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きっかけ、鷹華の手料理
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きっかけと言ってもそう大したものではありません。端的に言うと父の友人が喫茶店を開くことになり私はそれに触発されて憧れるようになった、ただそれだけのことです。もちろん紆余曲折はありましたが。
ある日突然家に父の友人が押しかけてきました。はじめは私もそれはもう警戒しましたが、父の中高時代の親友だそうで、気さくな感じだったため少しずつ警戒心は薄れていきました。父は久しぶりの再開を喜びながらも、彼に要件を尋ねました。
「実は…喫茶店を開こうと思う、いや開くんだけど…」
「へえ、そうか。確かにお前は俺よりも料理の腕があるもんな。」
これには驚きました。何せ私の父の料理はそこらのレストランよりかはよっぽど美味しいのです。身内びいきなしにしても。これは今振り返ってみての感想ですが、当時の私にもそういった感情はあったはずです。だからあんなことを言ってしまいました。今思い返しても赤面します。
「じゃ、じゃあ今ここで美味しいごはん作ってよ。」
幼い私が突然そう言い放ったものだから、男衆2人はきょとんとして、それから不意に吹き出した。
「ふはは、はは。お前が啖呵きる時と似ているじゃないか、さすが父子だな。」
「だろだろ。で、どうだ、作っていくか?久しぶりにお前のメシを食べてみたいんだが。」
そんなこんなでその日の昼食は彼の自信作のオムライスでした。子供っぽい、と思いながらももろ子供だった私はその匂いを前に我慢ができず、いただきます、の挨拶もそこそこにパクパクとたいらげていきました。すっかり綺麗になったお皿を前に私は一言、「美味しかった…。」
癪ですが確かにお父さんよりも美味しい気がします。しかしこれでは完敗。そこで幼い私は名案を思いつきました。未だ達成されていないそれは、私がお父さんの代わりに彼に料理の腕で勝つ、というものです。
その日から私の特訓は始まりました。毎朝早く起きてお母さんが朝ごはんを作るのを手伝いながら料理の手順を覚える。学校にいる間は夕食の献立を、栄養バランスに注意して考える。帰宅するとまずその献立を母に見せ、及第点が出たら実際に母の手伝いの元で作ってみる。このサイクルを繰り返しました。
彼のお店が開いてからは(この前の用件はこちらで宣伝する手伝いをしてほしいということでした)、週に1度、敵陣偵察と称してお昼ご飯を食べに行きました。因縁のオムライスだったり、カレーだったり、パスタだったりメニューは沢山あって、行くたびに私は真剣に厳選しました(目が輝いていたと彼は言うけれどそんなことはありません)。
勝とう勝とうと思っていたのは最初だけ、毎週胃袋を虜にされ、ウェイターのお姉さんの笑顔に心をほぐされ、いつしか私は喫茶店に憧れるようになっていました。もちろん料理の特訓は続けていたけれど。
そうして気付いたら小学校を卒業し、進学した中高一貫の女子校も卒業し(お嬢様学校でした)、大学生に進学していました。まだ就職活動には早いですが、私はこれを機に思い切って父の友人の喫茶店で週末働くことを決心しました。
その頃には料理の腕にも自信が出てきており、我が家の夕食は毎日私が作っていました。両親はいつも満面の笑みで夕食を食べてくれました。ひと口ひと口ゆっくりと味わうように噛み締めながら。美味しかったのでしょう。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
「今日から《シェリ・ランコントル》で働かせていただきます、鷹華です。よろしくお願いします。」
「いいよそんなにかしこまらなくて。こちらこそよろしく。ほら肩の力抜いて。」
「そうよ、もう10何年かこの店に通ってくれているじゃない、これまでと変わらずに接してね。」
「昨日までは常連さんだったのが今日から店員、人生って分からないものね。」
私の挨拶に3人がそれぞれ返してくれます。最初から、店長さん、奥さん、そして憧れの先輩ウェイターさんです。皆本当に優しい人なので、楽しく仕事ができそうです。
「さて、毎週来てくれていたから仕事内容はだいぶ分かっているかな?あとでちゃんと教えるけど。」
「はい、バッチリです。接客も料理も任せてください。」
ちょっと調子に乗っちゃったかな?でも自信があるのは本当。小1からの特訓の成果を見せて差し上げます。
「そうか、じゃあまだ時間もあるし簡単なものでいいから何か作ってみないか。」
「是非に!」
とは言ったものの何を作りましょう。喫茶店に合うものだとやはりサンドイッチかな。それもポテトサラダの。
素材の許可を貰って早速作業に取り掛かります。食べるのは3人だからジャガイモは3つ。皮をさっとむいてボウルに入れてスプーンでつぶして混ぜます。きゅうりとハムも少量混ぜてさらに押し広げるように混ぜ続けること約10分。作業は滞りなく終わったし、充分に愛情も混ぜたから美味しいポテトサラダであること間違いなし。
「ほう、慣れた手つきだね。伊達に特訓を積んだわけではないということか。」
「もちろんです。あとはパンに挟んで…はい、どうぞお召し上がりください。」
「「「いただきます。」」」
3人がサンドイッチへ手を伸ばして、そしてーーパクリ。
3人が3人とも一口食べて体を硬直させました。きっと美味しすぎて衝撃を受けたのでしょう。
そのまま無言の時間が過ぎてゆき、3人がパンを齧り飲み込む音がようやく収まりました。
「…それで、お味はどうでしょう。」
沈黙。
「もしかして…美味しくなかった…とか?」
返答がないとつい不安になってしまいます。
「うん…お、美味しいよ?」
「そうね、そうよね。愛情が感じられるわね。」
「ええ、これまで食べたことのないような味…だわ。」
期待していた反応とは少しばかり違ってちょっと拍子抜けしました。でも喜んでくれているはずです。
「でも、最初は接客かな。」
「そうね、いろいろ教えてあげてね。」
「はい、と言っても鷹華ちゃんはすでに知っていそうですが。」
「分かりました。ウェイター頑張らさせていただきます。」
ホントのことを言うと厨房に入りたかったので少し不服ですが、ウェイターも憧れなので問題ありません。
こうして喫茶店《シェリ・ランコントル》での仕事が私の日常に加わりました。といってもこれまでとそう変わらないですけど。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
今でも、月に1回くらい差し入れとして家で作ってみた料理を喫茶店の開店前に振舞います。だんだんレパートリーも増えてきました。
店長さんがたは、私が差し入れを持っていくと一瞬顔を強張らせてから、ぎこちない手つきで毎回残さずに食べてくれます。不安になる反応ですが、きっと心では喜んでくれているはずです。だって両親も「…美味しいよ…」といつも褒めてくれていますから。
ボソッと聞こえた店長さんの言葉はよく意味がわかりませんが。
「…作る手つきは完璧なんだけどな…。どうしてこうなる……。」
ある日突然家に父の友人が押しかけてきました。はじめは私もそれはもう警戒しましたが、父の中高時代の親友だそうで、気さくな感じだったため少しずつ警戒心は薄れていきました。父は久しぶりの再開を喜びながらも、彼に要件を尋ねました。
「実は…喫茶店を開こうと思う、いや開くんだけど…」
「へえ、そうか。確かにお前は俺よりも料理の腕があるもんな。」
これには驚きました。何せ私の父の料理はそこらのレストランよりかはよっぽど美味しいのです。身内びいきなしにしても。これは今振り返ってみての感想ですが、当時の私にもそういった感情はあったはずです。だからあんなことを言ってしまいました。今思い返しても赤面します。
「じゃ、じゃあ今ここで美味しいごはん作ってよ。」
幼い私が突然そう言い放ったものだから、男衆2人はきょとんとして、それから不意に吹き出した。
「ふはは、はは。お前が啖呵きる時と似ているじゃないか、さすが父子だな。」
「だろだろ。で、どうだ、作っていくか?久しぶりにお前のメシを食べてみたいんだが。」
そんなこんなでその日の昼食は彼の自信作のオムライスでした。子供っぽい、と思いながらももろ子供だった私はその匂いを前に我慢ができず、いただきます、の挨拶もそこそこにパクパクとたいらげていきました。すっかり綺麗になったお皿を前に私は一言、「美味しかった…。」
癪ですが確かにお父さんよりも美味しい気がします。しかしこれでは完敗。そこで幼い私は名案を思いつきました。未だ達成されていないそれは、私がお父さんの代わりに彼に料理の腕で勝つ、というものです。
その日から私の特訓は始まりました。毎朝早く起きてお母さんが朝ごはんを作るのを手伝いながら料理の手順を覚える。学校にいる間は夕食の献立を、栄養バランスに注意して考える。帰宅するとまずその献立を母に見せ、及第点が出たら実際に母の手伝いの元で作ってみる。このサイクルを繰り返しました。
彼のお店が開いてからは(この前の用件はこちらで宣伝する手伝いをしてほしいということでした)、週に1度、敵陣偵察と称してお昼ご飯を食べに行きました。因縁のオムライスだったり、カレーだったり、パスタだったりメニューは沢山あって、行くたびに私は真剣に厳選しました(目が輝いていたと彼は言うけれどそんなことはありません)。
勝とう勝とうと思っていたのは最初だけ、毎週胃袋を虜にされ、ウェイターのお姉さんの笑顔に心をほぐされ、いつしか私は喫茶店に憧れるようになっていました。もちろん料理の特訓は続けていたけれど。
そうして気付いたら小学校を卒業し、進学した中高一貫の女子校も卒業し(お嬢様学校でした)、大学生に進学していました。まだ就職活動には早いですが、私はこれを機に思い切って父の友人の喫茶店で週末働くことを決心しました。
その頃には料理の腕にも自信が出てきており、我が家の夕食は毎日私が作っていました。両親はいつも満面の笑みで夕食を食べてくれました。ひと口ひと口ゆっくりと味わうように噛み締めながら。美味しかったのでしょう。
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「今日から《シェリ・ランコントル》で働かせていただきます、鷹華です。よろしくお願いします。」
「いいよそんなにかしこまらなくて。こちらこそよろしく。ほら肩の力抜いて。」
「そうよ、もう10何年かこの店に通ってくれているじゃない、これまでと変わらずに接してね。」
「昨日までは常連さんだったのが今日から店員、人生って分からないものね。」
私の挨拶に3人がそれぞれ返してくれます。最初から、店長さん、奥さん、そして憧れの先輩ウェイターさんです。皆本当に優しい人なので、楽しく仕事ができそうです。
「さて、毎週来てくれていたから仕事内容はだいぶ分かっているかな?あとでちゃんと教えるけど。」
「はい、バッチリです。接客も料理も任せてください。」
ちょっと調子に乗っちゃったかな?でも自信があるのは本当。小1からの特訓の成果を見せて差し上げます。
「そうか、じゃあまだ時間もあるし簡単なものでいいから何か作ってみないか。」
「是非に!」
とは言ったものの何を作りましょう。喫茶店に合うものだとやはりサンドイッチかな。それもポテトサラダの。
素材の許可を貰って早速作業に取り掛かります。食べるのは3人だからジャガイモは3つ。皮をさっとむいてボウルに入れてスプーンでつぶして混ぜます。きゅうりとハムも少量混ぜてさらに押し広げるように混ぜ続けること約10分。作業は滞りなく終わったし、充分に愛情も混ぜたから美味しいポテトサラダであること間違いなし。
「ほう、慣れた手つきだね。伊達に特訓を積んだわけではないということか。」
「もちろんです。あとはパンに挟んで…はい、どうぞお召し上がりください。」
「「「いただきます。」」」
3人がサンドイッチへ手を伸ばして、そしてーーパクリ。
3人が3人とも一口食べて体を硬直させました。きっと美味しすぎて衝撃を受けたのでしょう。
そのまま無言の時間が過ぎてゆき、3人がパンを齧り飲み込む音がようやく収まりました。
「…それで、お味はどうでしょう。」
沈黙。
「もしかして…美味しくなかった…とか?」
返答がないとつい不安になってしまいます。
「うん…お、美味しいよ?」
「そうね、そうよね。愛情が感じられるわね。」
「ええ、これまで食べたことのないような味…だわ。」
期待していた反応とは少しばかり違ってちょっと拍子抜けしました。でも喜んでくれているはずです。
「でも、最初は接客かな。」
「そうね、いろいろ教えてあげてね。」
「はい、と言っても鷹華ちゃんはすでに知っていそうですが。」
「分かりました。ウェイター頑張らさせていただきます。」
ホントのことを言うと厨房に入りたかったので少し不服ですが、ウェイターも憧れなので問題ありません。
こうして喫茶店《シェリ・ランコントル》での仕事が私の日常に加わりました。といってもこれまでとそう変わらないですけど。
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今でも、月に1回くらい差し入れとして家で作ってみた料理を喫茶店の開店前に振舞います。だんだんレパートリーも増えてきました。
店長さんがたは、私が差し入れを持っていくと一瞬顔を強張らせてから、ぎこちない手つきで毎回残さずに食べてくれます。不安になる反応ですが、きっと心では喜んでくれているはずです。だって両親も「…美味しいよ…」といつも褒めてくれていますから。
ボソッと聞こえた店長さんの言葉はよく意味がわかりませんが。
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