19 / 52
2-5
しおりを挟む
ある日学校から馬車で帰ったらお父様が慌てて飛んできた。
「シェリー!王家から手紙来てるぞ!何かあるのか?」
「えっ?何もないですわよ」
「だが、現にここに…」
受け取って読んでみたらイリオス殿下からでした。
シェリー嬢
今度の休みだけど、王宮に来れるかい?
お茶一緒にをしないかい?
話したいことがあるんだ。
イリオス
王族の人達とは繋がらないよう気をつけてたのに私ったらなにしてるのかしら。
どうしよう
悩んでいたのに誘惑に負けて王宮に向かっている。
「やあ、良く来てくれたね。
制服でもとても綺麗だけど、普段のドレス姿だと全然違う、シェリー嬢はとても綺麗だね」
「あ、ありがとうございます」
「髪の色を変えきっちり団子にし、肌の色を暗めにし、ソバカス付けてグルグルのメガネの変装で来ると思った」
「………えっ?あっ、あの時の……気がついて?そんな頃もありましたわね。でもまさか、あの姿で学校には行けません」
「あぁ、そうだろうね。本当の姿はどんなだろう?と、子供ながらに思ったよ。入学式で僕は天使を見たと思った」
「天使を?」
「そう、シェリーと言う天使をね」
「ご冗談を」
「本当にそう思った。素のシェリーを見ていれば………まぁ、お茶を飲もう」
「お茶を飲んだら、王宮に飾ってある姿絵を見に行こう。そこは一般では入れないが、僕がいるからね。」
「はい、ありがとうございます」
「興味がほんとにあるんだね」
そして私はイリオス殿下と向かい、
ベルナルド王とキーガン王の姿絵を今、この目で見ている。
「シェリー!王家から手紙来てるぞ!何かあるのか?」
「えっ?何もないですわよ」
「だが、現にここに…」
受け取って読んでみたらイリオス殿下からでした。
シェリー嬢
今度の休みだけど、王宮に来れるかい?
お茶一緒にをしないかい?
話したいことがあるんだ。
イリオス
王族の人達とは繋がらないよう気をつけてたのに私ったらなにしてるのかしら。
どうしよう
悩んでいたのに誘惑に負けて王宮に向かっている。
「やあ、良く来てくれたね。
制服でもとても綺麗だけど、普段のドレス姿だと全然違う、シェリー嬢はとても綺麗だね」
「あ、ありがとうございます」
「髪の色を変えきっちり団子にし、肌の色を暗めにし、ソバカス付けてグルグルのメガネの変装で来ると思った」
「………えっ?あっ、あの時の……気がついて?そんな頃もありましたわね。でもまさか、あの姿で学校には行けません」
「あぁ、そうだろうね。本当の姿はどんなだろう?と、子供ながらに思ったよ。入学式で僕は天使を見たと思った」
「天使を?」
「そう、シェリーと言う天使をね」
「ご冗談を」
「本当にそう思った。素のシェリーを見ていれば………まぁ、お茶を飲もう」
「お茶を飲んだら、王宮に飾ってある姿絵を見に行こう。そこは一般では入れないが、僕がいるからね。」
「はい、ありがとうございます」
「興味がほんとにあるんだね」
そして私はイリオス殿下と向かい、
ベルナルド王とキーガン王の姿絵を今、この目で見ている。
0
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説
あの日、さようならと言って微笑んだ彼女を僕は一生忘れることはないだろう
まるまる⭐️
恋愛
僕に向かって微笑みながら「さようなら」と告げた彼女は、そのままゆっくりと自身の体重を後ろへと移動し、バルコニーから落ちていった‥
*****
僕と彼女は幼い頃からの婚約者だった。
僕は彼女がずっと、僕を支えるために努力してくれていたのを知っていたのに‥
リアンの白い雪
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
その日の朝、リアンは婚約者のフィンリーと言い合いをした。
いつもの日常の、些細な出来事。
仲直りしていつもの二人に戻れるはずだった。
だがその後、二人の関係は一変してしまう。
辺境の地の砦に立ち魔物の棲む森を見張り、魔物から人を守る兵士リアン。
記憶を失くし一人でいたところをリアンに助けられたフィンリー。
二人の未来は?
※全15話
※本作は私の頭のストレッチ第二弾のため感想欄は開けておりません。
(全話投稿完了後、開ける予定です)
※1/29 完結しました。
感想欄を開けさせていただきます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
いただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
※この作品は小説家になろうさんでも公開しています。
【完結】名ばかりの妻を押しつけられた公女は、人生のやり直しを求めます。2度目は絶対に飼殺し妃ルートの回避に全力をつくします。
yukiwa (旧PN 雪花)
恋愛
*タイトル変更しました。(旧題 黄金竜の花嫁~飼殺し妃は遡る~)
パウラ・ヘルムダールは、竜の血を継ぐ名門大公家の跡継ぎ公女。
この世を支配する黄金竜オーディに望まれて側室にされるが、その実態は正室の仕事を丸投げされてこなすだけの、名のみの妻だった。
しかもその名のみの妻、側室なのに選抜試験などと御大層なものがあって。生真面目パウラは手を抜くことを知らず、ついつい頑張ってなりたくもなかった側室に見事当選。
もう一人の側室候補エリーヌは、イケメン試験官と恋をしてさっさと選抜試験から引き揚げていた。
「やられた!」と後悔しても、後の祭り。仕方ないからパウラは丸投げされた仕事をこなし、こなして一生を終える。そしてご褒美にやり直しの転生を願った。
「二度と絶対、飼殺しの妃はごめんです」
そうして始まった2度目の人生、なんだか周りが騒がしい。
竜の血を継ぐ4人の青年(後に試験官になる)たちは、なぜだかみんなパウラに甘い。
後半、シリアス風味のハピエン。
3章からルート分岐します。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
表紙画像はwaifulabsで作成していただきました。
https://waifulabs.com/
[完]僕の前から、君が消えた
小葉石
恋愛
『あなたの残りの時間、全てください』
余命宣告を受けた僕に殊勝にもそんな事を言っていた彼女が突然消えた…それは事故で一瞬で終わってしまったと後から聞いた。
残りの人生彼女とはどう向き合おうかと、悩みに悩んでいた僕にとっては彼女が消えた事実さえ上手く処理出来ないでいる。
そんな彼女が、僕を迎えにくるなんて……
*ホラーではありません。現代が舞台ですが、ファンタジー色強めだと思います。
浮気をした王太子が、真実を見つけた後の十日間
田尾風香
恋愛
婚姻式の当日に出会った侍女を、俺は側に置いていた。浮気と言われても仕方がない。ズレてしまった何かを、どう戻していいかが分からない。声には出せず「助けてくれ」と願う日々。
そんな中、風邪を引いたことがきっかけで、俺は自分が掴むべき手を見つけた。その掴むべき手……王太子妃であり妻であるマルティエナに、謝罪をした俺に許す条件として突きつけられたのは「十日間、マルティエナの好きなものを贈ること」だった。
危害を加えられたので予定よりも早く婚約を白紙撤回できました
しゃーりん
恋愛
階段から突き落とされて、目が覚めるといろんな記憶を失っていたアンジェリーナ。
自分のことも誰のことも覚えていない。
王太子殿下の婚約者であったことも忘れ、結婚式は来年なのに殿下には恋人がいるという。
聞くところによると、婚約は白紙撤回が前提だった。
なぜアンジェリーナが危害を加えられたのかはわからないが、それにより予定よりも早く婚約を白紙撤回することになったというお話です。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
【完結】どうして殺されたのですか?貴方達の愛はもう要りません
たろ
恋愛
処刑されたエリーゼ。
何もしていないのに冤罪で……
死んだと思ったら6歳に戻った。
さっき処刑されたばかりなので、悔しさも怖さも痛さも残ったまま巻き戻った。
絶対に許さない!
今更わたしに優しくしても遅い!
恨みしかない、父親と殿下!
絶対に復讐してやる!
★設定はかなりゆるめです
★あまりシリアスではありません
★よくある話を書いてみたかったんです!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる