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25「友達」
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「ふー食べたー。ごちそーさまでした」
量が多いかなと思ったけど、ペロっと食べてしまった。
余った材料は冷蔵庫に仕舞ってまた何か作る時に使おうかな。
調理室は俺たちが料理している間も誰か来ることはなかったし天城さんの言った通りあまり料理する人がいないみたいだから遠慮なく使えそうだ。
先ほど落ち込んでいた時とは別人のように普段の調子に戻った三ツ矢は鼻歌を歌いながらちまちまとホットケーキを食べていた。
俺はもう食べ終わってしまったのでお茶を飲みながらその様子を眺めていた。
人がおいしそうにものを食べているところを見るの、結構好きかもしれない。
…。
母さん。
こっちに来てから2週間経った、慌ただしい日々の中で意識的に考えるのをやめていた事。
毎朝顔を合わせていたのに突然会わなくなるなんて想像もしていなかった。
父さんに弟は元気にしているだろうか。
俺たちはどんな扱いになっているんだろう、行方不明とか?
考えても今の俺にはどうにもできない事だけど、心配をかけているだろう家族の事を思うと胸がきゅうと苦しくなった。
暗い気持ちを振り払うようにお茶を飲み干す。
「なんかさ、俺元気出てきた。だから今日は残念だったけど次は女の子の名前間違えないようにする!」
「……名前?」
「え?あー俺さ仲良い女の子いっぱいいすぎて時々名前間違えちゃったりするんだよね、大抵の子はわかってるから許してくれるんだけど、今日の子はちょっと怒っちゃったみたいでどうにもならなくてさー」
なんか話が変わってきたぞ。
俺の顔から笑顔が消えて無表情になっていくのがわかる。
「…それで泣いてたの?」
「うん、だってせっかくのお泊りなのに、なんにも出来ずに帰ってきたんだよ?泣くよねー」
「…へえ…」
「おまけにほっぺまでひっ叩かれたんだよー、踏んだり蹴ったりで最悪だったよ」
あはは、とあっけからんと笑う三ツ矢と無表情の俺。
「おい!俺の心配返せよ!」
静寂に俺の声が木霊した。
「心配して損した!あー…なんだよそれ…そんな理由で…俺恥ずかしい話もしたのに…もう!ホットケーキ返せ!」
「やだ。俺のために焼いてくれたんでしょ?もうこれは俺のでーす。食べちゃうもんね」
いたずらっぽく笑いながら残りのホットケーキを齧って頬張ってしまった。
もごもご憎たらしい顔で頬張る三ツ矢にさらに怒りがわいてきた。
もう絶対こいつの心配なんてしない…!
「お前らロビーまで声が聞こえてたぞ…」
調理室の出入り口に壮馬が立っていた。
帰ってきたのか。
「あ、壮馬くんおかえりー」
「…お前は今日外泊なんじゃなかったのか?」
相変わらず壮馬は三ツ矢に対しては面倒くささを隠さず話すが気にした様子もなく三ツ矢は笑っていた。
「ちょっと色々あってさー律ちゃんに慰めてもらってた」
「なんだそれ、お前…律に迷惑かけるなよ」
「わかってるってー」
げんなりした俺と悪びれもなくヘラッと笑う三ツ矢に疑わしい目をしていた壮馬が呆れたようにため息をついてから、チラリとこちらへ目配せしてきた。
そうだ、壮馬は街を見てきたんだった。
三ツ矢の前では話せない事もあるかもしれない。
それに俺も体質についてわかったこととか共有したいし。
片付けて部屋に戻ろうかな。
「じゃあ、三ツ矢、俺たちそろそろ…」
「えー待ってよ!なんか俺だけ置いて行こうとしてない?」
「置いて行こうとしてるんだよ、口を挟むな」
「やだー!俺も行く!俺振られたんだよ?もうちょっと優しくしようよー」
なにその謎理論。
振られたのは確実に自分のせいなのに、俺ら関係ないじゃん。
理由が理由だけにさっきまでみたいに優しくはなれなかった。
無視して行こうとしたがますます喚いている。
う、うるさ…。
あ、壮馬の機嫌がすこぶる下がっている、すんごい顔して三ツ矢を見ている。
めちゃくちゃイライラしているのが目に見えてわかったが二人のやり取りをただ見守るしかない。
ど、どうしよう。
「ねー俺も一緒に連れてってよー。土日の予定なくなっちゃったし、いいでしょ?」
「だめだ。お前、俺たち以外に友達いないのかよ」
「……ない…いないんだよ!だからいいでしょー!」
い、いないの?
なんかフレンドリーだし友達多そうなイメージだけど。
壮馬も驚いた顔をしていた。
「…なに、いいでしょ別に…。俺この学校来たくて来た訳じゃないし…」
きょとんとした俺たちを見て三ツ矢がぶすっと頬を膨らませて拗ねたようにそっぽを向いた。
そうなんだ…来たくて来たわけじゃないんだ。
そう言われると確かに…。
こんなに女の子大好きな三ツ矢が男だらけの学校に自ら来ることは不自然ではある。
黙っていると沈黙に耐えられなくなったのか、三ツ矢がフンと鼻を鳴らした。
「でも俺年内には編入するからいいんだー。特進クラスの上位キープ出来たら早ければ冬には転校できるもんね!」
「えっそうなの?…てか、三ツ矢って特進クラスなの!?」
「そーだよ、なに意外って顔してる。ひどいなー俺頭いいんだよ」
いや全然頭良さそうに見えんて…。
じゃなくて、転校するの?
「…親父と約束なんだ。学業頑張ることがこの学園を出る条件。あのクソ親父…俺の楽しい学園生活を滅茶苦茶にしやがって…ぜってー許さねえ…。上位キープできないと踏んでそんな約束したんだろうけど、あまいよねー。まあそのお陰で俺はこの学園から出られるんだけど」
どうやら親父さんが三ツ谷をこの学校に入れたらしい。
そっか、知り合ったばっかだけどもしかしたら冬にはこの学園からいなくなってしまうのか…。
俺は特進クラスじゃないからわからないけど、いつかの雑談の時に西がこの学園の特進クラスはハイレベルで上位を目指すのはかなり大変だと言っていた。
そんなところにいるんだ、三ツ矢って…。
「そうか、短い間だったが、元気でな」
「いやいや!壮馬くん気が早いよ!まだ先の話だから今は仲良くしようよ!」
そんなこんなで、振り切れなかった三ツ矢が俺の部屋について来てしまったので俺の荷物の中にあった唯一の娯楽であるトランプを3人でして遊んだりした。
それなりに盛り上がって楽しかったのが癪だが、三ツ矢も楽しそうだし不機嫌そうだった壮馬もなんだかんだ遊んでくれたのでよしということにしておこう。
本当は情報交換したかった…。
量が多いかなと思ったけど、ペロっと食べてしまった。
余った材料は冷蔵庫に仕舞ってまた何か作る時に使おうかな。
調理室は俺たちが料理している間も誰か来ることはなかったし天城さんの言った通りあまり料理する人がいないみたいだから遠慮なく使えそうだ。
先ほど落ち込んでいた時とは別人のように普段の調子に戻った三ツ矢は鼻歌を歌いながらちまちまとホットケーキを食べていた。
俺はもう食べ終わってしまったのでお茶を飲みながらその様子を眺めていた。
人がおいしそうにものを食べているところを見るの、結構好きかもしれない。
…。
母さん。
こっちに来てから2週間経った、慌ただしい日々の中で意識的に考えるのをやめていた事。
毎朝顔を合わせていたのに突然会わなくなるなんて想像もしていなかった。
父さんに弟は元気にしているだろうか。
俺たちはどんな扱いになっているんだろう、行方不明とか?
考えても今の俺にはどうにもできない事だけど、心配をかけているだろう家族の事を思うと胸がきゅうと苦しくなった。
暗い気持ちを振り払うようにお茶を飲み干す。
「なんかさ、俺元気出てきた。だから今日は残念だったけど次は女の子の名前間違えないようにする!」
「……名前?」
「え?あー俺さ仲良い女の子いっぱいいすぎて時々名前間違えちゃったりするんだよね、大抵の子はわかってるから許してくれるんだけど、今日の子はちょっと怒っちゃったみたいでどうにもならなくてさー」
なんか話が変わってきたぞ。
俺の顔から笑顔が消えて無表情になっていくのがわかる。
「…それで泣いてたの?」
「うん、だってせっかくのお泊りなのに、なんにも出来ずに帰ってきたんだよ?泣くよねー」
「…へえ…」
「おまけにほっぺまでひっ叩かれたんだよー、踏んだり蹴ったりで最悪だったよ」
あはは、とあっけからんと笑う三ツ矢と無表情の俺。
「おい!俺の心配返せよ!」
静寂に俺の声が木霊した。
「心配して損した!あー…なんだよそれ…そんな理由で…俺恥ずかしい話もしたのに…もう!ホットケーキ返せ!」
「やだ。俺のために焼いてくれたんでしょ?もうこれは俺のでーす。食べちゃうもんね」
いたずらっぽく笑いながら残りのホットケーキを齧って頬張ってしまった。
もごもご憎たらしい顔で頬張る三ツ矢にさらに怒りがわいてきた。
もう絶対こいつの心配なんてしない…!
「お前らロビーまで声が聞こえてたぞ…」
調理室の出入り口に壮馬が立っていた。
帰ってきたのか。
「あ、壮馬くんおかえりー」
「…お前は今日外泊なんじゃなかったのか?」
相変わらず壮馬は三ツ矢に対しては面倒くささを隠さず話すが気にした様子もなく三ツ矢は笑っていた。
「ちょっと色々あってさー律ちゃんに慰めてもらってた」
「なんだそれ、お前…律に迷惑かけるなよ」
「わかってるってー」
げんなりした俺と悪びれもなくヘラッと笑う三ツ矢に疑わしい目をしていた壮馬が呆れたようにため息をついてから、チラリとこちらへ目配せしてきた。
そうだ、壮馬は街を見てきたんだった。
三ツ矢の前では話せない事もあるかもしれない。
それに俺も体質についてわかったこととか共有したいし。
片付けて部屋に戻ろうかな。
「じゃあ、三ツ矢、俺たちそろそろ…」
「えー待ってよ!なんか俺だけ置いて行こうとしてない?」
「置いて行こうとしてるんだよ、口を挟むな」
「やだー!俺も行く!俺振られたんだよ?もうちょっと優しくしようよー」
なにその謎理論。
振られたのは確実に自分のせいなのに、俺ら関係ないじゃん。
理由が理由だけにさっきまでみたいに優しくはなれなかった。
無視して行こうとしたがますます喚いている。
う、うるさ…。
あ、壮馬の機嫌がすこぶる下がっている、すんごい顔して三ツ矢を見ている。
めちゃくちゃイライラしているのが目に見えてわかったが二人のやり取りをただ見守るしかない。
ど、どうしよう。
「ねー俺も一緒に連れてってよー。土日の予定なくなっちゃったし、いいでしょ?」
「だめだ。お前、俺たち以外に友達いないのかよ」
「……ない…いないんだよ!だからいいでしょー!」
い、いないの?
なんかフレンドリーだし友達多そうなイメージだけど。
壮馬も驚いた顔をしていた。
「…なに、いいでしょ別に…。俺この学校来たくて来た訳じゃないし…」
きょとんとした俺たちを見て三ツ矢がぶすっと頬を膨らませて拗ねたようにそっぽを向いた。
そうなんだ…来たくて来たわけじゃないんだ。
そう言われると確かに…。
こんなに女の子大好きな三ツ矢が男だらけの学校に自ら来ることは不自然ではある。
黙っていると沈黙に耐えられなくなったのか、三ツ矢がフンと鼻を鳴らした。
「でも俺年内には編入するからいいんだー。特進クラスの上位キープ出来たら早ければ冬には転校できるもんね!」
「えっそうなの?…てか、三ツ矢って特進クラスなの!?」
「そーだよ、なに意外って顔してる。ひどいなー俺頭いいんだよ」
いや全然頭良さそうに見えんて…。
じゃなくて、転校するの?
「…親父と約束なんだ。学業頑張ることがこの学園を出る条件。あのクソ親父…俺の楽しい学園生活を滅茶苦茶にしやがって…ぜってー許さねえ…。上位キープできないと踏んでそんな約束したんだろうけど、あまいよねー。まあそのお陰で俺はこの学園から出られるんだけど」
どうやら親父さんが三ツ谷をこの学校に入れたらしい。
そっか、知り合ったばっかだけどもしかしたら冬にはこの学園からいなくなってしまうのか…。
俺は特進クラスじゃないからわからないけど、いつかの雑談の時に西がこの学園の特進クラスはハイレベルで上位を目指すのはかなり大変だと言っていた。
そんなところにいるんだ、三ツ矢って…。
「そうか、短い間だったが、元気でな」
「いやいや!壮馬くん気が早いよ!まだ先の話だから今は仲良くしようよ!」
そんなこんなで、振り切れなかった三ツ矢が俺の部屋について来てしまったので俺の荷物の中にあった唯一の娯楽であるトランプを3人でして遊んだりした。
それなりに盛り上がって楽しかったのが癪だが、三ツ矢も楽しそうだし不機嫌そうだった壮馬もなんだかんだ遊んでくれたのでよしということにしておこう。
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