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67.カイリ殿下の寝かしつけ?
しおりを挟むしばらく私を撫で続けていたカイリ殿下は、そのまま私を抱き上げて、ベッドへ運んだ
そして、自分はベッドの縁に腰掛け、ベッドに横たえられた私の前髪をサラッと撫で、おでこをあらわにすると、そこにチュッと口付けをした
はっ!!
なんか自然すぎてびっくりする間もなかった
慣れ?いやいや。慣れることなんてない
カイリ殿下の癒しの魔力に抵抗力ゼロの私です
ぼーっとして、ふわふわして、あ。これこのまま寝落ちますね。という眠気がやってくる
殿下はそのまま私の髪を撫でながら片手を握っていた
癒される。なんか、安心してこのままふわっと眠りにつきそう
「眠れるまでこうしていよう」
どうやらこれが、カイリ殿下の寝かしつけスタイルらしい
でも、私、いい大人ですから!2人ともめちゃ子供を寝かしつける勢いで、私の寝入りを見守ってるけど、寝かしつけなくても寝ますよ!普通にっ
はて、眠れるまでってことは、私が眠ったら居なくなってしまうのだろうか
この繋いだ手を離してしまうのだろうか……
なんやかんや思いつつも、手が離れてしまうのを、もの寂しく感じてしまう
私は繋いだ手をぎゅっと握り、眠気に抗えず夢の世界へと旅立って行った
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