しそうに言いながら、快楽の余韻に浸っている僕を攻めて最後にナオくんも快楽を解放した。
ナオくんもイッたことを確認した僕は、体力がなくて、そのまま眠ってしまった。
ハッと気づいた時、ナオくんは側にいなかった。僕は起き上がって、周りを確認する。
僕が着るようにとバスローブが用意してあった。それを着て部屋を出るとリビングでナオくんが、先ほどとは違う服を着てノートパソコンを操作していた。
パソコンなんて持ってたかな。
「起きたか。」
ナオくんはパソコンから顔を上げる。
「体は大丈夫か?」
「うん。今何時?」
「3時。」
「そんなに寝てたの!?ごめん!」
「大丈夫、仕事してたし。それよりも風呂沸かしてあるからゆっくり入れ。」
「うん、ありがとう。僕の服ってどこにあるのかな。」
「俺のと一緒にクリーニングに出してある。新しい服はバスルームに置いてあるよ。」
「え!?どういうこと?」
「光宗に買って来てもらった。だから少しサイズが合わないかもしれないけど。」
ええ!?それって、光宗さんに致したことバレバレじゃないの!?
僕がアワアワしてたら、
「気に入らなかったら、あとでクリーニングされた自分の服着て帰ればいいよ。」
なんて全然違うこと言うから、僕は諦めてお風呂に入ることにした。
「春人が入っている間にランチ用意してもらうから、ゆっくり入りな。」
そう言ったナオくんは、穏やかな優しい顔をしていた。
家の何倍も大きいお風呂は、ジェットバス付きで、テンションが上がってかなり楽しんでしまった。
しかも泳いじゃった。
お風呂から出て光宗さんが用意してくれた服を手に取る。
涼しく過ごせるようにとアロハシャツのようなシャツと短パンが置いてある。
けど、タグを見て驚いた。
これって一流ブランドのもので、この何気ないシャツもおそらく一着数万するんじゃないかな。
もうセレブなんだから~!このセリフ何回使わせる気なの!?
申し訳なく思うも袖を通し、ナオくんの元に戻る。
「ナオくん、お待たせ。」
「お腹すいただろ?おいで。」
ナオくんはパソコンを閉じて、僕の手を引いてテラスに連れて行ってくれる。
そこには、豪勢な海鮮を中心とした料理が並んでいた。ナオくんの説明によると、地中海料理らしい。
海を見ながら、大好きな人と二人きりの食事はこの上なく幸せだ。
離れたくないけど、もうすぐ夕方の5時になろうとしている。日は高いけど、あまり遅くなると家族が心配して、中学の同級生の家にあちこち探しに行くかもしれない。
「ナオくん、僕そろそろ帰るね。」
「もうか。」
高校生がまだまだ日が沈みそうもない時間帯に帰るとは思わなかったのかもしれない。
ナオくんは少しだけ片眉を上げた。でも聡いナオくんはすぐに察して、何処かに電話した。
「もう少ししたら、光宗が正面玄関に来る。俺は一緒に乗って行けないけど、家まで送るから。」
「え?それじゃあ、ナオくんはどうやって帰るの?」
「俺は、明日までここで過ごすよ。」
「でも、僕の家ここから遠いのに…。」
「だからだよ。光宗の運転する車なら安心して任せられるから、乗って行って欲しい。」
そう言われて僕はナオくんの言う通り、光宗さんの車に乗ることにした。
乗る際に、ホテルの紙袋に入ったクリーニングされた僕の服を渡された。
「あっ、そうだ。着てる服どうしよう?」
「春人にやるよ。」
「い、いいの?」
「俺には着れないから。それに似合ってるよ。」
「あの、ありがとっ。えっと、服もだけど、今日のこと全部。」
「うん。また出かけよう。」
「うん!!」
すごく離れがたいけど、次を約束してくれただけで、寂しさが少し減ったような気がする。
今度は僕がナオくんを色んな所を案内して楽しませてあげたいな。庶民の遊びもきっと楽しめるはず!自宅に向かう車の中で僕は次のデートのことに思いを馳せた。
途端、今日ナオくんと一つになったことを思い出す。
うう、僕は…僕は…結構エロいこと言った気がする。恥ずかしい。ってかこの服着て光宗さんに運転してもらうとか恥ずかしすぎる!
僕は、家に着くまで後部座席で悶絶するのだった。
「ああぁんっ!」
慣れない感覚に大きく反応してしまうけど、ナオくんの存在を感じて僕は一層興奮した。
「ナオくん、ナオくん。」
お尻を突き出してナオくんを受け入れてなお、ねだるように名前を呼んだ。
僕ってエロかったのか。
初めてなのに、たまらなくナオくんが欲しい。
「春人、煽るなって。」
ナオくんが掠れた声で何かに耐えるように言う。
「お前を壊したくないのに。」
そう言ってナオくんは気遣うように腰を打ち付ける。
「大丈夫。ナオくんの好きなようにして。」
僕は振り返ってナオくんの目を見た。
ナオくんは僕の言葉にたまらないって顔をした。
すると、両手で僕の腰を持って、激しく動く。ナオくんのモノは大きいから、僕の良い所に全部当たっていて
「気持ちいい。」
と思わず言ってしまった。
そして、自分で前を触って少ししごいただけで、イッてしまった。
「春人、勝手にイクなよ。」
「だって…。」
まだまだナオくんのモノは硬くて大きい。僕が少し脱力してしまっても僕の体を支えながら僕の中を動く。
僕もその動きに合わせてまた快楽が上昇し、またイキたくなる。自分のモノを触ろうとするとナオくんに止められた。
「俺もイキそうだから、少し我慢して。」
イキたいのに、触れないせいでうまくイケない。もどかしい快楽の中にいると突然ビリビリと今までとは違う快感が走る。
「この奥に春人の一番良いところがあった。」
ナオくんは見つけたとばかりに同じところを攻める。
「ああんっ!」
とてつもない快楽の波が襲って来たと思ったら、目の前がチカチカして真っ白になった。
「上手に中でイケたな。」
ナオくんは、苦しそうに言いながら、快楽の余韻に浸っている僕を攻めて最後にナオくんも快楽を解放した。
ナオくんもイッたことを確認した僕は、体力がなくて、そのまま眠ってしまった。
ハッと気づいた時、ナオくんは側にいなかった。僕は起き上がって、周りを確認する。
僕が着るようにとバスローブが用意してあった。それを着て部屋を出るとリビングでナオくんが、先ほどとは違う服を着てノートパソコンを操作していた。
パソコンなんて持ってたかな。
「起きたか。」
ナオくんはパソコンから顔を上げる。
「体は大丈夫か?」
「うん。今何時?」
「3時。」
「そんなに寝てたの!?ごめん!」
「大丈夫、仕事してたし。それよりも風呂沸かしてあるからゆっくり入れ。」
「うん、ありがとう。僕の服ってどこにあるのかな。」
「俺のと一緒にクリーニングに出してある。新しい服はバスルームに置いてあるよ。」
「え!?どういうこと?」
「光宗に買って来てもらった。だから少しサイズが合わないかもしれないけど。」
ええ!?それって、光宗さんに致したことバレバレじゃないの!?
僕がアワアワしてたら、
「気に入らなかったら、あとでクリーニングされた自分の服着て帰ればいいよ。」
なんて全然違うこと言うから、僕は諦めてお風呂に入ることにした。
「春人が入っている間にランチ用意してもらうから、ゆっくり入りな。」
そう言ったナオくんは、穏やかな優しい顔をしていた。
家の何倍も大きいお風呂は、ジェットバス付きで、テンションが上がってかなり楽しんでしまった。
しかも泳いじゃった。
お風呂から出て光宗さんが用意してくれた服を手に取る。
涼しく過ごせるようにとアロハシャツのようなシャツと短パンが置いてある。
けど、タグを見て驚いた。
これって一流ブランドのもので、この何気ないシャツもおそらく一着数万するんじゃないかな。
もうセレブなんだから~!このセリフ何回使わせる気なの!?
申し訳なく思うも袖を通し、ナオくんの元に戻る。
「ナオくん、お待たせ。」
「お腹すいただろ?おいで。」
ナオくんはパソコンを閉じて、僕の手を引いてテラスに連れて行ってくれる。
そこには、豪勢な海鮮を中心とした料理が並んでいた。ナオくんの説明によると、地中海料理らしい。
海を見ながら、大好きな人と二人きりの食事はこの上なく幸せだ。
離れたくないけど、もうすぐ夕方の5時になろうとしている。日は高いけど、あまり遅くなると家族が心配して、中学の同級生の家にあちこち探しに行くかもしれない。
「ナオくん、僕そろそろ帰るね。」
「もうか。」
高校生がまだまだ日が沈みそうもない時間帯に帰るとは思わなかったのかもしれない。
ナオくんは少しだけ片眉を上げた。でも聡いナオくんはすぐに察して、何処かに電話した。
「もう少ししたら、光宗が正面玄関に来る。俺は一緒に乗って行けないけど、家まで送るから。」
「え?それじゃあ、ナオくんはどうやって帰るの?」
「俺は、明日までここで過ごすよ。」
「でも、僕の家ここから遠いのに…。」
「だからだよ。光宗の運転する車なら安心して任せられるから、乗って行って欲しい。」
そう言われて僕はナオくんの言う通り、光宗さんの車に乗ることにした。
乗る際に、ホテルの紙袋に入ったクリーニングされた僕の服を渡された。
「あっ、そうだ。着てる服どうしよう?」
「春人にやるよ。」
「い、いいの?」
「俺には着れないから。それに似合ってるよ。」
「あの、ありがとっ。えっと、服もだけど、今日のこと全部。」
「うん。また出かけよう。」
「うん!!」
すごく離れがたいけど、次を約束してくれただけで、寂しさが少し減ったような気がする。
今度は僕がナオくんを色んな所を案内して楽しませてあげたいな。庶民の遊びもきっと楽しめるはず!自宅に向かう車の中で僕は次のデートのことに思いを馳せた。
途端、今日ナオくんと一つになったことを思い出す。
うう、僕は…僕は…結構エロいこと言った気がする。恥ずかしい。ってかこの服着て光宗さんに運転してもらうとか恥ずかしすぎる!
僕は、家に着くまで後部座席で悶絶するのだった。
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